イライラしがちな人にオススメ。マクロビオティックで作る無農薬もち粟八宝粥の作り方
こんにちは。
皆さんは、何のために食べ物に気を付けていますか?
健康のため?美容のため?
子どもや家族のため?
今、現在、つらい症状をかかえているから?
この記事の著者である私には、
食を大切にする理由が明確にあります。
それは、「こころ」の安定のため。
自然食を始めて数年。
身体が健康になり、みるみる元気になる自分を観察すると、
明らかに以前とは違い、心が強くなったことを感じることよくあります。
食べ物は心をも変える、というと不思議に思う方もおられるかもしれません。
しかしながら、マクロビオテックや薬膳の世界では、
食べ物と心の健康は昔から紙一重。
例えば、キャベツや玉ねぎ、南瓜などの丸くてころころした野菜は血糖値を安定させ、
天然の精神安定剤のような効果があることは科学的にも証明されています。
今回はそんな心の安定をつくる、もち粟を使った心のお手当を紹介します。
食べ物が心を変えたポルトガルの囚人の話
食べ物が人を変えた例に、1970年代のポルトガルの刑務所で起こった、
ある有名なエピソードがあります。
終身刑となったギャング集団のリーダーが、
偶然、雑誌でマクロビオティックを知りました。
その後、何を思ったのか、突然「やってみたい」と言い始めます。
包丁の使用が禁止されていた囚人たちは、野菜を手でちぎり味噌汁を作ったといいます。
ある朝、いつものように看守が囚人を起こしてまわっていると、
囚人から、「おはよう」の一言。
以前の「うるさい」や「死ね」という言葉からの変化に看守は大変驚きました。
囚人たちは、その後も朗らかで勤勉。
模範囚のような生活をおくり、ついに仮釈放されました。
終身刑でなくなった彼らは、オーガニックの会社を経営したり、
料理の先生になったり。
食が心を養うという奇跡を起こしたのです。
なぜ心の不調にマクロビオテックが効く?
なぜマクロビオテックは心の安定に効果があるのでしょうか。
大きな理由は、その食事体系が血糖値を急上下させないものであるということ。
マクロビは白砂糖を使わず、
糖質は玄米や未精製穀物、豆やいも類から摂取します。
そのため血糖値が安定することで、心が穏やかになっていきます。
また、肉を好まないということも大きく関係しています。
肉を食べることで身体に熱がこもり、
反動で身体の熱を冷ます白砂糖を欲しやすくなります。
玄米菜食のマクロビオティックの食事体系は、
そもそもの甘いものへの欲求を生じさせにくいのです。
心の安定をつくる食事に大切なこと
心の安定と食事を考えるにあたって、
大切なことはなんでしょうか?
誤解しないでいただきたいのは、
お肉が悪いわけでも、砂糖が悪いわけでもないということです。
心と食を考えるにあたって、
大切なことは自分の身体の振り子の振れ幅を知ること。
血糖値が急上下し、心が不安定になっとき、
そこには大きく振れたという事実があるだけです。
その振れ幅に気付き、調整していくことが大切となります。
なんだか最近イライラしやすい、わけもなく不安になる。
そういときは、自分の食事と感情の変化しっかりと観察してみましょう。
自然の甘みで味付けしたり、低GIの食品を取り入れたりと、
おのずと対策が取れるようになります。
そうすることで、逆にお肉や甘いものを楽しむ余裕も生まれてくるはずです。
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> 商品の詳細はこちら心とお肌の強い味方、もち粟八宝粥とは?
八宝粥とは?
イライラや不安がおさまらないとき。
気持ちを安定させたいとき。
そんなときは、もち粟を使った八宝粥がおすすめです。
八宝粥とは中国や台湾で食べられている、
豆類や雑穀、ハスの実、なつめなどの漢方食材を煮込んだ甘いお粥のことを指します。
八宝とは旧暦12月の「8日」のこと。
お釈迦様が悟りを開いた日にちなんで名付けられました。
今回は心を安定させる「もち粟」を使って和風にアレンジしたものを紹介します。
もち粟とは?
もち粟とはイネ科エノコログサ属の多年草の穀物です。
歴史は古く、縄文時代の遺跡からも発掘されています。
粟おこしや粟麩、粟餅、粟ぜんざいなど、
各地で和菓子としても親しまれています。
馴染みのない方は同じ品種の「猫じゃらし」を思い浮かべてみてください。
ふわふわと可愛い見た目とは裏腹に生命力が高く、栄養が豊富に含まれています。
主な栄養要素は白米と比べ、次の通りとなっています。
・食物繊維約7倍
・パントテン酸2.7倍
・鉄分 5倍
・マグネシウム4倍
・ビタミンE5倍
食物繊維が白米の7倍と豊富に含まれており、
パントテン酸の含有率は、
玄米をも越え、穀物の中ではトップクラスとなっています。
もち粟八宝粥の効果
もち粟八宝粥を食べると、心が落ち着き、優しい気持ちになりますよ。
その秘密は豊富に含まれる食物繊維とパントテン酸。
・食物繊維が血糖値の急上下を防ぐ。
・パントテン酸が抗ストレスホルモン(コルチゾール)の合成に作用
食物繊維は胃から小腸への食べ物の移動時間を遅らせ、
消化吸収を緩やかにし、食後の血糖値の急上下を防ぎます。
また、インクレチンと呼ばれる消化管ホルモンの分泌を刺激します。
インクレチンはインスリンの分泌を促して血糖値を緩やかに下げるとともに、
脳の中枢神経に働きかけて食欲を抑える作用があります。
これにより、食後の甘いものへの欲求を抑えることもできます。
もち粟八宝粥は肌荒れにも効く?
昔から「お肌は内面を映す鏡」と言われています。
この記事の著者である私は、心の不調に加えて、
お肌の調子が悪い時にも、もち粟八宝粥を食べています。
もち粟には、鉄分、亜鉛、マグネシウム、たんぱく質、パントテン酸など、
お肌を強くする成分が豊富に含まれています。
敏感肌や皮膚が薄いなど、お肌に悩みがある方も是非試してみて下さい。
心が元気になるのと同時に、お肌にもちっとしハリが出るのを感じますよ。
無農薬もち粟八宝粥の作り方
材料
作り方
1.かぼちゃ、芋、甘栗、餅を一口サイズに切る。
2.もち粟は水洗いし、芋は軽く水につけアク抜きする。
3.お餅以外の材料を土鍋に入れ、塩を一つまみ加え、弱火で10~15分煮込む。
4.醤油をほんの少しと餅を入れてさらに5分間煮込む。
5.隠し味に白みそ小さじ1を加え5分程蒸らして完成。
すべての具材がそろわなくても大丈夫。まずは気軽に試すことから始めてみましょう。豆類の水煮は自分で作るのがベターですが、
市販のものを使うときは、必ず砂糖と添加物の入っていないものを選びましょう。朝ごはんに食べると、その日は1日、穏やかな気持ちが持続しますよ。
食べ物で心の健康を養おう!
毎日の食事はあなたの人柄や性格に大きな影響を与えています。
まずはいつもの食事を意識して、自分の感情を観察するところから始めましょう。
食べることは、心を強くします。
あなたの毎日が健康で快適に過ごせますように。
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