えっ？砂糖の代わりにお酢？お酢を活用し、砂糖を極限まで減らす裏技レシピ。 無農薬金柑の甘露煮の作り方

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金柑といえば皆さんはどんなイメージがありますか？

冬の風邪予防、のどのイガイガに良い。

言わずと知れた天然の風邪薬ですよね。

でも、そのまま食べるには酸っぱさを感じたり、
苦みを感じたりする方もいるのではないでしょうか。

甘露煮にすると、カロリーが気になってなかなか食べられないですよね。

金柑がどんなにからだに良くても、食べ続けるのは難しい。
と思っている方も多いのではないでしょうか？

そこで今回ご紹介するのは、砂糖の量を極限まで減らした金柑の甘露煮のご紹介です。

砂糖の分量を減らした代わりにに使うのは、酢。

砂糖だけで煮るよりも、酢を加えると砂糖の量が少なくて済みますし、保存性もアップ。
また、酢の様々な健康効果も期待できますよ。

天然の予防薬として力を発揮する金柑

金柑の特徴的な成分は皮に多く含まれているビタミンCです。
その量は、なんとみかんの2倍、そしてレモンに含まれる量と同じくらいなのです。

また、金柑にはヘスペリジンと呼ばれる、ビタミンCの吸収を助ける成分も含まれています。

そして実の部分にはビタミンAも含まれています。ビタミンEの含有量も100ｇあたり2.6ｇ。

• ビタミンAは、体内の粘膜を強化する働きがあります。また、免疫細胞の働きを活発にしてくれます。


• ビタミンCは、ウイルスの増殖を阻止する働きがあります。


• ビタミンEは、からだの酸化を防ぐ、血行を良くするなどの効果が期待できます。

ビタミンA・C・Eを同時に摂取することで栄養素が体内に取り込まれやすくなり、
より高い効果が期待できます。

金柑の独特な苦みが気になる方、いらっしゃいませんか？

その成分はナリンギンという柑橘系の果物に多く含まれる成分で、ポリフェノールの一種。
その働きは、抗酸化作用や抗炎症作用などがあります。

このように、皮ごとぱくっと食べられる金柑は、まさに天然の風邪薬、風邪予防薬になります。

金柑のその他の成分としてカルシウム、ベータカロチン、豊富な食物繊維なども含まれます。

こんなにいいことづくめの金柑、旬の今おいしくヘルシーにいただきましょう。

酢の効能

酢は、人間が手を加えて作った最古の調味料と言われています。
世界的にみると、なんと紀元前5000年頃には干しぶどうなどで作られ、飲まれていました。

酢の成分でもある酢酸は強い殺菌効果があり、
サルモネラ菌、大腸菌、ぶどう球菌を殺菌するといわれています。

酢に含まれる栄養素と健康

酢にはクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、多種のアミノ酸など、60種類以上の有機酸が含まれています。
その中でもクエン酸はエネルギーを作り出したり疲労物質の分解をしたりします。
そして、アミノ酸はからだを作る上で欠かせない栄養素です。

お通じに

酢には胃酸の分泌を促す作用があります。
胃酸や酢の成分が胃腸を刺激し、蠕動運動を助けるためお通じにも効果的といわれています。

疲労回復に

疲れを取る際に有効なことは、糖分とグリコーゲンを一緒に摂ることです。
酢と糖分を一緒に摂ることで、効果的にグリコーゲンを補給できます。

内臓脂肪を減らす

酢を毎日摂ることで、内臓脂肪を減らすことがわかってきました。
内臓脂肪は生活習慣病の原因にもなります。毎日少しづつ酢を取り入れるとよいようです。

また、お料理に酢を使うことで脂っこさをやわらげたり、魚の臭みを取ったり、
ゴボウやレンコンの下処理として酢水にさらすことで、変色を防ぐこともできます。

酢の種類

酢にはいろんな種類があり、どう選べばよいか迷いますよね。
酢は、糖を含む原料をアルコール発酵や酢酸発酵したものですが、その成分や風味に違いがあります。

ここでは醸造酢の中から穀物酢、米酢、黒酢、果実酢の4種類について特徴をまとめました。

穀物酢

小麦、米、コーンなどの穀物を原料としたさっぱりした風味の酢。
酸味が他と比べると無い方で、あらゆる料理に合います。

米酢

酸味が他と比べて強く、標準的な酸味です。まろやかな味わいで、お寿司を作る時によく使われます。
加熱しない料理（サラダやマリネなど）によく合います。

米黒酢

長年発酵されたもので、色が黒っぽいのが特徴です。味わいは、うまみとコクがあるのが特徴です。
アミノ酸が多く含まれ、健康志向の強い方に好まれる傾向があります。

果実酢

果実の絞り汁の使用量が300ｇ/L以上のもの。ぶどう酢、りんご酢などがあり、さっぱりした味わいが特徴。
ドレッシングや希釈し甘みを加えてドリンクにするなどの利用方法があります。

その他に、調味液などを加えて手軽に食卓でも使える調味酢や加工酢と呼ばれるものがあります。

参考：特定・特別医療法人福島厚生会　福島第一病院
タマノイ酢株式会社
全国食酢協会中央会

ローカロリーな金柑の甘露煮。酢のパワーでもっとおいしく。

金柑の甘露煮は甘すぎて苦手、砂糖のカロリーが気になる、という方も多いと思います。

今回ご紹介するのは、味わい深さや保存性が増す酢を加え、砂糖を極限まで減らしたレシピです。


今回、私は米酢を利用しました。
個人差はあると思いますが、まろやかな仕上がりになってとってもおいしくいただけましたよ。
もし、ご家庭に穀物酢がない、という方は、この機会にぜひ取り入れて、
酢のパワーを普段の家庭料理に活用してみてくださいね。

金柑や酢に含まれる栄養素には、冬以外にも必要とされる必須栄養素が豊富に含まれています。
ぜひこの旬の時期に作り置きして、おいしくヘルシーに味わってみてくださいね。

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