【食品ロス削減レシピ】栄養と旨味がギュッ!干し野菜を活用した「中華風炊き込みご飯」の作り方
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2020年も終わりに近づいてまいりました。
今年はなんといっても、コロナ一色の一年でしたね。
コロナのために失われたものもあれば、
逆に、コロナのおかげで見えてきた未来もありました。
毎年年末になると、当たり前にように大人数で集まっていた職場の仲間や、
地元の友達との恒例の忘年会は、今年は自粛が当たり前という
異例の年になってしまいました。
そんな中でも家族や、家族同然の人との、
ごく小人数でのささやかな会を設ける方もいることと思います。
そこで今回ご紹介するレシピは、
そんな、こじんまりとしたホームパーティーで楽しんでいただきたい、
干し野菜を活用した炊き込みご飯です。
保存に便利、栄養も凝縮された家庭の知恵の結晶、
「干し野菜」の魅力
日本には古くから、様々な種類の保存食があり、現代へと受け継がれてきました。
漬物などの発酵食品をはじめ、燻製、乾物といったもののことです。
昔から伝えられてきたこれらの食品は、それぞれに創意が工夫され、
高栄養価な物もたくさんあります。
今回のレシピで使う、乾物の一種である干し野菜は大変栄養価が高く、
野菜の種類にもよりますが、生で食べるよりも栄養価が高まるものが多くあります。
例えば、しいたけの場合、生の状態と比べてカリウムが約8倍、
ビタミンDと葉酸は約3倍に増えることがわかっています。
また、野菜を干すと旨味が凝縮されて甘味が増し、味が濃くなり、
歯応えのある食感も楽しめます。
そして干して水分を飛ばすことで長期保存が可能となり、
使いたい時に使いたい分を、手軽に使える便利な食材として
人気も高まっています。
干し野菜には食品ロス(フードロス)の削減効果も
干し野菜は美味しく食べられる期間が長いため、賞味期限内に簡単に使い切ることができて、
食品ロス(フードロス)の削減にも有効な食材です。
念のために、食品ロスとは食品廃棄物の中でも、まだ食べられるのに
捨てられてしまう食品のこと。
世界的に問題となっている食品ロスですが、全世界の食品廃棄物はおよそ13億トンと言われています。
日本の食品廃棄物の量は約2.842万トンで、うち食品ロスがは600万トンにも上るのです。
世界には食料不足で苦しむ人々がいる一方で、これほどの食品が無駄に捨てられていくことは
今、全世的な問題になっていて、各国での取り組みも進んでいます。
例えば、フランスの大型スーパーマーケットでは、廃棄した食品の量に合わせて
罰金が設けられています。また、残った食品はボランティア団体への寄付が義務付けられています。
デンマークでは賞味期限が切れた食品の専門店がオープンしたり、
スペインでは地域で共有できる冷蔵庫を設置して、家庭から出た余分な食糧をシェアできるようになっています。
食品ロスに対する国単位での施策が世界的なレベルで進む中、
もしかしたら日本に住む私たちにできることはわずかに感じるかもしれませんが、
まずは、食べ物を無駄にしないということが、一番大切なことではないでしょうか?
「冷蔵庫の食料が少ないとなんとなく心配になってしまう!」
「コロナ渦のため、外出しての買い物の回数を減らしたい!」などの思いから、
ついつい食料を買いすぎてしまうご経験はありませんか?
実は、私自身も食料を買い過ぎてしまい、これまでにも何度か反省してきました。
そして家庭内での食品ロスを防ぐためには、消費期限が短い生鮮食品の他に、
保存の効く食材を常備しておくと安心です。
その際には添加物が多用されたインスタント食品や缶詰めなどではなく、
自然に近い状態で、きちんと栄養の摂れるものを選ぶようにしたいものですね。
その点、干し野菜は日持ちが長く、塩分の摂り過ぎを心配する必要もなく、
栄養価に優れたものも多くて、とてもおすすめの食材です。
また、最近は高栄養価なオーガニックのインスタント食品も増えてきましたし、
ライフスタイルに合わせて、無駄を出さない食生活を心がけたいものですね。
旨味が詰まった万能食材「干し野菜」の美味しい食べ方
野菜の旨味が凝縮された干し野菜は、アイデア次第で色々な料理に使う事ができる万能食材です。
そのまま味噌汁やスープの具材にしてもいいですし、切り干し大根のように、
煮物にして常備菜にしておくのも便利です。
酢や柑橘果汁と良質なオイルで和えれば、干し野菜のマリネの完成です。
更にそのマリネに好みのスパイスやハーブを加えてサラダにしたり、
ピザの具として楽しむこともできます。
水を使ってすぐに戻せますので色々な料理に利用してみてください。
きっと、野菜の新鮮な美味しさを楽しめることでしょう。
それでは、干し野菜の中華風炊き込みご飯の作り方のご紹介です。
材料のほとんどが常備可能な干し野菜・乾物となっていますので、
買い出しに行きそびれてしまった日にもおすすめのメニューです。
【フードロス削減レシピ】
干し野菜の中華風炊き込みご飯の作り方
材料
・有機玄米・・・1合・有機干し椎茸・・・2枚
・有機切り干し大根・・・3g
・有機干しにんじん・・・3g
・有機干しごぼう・・・3g
・有機高野豆腐・・・1/2枚
・有機ごま油・・・小さじ1
・醤油麹・・・大さじ1
・有機生姜・・・ひとかけ
・有機青ネギ・・・1〜2本
・有機黒胡椒・・・少々
・有機花椒・・・お好みで少々
・昆布出汁と上記の干し野菜の戻し汁を合わせたもの・・・2と1/2カップ
下準備
干し野菜を水で戻しておく。水気を切り干し椎茸は薄切りに、高野豆腐は2cm角くらいの薄切りにしておく。作り方
1.玄米を研ぐ。昆布出汁と干し野菜の戻し汁を合わせたものを合わせて2時間くらい置き、干し椎茸、切り干し大根、干しにんじん、干しごぼう、高野豆腐、生姜、ごま油、黒胡椒を
加えて炊飯器で炊く。
2.ご飯を炊いている間に生姜を千切りに、青ネギをみじん切りにしておく。
3.ご飯が炊き上がったらさっくりと混ぜて、15分くらい蒸らす。
4.茶碗によそって青ネギを散らし、好みで花椒を振りかける。
干し椎茸の戻し汁は香りが強いので少量加えるのがおすすめです。
にんじん、ごぼうは生のものでも代用できますので、
冷蔵庫に残っていたら活用してください。
使い勝手がよく、いざというときに何かと便利で心強いアイテム、
干し野菜を様々なレシピに活用してみてくださいね。
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