インフルエンザ・風邪から一刻も早く回復する方法とは。熱で消耗した体を戻すには本能の要求に沿った物を「食べつかせる」事が大切でした!定番の病人食にとらわれないインフルエンザ食事レシピ例。
今年もインフルエンザが猛威をふるっていますね。
例年と違うのはA型・B型ともに流行している点で、感染者数は過去最高となっているそうです。
近く「ゾフルーザ」という新薬が発売されることも話題になっています。
しかし、インフルエンザも風邪の一種と考えればさほど脅威ではなく、ワクチンも薬も必要性が薄いという事はこれまでInYouでも数多くお伝えしてきました。
これまでの記事のおさらい
★インフルエンザにかかる人とかからない人は何が違うのか?私がワクチンを選択しなかったワケ。体の自然な働きを邪魔している意外な行為とは?
https://macrobiotic-daisuki.jp/influenza-2-99338.html
★日本は全世界の75%のタミフルを消費する国!薬剤師になって初めてわかった現代医療の実態。
https://macrobiotic-daisuki.jp/nihon-gendaiiryou-mondai-19510.html
予防していたのにインフルエンザにかかった!解熱した!…その後のケアはどうしていますか?
どんなにインフルエンザを予防していたつもりでも、かかってしまうことは珍しくありません。
集団生活の園や学校で大流行して子供がかかり、その後家族みんなが感染したという事もよくあります。
我が家でも、子供たちの通う小学校で毎週どこかのクラスが学級閉鎖になっており、やはり1人がもらってきて5人の子供のうち上4人が感染しました。
しかし薬に頼らずとも、家にあるものでインフルエンザウイルス抑制の効果が期待できるものは多くあります。
日頃の食生活によって免疫力を高め、もしかかっても医療機関に頼らない対処法を確立していれば、短期間で回復することは可能です。
我が家では梅(梅干し、梅酢、梅肉エキスなど)を使って症状を和らげることが多いですが、IN YOU でも多く取り上げられています。
★極陰性の化学物質に囲まれて過ごす現代人の救世主!梅干しの黒焼きの驚くべき効能とカンタン作り方。
https://macrobiotic-daisuki.jp/umebosinokuroyaki-59150.html
★アナタを守る食の知恵、梅肉エキスが美味しいのにすごい。
https://macrobiotic-daisuki.jp/bainikuekisu-10087.html
強力な抗酸化作用のある食材は梅以外にもありますし、サプリメントをうまく使用する方法もあります。
こういったものを使用しながらゆっくりと休養し、1~2日で熱を下げることはできます。
強力な抗酸化アイテム!ミネラルならこれ1つ!<1日200円の健康習慣>体から重金属や毒素を排泄!あなたの毎日が輝き始める無味無臭「飲むミネラル」 by Minery(ミネリー)
¥ 18,225 (税込)しかし、巷では抗酸化や抗ウイルス、症状緩和については話題になっていても、解熱後のケアについてはあまり言及がないように思えます。
一般的には、インフルエンザに罹患してから回復までには1週間から10日ほどかかると言われていますが、解熱後の体力回復を早めればもっと短縮することができます。
熱は下がったのに、なかなか元の生活に戻れない?
ネット上の相談サイトでは、風邪やインフルエンザの後で体力が回復しないという内容をよく見かけます。
・いつまでも体に力が入らずフラフラしている。
・ずっと顔色が悪い
・筋力が低下していてまともに歩けない
・立ち眩みがなおらない
・すぐに疲れてだるくなる
身体の成長や生命の維持・活動のためには、食事によるエネルギーや栄養素の摂取が必要不可欠なのは言うまでもありません。
たとえ寝たきりの生活でも、エネルギーについては1日あたり平均1400kcalを消費するため、その分は食事で補給する必要があります。
発熱時は体がウイルスと戦っているぶん余計にエネルギーを消費しますので、その間の体力消耗がいかに激しいかは想像に難くありません。
解熱後もそれまでに失ったエネルギーや栄養素の補給がうまくいかなければ、
栄養不足からいつまでも体力の回復は見込めず、また新たに病気に罹患する可能性さえあるのです。
何か飲みたい、食べたいという本能の兆候を見逃さないで!
最近では「病気の時は、食べないことも大切」という主張をよく見かけますが、大幅に体力を消耗した後では回復の兆候を瞬時に判断することはとても大切です。
糸口が見えた時に何を食べる事がその人に合うか先回りして考え、回復のきっかけを提供します。
看病する側とされる側の歯車がかみ合った時に、ぐっと回復が近づくものです。
定番の病人食が万人に合うとは限らない。
たとえ熱があっても、解熱後でフラフラしていても、「何か飲みたい・食べたい」という欲求があるのは珍しくありません。
そこで、あまり定番の病人食や栄養素、陰陽など何か特定の指針にとらわれすぎると、
本人にとって一番大切な「おいしさ」や「本能が求めるもの」を忘れてしまうことがあります。
おかゆやおじやなどは病気の時に定番の食べ物ですが、せっかく作ったのに食べたくないと言われた方もいるかもしれません。梅しょう番茶や大根湯、りんごの葛練りなどもマクロビオティックでは定番ですが、中には苦手とする人もいます。
また、アイスクリームやプリン、ゼリーといったものを欲しがるケースもよくありますが、
さすがに砂糖や添加物、体を冷やすことなどを考えると、簡単に出すわけにはいきません。
スポーツドリンクを与えるか与えないかで家族でもめることもあるかもしれません。
私も、今までにこのような経験が数多くあり、食べる気持ちはあるのに結局あまり食べてもらえずに子供の病気を不必要に長引かせてしまったことがありました。
このように、
病気をした本人が「何か飲みたい、食べたい」という意志があるにも関わらず、用意する側とどこか歯車がかみ合っていないケースは少なくないのではないでしょうか。
「食べつかせる」事ができるかどうかが回復のスピードを決める。
料理研究家、辰巳芳子さんのこのような言葉があります。日本語に「食べつかせる」「食べつく」という、看護人の態度と、病人の様子を表現した、独自の言葉がある。
食べつかせるとは、食べられる状態であるのに、食べれば回復が早いはずなのに、食欲のきっかけをつかめず、宙をまさぐっているような人。この人の気の先をつかんで、好みのものを与え、食欲の焦点をつくってあげることをいう。
引用:「あなたのために いのちを支えるスープ」 辰巳芳子著
この視点は、かつての私の心に深く突き刺さりました。
多くの人が見えているようで、実は見落としている所ではないでしょうか。
私たちは「(病気の)人の気の先をつかんで、好みのものを与え、食欲の焦点を作る」ような物を出せているでしょうか。
何を欲しているのかは人それぞれなので、「定番」のものだけ知っていてもどうにもならないことがあります。
特に、子供の場合は自分の本能が求めるものをうまく伝えることができません。
相手の状態を観察しつつ、甘いものが欲しい・冷たいのがいい・噛まないといけないのはいやだ、などポツポツと出た言葉の真意を汲み取り、家にあるものをうまく組み合わせて本能の要求に沿った物を出し、「じゃあ少しだけ」と病気の人に食べてもらったら次の瞬間に「おかわり!」と言ってもらえるような、そんな流れが作れたらベストです!
本能の求めるものと合致し、なおかつおいしいと感じるものを摂ることができれば食欲が増し、どんどん快方に向かいます。
体調がよくない時でも「食べつかせる」レシピ例は?
人によって好みや体が要求するものは違いますので一概にこれがいいというレシピは存在しませんが、一例として我が家で好まれたものをご紹介します。甘酒豆乳ヨーグルトドリンク
(ゆず果汁またはりんご入り)の作り方
材料
・無農薬の甘酒…100㏄・豆乳ヨーグルト…100㏄
・塩…ひとつまみ
(以下はお好みで)
・農薬不使用のりんご 1/6切れ
または農薬不使用のゆず果汁(皮ごと絞ったもの)小さじ1~
作り方
ミキサーにかけるだけ。とっても簡単です。サラサラした感じがよければ水を少量ずつ足して好みの緩さにしてください。長女が発熱時にいつも豆乳ヨーグルトを欲しがっていたのですが、
ヨーグルトにメープルシロップをかけるだけでは栄養面で心配と感じたところから生まれた物です。
発熱時、あるいは解熱後に「さっぱりしたものが欲しいけど、食べるものはまだ無理で、
かといってサラサラした水分ばかり摂ってるのも嫌だ」という難しい時期に重宝します。
ゆず果汁入りは爽やかさがいいですが、りんご入りもおいしいです。すりおろしりんごが苦手でも、甘酒・ヨーグルトと合わせると飲みやすくなり必ず喜ばれます。
わざわざ何かを買いに出かけなくても甘酒も豆乳ヨーグルトも自家製できるものなので、常備しておけばいつでも作れます。
甘酒は飲む点滴とも言われ、糖分補給の他にビタミンB群やアミノ酸などが豊富で整腸作用もあり、また豆乳ヨーグルトも整腸作用があり免疫力強化につながります。
栄養面もさることながら、何よりもいいのは、酸味+甘みでさっぱり飲めるということ!
高確率でおかわりにつながります。
甘酒にしょうがを入れたり、温めて飲んだりするのが苦手な方にもおすすめです。
豆腐の甘酒ゴマきな粉ペーストがけの作り方
材料
有機ねりごま大さじ2無農薬甘酒大さじ4
きな粉 大さじ2
塩 ひとつまみ
作り方
ねりごま:甘酒:きな粉を1:2:1の割合で混ぜ、仕上げに塩少々を混ぜて甘さを引き立たせ、ペースト状にします。甘酒の量で甘さを調節してください。
これは、甘酒・練りごま・きな粉を入れて作ったペーストを、絹ごし豆腐にたっぷりかけたものです。
子供は病気の時にアイスクリームやプリンなどを欲しがることが多いですが、
さすがに砂糖や添加物、強烈な冷たさを考えると出すのがためらわれ、苦肉の策で生まれた物です。
味や食感は「簡易版・ごまプリン」というとわかりやすいでしょうか。
うちの子供が最初これを見た時に「何コレ?おいしくなさそう」と言ったのですが、意外にも甘くて食べやすいとわかって2回おかわりをしました。
一からプリンを作るとなると大変ですが、クセのないおいしい豆腐に甘くてコクのあるペーストをかけるだけなので、お手軽です。
あっという間にできてしまいます。
つまりは、濃厚でおいしい甘さやのど越しのよさ、ひんやりした感じを求めているということなので、極端に冷えたものは避けて体に優しいもので代替すれば、かなりの満足感が得られます。
また、ごはんでなくパンが食べたいというとっさのケースにも対応できます。
パンにこのペーストを塗って出してあげると、最初はそんなに食べるつもりがなくても気づけば4切れくらい食べていたなんてことも普通にあります。
重ね煮で作る栄養たっぷりの
あっさりポタージュの作り方
材料
・無農薬にんじん…2本、厚さ3ミリのいちょう切り・干し椎茸…大2枚、戻してスライス
・カシューナッツ(あれば)…ひとつかみ
・無農薬玉ねぎ…小1個、薄切り
・無農薬れんこん…直径7センチ、長さ4センチくらい。暑さ3ミリいちょう切り
・無農薬米粉…大さじ3
・塩…大さじ1
・有機しょうゆ…少々(小さじ1/2~)
※玉ねぎ、カシューナッツはコクを出すために入れています。
※にんじんでなくても、ほうれん草やかぼちゃなどその時あるものを使ってください。
※ポタージュ特有のとろみはれんこんと米粉でつけていますが、お好みでフラックスシードや玄米粉、芋類など変えて下さい。
※野菜に加える水は、出汁であれば旨みと栄養の底上げになります。昆布、煮干しなどお好みで。
☆レンコンパウダーも使いやすくておススメ!
作り方
1、保温性のある鍋(土鍋など)に、最初にパラパラ敷き塩(分量外)をして、干し椎茸→粗く砕いたカシューナッツ→玉ねぎ→れんこん→にんじんと重ねて入れ、てっぺんにパラパラ塩をふって蓋をし、弱火で蒸し煮します。焦げ付きが心配なら、水をひと回しほど入れます。2、いい香りがして穴から湯気が出てきたら火を止め、15分ほど置いておきます。
蓋をあけて具材に火が通っていればOK。
3、2に米粉を入れて具材と混ぜ、
ひたひたくらいの水を注いで再び混ぜます。
4、3をミキサーにかけ、鍋に戻します。
5、好みの緩さになるまで水を足し、火にかけます。
6、フツフツしてきたら、塩を入れて味見をします。足りないようであれば適宜足します。コクが足りなければしょうゆを少しずつ足します。必ずこまめに味見を!
野菜入りおじやと同じような材料です。
おじやを嫌がる人でも、これを嫌がることはめったにないでしょう。
食欲がなくても一口、一杯と飲んでいき、ついにはおかわりの言葉が出ます。
病気でなくても、家族みんながおいしく飲むことができるのでおすすめです!
食材を選ぶ時に留意するポイントは?
栄養素や陰陽などにとらわれすぎると大切なことを見失うと先ほど書きましたが、食材を選ぶ際に気を付けるポイントがいくつかあります。●柔らかく消化のいいものを使う(逆に固かったり繊維の多いものは避ける)
●脂肪の少ないものを使う
●食欲増進させる酸味や香りをうまく取り入れる
→柑橘類の汁や皮、生姜、しその葉など
●刺激の強いものは避ける
→塩辛・佃煮など味の濃い物、炭酸飲料、カフェイン、油脂を多用したもの、極端に冷たいものなどが挙げられます。
わざわざ1から買い物に出かける必要はなく、家にあるものをうまく組み合わせて、病気の家族を「食べつかせる」食事をぜひ考えてみてくださいね!
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