食べてみて驚いた!グルテンフリーなのにもっちもちふわっふわ。常識を覆す「アメリカ式 玄米粉で作るグルテンフリーパン」の作り方
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
数年前、アメリカではグルテンフリーがある種”ブーム”でしたが、
今では”当たり前”。
ほとんどのお店のメニューには、
”グルテンフリー”や”ベジタリアン””ヴィーガン”の表記がされています。
なので、スーパーマーケットにも”グルテンフリーコーナー”があります。
グルテンフリーって身体に良いの?
スーパーで売られているグルテンフリー商品。
お菓子からパンまで、かなり充実していますが、
でもよくよく原材料を見ると添加物が入っていて……
グルテンフリー=健康!
というイメージを逆手に取っているのがよくわかります。
怖いですね。
グルテンフリーだからといって、
健康にいい、安全だ、ということではないのだと思い知ります。
日本もそうですよね。
大手企業がグルテンフリーマーケットに参入してきたのはいいものの、
ふたを開けると「添加物まみれ」。
こんなことは海外でも、国内でも珍しくない実情です。
グルテンフリー商品は本当に美味しいのだろうか?
ところで、グルテンに反応しているパン好きの友達曰く、
「市販のグルテンフリーのパンは美味しくない!」とのこと。
「美味しくなくても慣れるし、仕方ないよ、アレルギーがあるんだから」
という人もいますが、
いやいやいやいやいや!
どうせなら美味しいもの、食べたいですよね。
ということで、
グルテンに反応しているアメリカンママさん達が考え出した、
日本でも手に入る材料で作れるグルテンフリーパンレシピを紹介したいと思います。
タピオカ粉とキサンタンガムは必須
いくつかレシピを読んでいたら、
どうしても「これだけは絶対に必要!」な原材料がありました。
それが
タピオカ粉(Tapioca Flour)
キサンタンガム(Xanthan Gum)
の二つです。
タピオカ粉は、タイ料理などで有名なデザート「タピオカ」を作る粉だから、
結構なじみがあるかもしれませんが、
キサンタンガムってなあに?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
キサンタンガムとは?
ウィキペディアによると、
トウモロコシなどの澱粉を細菌のXanthomonas campestris により発酵させて作られるものだそうです。
アメリカでは1968年にFDA(食品医療局)が安全な添加物を認定をし、
それから広範囲にいろいろな物に使われています。
ただしとうもろこしは遺伝子組み換えのものは不安ですので、
もちろんオーガニックのものを入手してください。
日本語での表記は「増粘多糖類」。
お水を入れると粘りがでてくるので、
あんかけのトロミやドレッシングなどに使われているとのことです。
どうしてそんなものを使うの?
グルテンといえば「粘り」。
そう、物質と物質をつなげる、
つまり「べたっ」としたものですよね。
それがあるから普通のパンはもちもちしていて美味しいわけです。
でもそのグルテンを取り除いてしまうと……ぼそぼそ、ですよね。
私も何度かグルテンフリーをしようとして、
アメリカのお菓子のレシピを調べても”ほにゃにゃらスターチ”が数種類入っていて、
それを集めるのが面倒臭いなあ、と思っていたために、
日本の料理本のグルテンフリーで米粉を使っているレシピを何度か試したのですが……
美味しいけれど、ちょっとぼそぼそ
な感じが正直否めませんでした。
なので今回、その面倒臭い”ほにゃにゃらスターチ”をいくつか購入して作ってみたのですが、
これがもう、もっちもちのふわふわで、
とてもグルテンフリーパンとは思えませんでした。
一緒にいた息子の友達たちも「美味しい!」との太鼓判をいただきました!
ではでは、さっそくやってみましょう。グルテンフリー粉レシピ
まず最初にこれさえあれば無敵!な”グルテンフリー粉”を作ります。つまり、小麦粉にあたるもの。
コレさえあれば、ホットケーキもパウンドケーキだってピザ生地だって作れちゃいます。
(今回、グルテンフリー粉を作るために購入した粉たちです)
●無農薬米粉 500グラム
●有機ポテトスターチ(片栗粉) 165グラム
●本葛粉 45グラム
●有機タピオカ粉 80グラム
●オーガニックキサンタンガム 小さじ2
上記の粉をジップロックバッグなどに入れて混ぜます。
※アメリカ人ってかなり面倒くさがり屋なので、
カップやお匙で計算します。
そして面倒くさいことに1カップが200mlではなく250mlなのです。
それをグラムで計算したためにちょっと微妙な重さになっていますが、
ご了承くださいませ。
この中で購入が難しいのは、タピオカ粉とキサンタンガムかと思いますが、
日本でもオンラインで購入できます。
くず粉は日本人にとっては当たり前の食材ですので、簡単に購入できるかと思います。
さあ、それではいよいよパンを作ってみましょう。
食べてみて驚いた!
グルテンフリーなのにもちふわ。
常識を覆す玄米粉のグルテンフリーパンの作り方
材料
作り方
2、大きなボウルに、グルテンフリーミックス粉と天然塩を入れて軽く混ぜます。
3、そこに1を入れてよく混ぜます。
4、3に溶かしたバターを入れてさらに混ぜます。しっとりするくらいまで。
6、180度に温めたオーブンに入れて40分から50分、焼きます。
乳製品にアレルギーがある場合、
それぞれの材料をココナッツオイル、アーモンドオイルなどに変更して下さい。
バターもオリーブオイル、グレープシードオイル、アボカドオイル、ココナッツオイルなどに変更可能です。
今回はギーを使用しましたのですが、オリーブオイルを始めとした液体の油を使用した場合、
同じ量で良いのか申し訳ありませんがわかりません。
ご自身で「これだ!」と思う量を見つけていただけたらと思います。
※お手持ちのオーブンによっては1時間近くかかる場合もあります。今回作った時は1時間ほどかかりました。
※ホームベーカリーでも作れました、と参考にしたウェブサイトには載っていましたが、わたしは作っていないのでうまく出来ない場合もあると考えられますので、その点はご了承くださいませ。
試食してみたら
アメリカで生まれ育っているせいなのか、
ハーフの息子はパンが大好き。
一時期朝早く起きて粉をこねて焼きたてパンを作ってきました。
なので今回のグルテンフリーパン生地が、
やたら水っぽいというのか、手にくっついて、
「こんなんで本当にパンになるの?」と焼き上がるまで不安で仕方がありませんでした。
でもちゃんと発酵して、
1時間近くかかったけれど出来上がったものを食べてみたら……
くどいですが
「おーいしー!」
の一言でしたよ。※今回は、友達の子供たちも一緒に、ということで
一気に食べきってしまいましたが、
保存する場合は、いったん冷ましてからジップロックバッグなどに入れて、
とのことです。
どちらにしても、保存料など入っていないので、
作った翌日までに食べることをお勧めします。
餅米粉を使って
なかなかポテトスターチや葛粉の購入が難しい、他のもので代替えできないのか、ということを考えて探したのが、
餅米粉を使って「グルテンフリー粉」を作っている人を見つけました。
●無農薬玄米粉 680グラム
●無農薬米粉 680グラム
●無農薬餅米粉 680グラム
●無農薬タピオカ粉 567グラム
●オーガニックキサンタンガム 大さじ 2と1/2
これを大きなボウルなどに入れて混ぜるだけ。
こちらでもやっぱりタピオカ粉とキサンタンガムはマストアイテムになっていますね。
※こちらの方は、アメリカで売っている袋まるまる一つを使って……
だったので、またまた微妙なグラムになっています。
※この粉を使ってパンを作る場合は、上記の量と同じですが、
お砂糖の代わりにハチミツを同量分入れています。
グルテンフリーって、本当に健康なんですか?
グルテンは身体に良くない!
という風潮がアメリカにはあり、
特にアレルギーもないのにグルテンフリー製品を購入している人達が多いのですが、
実はタピオカ粉を始めとして、
使われている材料は相対的にカロリーが高かったりします。
グルテンフリーをして痩せた、という報道がありますが、
アメリカ人と日本人の食生活を考えると、
圧倒的にアメリカ人の方が「高カロリー」なものを日頃から摂っています。
ピザ、パスタ、ハンバーガーなど、
週にどのくらい食べますか?と質問したいくらいに。苦笑
ここにパン、マフィンなドーナツなどを含めた甘いもの。
これらを週に半分に減らすだけでもどれだけ体重が落ちることか。
ですので、グルテンフリーなど、
ヘルシーなものを食べようと気をつけるだけでも痩せるのは普通なことなのです。
日本人は普段からハンバーガーではなく、
和食でヘルシーなものを食べているので、
グルテンフリーにしたところで痩せることはあまりないかもしれません。
とはいえ、日本の市販のパンには驚くほどに添加物が入っているし、
グルテンフリーに興味があるのであれば、
ぜひ試して欲しいレシピです。
グルテンフリーレシピを探していた方は、ぜひ試してみては。
もっちもちで、驚きますよ。
IN YOU Marketの食材で
とっておきのグルテンフリーパンを作ろう!
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