本場テキサス流!ベジチリコンカンの作り方。スーパーキノコたもぎたけを使って抗酸化物質を摂って元気と美肌をキープしよう!
みなさんは、夜ご飯や、お昼ご飯のレシピ、どうしていますか?
いつも似たり寄ったりになってしまう方もいらっしゃるのでは。
そんな時、私がよく作る、一押しのレシピをご紹介しましょう。
チリコンカンとは?
チリコンカンとは、挽肉と玉ねぎを炒め、トマト、チリパウダー、豆類の水煮を加え煮込んだもののことを指します。ライスやパン、トルティーヤと合わせて食べられることが多く米国では一般的な家庭料理として馴染みの深い料理です。
アメリカのテキサス発の名物料理
チリコンカンの歴史
チリコンカンはタコスの具材にも使われることからメキシコ料理と思われがちですが、実はアメリカのテキサス発祥の料理です。レシピの起源は諸説あり、はっきりとは分かっていません。
19世紀半ばメキシコから独立し、アメリカ合衆国に合併したテキサス州で考案された庶民から生まれたレシピだと言われており、
時代が下がると共にファーストフード店や一般の食堂でも提供されるようになりました。
出典:Nerdymamma.com
1835年、アメリカのサンアントニオで粉唐辛子やオレガノ、クミン、ガーリックパウダーなどをミックスしたメキシコ風スパイスミックス「チリパウダー」が発明されます。
しかし、当初はあまり売れ行きは良くありませんでした。
チリパウダーが全米に普及したのはその後の1930年代の世界恐慌や第二次世界大戦がきっかけだと言われており、
肉類が貴重だった当時、挽肉に豆類やトマトでボリューミーに仕立てたチリコンカンは家庭で非常に重宝されました。
更にその後アメリカ軍の配給品にも取り入れられたことから徐々に他国にも知られるようになり、イギリスなどのパブでランチメニューとしても提供されるようになりました。
ポリフェノールが黒豆の3倍!レッドキドニービーンズ。
チリコンカンで使用する豆類に特に決まりはありませんが、本場アメリカではレッドキドニービーンズを使用するのが一般的です。キドニービーンズ(金時豆、赤インゲン豆)にはビタミンB1、B2、B5、B6、葉酸などのビタミンや鉄、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、カリウム、亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。
出典:www.gloriousfoods.co.uk
その他、プロテインや食物繊維、モリブデン、抗酸化成分であるポリフェノールも豊富に含んでいることから老化予防、免疫力の改善、コレステロール抑制、メタボリックシンドローム予防などに効果があり豆類の中でも美容や健康に特化しています。
特に、抗酸化作用が高くシミやシワなどの予防に効果のあるポリフェノールは黒豆の3倍、腸内環境を整える食物繊維は大豆の1.7倍含まれています。
レッドキドニービーンズもとい金時豆ですが日本では甘煮にして食べることが多く、名脇役的な立ち位置。
これがアメリカだと主食となり、パンやトルティーヤと合わせて食べられています。
同じ食べ物でも国によって調理方法や立ち位置が全く異なるのも面白いですね。
ベジタリアンチリコンカンってどんな料理?
・小麦粉もお肉も使わないのでヘルシー
・材料はちょっと多いけど、レシピ自体はすごく簡単
・野菜とスパイスの力でお肉がなくても絶品!
・ダイエット中にもおすすめ
・キドニービーンズとタモギダケの抗酸化成分をダブルで摂れる
・パーティー料理でも大活躍
家庭でも簡単にできるベジチリコンカン
1960年代後半、ヒッピー・ムーブメントの影響で健康志向が広まりオーガニック・菜食主義者が急激に増加しました。当時米国でもこの影響は強く、肉を含まないベジタリアン・チリコンカン(ベジタリアンチリ)が菜食主義者の間で古くから食べられています。
今回はそんなベジタリアンチリコンカンを簡単にアレンジしたレシピをご紹介したいと思います。
ベジタリアンチリコンカンの作り方
材料
下準備
木綿豆腐は重しをのせて1時間程水切りしておきます。
にんにくはみじん切り、他の野菜類は1cm角に切ります。
作り方
1.フライパンにオリーブオイルを温め、みじん切りにしたにんにくを香りが出るまで炒めます。(中火)
タコスやトルティーヤを添えればちょっとしたパーティー料理としても最適です。
赤ワインが抜群に合います。
スーパーキノコたもぎたけを使って更に効率よく栄養を摂ろう
黄金のスーパーキノコとも呼ばれるタモギタケを乾燥させたのがドライ・タモギタケ。水で戻して乾燥シイタケや、生キノコのように使うこともできますが、煮込む段階ですぐに柔らかくなってくれるのでそのまま使うことが出来ます。
タモギタケは他のキノコに比べ、タンパク質・鉄分・ナトリウム・ビタミンB1・B2、抗酸化力の高いビタミンEが豊富に含まれています。
パリパリと手でも細かくできるくらい軽く、特に煮込み料理に使いやすいです。
また、キノコ本来の味や香りが強すぎないのでキノコが苦手な方でも取り入れやすいと思います。
ルーツを知ると料理がもっと楽しくなる
恥ずかしながら、つい最近までチリコンカンはメキシコ発祥の料理だと思っていました。実はアメリカ発祥の料理で、お肉が貴重だった時代に庶民の間で広まったレシピだったというのは個人的には驚きです。
何かを作りたいと思う際にレシピを調べると思いますが、その料理が広まるまでの過程や歴史も調べてみると面白い発見があったりします。
元々は手違いから生まれた料理だったり、アレンジされた料理が更にアレンジされて一つの料理として完成していたり、奥深い話もあれば、そんな話ある!?というものまで幅広いです。
また、知っているのと知らないのとでは料理を作る際の楽しさも違います。
あなたの好きなあの料理のルーツを調べて、家族や友人に話してみませんか?
共有することで新たな発見があるかもしれません。
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