高野豆腐とひじきで大満足のヴィーガンハンバーグの作り方。子供も大満足の定番メニューでたっぷり栄養を摂ろう
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
誰もが大好きな定番料理の「ハンバーグ」。
なんと今や、おふくろの味にも上位にランクインしているようです。
しかし、植物性素材だけで作るとなると、
なかなか大満足できるハンバーグを作るのは難しいですよね。
タネがまとまらない、焼くと崩れる、食感が悪い、
お腹にたまりすぎる、味がイマイチなど、
様々な問題が立ちはだかります。
私もベジタリアン仕様のハンバーグについては非常に試行錯誤を重ねており、
毎回少しずつレシピを変えて作ってきました。
このところようやく落ち着いたのが、今回お伝えする、
『高野豆腐をメインに使うハンバーグ』です。
(今後も進化するかもしれません)
つなぎには小麦粉やパン粉を使いませんので、グルテンフリーも実現!
使用する素材にもこだわって、
ひじきなど栄養をチョイ足しできる食材も加えながら、
ぜひ食べた時に笑顔になるヴィーガン・ハンバーグを作っていただきたいです。
我が家が高野豆腐をメインに使う理由
我が家でも、10年以上前はひき肉を使ってハンバーグを作っていました。
ところが、節約の必要に迫られて高野豆腐や木綿豆腐などを混ぜ始め、
家族に知られないように徐々にその比率を高め(まるで食品偽装のよう)
ついには「ひき肉ゼロにしてみよう!」となってしまったのが、
ヴィーガンハンバーグを追求する始まりでした。
豆腐ハンバーグは食べた気がしないとか、
雑穀ハンバーグは「ご飯をおかずにご飯を食べてるみたい」とか、
豆ハンバーグは食感が悪いとか、
家族からの厳しいダメ出しのもと、紆余曲折の日々が続き、
結局最後まで残ったのが高野豆腐だったのです。
こんなにある!高野豆腐のメリット
高野豆腐は豆腐を凍らせて水分を取り除いたものですが、
原料である大豆のおなじみの成分として、
・イソフラボン…骨粗鬆症、更年期障害の予防
・レシチン…記憶力向上、アルツハイマー・認知症・動脈硬化などの予防
・サポニン…コレステロール値の上昇を抑制、中性脂肪や血圧を低下
などが挙げられます。
アミノ酸・カルシウム・鉄・ビタミンKを始めとして、
豆腐の栄養が凝縮していますし、
じっくり時間をかけて作る工程の中で
レジスタントプロテイン(コレステロール調整・食後の中性脂肪上昇を抑制、
脂質吸収抑制の効果がある)が増加することも近年の研究でわかってきました。
また、入手が簡単で、食べごたえもあり長期間の保存も可能です。
同じお金を出すのであれば、素性のわからない肉よりも、
品質のよい高野豆腐を使う方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
使用する高野豆腐は質のよい物を!
安全性もさることながら、ハンバーグの完成度を左右するため、
使用する高野豆腐のクオリティにはこだわってほしいと思います。
現在はさまざまな高野豆腐商品がありますが、
製法や添加物には注意が必要です。
昔ながらの製法では、食感が「スポンジみたい」と言われて好まれなかったため、
戦後は「ソフト化」「水戻し時間の短縮」のため、アンモニアが添加されました。
しかし、臭いが気になるという理由で改良が重ねられ、重曹の使用を経て、
現在では「塩分の排出を助ける」という理由で炭酸カリウムが使用されています。
また、消泡剤の存在も気になります。
豆乳を煮沸する時には大量に泡が出ますが、それをを消すために、
油脂系の消泡剤やグリセリン脂肪酸エステル、シリコン樹脂などの消泡剤が
一般的に使われています。
煮沸時に出る泡は、温度ムラが出て豆が均一に煮えなくなることが問題になります。
昔ながらの小規模生産であれば、木灰などを使って泡を消し、
手間暇かけてじっくり丁寧に煮ることで煮ムラをなくすことができます。
ところが、大工場でさっさと大量生産し、安く大量に販売するためには、
化学薬品を使うほうが都合がよいのです。
しかし、差は歴然と品質に現れてくるものです。
化学薬品不使用で、手間暇かけて丁寧に作られた高野豆腐は、
変にフワフワしておらず、しっかりとした大豆の風味と食感があり、
食べごたえがあります。
チョイ足し材料にもこだわって!
小さな子どもが野菜や海藻が嫌いというのはよくある話ですね。
ところが「ある程度大きくなっても野菜や海藻が嫌いなまま」
というのが珍しいことではなくなっています。
我が家の娘の通う中学校では、どのクラスも給食の野菜を残す子どもが多く、
家庭科の授業では、
「お昼には、ハンバーガー、コンビニ弁当、家族の手作り弁当のうちどれを食べたいか」
と先生に質問され、生徒のほとんどがハンバーガーに手を挙げたそうです。
お弁当については「嫌いなおかずが入っているから嫌」といった意見が多々あり、
ハンバーガーについては「野菜、タンパク質、炭水化物と摂れて栄養バランスがいい」
という驚愕の意見を述べる生徒もいたようです。
小学生の息子は、自分の遠足のお弁当を他の子たちに見られて、
「お前んち野菜だらけだな。いっぱい肉食わないと栄養が偏るぞ」
と言われたそうです。
これは、私の住む地域だけの話でしょうか。
私は将来の日本に大きな危機感を抱いています。
こういうハンバーグのような人気メニューの中にも工夫を加えていくことは、
大切なことだと感じています。
今回はチョイ足し材料としてひじきを使用しています。
必須ミネラルや食物繊維も豊富に含むので、定期的に食べてほしい食材の1つです。
ひじきであれば何でも良いわけではなく、
必ず海がきれいな場所で、信頼できる漁師さんが採取し、
ミネラルが失われない方法で茹でられたものを選ぶようにしたいものです。
質の良いひじきは、煮物でもサラダでも本当においしく食べられます。
IN YOU Marketで扱っている長崎産ひじきは、
風味豊かでコシが強く、煮崩れしにくいのが特徴です。
信頼できる地元の漁師さんが採ったひじきの中でも上質なものを選りすぐっています。
それでは、
ひじきと高野豆腐を使ったヴィーガンハンバーグのレシピを
ご紹介したいと思います。
子どもも男性も大満足!
高野豆腐とひじきの
ヴィーガンハンバーグの作り方
- 長さ約8cmのハンバーグ
6個分
材料
・膨軟剤不使用の高野豆腐…6枚・無農薬しょうゆ…大さじ1
・水…300cc
・無農薬玉ねぎ…1個
・無農薬椎茸…大3個(小さめなら6個くらい)
・ひじき…乾燥状態で大さじ2~
・オリーブオイル…大1+適量
・自然塩…小さじ1
・無農薬にんにく…すりおろし1かけ分+極小みじん切り1かけ分
・有機ナツメグ…適量
・こしょう…適量・有機オートミール…大さじ6
・有機豆乳…大さじ5
・本葛粉(なければ有機片栗粉)…大さじ1【おすすめソース】
・無農薬ザクロジュース…大さじ2
・有機ウスターソース…大さじ4
→深いコクと味わいで、驚くほどの高級な味のソースになります!やみつき間違いなし。
作り方
1、ひじきは洗ってたっぷりの水で戻し、高野豆腐は『水300cc+しょうゆ大さじ1』を合わせた中に入れて戻しておきます。
オートミールは豆乳を入れてふやかしておきます。
2、玉ねぎ、椎茸をみじん切りにします。
3、2の玉ねぎをオリーブオイル適量を熱したフライパンで中火で炒めます。
4、3が薄く色づいてきたら2の椎茸を入れてさらによく炒めます。
カサが炒め始めの半量ほどになったら完了です。
5、1で戻した高野豆腐の半量をちぎってフードプロセッサーで細かくします。
残りの半量は包丁でみじん切りします。(食感の微妙な差を出すため)
上の写真は両方をミックスしたものです。粒の大きさがまばらになっています。
時短がよい方は全量フードプロセッサーにかけてください。
6、5のみじん切り高野豆腐に4の野菜を入れて手で混ぜます。
7、6に戻したひじきを入れて混ぜます。
8、7にふやかしたオートミールと葛粉、おろしにんにく、ごく細かく刻んだにんにく、
塩、ナツメグ、こしょうを入れてよく混ぜます。
9、8にオリーブオイル大さじ1を入れてなめらかになるまで混ぜます。
完成したタネは、手で軽く握るとしっかりとまとまります!
焼いた時に崩れる可能性はほぼないと思います。
10、9を成形して、オリーブオイル適量を入れて熱したフライパンで両面をこんがり焼き、
水を若干量回し入れてフタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにして完成です!
高野豆腐を味付けして戻すこと、野菜をしっかりと炒めること、塩やスパイス・にんにくでしっかり味をつけているところがポイントです。
肉を使わないヴィーガン仕様なので出来上がったタネの味見が可能です。
塩やスパイスの量を自分好みに調節してください!
ひじきの量もお好みで増減してください。(入れすぎると味が変わってしまいますので注意)
おいしく食べられるハンバーグです。
普段お肉のハンバーグを作っておられる方も、
たまにはこういうレシピも新鮮でよいかもしれません。
ぜひ一度お試しください。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Marketちょっとしたひと手間で栄養価UP!IN YOUおすすめの食材
おすすめの記事
甘い物がやめられない人は今すぐ試して!管理栄養士が教える、太らないヘルシースイーツの選び方&簡単レシピ【初心者の方向け】おすすめ簡単レシピ付き「ヴィーガン&マクロビオティック入門講座」 vol.1/ 「ヴィーガン」と「ベジタリアン」の違いは?
【デトックスレシピ】材料4つだけ。りんごの甘酒コンポートの作り方|「キレート効果」で有害ミネラルをぐんぐんデトックス!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう