食物アレルギーがあって子どもに何を食べさせたらいいかわからない方へ｜おやつに悩んでいるお母様に見てほしい、アレルギーがあっても一緒に楽しめるおやつレシピ３選

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私は幼いころから食物アレルギーがありました。
大人になった今も食べられない食材がいくつかあります。

そのこともあり、食物アレルギーが起きやすい乳幼児のいる保育園で栄養士として働いていました。
私が保育園に園児として通っていた20年前よりも
近年の方が食物アレルギーになってしまう子が多くいると思います。

さらにアレルギーを起こしてしまう食品の種類も多くなっていて、働きだしたころは驚きでした。
毎年毎年、人数も増えていき、
何年も食物アレルギーと付き合ってきていたのにびっくりしアタフタしていました。

食物アレルギーとは

特定の食材を取ることで体に蕁麻疹やかゆみや発赤などのアレルギー反応が起きてしまうこと。
主に皮膚に症状が起きることが多いですが、子供は体が小さいので少量でも反応してしまったり、
最悪の場合アナフィラキシーショックにより呼吸困難などが起こると死に至ることもあります。

最近では特定原材料として、
鶏卵・乳製品・大豆製品・小麦・エビ・カニ・ピーナッツ・そば　など　の表記が義務づけられたりもしてます

まだまだ研究の余地がある分野のひとつです。

参考文献　引用　『よくわかる　食物アレルギーの基礎知識』　独立行政法人　環境再生保全機構



保育園で多かった食物アレルギーの食材は、鶏卵・乳・小麦・大豆製品・魚卵・ナッツ・果物です。
驚いたものとして、お米、じゃがいも、とうもろこし、牛肉、ごま・・・・・
など一人の子が複数持っていたりする場合もありました。

子供の食物アレルギー。よく親御さんからもこんな声を聞いていました。

自分がなんでも食べられるのに、この子は食べられないものがあるので申し訳ない。
あれもこれも食べられないとなると、毎日同じものになりがちで健康管理が心配。
毎日気をはっていなくてはならなくて、気持ちが疲れてしまう。
などなど、
間違って食べさせてしまったらと不安で何を食べさせてらいいのか悩んでしまっていました。

食事は毎日のことなので準備が本当に大変です。
さらにおやつの用意もとなると苦労が多いと思います。

食物アレルギーのある子供のおやつを想像すると・・・？

乳幼児に多い食物アレルギーは鶏卵・乳製品・小麦・大豆です。
これらの食材で作られているものが多く浮かびますよね。

さらに手の込んだもの想像しがちですが、そんなことありません。
子供にとってのおやつは一日の栄養を補う目的・意味があります。
なので、手の込んだものではなくてもいいのです。

これらのもの使わなくても、子供たちが喜んでくれるおやつがあります！！

食物アレルギーがある子もない子も一緒に楽しめるおやつ

卵・乳製品・大豆製品・小麦を使ていない保育園でも大人気だったものを紹介します。
特別なものを使うのではなく、お家庭にあるものや馴染みのある食材で簡単に作っていただきたいと思って選びました。

これからの季節にぴったり！！
簡単　わらびもち風おやつ

• （所要時間　２０分～　冷やし固める時間は含ない）
  

材料

・有機片栗粉　・・・６０ｇ
・ミネラルウォーター　　　・・・３６０ｇ
・ココナッツシュガーなどの甘味料　・・・４０ｇ
・有機すりごま　・・・適量

下準備

すべて計量しておく。

作り方

１、鍋に有機すりごま以外を入れて軽く混ぜて、弱火の火加減で火にかけながら優しく混ぜながらよく練る。
２、時々火から外しながら透明のおもちのようになり、粘りが出てくるまで練る。粘りが出たら、そこから５分以上頑張って練る。
３、大きめバットに移し、荒熱を取ります。
４、冷蔵庫で1時間冷やし固める。
５、固まったことを確認して、食べやすい大きさにカットします。
６、違う器で有機すりごまと合わせたら出来上がり。（お好みできび糖や甜菜糖を振りかけてください。）

・大豆製品が大丈夫なら、表記の分量で水を有機豆乳に有機すりごまを有機きな粉にしてもとても美味しく出来上がります。
・練れば練るほど触感が良くなります。

みんなで一緒に作ろう！！
いろんな形のみたらし団子

• （所有時間　15分～）
  

材料

・有機または無農薬米粉　・・・１００ｇ
・ミネラルウォーター　　　　・・・６０ｇ～　（米粉により水分量を調節してくだい。※　水は少しずつ足してください。）
・有機醤油　　　・・・大さじ１
（※　醤油には小麦粉が含まれているものがあるので、表示をよく見てから使ってください！）
・有機メープルシロップ　・・・大さじ１/2
（お好みで青のり・・適量）

下準備

お湯を沸かす。

作り方

１、ボールに米粉と水を加えて練るようによくまぜる。
２、食べやすい大きさに丸める。（いろいろな大きさがあっても大丈夫です。好きなように作ってください！）




３、お湯にお団子を入れ茹でる。

４、冷水をボールに用意して、お団子がういてきたらボールに取る。

５、鍋に醤油とメープルシロップとお団子を入れて弱火にかける。タレにとろみがついたら出来上がり。

・茹でているときに、団子同士がくっつかないように、お箸などでかきまぜる。
・茹でる時、お子さんとやる場合やけどに注意しながらやってください。

・１００ｇでこのくらい出来ます。

お団子をアレンジして

夕飯のおかずや次の日の朝ごはんにもなる！　
ジャガイモをプラスしてニョッキを作ろう！

材料

・有機または無農薬米粉　・・・５０ｇ
・有機ジャガイモ　　・・・１５０ｇ
・ミネラルウォーター　　　・・・３０ｇ（ジャガイモの水分によりぱさぱさの場合は様子をみながら水を足してください。）
・天日塩　　・・・ひとつまみ
＜ソース＞
・有機玉ねぎ　・・・中半分（50gくらい）
・有機トマト缶（水煮・ホール）　・・・１００ｇ
・天日塩・胡椒

下準備

ソースを用意しておく。
１、玉ねぎ半分をくし切りにして鍋でオリーブオイルとニンニクと炒める。
２、トマトの水煮を入れて少し煮る。水分がたりないようなら水を足す。
３、塩コショウ、オレガノ粉末を加えて味見を見る。

作り方

１、ジャガイモを茹でてつぶし、米粉を入れて練る。食べやすい大きさに丸めておく。
２、お湯が沸いてきたら、ニョッキを入れて、浮いてきたらすくう。
３、お皿にニョッキをならべ、上からソースをかければ、出来上がり。

・ソースが作るのが大変な場合は有機トマトケチャップなどでも美味しく食べられます。
・ニョッキはデコボコしている方がソースが絡むので、お子さんとやる場合は指でぎゅっとすると包むと簡単に出来ます。

食物アレルギーでも簡単に美味しいおやつを作ろう

今回は簡単に手作りおやつ作りを始められるようなレシピを紹介しました。

INYOUの読者様なら、ご存じの事とは思いますが、
市販の除去食品の中のは添加物を多く使って代替えしているものも多あります。
食物アレルギーの原因食材そのものを摂取してないないのに添加物のせいで違う問題が生じる場合もあります。

毎日手の込んだものではなく、
簡単なものから安全・安心なおやつを手作りしてみてはどうでしょうか？？

今回の紹介したおやつの対象年齢は一歳児以上です。
お子さんの食べられる形態によって一歳児未満でも食べれますが、お子さまに合わせて作ってみてください。

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