プレハーベストの心配なし！有機小麦を使った卵、乳製品なしのオーガニックワッフルの作り方

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新元号が発表され、新しい時代へと移行していきますね。
私たちはそんな時代に合うよう健康でいるためにも、
できるだけ農薬や化学肥料を使われていない食材やオーガニックにしていきたいですね。

遺伝子組み換え食品になっている大豆やトウモロコシなどは家畜の飼料や油、
醤油の原料として食卓に潜んでいます。
しかし、小麦は直接人間が食べるということで、
アメリカ国内での拒否反応が激しく、いまだに認可されていません。

交配による品種改良により昔と今の小麦が別物ようになっていますが、
遺伝子組み換え技術で有名なモンサントのHPでは小麦については触れていないので、
とりあえず、小麦の遺伝子組み換えはまだ、流通にはないと考えても良いでしょう。

しかし、
遺伝子組み換え食品やポストハーベストと同じくらい心配な
『プレハーベスト』を知っていますか？

プレハーベストって何？

作物を収穫する直前に農薬をかけることを
「プレハーベスト[preharvest]」と呼ばれています。
世界的に使われているのが、グリホサート（商品名ラウンドアップ）です。

メリットは、乾燥には手間がかかる小麦などに
グリホサートを収穫前に散布すると、収穫前に枯れるから乾燥と収穫が楽になるということ。

デメリットは、収穫前にプレハーベストを多量にかけてしまうので、
その小麦や多くの作物にはたっぷりとグリホサートが残っているということ。

ポストハーベスト以前にすでに汚染があるということです。
ポストハーベストの心配のないドイツのビールやBen&Jerryのアイスクリーム、
イギリスで売られる３割のパン、
アメリカではリッツやオレオ等からグリホサートが検出されています。

デンマーク、オランダ、スリランカ、コロンビアなどでは
グリホサートの使用が既に禁止され、
ヨーロッパ全体でも2017年末、欧州議会環境公衆衛生委員会でグリホサートを
2020年(後にドイツが最終投票で再承認賛成にまわり、
使用期限が5年間延期され2022年まで延長)までに禁止する決議を行っています。

参考：Environment Committee MEPs Vote for EU Glyphosate Ban in 2020（Oct 192017  by Sustainable Pulse ）
MEPs demand glyphosate phase-out, with full ban by end 2022 (Oct.24 2017News of European Parliament )

除草剤に使われるグリホサートとは

除草剤の「ラウンドアップ」のリーフレットには、
人体には無害と書かれています。
しかし、WHOの外部研究機関の国際がん研究機関 は2015年に、
「グリホサートはヒトに対して恐らく発がん性がある（警告レベル）」と発表しています。

参考：Kathryn Z Guyton,Dana Loomis, et al.: Carcinogenicity of tetrachlorvinphos,parathion, malathion, diazinon, and glyphosate , The Lancet Journals, Vol. 16,Issue 5, P490-491, MAY 01, 2015

グリホサートは、発がん性だけでなく、認知能力や生殖機能、
腸内細菌への影響などもさまざまな研究で指摘されています。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校が2015年の調査によると、
131人の被験者の93％から尿から検出され、
特に子どもに高い濃度が検出されたと発表しています。

参考：Axel Adams, Matthew Friesen, Alex Olson, Roy Gerona,Biomonitoring of glyphosate across the United States in urine and tap water using high-fidelity LC-MS/MS method : in a presentation by the UCSF lab May.29, 2016

日本における小麦のプレハーベスト

日本は年間約530万トンの小麦をアメリカ、オーストラリア、
カナダ、フランスから輸入しています。
このような輸入国では除草剤グリホサートを散布するプレハーベスト処理が
恒常化しているといわれています。
このような輸入小麦から、
農林水産省が実施した船積時検査「米麦の残留農薬等の調査結果」を見ると、
平成16年から30年に至るまでのデータ全てから少量とはいえグリホサートが検出されています。

参考：農林水産省

そんな中、日本は2017年末に、グリホサートの残留基準値に関して、
引き下げた品目も若干ありますが、穀物や種子類などが大きく引き上げられています。

参考：「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について」

小麦　　　　 5.0 → 30 (単位　ppm)
大麦　　　　 20 → 30
ライ麦　　　 0.2 → 30
とうもろこし　 1.0 → 5
そば　 0.2→30
その他の穀類　20→30
米（玄米）は0.1で据え置き
種子類のいくつもが0.1から40 ppmと大きく引き上げられました。

大豆に関してはもともと30ppmとかなりの高い値で据え置きです。

輸入農産物の残留農薬

プレ・ハーベストは収穫前に使用された農薬は太陽光線などで分解するという前提で
ポスト・ハーベストの残留農薬基準は一般に高い数値になっています。
ポストハーベストに使用される農薬のうち表示の義務があるものは、
防かび剤の食品添加物、ジフェニール（DP）、イマザリル、OPP、TBZです。
しかし、これ以外の農薬、殺虫剤などは表示しなくて良いので、
許可されていない薬剤や使用量は全く判断できません。

プレハーベスト、ポストハーベストともに
身体への影響の心配がつきまといます。
「オーガニックの食事に2週間切り替えると、体内から農薬のほとんどが排出される」
という研究もありますが、できるだけ国産のオーガニック食材で健康を維持したいものですね。

今回は　国産の有機小麦を使ったワッフル生地のご紹介です。
朝食やおやつに、グリルした野菜を乗せてランチに召し上がってください。
元気な1日をお過ごしください。

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