アーユルヴェーダを日常に取り入れて体質改善!おもてなしにもぴったり。今すぐできる簡単・温野菜レシピ4選。
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こんにちは。ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
女性には特に、健康のためにお野菜をもりもり食べている方も多いかと思います。
もちろん私もその一人で、普段の食卓はこのような感じです。
アーユルヴェーダでは消化力を「アグニ」と言います。
アーユルヴェーダでは消化力のことを「アグニ」と呼びます。
このアグニが正常に働けば、毒素はあまり身体に溜まりません。
すべての毒素は体外から入りますが、それを消化して燃やす働きをするのが胃腸です。
しかし、動物性食品や添加物ばかりで消化の悪い食生活をしていると、アーマ(未消化物)が蓄積します。
アーマが溜まれば腸内環境は乱れてしまいます。
そうなるとアグニの力が弱まって、毒素が身体に溜まるようになり、やがて病気や体の不調として表れるのです。
その点、野菜は消化がよく、腸内を整えてくれますし、身体への負担もわずかです。
お野菜を食べるときは蒸したり良質な油で炒めるなどして、温野菜でいただくことを特におすすめします。
生野菜は身体を冷やしやすいばかりではなく消化にもやや時間がかかります。
私も特にこの時期サラダはほとんど食べません。
果物も同様に冬はあまり生では食べないようにしています。
りんごやバナナをシナモン・カルダモン・ギーと一緒に「りんご煮」や「焼きバナナ」にしてして食べています。
これが簡単なのにかなり美味しいのでおすすめです。
身体のお悩み・不調別 アーユルヴェーダ「温野菜」レシピ4選
温野菜といっても、蒸してドレッシングを添えるなどワンパターンになりがちですよね。
そこで今回はアーユルヴェーダに基づいた、身体の不調や悩みに合わせたレシピをご紹介します。
1.肌や唇が荒れている人に。「もちもちマッシュポテト」
こちらは先日自宅で開いた、スタッフとの忘年会ランチで振舞って好評だったレシピです。
じゃがいもにはビタミンB、ビタミンC、ミネラル成分が豊富に含まれています。
特にビタミンCはみかんと同等なほど。
本来ならビタミンCは火や水に弱いものですが、じゃがいもはデンプンに守られているので熱に非常に強く、煮ても焼いても壊れにくいのです。
ですから加熱処理して食べてもビタミンCがたくさん摂取できます。
高血圧や動脈硬化、むくみ、痛風、糖尿病の予防にも最適。
満腹感も得られやすいので食べ過ぎ防止にもいいでしょう。
材料
・無農薬じゃがいも 4個・オーガニックの生クリーム (ヴィーガンの方はココナッツクリームなどで代用)2/3カップ
・塩
・胡椒
・グラスフェッドバター 大さじ1~2
作り方
1.ジャガイモを蒸してつぶす。私は高速ブレンダーで混ぜるのですが、そうするとジャガイモに粘りが出て、ムッチムチの食感になって大好評でした。
2.クリーム・塩・胡椒・バターを加えて混ぜる。
ポイント
とにかくいい材料を使うのがポイントです。我が家ではフランスから取り寄せたフレッシュ生クリーム、エシレの発酵バター、ナチュラルハーモニーの自然栽培のじゃがいもを使って作ります。
ちなみに赤ちゃんや炎症がある人には、ジャガイモの食べすぎはよくありません。
調理の際には水に浸して芽をとって下処理をしてくださいね。
2.カパやヴァータが乱れがちな人に。「大根の洋風マリネ」
こちらも忘年会ランチで好評だったレシピ。
煮物など和風に調理することが多い大根がちょっと洋風な一品になりますし、あっという間にできてしまうのでもう一皿欲しい時にも。
大根は火を通すと身体を温めてくれるので、寒い時期にぴったりです。
カパやヴァータが乱れたり、むくみや冷え、鼻水、咳、消化不良などの不調がある人にもおすすめの食材です。
材料
・無農薬の大根 1/4本・マスタード 大さじ1
・生はちみつ 小さじ1
・塩
・ブラックペッパー
作り方
1.大根を千切りにして蒸す。火を通しすぎるより、少し大根のシャキシャキ感が残るくらいが美味しいと思います。
2.大根の水分を切って、マスタード、はちみつ、塩、ブラックペッパーを加えて和える。
ポイント
我が家は手作りのマスタードを使っているのですが、そちらに酸味があるのでお酢を入れません。ですが普通のマスタードを使うならお酢を加えたほうが美味しいと思います。
またオリーブオイルを入れてももちろん美味しいです。
私は他のメニューとのバランスを見て「今日は油分が少ないな」と思ったらオイルを足して、他にお肉料理などがある日であればオイルは入れなかったりと調整しています。
3.生理前の食欲増加の人やお疲れ気味な人に。「ニンジンのマリネ」
アーユルヴェーダでは生理前症候群(PMS)はヴァータの乱れからと考えられています。
生理前には食欲の増進や嗜好の変化も見られがちです。
そういった時には消化の促進をし胃腸の働きを整えてくれるスパイスを組み合わせ、老廃物をしっかり排出させましょう。
生理前の食欲増加の人やお疲れ気味な人は、ぜひ作ってみてください。
材料
・無農薬ニンジン 1本・ディル(パセリやバジルでもok) 1束
・オーガニックオリーブオイル 大さじ3
・粒マスタード 小さじ3
・生はちみつ 小さじ3
・ブラックペッパー ひとつまみ
・シナモン 小さじ1
作り方
①にんじんを千切りして、茹で、または蒸します。②にんじんの水分をしっかり切ってボールに入れ、刻んだディルも入れます。
③残りの材料をすべて入れて絡めてできあがり。
4.スイーツがやめられない人に。かぼちゃとさつまいものホクホクベジ
甘い白砂糖のスイーツが大好きでやめられないあなた。
精製された白砂糖は腸内を汚し、便秘の原因となります。
食物繊維豊富で甘みのある野菜とデトックス効果のあるスパイスを食生活に取り入れて、便秘の解消を目指しましょう!
材料
・無農薬かぼちゃ 4分の1
・無農薬さつまいも 2分の1
・オーガニックギー 大さじ2
・塩 小さじ1
・ブラックペッパー ひとつまみ
・スパイスミックス 小さじ2
私は以下のスパイスを配合しています。
お好みでご自宅にあるものを組み合わせてみてください。
コリアンダー
カルダモン
シナモン
フェネグリーク
ターメリック
クミン
作り方
①カボチャとサツマイモを切ります。②熱した鍋または圧力鍋にギーを入れます。
③スパイスを入れ、香りを出します。
④カボチャとサツマイモを入れ、スパイスと絡めながら炒めます。
⑤2分の1ほど水を入れます。
⑥柔らかくなるまで蒸し煮をします。
アーユルヴェーダ温野菜料理で健康に
野菜は彩りもとてもきれいな食材です。また旬の野菜は栄養価がさらに高く、味もよいです。
その季節に取れる新鮮な野菜を効果的に食べましょう。
素材の旨味を十分に生かした料理は、お腹だけでなく心もより満たされますよ。
青森県で大切に育てられた自然栽培のにんじん。
奇跡のリンゴの木村秋則さんの指導で、にんじんを栽培しています。
写真は、時なし五寸と言う品種の人参。
スーパーで売られているような大きくて身が柔らかくて均一な色のにんじんではなく、適度にしまって、落ち着いたオレンジ色のにんじんです。
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