消化しやすく体に優しいピザを家で作ろう!|野菜を使った簡単アーユルヴェーダピザの作り方
ピザ。
健康には悪いと思っていながらも美味しくてついつい食べてしまいがちです。
他の具が見えないほどのたっぷりトロけるチーズや、
ジュワッとしみ出るお肉のハイカロリーなトッピング、
トマトソースがピッタリ合ったジューシーなサクモチ生地。
子供から大人まで大人気のピザですが、
胃もたれもしやすいですし、栄養バランスも乱れがちです。
まさに健康に悪いジャンクフードの一種ですね。
それでもピザは美味しいから好きだという方は、少なくないと思います。
今回は、胃もたれしづらく、かつ栄養バランスも良い
アーユルヴェーダ流ピザの作り方を紹介します。
これからは、ギルトフリーにピザを楽しみましょう!
アーユルヴェーダ流ピザとは
アーユルヴェーダ流ピザには、消化を優しくする工夫があります。
普通のピザほどの派手さはありませんが、適量をじっくり味わいたくなりようなピザです。
野菜との組み合わせバランス
野菜には、「栄養を与えるもの」と「排泄を促すもの」があります。
甘みが優勢な「栄養を与える」野菜と、
苦味/渋味が優勢の「排泄を促す」旬の野菜を6:4の割合で組み合わせてください。
これらの野菜を上質なオイルとスパイスで軽くソテーするだけで、美味しいピザの具になります。
ちなみに、トマト、にんにく、玉ねぎ、じゃがいも、ナスなどピザによく使われる野菜は、
ラジャス(激質)という質の食べ物として分類されるものが多いです。
刺激が強く、肉体やマインドを過度に興奮させてしまうので、
少量に留めておきたい食材です。
手作りピザ生地はチャパティをアレンジして作る
生地には、チャパティをアレンジしたものを使います。
チャパティとは、無発酵かつシンプルな材料で作れるインドの薄焼きパンです。
薄めの生地で、カロリーも抑えることが可能です。
オーガニックの全粒粉など、質の良いものを選んでください。
モチモチはしないけれど、噛むほど甘みが出てくる生地です。
手作りフレッシュチーズ、豆乳パニール
皆さんは、チーズの原材料を見たことがあるでしょうか?
実は、チーズには危険な添加物がたくさん使われています。
その上、加工過程が長く
食材が本来持つ自然な状態から離れてしまっています。
ここでシンプルな材料、工程で作ることができる
インドのパニールと呼ばれるフレッシュチーズの登場です。
軽くて、爽やかな味です。
通常のチーズと比べてカロリーも抑えることができます。
本来は牛乳を使って作りますが、今回はヴィーガン対応です。
材料は有機豆乳とレモンかライムの2つだけ。
ライムは体を冷まし、レモンは体を温めるので、
季節に応じてどちらを使うか決めましょう。
野菜パウダー入り、手作りペストソース
ニンニクとバジルを使ったペストソースが定番ですが、
ニンニクがなくても、バジルでなくても、
野菜パウダーが入っていてもいいのではないでしょうか。
今回使ったのは、人参パウダー。
手軽に野菜の栄養を摂取できるのは嬉しいですね。
他のパウダーを使ってみたり、
モリンガパウダーを入れてみたり、ということもしてみてもいいですね。
ペストソースに使うことで、にんにくや玉ねぎがなくても
コクも旨味も十分な満足感の高いソースが作れます。
アーユルヴェーダ流ピザの作り方
材料
<豆乳パニールチーズ>・有機豆乳 500cc
・有機ライム汁 (レモンでもOK) 75cc(有機豆乳の15%が目安)
<生地( 22x27cm 一枚分)>
・全粒粉 170g
・有機玄米粉 30g
・天日塩 ひとつまみ
・有機ギー(オリーブオイルでもOK) 大さじ1
・自然水 約100cc(目安)
<野菜のスパイスソテー>
・有機とうもろこし 1本
・有機ゴーヤ 半個
・有機ギー 大さじ1
・有機コリアンダーシード 小さじ1/2
・有機クミンパウダー 小さじ1/4
・天日塩 少々
<野菜パウダー入りペストソース>
・バジル、パクチー、パセリなどの有機フレッシュハーブ たっぷり2握り
・野菜パウダー 大さじ1
・有機レモン汁 小さじ2
・豆乳パニールチーズ 大さじ2
・有機生パンプキンシード 大さじ1
・天日塩 少々
・有機黒胡椒 少々
・有機アサフェティダ(ヒング) 少々 ✴︎省略可
・エキストラバージンオリーブオイル 大さじ4〜5
作り方
<豆乳パニールチーズ>1. 有機豆乳を弱火でゆっくりじっくり温める。沸騰直前(有機豆乳の表面がゆらゆらしてきたら)で火を止める。
2. ライム汁を少しずつ入れる。分離してきたら適量。
3. 15分以上寝かせてから、キメの細かいざるか、チーズクロスにあける。
(ご希望のチーズの硬さによってフライ返しなどで押したり、
チーズクロスで絞って成型してください。)
<生地( 22x27cm 一枚分)>
1. 水以外を合わせて、全体を馴染ませるようにサッと混ぜる。
2. 水を少しずつ加えながらひとまとまりにする。
3. 30分ほど、布巾をかけて寝かす。
4. オーブントレイの形に合うように生地を伸ばす。
5. 220度のオーブンで、7-8分下焼きしておく。
<野菜のスパイスソテー>
1. 野菜を食べやすいサイズに切っておく。
2. フライパンを中火に熱し、
オイルを温めたらコリアンダーシードと岩塩を入れ、
コリアンダーシードがじりじり語りかけてきたら、クミンパウダーを入れる。
香りが立ってきたら、とうもろこしとゴーヤを入れ、
オイルとスパイスをまとわせながら炒める。
オーブンでも加熱するので、
「まだ火が通りきっていないかな?」という程度軽く炒めればOKです。
野菜やオイル、スパイスは季節や体調などに合わせて自由に組み合わせてください。
<野菜パウダー入りペストソース>
全ての材料をフードプロセッサーにかけて攪拌する。
滑らかなソースになったら完成です。
ここまできたら、ほぼできたも同然です!
下焼きした生地に、ペストソースをたっぷり塗り、
野菜、豆乳パニールチーズを載せたら、
スプラウトやナッツなどの付け合わせを載せ、
お好みでオリーブオイルを全体に垂らしたら、
190度で10分ほど焼いて完成です。
豆乳パニールチーズは「野菜と一緒に炒める・カレーに入れる・チャパティに入れる」など様々な使い方ができますので、多めに作っておいて冷蔵庫で保存しても便利です。
2、3日で使い切るようにしてくださいね。
作業の順番を工夫して時短。
「作業がたくさんあって時間がかかりそう」と思った方も心配無用です。
一つ一つの作業はシンプルですし、
以下の順番でやれば、1時間もあれば出来てしまいます。
パニール(工程2まで)→生地(工程2まで)→
パニール(工程3以降)→野菜→ソース→生地(下焼きまで)
→具を載せ、焼く
一人ごはんの日には、小さめサイズで作っても♪
ジャンクフードで健康に悪いと言われるのも工夫次第で、
ヘルシー・ギルトフリーで食べることが可能です。
彩り良く視覚にも楽しいアーユルヴェーダ流ピザ、ぜひお試しくださいね。
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