それでもあなたは化学繊維を選びますか？衣類に潜む発がん性物質や、有害物質の問題点について。

あなたが洋服を選ぶ基準は何ですか？

色、デザイン、ブランド、流行、価格・・・いろいろあると思いますが、
素材を基準にする人って意外と少ないのではないでしょうか。

これからお話しする化学繊維に処理されている様々な有害物質の実態を知れば、
いかに素材が重要なのかおわかり頂けると思います。

皮膚炎などの原因になる化学物質まみれの衣服

繊維製品を作る過程では、様々な化学物質が使われています。

染色工程では、一部の「アゾ系染料」が皮膚の表面や肝臓で分解される際に、
発がん性物質を生成するとして、
既に厚生労働省では規制を始めています。

また、感作して皮膚アレルギーを起こすと言われる「クロム系染料」などは、
まだ十分な規制には至っていませんので注意が必要です。

抗菌・防臭加工では、
トリクロサン
第四アンモニウム
酸化亜鉛
銀ゼオライト
などの化学物質が使われ、
接触性皮膚炎の発症原因となっています。

防縮加工では、ポリウレタン樹脂や塩素化剤が使用されています。

ポリウレタン樹脂はその硬化剤として使用される「イソシアネート」という物質には強い毒性があります。


イソシアネートはアスファルト工事でも使用される有害物質で、発がん性があります。



防水加工では、ポリ塩化ビニルやシリコーンゴムが使用されています。
特にポリ塩化ビニルの原料である塩化ビニルは、
ＷＨＯの国際がん研究機関が発表している発がん性分類で最上位のランクに位置付けられており、
その有害性は十分に証明されていると言えるでしょう。
　

防虫加工では、ディルドリンやＤＴＴＢという薬品が使用されています。
特にディルドリンは毒性の強い農薬で、中枢神経障害や肝機能障害を引き起こすと言われています。

仕上げ工程では、製品の見栄えを良くしたり、手触りや風合いを出したりするためにホルマリン樹脂加工がおこなわれます。

気化すれば、言わずと知れた「ホルムアルデヒド」です。

その有害性は説明するまでもありません。

化学繊維は静電気の発生源
　　　　　たかが静電気と思わないで下さい。

　　　　　　

繊維製品の中で最も静電気が起きにくいのが「綿」や「麻」の天然繊維

だと言われています。

人間の皮膚に一番近いとされ、
プラスにもマイナスにも帯電しにくい性質を持っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
上の図は、左に行くほどマイナスに、右に行くほどプラスに帯電しやすい繊維を表しています。

静電気はマイナスとプラスの距離が遠いほど発生しやすいと言われています。

つまり、塩化ビニルとウールの重ね着をすると最も静電気が起きやすく、
反対に綿と麻の重ね着では静電気が起きにくいのです。


一般的に人体は伝導体と呼ばれ、電気を通す性質があります。

電気工事中に感電事故が起きる、雷に打たれて死亡するという話はよく聞きます。
一方、繊維製品は絶縁体と呼ばれ、それ自体には電気を通す性質はありません。

電気が流れにくいものが一旦帯電すると、その電気は動くことができません。
それが静電気とよばれる所以です。



人間の体に静電気が流れる仕組みはこうです。

マイナスに帯電している繊維と、プラスに帯電している繊維を擦り合わせることによって、
マイナスとプラスが引き寄せられ「バチッ」という電気の流れが発生して人間の体の中を駆け巡るのです。

この静電気が伝導体である人体に溜まって行くと様々な問題を引き起こします。

静電気が発生すると当然痛みを感じます。

たかが静電気、痛みさえ我慢すれば良いと思っている人も少なくありません。

静電気が体に及ぼす悪影響がたくさんある

皮膚炎の誘発

静電気はほこりに含まれる細菌やウィルスまで引き寄せてしまう性質を持っています。
アレルギー疾患の原因となり、接触性皮膚炎の誘発要因となります。

カルシウム不足

化学繊維を長年に亘って常用している人の血液を調べたところ
血液中のアルカリ度が上昇し、カルシウムが尿によって排出され、
カルシウム不足になったという報告があります。

カルシウム不足になると、イライラ、筋力の低下、疲れやすい、骨粗しょう症や骨折の原因にもなります。

血糖値の上昇

交感神経が刺激され、副腎皮質からアドレナリンの分泌が促進されて血糖値の上昇が誘発されます。
疲れやすくなり、糖尿病になりやすい体質となってしまいます。

頑固な肩こり・冷え

交感神経が刺激されることで、血管を収縮させ血流が悪くなります。
その結果、頑固な肩こりや年中冷えを感じるようになります。

ビタミンＣの減少

生体反応として静電気を減らそうとします。
その際に大量のビタミンＣが消費され、肌荒れや免疫力の低下などの症状を引き起こします。

自律神経失調症

静電気が帯電すると自律神経のバランスが崩れ、自律神経失調症の原因となります。
原因不明の頭痛、めまい、動悸、発汗などの身体症状やうつに似た神経症状が現れます。

天然繊維だから絶対に大丈夫だということはありません

天然繊維は元来、水分を含むと縮む性質があり、そのため防縮加工を施した製品も少なくありません。

天然繊維は洗濯をするとシワになりやすく、アイロンがけなど面倒な作業もつきまといます。
化学繊維はシワにもなりにくく、乾きやすいので楽です。
しかし、健康と引き換えにできるものではありません。

できるだけ加工をしていない「綿」や「麻」などの天然繊維の洋服を選びましょう！

理想はオーガニックコットンです。

オーガニックコットンと認証されるには、様々な厳しい条件が課されます。

原料である綿花を栽培する際に、
過去３年以上農薬や化学肥料などの化学物質を一切使っていない畑で栽培しなければならないこと。
当然、栽培中も一切の化学物質の使用は認められていません。

更に製品を作る工程でも、化学物質を使用した加工は一切行わないことや、
漂白することすら認められていません。

化学繊維は焼却する際に有毒ガスを発生させます。

自然界で分解されることは難しく、土に還ることも出来ません。
土に還えることができる唯一の繊維がオーガニックコットンなのです。
環境保全のため、
健康維持のために是非オーガニックコットンを愛用しましょう！

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ただの布ではなく、本当に女性のことを考え抜かれたオーガニックコットン100%布ナプキンです。

紙ナプキンは冷たい感じがしますが、
布ナプキンはつけていると温かくて安心感があります。



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可愛らしい水玉の柄には生成り色と茶色がありますが、染色したのではなく、きなり綿、茶綿を使用。

天然そのままの色をいかして生地の模様を織り上げています。

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