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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

1000円の化粧品が原価5円程度の場合も。普通は絶対知らない!流通業に携わる私だからわかる「小売販売店や商品の裏側から見えること」をお伝えします。

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普段何気なく店頭やネットで商品を購入しますが、
果たしてその裏側には一体どんなことがあるのでしょうか?


それを知ると

本物の商品を選ぶ目を養う。値段だけで商品選ぶと後から損する

ということが分かります。

これは果たしてどういう意味なのでしょうか。

今回はそんな小売販売店、商品の裏側をレポートします。


商品が作られてから店頭に並ぶまでこんなシステムになっていた!


まず皆さん「小売店」と聞くと何を浮かべるでしょうか。

今はもうめっきり数が少なくなっていますが、
近所の酒屋や商店を思い浮かべますか? 間違っていません。

しかしここで言う「小売店」とは、大きな「流通業」という枠組みの中でのお話です。

その中での小売店とは、スーパー、コンビニエンスストア、ホームセンター、ドラッグストア、ディスカウントストア、ネット通販業者などの総称で「販売店」のことを指しましょう。

その前にそもそも「流通業」と聞くと「引越屋?、運送会社?」と思い浮かべるかも知れませんが、
それも間違いではないのですが、ここでは違います。

「流通業」とは、世の中にある全ての商品は、「生産者(あるいはメーカ)、卸売業者(問屋)、販売店」から成り立っており、その全て一連のことを「流通業」と呼びます。

マーケティングの世界では、小売業のことを流通業とも言います。

この大前提を踏まえた上で今回は、この小売店、流通業界の裏側を「メーカー(生産者)の立場」からお伝えします。それが最後に述べますが、我々消費者にとってとても大事なことになるからです。

小売店が取り扱っている商品は、食品から雑貨、衣料品、果てや医薬品まで多岐にわたることはご存知と思います。
ただ、ここでその全てを述べるには紙面が限られているので止めたいと思います。

今回は「健康食品、サプリメント、化粧品」に絞って話をしたいと思います。


IN YOUをご覧いただく方は、元々意識の高い特に健康と美容に気を使っている方々だと思いますので、
恐らく一番関心ある分野だと思います。

見積もり画像

商品の原価って一体いくらなのか?!

例えば小売店からすると、健康食品、サプリメントに関しては、一般食品から比べると販売の数量は当然落ちるので、その分利益を要求されます。

大手小売店の場合、商品上代の50%の粗利を要求してきます。
そして小売店に商品を納めるには、卸売業者(問屋)を通すことになります。
大手メーカーでは直接小売店と取引するケースもありますが、大概は問屋を使うことになります。

メーカー(生産者)は問屋に商品を収めて、問屋が小売店の各店舗に商品をデリバリーする。そうお考え下さい。(厳密には色々複雑なことがありますがここでは割愛します。)

そしてこの卸売業者は、15%ぐらいの粗利は要求してきます。
これが基本的な流通業の流れになります。
仮に商品が小売店に取り扱い採用になったとして、ここからまだまだ費用がかかります。

例えば小売店に商品採用になったら「商品配下導入料5%」を要求されたり、各店舗を巡回してPOPを付けたり、販売促進業務したり、それも全て人員費用ともメーカーが負担します。

さらに問屋からも「センターフィ」という名の何だか良くわからない費用がかかります。
(物流センターを使用したらその分手数料をメーカーに要求してきます。
メーカーからするとすでに15%支払っているのですが。それとは別です。)
 
そしてもう一つ知って欲しい事があります。
仮に425円で問屋に納品しました。販売促進しました。(その販売促進するのもメーカーの仕事ですが。)半年経ちました。
残念ながら店舗で売れませんでした・・・とします。

そうすると問答無用で小売店や問屋は、メーカーに商品を返品してきます。
1000個販売しても1000個返品してくる可能性があるのです。

言い方悪いですが、売る・売れないは全てメーカー任せ。
でも、ここでもし売れなかった場合、メーカに返品して小売店はノーリスク。
挙げ句の果てには返品手数料などを要求してくるところまであります。

小売店のスタンスとしては、

「販売する場所を貸す。後はメーカーが売れ。」

という姿勢なのです。

それというのも、現在どの小売店に行っても店員はほとんどアルバイトが多く、品出しやレジ打ちなどの日々の作業で黙殺されて、

「仕入れた商品を責任持って販売する。メーカーの商品に対する思いを消費者に伝える。」

と言う販売店の基本的な認識が皆無なのが現状なのです。

小売価格の半分未満が原価?!

お金画像
ということは、

店頭小売価格1,000円の商品があったとしたら、小売店には500円で納品されて、問屋には425円で納品しないといけません。そこからメーカーはこの425円で、原材料費、製造費、人件費、販促費を賄わないといけません。

返品リスクも考えて原価計算しなければいけません。
と言う事は100円ぐらいで商品作らないとメーカーは企業として成り立たないということになります。


是非皆さん考えて見て下さい。
これでメーカーはまともな商品作れると思いますか?

大手メーカーのように大量生産すれば可能かも知れませんが、本当に拘っていいもの作って売りたいと言っても現状の「流通業」では中々難しいのです。

小売店のバイヤーは商品選定の際、

「今ブームなもの。あるいは利益率しか見てない。」

と言っても過言ではありません。
メーカーの思いや拘りなんて聞く耳持っていません。
まあ彼らも会社から数字を追求されているので仕方ないのでしょうが。

セール画像

「セール!特売!」にはこんなカラクリが!

さらに皆さんに知って欲しいことがあります。

例えば、普段1000円で販売されている商品が、黄色札や赤札で「特売」「月間特売」「売り出し」「セール」などの文字に踊って、普段より安く販売しているのを店頭で見かけると思います。

仮に800円で販売しているとしましょう。
恐らく多くの消費者の方は、「ああここの店舗は、企業努力して安く販売しているのだろう。」と思われると思います。しかしこれがまず全く違います。

200円安くした分は、小売店が負担しているのではなく、これもほとんどの場合、メーカーに負担させています。
また先日、コンビニエンスストア業界が、これまでの定価販売を止めて、一部商品をディスカウントして販売すると報道がありました。
これもコンビエンスストアが身を削っている訳ではなく、仕入れのメーカーを泣かせているだけなのです。

もっと言うと、消費税5%から8%に上がった時に消費者庁の通達で、
「小売店は、税率上がった分を仕入れ業者に負担させてはいけない。」とありました。

しかし全てとは言いませんが、とある小売店の場合、別な名目で増税分を仕入業者に負担させていた・・ということが実は横行していたのです。

このようなことは言い出すと枚挙に暇がありません。

「そんな横暴なことは拒否すれば良いのではないか。」と思われるかもしれませんが、拒否したが最後二度と小売店に出入りできません。
拒否出来るのは大手メーカーだけです。
大手メーカーは大手小売店とある意味対等なのです。
中小のメーカーとは扱いが違うのです。

良いものを作りたくても巨大資本がないとなかなか売れない

以上のように、メーカーとしては、本当にいいものを拘って作りたいと思っても現状の流通業のシステムでは、巨大資本がないと非常に厳しいということがお分かり頂けたと思います。

その大手企業にしても厳しい競争に駆られているので、莫大な広告宣伝費を投入しないといけません。

その広告宣伝費が原価に反映されます。
と言うことは、

「コスト優先で品質は二の次で商品を作らないとやっていけない。」

のが現状なのであります。

化粧品画像

1000円の化粧品が原価2円の場合も?!

化粧品の原価って!?


その証拠に例えば、超大手メーカーの「化粧品」。
特に化粧品メーカーはイメージ戦略がとても大事なので、莫大な広告宣伝費をかけます。

1社で年間数百億円になります。TV、雑誌、ネット広告などで超一流のモデルさんを使ってバンバン宣伝して、一体いくらかかるのか。

「化粧品業界では、一般の化粧品の原価率は0.2~0.5%ぐらいが定石です。」


と言うことは、店頭で1000円の化粧品があるとすると酷い場合、原価は2〜5円ということになります。

では一体あとの金額はなんなのでしょうか。


これまで述べてきた流通業のコストとあとは、ほとんど広告宣伝費になります。
果たしてこれで本当にいい商品が作れるのか?

皆さん是非考えてみて下さい。

一般食品は、通常小売店は20〜30%の粗利率。
問屋は10%ぐらいの粗利率になります。大量に売れますので、その分利益率は下がります。

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本当にいい商品を買うために・・

「値段だけで商品選んでると結局は損する」

pistachios-2221154_960_720のです。

メーカーは売れる商品を作って、小売店は売れる商品を販売しないと生きていけません。
ですから我々消費者が、商品を選ぶ目を養うことが、強いてはそれが小売店やメーカーを育てることにつながるのです。

皆さんには、商品を選ぶときに価格だけで選ぶのを止め、この、IN YOUのように、
本当に消費者の人たちに対して情報発信を行う姿勢のあるサイト等で情報を掴んで、本物の商品を選んで頂きたいと思います。
その積み重ねが、巡り巡って我々消費者にとって本当に良いものを購入することが出来る機会が広まることになるのです。 


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