好きな乾物を組み合わせるだけ。災害時にも便利な天然のミネラルサプリ、自家製「栄養ふりかけ」の作り方。
丈夫な子供を作るために、子供の心を健やかにするために、
「ミネラルのちょこちょこ足し」はとても大切なことだと思います。
今回は、私が3~4年前からずっと作り続けている、
すごく簡単な「栄養ふりかけ」の作り方を紹介します。
子供にはリクスが多すぎた。「玄米菜食」でミネラル不足に陥った我が家の体験談。
人間の体の材料は、水を除いた約60%が脂質、約40%がタンパク質でできており、残りの数%が微量元素、つまり、リンや鉄やカルシウムなどの「ミネラル」でできています。
だから、体を修復したり再生したりするには「タンパク質・脂質・ミネラル」が必要だということ。
それらをうまく回すために、ビタミン類が必要だということ。
体を構成するタンパク質と脂質とミネラルが足りなくなると、さまざまな不調が露呈していきます。
これは、我が家が一時期、玄米と野菜中心の食生活をしていた時に、気づいたことです。
玄米には強力なデトックス作用があります。
体の老廃物や重金属を体外に排出してクリーンにする効果は絶大なのですが、
それと同時に、体にとって大切な鉄分やカルシウムや亜鉛などの必須ミネラルも排出してしまうので、圧倒的なミネラル不足に陥りました。
しかも、ミネラルが排出されてしまうのに、動物性のものを意識して避けていたので、栄養は入ってこない。
つまり、知らず知らずのうちに「質的栄養不足」に陥っており、
隠れ貧血や亜鉛不足と言われる症状が多くみられるようになりました。
その当時の私たちに現れたミネラル不足の症状をざっと挙げてみると、
・子供が氷や冷たいものを欲しがる(鉄不足)
・爪に筋がある、反り返っている(鉄不足)
・背が伸び悩んでいる(全体的なミネラル・タンパク質不足)
・下まぶたの裏が薄ピンク色で、赤くない。(鉄不足)
・朝起きるのが辛い(鉄不足)
・5歳以上になっても乳歯が抜けない(全体的なミネラル不足)
・フェリチン値が20以下(鉄・タンパク質不足)
・自分の低体温。手足が冷たい(鉄・タンパク質・脂質不足)
・抜け毛が多い(全体的なミネラル不足)
・かかとが乾燥してひび割れる(タンパク質・脂質不足)
・ちょっとしたことでイライラしたり、気持ちが浮き沈む(全体的なミネラル・タンパク質不足)
・自分の体力がない、子供は歩きたがらない(鉄・タンパク質不足)
・甘いものへの依存、食べたいという欲求が強い。(鉄不足・タンパク質・脂質不足)
というように、まさに潜在的な栄養不足を示す兆候が出ました。
(ただし、これらはあくまでも私たち家族が体験したことですので、玄米菜食の方でも個々に様々な体質があると思います。)
さすがにこれは良くないと思い、食事をもとの「普通の食事」に戻し、
さらに動物性のタンパク質と脂質を積極的に摂るようにしたところ、
2ヶ月ぐらいで症状はすっかり改善し、
今ではわが家の子ども達の爪もすっかりつるつるキレイになりました(もちろん自分もです)。
子供たちはずっとシャンプー&ボディソープなしでお湯洗いだけなのに、
髪も肌もツヤツヤに戻りましたし、
私の抜け毛やかかとのカサカサもすっかり治りました。
そして何より子供たちの心が落ちついています。
私は甘いものへの執着がすっかりなくなり、イライラやカリカリもなくなりました。
そう、すべては栄養不足だったんですよね。
食事でこんなにも早く改善することができることに気づけて、ほんとうに良かったと思いました。
なぜミネラルが必要なの?なぜ現代人はミネラル不足に陥るの?
私たちの身体を構成する細胞は多種類のミネラルで構成されており、
代謝活動や免疫力の維持もミネラルがないと成り立ちません。
鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、リン、etc.
必須ミネラルは体内で作り出すことができない成分だからこそ、しっかりと補給してあげることが重要です。
外食や加工品の摂取が多い、
いつも同じものばかりを食べがち、
じゅうぶんな睡眠がとれず自律神経が乱れやすい、
環境汚染・化学物質・社会的ストレスに晒されることが多い、
子供ならお菓子やパンなど偏った食事をすることが多いなど、
これらの要因が体内のミネラルを多く消耗することは想像に欠けません。
特にベジタリアンの方は鉄・亜鉛・ビタミンB12不足を引き起こすケースが多いと言われるので、
少し意識してもいいのかなとも思います。
鉄はもちろん、血液を作る材料です。
そして亜鉛は体が成長するためのホルモンや免疫細胞を作り出したり、
自律神経を安定させたりするためには必要不可欠なミネラル。
子供の成長にも重要なミネラルです。
鉄・亜鉛が圧倒的に不足すると、慢性的な副腎疲労や気分の落ち込み、集中力の低下にもつながります。
自分がミネラル不足かどうかを知るのに一番分かりやすいのは、
髪・爪・肌の状態。
そして生活の質を知ることです。
・髪がパサつきがち。
・夕方になると肌がくすむ。
・爪にポツンと白い点ができる(亜鉛不足)。
・爪が割れやすい。(鉄・亜鉛不足)
・爪が横に波うったり、反りかえっている。(鉄不足)
・舌の味覚力が低下してる。(亜鉛不足)
・慢性披露や肩こり。
・寝つきが悪い。眠りが浅い。
・朝が起きられない。
・食事が変わると便秘になる。
・イライラしやすい、憂鬱、不安になりがち。
・冷え性、PMS(生理前症候群)がある。
これらの症状がある時は、少なからずミネラル不足に陥っている可能性がなきにしもあらず。
体は常にサインを出しているんですよね。
そういった暮らしの中では「食生活の補助」として、
ミネラルをちょこちょ補えるものをとり入れるのが効率的。
自分が楽しく、心地よくすごすためには、自分の栄養状態が多いに関係してくると私は思っています。
というわけで、そんな毎日の生活にちょこちょこプラスできる「栄養ふりかけ」。
手軽に揃えられる乾物を使って、あっという間に作れる手作りふりかけです。
このひとさじの中に
鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウムetc…
子供や女性に必要な栄養素がたっぷり詰まっている、
天然のマルチミネラルサプリメントです!
子供だけでなく、大人の方も、ぜひカバンに忍ばせて、いろんなところでミネラルのちょこちょこ足しをしてみてください。
質的栄養不足を解消することで、
きっと子供の体力、成長、落ち着き、集中力、いろんなことが安定していきますよ。
もちろん、お母さんの体も精神状態も。(体験談)
好きな乾物をミルにかけるだけ。
災害時にも便利な天然のミネラルサプリ
自家製「栄養ふりかけ」の作り方
材料
作り方
材料すべてをミルにかける。
湿気らないように瓶に入れて常温保存。
※乾燥野菜や野菜パウダーを入れても美味しいですよ。ケールパウダーや、人参の葉っぱを乾燥させたものや、かぼちゃフレークなど。お好きなものをプラスしてください。
※ひじきには有害な無機ヒ素が他の海藻よりかなり多く含まれるため、水戻ししてから2〜3回しっかり洗うことが鉄則なので、ひじきは乾燥のまま使うのはおすすめできません。
(乾燥わかめはそのまま食べられるようになっているので大丈夫。)
分量や塩加減などは、お子さんや自分の好みの味をみつけながらいろいろ楽しんでみてください。
その時、美味しいと思う味が、その時の体の栄養になっているはず。
地球の天気のように、人の体も毎日体調は違うはず。
美味しいと思うものも毎日違うはず。
その時必要としている栄養を体に聞いてみて、いろんな「ふりかけカスタマイズ」を楽しんでみてくださいね。
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