【薬膳おやつレシピ】簡単!体に優しいグルテンフリーグラノーラの作り方
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/F3582213-830F-4B0D-8FF0-1D08AA43400A-1.jpeg)
みなさまこんにちは、鍼灸師のAkiです。
今回は、ヘルシーなおやつにピッタリ、
小麦・卵・乳製品・白砂糖不使用の
薬膳グラノーラのレシピをお伝えします。
薬膳食材も使いますので、
身体にも心にも優しいです。
まずは、薬膳について見ていきましょう!
薬膳とは?
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/DBBD5DC5-BCFB-43F0-BC07-D859C3F80099-e1597588894872.jpeg)
中国には、
薬食同源という言葉があります。
「本来、薬と食べ物は同じものである」
という考えで、これが薬膳の考えになっています。
ひとつひとつの食物の味や形が違うように、
それぞれの独自の働きをもち、
これらを口にしたときに身体に及ぼす影響も異なります。
薬になる料理=薬膳であっても、
手に入らない特殊な食材や生薬を使う必要はありません。
どこにでもある身近な食材そのものが私達の体の薬になります。
大事なことは、一つ一つの食物の働きを知り、
季節や自分の体質、
住んでいる土地の気候風土に合わせて、
最も適した食べ方をすることが大切です。
身土不二という言葉をご存じの方も多いと思いますが、
身体は大地と一体であり、
その土地でとれた旬の季節の恵みを食して
初めて環境と調和するという意味です。
私たちの身体は「自分が食べたもの」で出来ています。
薬膳でおなじみ!なつめの効用
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/date-1091228_640-1-e1597589175459.jpg)
ナツメ(棗)とは、なつめ科に属する植物で、
その実を乾燥させたものには薬効があります。
これを中国では「紅棗」(ホンザオ)
あるいは「大棗」(ダーザオ)と言い、
赤い色で甘く、そのまま食べても非常においしいです。
中医学では、心・脾に効果があるといわれています。
ナツメは漢方薬でもよく使われる生薬ですが、
主な効能は、補中益気(疲れ・食欲不振・めまいの対策)と、
養血安神(躁鬱・貧血・動悸・不眠・イライラの対策)です。
その他、滋養強壮・アンチエイジング・精神安定・
不眠症の防止・美容効果・抗アレルギー・抗癌作用など、
栄養食品としてはかなりのすぐれものです。
ナツメは100gあたり287kcalであり、
食物繊維、ビタミンB群、葉酸、カリウム、
鉄分、リン、カルシウムなどが含まれます。
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/delicious-2901669_640-e1597589441805.jpg)
このうち葉酸は胎児の成長に大切な成分で、
これの不足は先天的な障害を生む可能性があるとして
近年妊娠した女性に積極的な摂取が求められています。
葉酸は火を通すとかなりなくなってしまうので、
生で食べられる乾燥ナツメはありがたい食材です。
乾燥ナツメはそのまま食べてもおいしいのですが、
食べすぎるとお腹が張り便秘になりがちです。
また糖分が多くカロリーが高いのも気になります。
多くても20粒以内がお勧めです。
こちらも薬膳には欠かせない!クコノミの効用
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/tea-615587_640-2-e1597589656137.jpg)
飲む目薬と言われる、
「杞菊地黄丸」という漢方薬がありますが、
これに含まれるのがクコノミです。
クコノミを食べると、
目がよく見えるようになると言われていますが、
中医学におけるクコノミは、
目がかすむ、まぶしい、目が疲れるなど、
目の様々なトラブルに欠かせません。
また世界三大美女のひとり、
楊貴妃が毎日食べていたといういわれのある
美容フード、クコの実。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ニコチン酸(ビタミン3)や、
カロテノイドの一種ゼアキサンチン、アミノ酸の一種ベタイン、
さらにポリフェノールなど、非常に豊富な栄養が含まれています。
ベタインには抗脂肪肝作用があり、
枸杞子の水抽出物には血圧降下作用が認められているので、
肝硬変や高血圧などの生活習慣病の予防効果も期待できます。
葉や根も薬効が注目されており、
クコの根皮を乾燥したものは「地骨皮(ジコッピ)」と呼ばれ、
解熱、強壮薬に利用されています。
クコの葉を乾燥したものは
「枸杞葉(クコヨウ)」と呼ばれ、
民間薬の強壮薬として茶剤に用いられています。
薬膳効果を高める食べ方
これらと相性のよい食材として、同様に抗酸化作用のあるやまのいもやはちみつ、
目の疲労を回復するといわれている菊の花などががあります。
お腹の調子をよくしたい方におすすめの薬膳食材!いちじく
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/C6EA0C52-8E26-4CB2-B346-DAE571EAEA11-e1597589829761.jpeg)
いちじくは夏から秋にかけて出回り、
9月に旬を迎える果物です。
実の内部に花をつけ、
外側から花が見えないことから、
「無花果」という漢字が当てられています。
いちじくには、
水溶性食物繊維の一種である「ペクチン」が含まれています。
ペクチンは水分を保持する性質があることから、
小腸において、栄養素の消化吸収スピードを遅らせるのに役立ちます。
便秘の改善
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/C9C6CC7E-37AE-4503-849B-3AF072A00F4B-e1597589899696.jpeg)
いちじく100gあたりには食物繊維が1.9g含まれており、
そのうち0.7gが水溶性食物繊維、1.2gが不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、腸の動きを盛んにし、
便通を促す作用があります。
もう一つの不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質で、
便のカサを増やして排便をうながしたり、
腸内の有害な物質などを吸着し
一緒に排出させる効果があります。
この2種類の食物繊維がサポートを行い
腸環境をととのえてくれるので、
便秘に悩んでいる方は積極的な摂取をオススメします。
二日酔い予防や消化の促進
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/good-sleep-e1597590000480.jpg)
いちじくに含まれているフィシンという成分は、
食べたものの消化を促進させてくれる効果があり、
食後に食べることで二日酔いの予防にもなると言われています。
一緒に含まれているアミラーゼやリパーゼも
消化を促進する効果を持っているため、
糖質や脂質の消化に力を発揮してくれます。
もし少し食べ過ぎたなと思ったら、
いちじくを摂取してみるのも一つの手です。
抗がん作用
いちじくの果汁から抽出できるベストアルデヒドという成分は抗がん作用があるとされ現在も研究されています。
がん細胞を麻痺させることで
抑制する効果が認められているようですが、
残念ながらまだはっきりとした結果は発表されていません。
女性ホルモンのバランスを整える
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/no2.jpg)
いちじくの種にはエストロゲンという成分も豊富に含まれており、
女性特有の悩みを改善してくれます。
エストロゲンは女性ホルモンのバランスを整える
働きをしてくれるという事で、
生理痛や生理不順はもちろんのこと、
更年期障害や肌のトラブルなどにも良いとされています。
ドライいちじくの1日の摂取量
ただ一つ気をつけてほしいのは、食べ過ぎない事です。生の果物と比べてドライフルーツはカロリーが高めです。
ドライいちじくは1日に3~4粒が目安とされているので、
1回に食べる量は1粒と決めて食べるなど
しっかり制限するようにしましょう。
それでは、これらの食材を使った、
簡単薬膳グラノーラの作り方をご紹介します!
グルテンフリーで身体と心に優しい!
かんたん薬膳グラノーラの作り方
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/F3582213-830F-4B0D-8FF0-1D08AA43400A-1.jpeg)
材料
・有機アーモンド・・・60g・有機カシューナッツ・・・55g
・有機くるみ・・・60g
・有機ココナッツファイン・・・20g
・有機ココナッツオイル・・・20g
・有機ココナッツシロップ・・・80g
・有機オートミール・・・85g
・有機ドライイチジク・・・大3個
・有機ナツメ・・・2個
・有機デーツ・・・3個
・有機レーズン・・・大さじ2
・有機クコノミ・・・大さじ2
・自然塩・・・ひとつまみ
下準備
オーブンを130度に余熱する。
ココナッツオイルを溶かしておく。
作り方
1:Aを食べやすい大きさに刻んでボールに入れる。
2:ココナッツファイン、オートミール、塩を1に加えて混ぜて、ココナッツシロップ、ココナッツオイルをかけて混ぜる。
3:天板にクッキングシートを敷いて2を広げ、130度で1時間焼く。
4:ボウルに3とドライフルーツを入れ、よく混ぜ合わせて完成。
![ポイントアドバイス](/cms/wp-content/themes/inyou_2018/images/title/point_advice.png)
低温でじっくり焼くことで、美味しくなります。
http://youtu.be/YYGbzLd9wWI
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU MarketIN YOU Marketのオーガニック食材で今すぐ薬膳グラノーラを作ろう!
こちらの記事もおすすめです!
脱・市販アイス!バナナときなこのはちみつアイスの作り方|子どもに安心おやつを作りたい方へグルテンフリーで栄養満点 | ごまを使ったヴィーガンセサミクラッカー&クッキーのレシピ
ついコンビニやスーパーのおやつを食べてしまうあなたへ。脳の仕組みを利用して不健康な加工食品を避ける方法
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/F3582213-830F-4B0D-8FF0-1D08AA43400A-1.jpeg)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう