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温故知新!2000年前から認められていた小豆、脅威のデトックス力とは?毎日続けたくなる今話題の小豆茶&簡単レシピ

    松橋佳奈子
    国際薬膳師/登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA) 自身の体調不良がきっかけで薬膳を学び、「まちづくり」から「食」の道へ。 「忙しい方にこそ、食べることを大切にしてほしい」という想いを胸に、2014年8月より「養生キッチン ふうど」として活動をスタート。 【 薬膳 × おばあちゃんの知恵 = 養生ごはん 】 ​ 「人間も自然の一部」「すべての食材に効能がある」という薬膳の考え方をベースに、身近な材料とシンプルな調理法でつくれる「養生ごはん」をお伝えしています。 2018年春に出産し、子育てに奮闘する傍らで食の活動を展開中。 【HP】http://kitchenfudo.wixsite.com/fudo 【FB】https://www.facebook.com/kitchenfudo

    お赤飯やあんこの原料として親しまれている「小豆」。
    IN YOU読者の方やマクロビオティックを実践している方にとっては、「小豆南瓜」や「酵素玄米」などの料理でもお馴染みの食材ですね。

    素朴な味と自然な甘さ。小さな粒に秘められた栄養価とデトックス力が女性には嬉しい小豆。
    今回は、小豆の歴史や効能とともに、今すぐ作りたくなる簡単・小豆レシピをお伝えします!

    古くから受け継がれてきた、小豆のパワーと食習慣

    小豆のデトックス力は、2000年前から認められていた!


    小豆が日本に伝わったのは今から約2000年前。
    原産は東アジア。
    世界最古の薬学書「神農本草経」によれば、当時の中国では小豆の煮汁を解毒剤として使っていたことが記されています。

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    古代中国では、小豆のような赤色は血や火を連想させる特別な色とされ、魔除けや厄除けとして使われてきました。

    陰陽五行では赤色には「南」「陽」と深く関係しています。

    中国の習慣が日本にも伝わり、「(一年のなかで最も陰気が多くなる)冬至の朝に小豆粥を食べると一年中風邪をひかない」という言い伝えが残っている地域もあります。

    1日と15日は「小豆ごはんの日」

    2年ほど前に私が主宰する料理教室で「小豆」を使った料理を紹介しようとして色々と調べていた時に、「旧暦では1日と15日に小豆ごはんや小豆粥を食べる習慣があった」という歴史を知りました。

    「1日」は月が膨らみ始める頃、「15日」は月が丸くなり満月を迎える頃のこと。
    月の満ち欠けを祝いながら小豆を食べて、栄養補給と体内の解毒をしていたそうです。

    小豆と玄米のおかゆ
    とても素敵な習慣だなと思い、それ以来、私も出来るだけ実践するようにしています。
    昔から続く食習慣に想いを馳せて。慌ただしい毎日のなかにあって、心身がほぐれていく時間です。

    美肌の女性が多い韓国でも、小豆は人気の食材

    中国や日本だけでなく、韓国でも小豆はよく食べられています。
    小豆を茹でて濾したものを入れるシンプルな「小豆粥(パッチュッ)」を始め、木の実や団子、スパイスの入った「甘い小豆粥(タンパッチュッ)」もあります。
    少し前から日本で話題になっている「小豆水」ですが、韓国でもダイエット中の女性を中心に人気があります。

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    上の写真は、昨年12月に韓国に行った時に食べた、市場にある食堂の小豆粥。
    大きな鍋でグラグラと長時間煮ているので、小豆と米が一体化した、何とも言えないやさしい甘さ。朝一番の身体にもすんなり入ってきました。

    この他、小豆や木の実などを使ったお餅や饅頭なども。
    韓国と言えば美肌の女性が多い国として有名ですが、実際に行ってみて小豆を使った料理が多いこともうなずけます。

    韓国料理にはキムチやチゲ鍋などの辛い料理が多い印象ですが、現地に行くと小豆粥などの甘味のあるやさしい料理も多く、もともと胃腸が丈夫ではない(私のような)体質の方にも心強いですね。

    小豆のパワーを最大限に生かすためのポイント

    小さな粒に秘められた、素晴らしい効能


    小豆は、利尿作用と解毒作用が強く、体内に溜まった余分な水分を排出することから、むくみ対策におすすめの食材です。

    また、小豆に豊富に含まれるビタミンB1は糖質の代謝に、ビタミンB2は脂質の代謝に役立ちます。

    つまり、小豆を上手く取り入れることで、糖質と脂質がきちんと代謝でき、太りにくい身体づくりにつながります。


    *(薬膳の考え方からみた)小豆*
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    科目:豆科
    性味:平、甘、酸
    帰経:心、小腸
    働き:1.利尿除湿(むくみ、胃もたれ、下痢)
       2.解毒排膿
    栄養成分:カルシウム、サポニン、他に糖質、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、鉄分、食物繊維
    *「薬膳素材辞典(辰巳洋編/源草社)」より引用
    *****


    「小豆+砂糖」はNG!おすすめの食べ合わせ

    小豆の素晴らしい効能を知ると、さっそく何か作って食べたくなりますね。

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    「じゃあ、まずお汁粉を作ろう!」と思った方は、ちょっと待ってください。
    一般的なレシピだと、お汁粉にはたくさんの量の砂糖を使います。
    食養生の考え方では、小豆に砂糖を加えると、小豆の効能が無くなってしまうとされています。

    例えば、むくみ対策に小豆を取り入れたいと思うなら、同じく水分代謝を助けてくれる「自然塩」と組み合わせるのがおすすめです。少量の塩で小豆を煮たものを作っておくと、ごはんに乗せたり、和え物やサラダに混ぜたりと重宝します。

    デトックス作用を期待するなら、食物繊維が豊富なゴボウなど根菜類と組み合わせてみるのもいいですね。

    これなら続けられる!小豆を使った簡単レシピ

    小豆に限らず、日々の食事に何かの食材を取り入れるには、お茶にするかごはんに炊き込むかのどちらかの方法が続けやすいと思っています。そこで、小豆を使ったお茶とごはんのレシピをご紹介します!

    【簡単レシピ1】小豆茶

    ペットボトルなどでも小豆茶がブームになっているようですが、簡単に手づくりできます。保温ポットを使うと煮出す時間が短縮でき、お豆の風味がしっかり感じらるので、忙しい方にもおすすめです。

    朝用意しておけば、オフィスに到着する頃には美味しい小豆茶がいただけます!

    それでは、材料です。

    用意するのは、

    小豆

    保温ボトルだけ。


    分量は、400cc位入る保温ボトルであれば、小豆大さじ2、水350㏄が目安です。
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    小豆をよく洗って、水と一緒に小鍋に入れて加熱します。
    沸騰したら弱火にして5分~10分位加熱したら、熱いうちに保温ボトルへ。
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    そのまますぐに飲むこともできますが、1~2時間ほど経つと小豆の風味が出てきます。
    最後には、保温ボトルのおかげで、小豆も柔らかくなっています。
    小豆の粒まで美味しく召し上がっていただけます。
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    *小豆(粒)をすぐに食べない場合には、少量の塩をまぶして、常備菜にするのもおすすめ。
    1回の調理で、お茶と常備菜の2つが作れていいですね!

    おすすめの小豆の選び方

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    小豆は自然栽培のものを選びましょう。

    おすすめなのはIN YOUでもお勧めしている丹波で作られている丹波大納言小豆。


    丹波大納言小豆は、その大きさと甘さ、食べ応えから 古くは幕府に献上され、老舗の和菓子店も使う高級豆です。
    こちらの丹波大納言小豆は、7年ほど自然栽培を続けてきた丹波の土地で自然のままに育てられています。

    最初の2年ほどは有機農業を取り入れていましたが、遺伝子組み換えの問題などに疑問を持ち完全自然栽培に転換。
    ありのままの自然が育ててくれ、太陽と大地の力をいっぱいに受けた 元気な小豆です。



    【簡単レシピ2】小豆と昆布のごはん

    小豆と昆布を炊き込んだごはんです。昆布は、薬膳ではむくみ解消の効果が期待できる食材です。材料の下準備をしておけば、後は炊飯器のスイッチを押すだけ!こちらも、とても簡単につくれます。

    用意するのは

    4~5人分の分量で小豆(大さじ3)
    昆布(5センチ角×3枚)
    お米(2合)
    酒(大さじ1)
    自然塩(ふたつまみ)です。


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    続いて、作り方です。


    1.小豆は水につけて半日~一晩おく。しっかり吸水したら、ザルにあげて水気を切る。
    2.お米は炊く30~1時間前に研いでおく。昆布は、キッチンバサミなどで5ミリ角に切る。
    3.炊飯器に、お米と2合分の水を入れて水加減を整え、他の材料も全て加えて、普通に炊く。


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    炊き込む時に塩を少し混ぜていますが、
    お好みで、器に盛ってから塩をひとつまみ加えると、素材の味がより引き立ちます。

    【アレンジしてみよう!】

    お茶やごはんが美味しいなぁと感じた方は、もうひと手間加えてアレンジしてみましょう。
    乾燥した小豆をフライパンに入れて、油はひかずに弱火で5~10分煎った「煎り小豆」を使うのもおすすめです。香ばしい風味が楽しめます。

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    自然食品のお店などでは、深煎りの小豆をパウダーにした「ヤンノー」というものも売られています。
    忙しい時には、こうしたパウダーを利用するのもおすすめ。
    パウダーに熱湯を加えるだけで、とても手軽に小豆茶が出来上がります。

    小豆をもっと食べたいという方のために…小豆の活用法(応用編)

    少し変わった小豆の食べ方をご紹介しますね。

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    小豆はカレーに入れても美味しくいただけます。


    こちらは、2年前の夏に料理教室で作ったナスと小豆のカレーです。
    北インドには「ダール・マッカニー(小豆カレー)」というベジタリアン向けの料理がありますが、
    そこからヒントを得て考えたレシピです。

    カレーに小豆を加えると、素朴な甘さと風味が加わります。
    いつものカレーに加えるとまた違った雰囲気になるので、ぜひ試してみてくださいね。

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    上の写真は、砂糖を使わないでつくった「あんこ」。

    「砂糖を加えると、小豆の効能が無くなってしまう」ということで、小豆に干し柿とさつまいもを加えてコトコト煮て自然な甘さを引き出しています。この餡をベースにして、和菓子を作ってもいいですね。

    小豆をいただく時の注意点は?

    副作用も知っておこう!


    身体にうれしいことがいっぱいの、小豆。
    お豆のパワーをまるごといただきたいので、ぜひ素材にもこだわりたいですね。
    自然食品のお店などで、無農薬など安心できるものを選ぶのがおすすめです。

    また、小豆に限ったことではありませんが、どんなに良いものであっても、食べ過ぎは禁物です。

    特に小豆は効能が強いので、小豆茶であれば一日につき5杯くらいまでにしましょう。
    身近なところでは「小豆茶を飲み始めたら、急にトイレが近くなった」という声もあるので、
    最初は少量から飲み始めて、様子を見ながら量を増やしていくようにしてください。

    小豆茶は、時間が経つとお豆の風味が落ちやすいため、数日分の作り置きはしないほうが良いです。
    面倒かもしれませんが、その日に飲み切る分を作るようにしましょう。

    今回は、私も大好きな小豆について、記事を書かせていただきました!
    美味しく楽しく食べて、今日も明日も皆さまが健やかでありますように。

    IN YOUMarketおすすめの商品を使ってみよう。


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      国際薬膳師/登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA) 自身の体調不良がきっかけで薬膳を学び、「まちづくり」から「食」の道へ。 「忙しい方にこそ、食べることを大切にしてほしい」という想いを胸に、2014年8月より「養生キッチン ふうど」として活動をスタート。 【 薬膳 × おばあちゃんの知恵 = 養生ごはん 】 ​ 「人間も自然の一部」「すべての食材に効能がある」という薬膳の考え方をベースに、身近な材料とシンプルな調理法でつくれる「養生ごはん」をお伝えしています。 2018年春に出産し、子育てに奮闘する傍らで食の活動を展開中。 【HP】http://kitchenfudo.wixsite.com/fudo 【FB】https://www.facebook.com/kitchenfudo

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