発酵常備菜ザワークラウトの作り方｜たっぷりのキャベツで梅雨時の脾胃の働きを整えよう！

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「ザワークラウト」聞くと、ドイツのソーセージに添えられた酸っぱいキャベツというイメージが一般的ですよね。

単に「キャベツの酢漬け」と思われていることも多いですが、ザワークラウトとはキャベツの葉にすんでいる微生物そのものの発酵が進むことで、自然に乳酸菌が生まれるので、酢漬けとは違った爽やかな酸味を味わうことができます。

この記事では、キャベツの薬膳的効能、発酵の酸味が少し苦手という方でも食べやすいように、スパイスやハーブをプラスしたザワークラウトの作り方や意外な活用方法をお伝えします。

梅雨時期の養生にはザワークラウトがおすすめ！

今年は例年より早い梅雨入りでジメジメとした日が続いていますが、この時期に起こりやすい不調、薬膳的におすすめの食材をご紹介していきます。

「芒種」

中医学では、6月5日頃から「芒種」と呼ばれる節気に入ります。

芒種とは二十四節気の一つで、夏では3番目に当たり、6月15日頃まで続く期間のことを指します。

古来から稲や麦などの穀物の種まきに最適な季節とされていたことから「芒種」と呼ばれるようになったようです。

この時期は気温の上昇とともに、

「湿(余分な水分)」が過剰になり、身体がだるく感じたり、むくみなどの症状が
出やすくなります。

水分代謝をよくすることが大切

「脾胃」と呼ばれる消化器系は最も湿邪の影響を受けやすいので、食欲不振や胃もたれの症状も現れることがあります。

「脾胃」の働きを整えて、水分代謝を高める食材を選ぶようにしましょう。

また、気持ちを落ち着かせるために「苦味」の食材を少し取り入れることで、心臓の動きや、血の乱れを安定させると言われています。

＜おすすめの食材＞
米、いんげん豆、そら豆、とうもろこし、
じゃがいも、キャベツ、牛肉、鶏肉
ねぎ、生姜、大葉、茗荷など。

ザワークラウトの材料、キャベツの薬膳的効能

薬膳的に見るとキャベツは、「気」の不足を補い「脾胃」の働きを高めて、疲れや消化不良を解消してくれます。

キャベツに発酵パワーをプラスしたザワークラウト

「ザワークラウト」は時間をかけてキャベツが乳酸発酵しているので、「気」を補うキャベツと植物性乳酸菌が一緒にとれて更に消化機能をアップさせることができます。

ザワークラウトとキャベツの酢漬けとは何が違う？

「ザワークラウト」の酸味は、酢によるものではありません。

キャベツと塩だけで自然発酵させることによって発生する乳酸菌が、爽やかな酸味を生み出します。

加熱しないので、豊富なビタミンCが摂れるのも嬉しいですね！

基本のザワークラウトの作り方

基本のザワークラウトに必要なものは、キャベツと塩だけです。

材料も工程もシンプルですが、発酵をうまく進めるためのポイントが３つあります。

①新鮮なキャベツを最低でも1/2個使用する。

②使用する調理器具(まな板、包丁、ボウル、保存用瓶)は煮沸消毒する。

③キャベツが空気に触れないように、全体を漬け汁に浸からせる。

「ザワークラウト」の美味しい食べ方

そのままおつまみにしたりカレーに添えたりするだけでも美味しいですが、豚肉やウィンナーと煮込んだりハム、チーズと一緒にサンドイッチにするなど
様々な料理に活用できます。

本格的な暑さの前に発酵キャベツ「ザワークラウト」を常備しよう

段々と気温が上がり、ジメジメとした気候のせいで体調を崩しやすくなるこれからの季節には、胃腸の働きを高めて、元気にしてくれるザワークラウトを日々の食卓に取り入れてみましょう。

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