不安定な天気に負けないアーユルヴェーダ的食事法。かぼちゃとバジルの炊き込みご飯と、時短キッチャリーのレシピ
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相次ぐ台風の影響などで、不安な日々を過ごしている方も
少なくないのはないでしょうか。
お客様との会話の中でも「恐い」「心配」という言葉がたくさん聞かれます。
また、薄いセーターを着始めたかと思ったら、
半袖の温度に逆戻りしたり、気温差も激しいですね。
今回は、そんな不安定な天気の中でも、
心地よく元気に過ごすために取り入れたい
食事法や生活習慣を紹介します。
ポイントは、
「ヴァータを増大させることを減らし、ヴァータを鎮めることを増やすこと」
詳しくはこれから掘り下げていきますが、
温かくて、水分多めで、程よく油分を取れるような調理法を採用し、
甘味、塩味、酸味を少し多めに摂ると良いでしょう。
かぼちゃとバジルの炊き込みご飯と、時短キッチャリーのレシピも
ぜひ試してみてくださいね。
似たものは似たものを引き寄せ、
相反するものはバランスをもたらす
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/Like-Attracts-Like-Opposite-brings-balance-2-450x303.png)
台風や気温の変動は、「風」と「空」、すなわちヴァータのエネルギーです。
特性としては、
乾燥する、軽い、不安定、変動する、冷たい
などがあります。
豪風が吹き荒れる台風ですから、イメージしやすいですね。
シンプルだけれど極めてパワフルな、
アーユルヴェーダのバランスの基本原則に当てはめて考えてみます。
「似たものは似たものを引き寄せ、
相反するものはバランスをもたらす」
つまり、台風や気温差が激しい時に、何もしないでいると
ヴァータがあっという間に増大します。
結果、不安になったり、脳が休まらない、ストレスに弱くなる
注意散漫になる、手足が冷える、関節が鳴る、痛みが出る、
肌が乾燥する、便秘になる、眠りが浅い、気まぐれになる
などの症状が出ることがあります。
増大したヴァータを鎮める方法は
「ヴァータを増大させることを減らし、ヴァータを鎮めることを増やすこと」
相反する質のものこそ、バランスの鍵です。
知らず知らずのうちにバランスを悪化させる
ことをしていませんか?
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ヴァータが乱れている時に限って
それを助長させることをしたくなってしまいがち。
けれど、自分の置かれた環境を、「質」的に理解する
ことができると、たとえ外的環境が不安定でも、
安定感を持って過ごせるようになっていきます。
バランスの取れた状態に向かう食生活や生活習慣を
意識的にチョイスできるようになっていくからです。
積極的に増やしたい「質」は
潤い、重い、グラウンディング、規則的、温かい
(乾燥する、軽い、不安定、変動する、冷たいの逆)
です。
ヴァータを整える食事
温かくて、水分多めで、程よく油分を取れるような調理法を採用しましょう。
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例えば、朝ごはんに冷たい果物や、冷たいヨーグルトに乾燥したグラノーラを食べていたのであれば、
ルイボスティーオートミール(こちら)のように温かくて柔らかいものを。
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ランチのサラダとパンは、穀物温サラダ(こちら)に変えてみては。
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夕飯にオーブンで焼いた野菜やパスタを食べていたのであれば、
スチームした野菜や、炒め煮(こちら)にした野菜、柔らかめに炊いた穀物やスープ、
もしくは キッチャリー(こちら)がオススメ。
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寝る前には熟睡へと誘うホットミルク(こちら)でほっこりしてくださいね。
ヴァータ鎮静 かぼちゃとバジルの炊き込みご飯と、
時短キッチャリーの作り方
甘味、塩味、酸味を少し多めに摂るように心がけてみましょう。
かぼちゃやお米には甘味が、海藻には塩味が、
ショウガやクミン、バジルは
温めてくれるスパイス&ハーブたちです。
かぼちゃとバジルの炊き込みご飯
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材料(2人分)
・農薬不使用の海藻雑穀ごはん 50g
・農薬不使用の白米 1合
・農薬不使用のかぼちゃ(一口サイズに切る) 200g程度
A
・農薬不使用のギー 大さじ1 お好みの良質なオイルで代用可
・農薬不使用のクミンシード 小さじ1
・農薬不使用のクミンパウダー 小さじ1/2
・岩塩 適量
・農薬不使用のショウガのすりおろし 小さじ2
・農薬不使用のフレッシュバジル(刻む) ひとつかみ程度
作り方
【下準備】海藻雑穀ごはんと白米を、最低4時間以上(一晩)浸水させておく。
通常よりも多め(1.3倍程度)の水を使います。
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1. フライパンにオイルを温め、Aを入れ、
シュワシュワと語りかけてきて、香りが立つまで中火で加熱する。
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2. かぼちゃを入れ、オイルとスパイスをまとわせるように
全体を混ぜたら、少量の水を入れ、炒め煮にする。
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お米と一緒に炊くのでほんの2、3分程度でOKです。
3. 2と雑穀ミックスx白米を合わせ、いつも通り炊く。
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4.炊き上がったら、刻んだバジルを混ぜて完成。
この日はお弁当に入れました!
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炊き込みご飯を時短キッチャリーに変身
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基本のアーユルヴェーダのご飯は、穀物、豆類、野菜で構成されています。
ようはキッチャリーの中身と基本的には一緒なんです。
時間がない夜や、一人ごはんに私がよくやるのが、
お昼用に作ったもの(アーユル弁当)を全部合わせて
ワンボウルにしていただく方法です。
バラバラに作ったものを、一つの鍋に合わせて、お水を足して
雑炊っぽく煮込んだら、消化に優しくなり、夕飯にいただくのにぴったりです。
「体内に入った時にどんな味になるのか?調和のとれた味になっているかどうか?」
食べ合わせを考えるきっかけにもなります。
アボカドや自家製カシュークリームを添えれば、
味にも変化があって飽きませんよ。
電子レンジがなくても温かく食べられるので、重宝しているアレンジ法です。
ヴァータを鎮めるライフスタイル、生活習慣
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最後に、ヴァータを鎮める生活習慣についても少し触れておきます。
・きちんと休む。
・リラックスする時間を持つ。
・瞑想やゆったりとしたヨガを行う。
・オイルマッサージをする。
・暖かくする。
・定期的に水分補給をする。
・決まった時間に食事をする。(食事を抜かない)
・決まった時間に起床、就寝する。
こういったことを積極的に行えると理想的です。
ヴァータのケアをしっかりしてあげながら、
過ごしてみてくださいね。
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ご飯がご馳走に!日々の栄養のバランスを整えるために農薬や化学肥料を使わずに栽培した雑穀ミックス
![IMG_2765](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/IMG_2765-2-450x300.jpg)
スコットランドの清涼な水と潮風を受け、農薬を使わずに育てられた大麦。
約120haという広大な畑では、
2kmに及ぶ手付かずの海岸線からの潮風をたっぷりと受けてミネラルが入るから、
余計な肥料などがなくても生命力豊かな大麦が育ちます。
このスコットランドで作られた大麦に、
北海道の自社農苑でつくったもち米をはじめとして、
世界の農薬を使わない雑穀や海藻、
豆などを9種類ブレンドした雑穀ご飯はそれだけでご馳走。
東アジアでは、穀物のエッセンスを「精」と言い、
特定の臓器を助けて体の調和を保つように働くものだと
理解されてきました。
例えば大麦は体を温め、胃の活動を助け、
緑豆は体を引き締め、肝臓の活動を助け、
きびは体を緩め、腎臓の活動を助けるものだとされています。
特定の食べ物の影響が強く働かないよう、
複数の素材を調合して使うように工夫することは大切です。
ご飯がオカズ、精力の源、この雑穀入りご飯をメインに食べれば
それだけで幸せです。
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