【材料お豆腐だけ】老舗のあの味、とろふわ『とうめし』再現レシピ。
みなさん胃腸の疲れはありませんか?
今回は、飲み会疲れの胃腸にもしみ渡る、
と〜〜ってもシンプルなご飯ものの紹介です。
材料は、たったひとつ、
豆腐だけ。
甘辛いつゆのしみこんだ、とろふわ、つゆだくの豆腐丼です。
そう、あのおでんの老舗、日本橋お多幸の「とう飯」を
超かんたんに再現したレシピです。
もちろん何十年も注ぎ足し受け継がれているお多幸の味にはかないませんが、
おうちにある調味料とお豆腐だけで、お肉にも勝るしあわせ。
シンプルな素材勝負の煮物なので、できるだけ昔ながらの製法で作られた美味しい絹豆腐を選んでくださいね。
香ばしく炊いたほうじ茶ごはんに、アツアツの豆腐を豪快にのせて、
男前にかっこんでください!笑
疲れた体も、もりもり喜びますよ。
お豆腐は効率のよいタンパク源であり、ミネラル源。
ここからは、体の話。
ちょっとだけ付き合ってくださいね。
【体をつくる必須アミノ酸の話】
私たちの体はたんぱく質で出来ています。そのタンパク質はアミノ酸からできています。
新しい細胞を作るのにも、
新しい血液を作るのにも、
傷ついた皮膚を再生するのにも、
内臓を正常に保つのにも、
たんぱく質(=アミノ酸)がなければ成り立ちせん。
人間にはタンパク質の素となる22種類のアミノ酸が必要で、そのうちの12種類は体内で合成することができますが、
それ以外の10種類のアミノ酸は体内で作り出すことができないため、日々食べ物から摂取する必要があります。
食べ物から摂らなければならない10種の必須アミノ酸。
必須アミノ酸をすべて含み、含有量が一番高い食べ物は?
やはり肉や魚や卵など「動物性の食品」です。
人間は動物です。
なので動物は動物性のものからアミノ酸をもらうのが一番吸収がよく、
身体の理にかなっています。
もちろん豆や穀物やナッツ類や海藻、芋類などからも植物性たんぱく質を摂ることが出来ますが、
問題は、植物性のアミノ酸の割合は、人間のアミノ酸と大きく異なっており、吸収率が人間の必要量と一致しないことなんです。
たとえば、人間が必要とする必須アミノ酸「メチオニン」は豆類には少なく、スレオニンのほうが多い。
けれど、植物に少ないアミノ酸こそが、人間が必要とするアミノ酸なのです。
一方、動物性食品には人間が必要とする必須アミノ酸がバランスよく含まれている。
これが「植物性たんぱく質は動物性たんぱく質よりも吸収が悪い」と言われる所以なのですが、
実は!
組み合わせ次第で、豆類やナッツ類などの植物性たんぱく質でも、動物性に近い割合で摂取できる方法があるのです。
それが、ごはん。
または小麦、雑穀、などの穀類です。
【植物性たんぱく質を有効なアミノ酸にする方法】
植物性たんぱく質の質を高める方法があります。
それは、
「豆類と穀物を一緒に食べること」。
例えば味噌汁とご飯で、からだに必要なアミノ酸がすべてとれるのだそうです。
豆類の中でもたんぱく質含有量が抜群に多い大豆は、人間が体内で作る事の出来ない必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
その中で、「大豆に不足しているアミノ酸メチオニン」は「米(穀物)」に含まれています。
大豆たんぱく質の代表格といったら、
納豆!味噌汁!とうふ!油あげ!高野豆腐!
味噌汁とごはん、
納豆とごはん、
豆ごはんに、
とうめし、
植物性たんぱく質とご飯を一緒に食べれば、必須アミノ酸がすべて網羅できるという。
まさに和食は、体の理にかなった食べ方なのですね!
また、大豆に含まれるビタミンB群は、糖質(ごはん)がエネルギーに変わる働きを助けるので、糖質を効率よく燃やし、代謝をUPさせることができるんですね!
栄養学的にもパーフェクトな、うまうま「とうめし」。
休みの日は、こんなご飯でエネルギーチャージしてみませんか?
動物性食品の摂りすぎでお疲れぎみの胃腸も整いますよ。
【材料お豆腐だけ。とろうま!『とうめし』の作り方】
とろうま!『とうめし』の作り方
材料
・絹ごし豆腐 2丁・しょうゆ お玉1杯
・本みりん お玉1杯
・酒 お玉1杯
・メープルシロップ(またはアガベなどの甘味料) お玉3分の1〜お玉半分弱(好みの甘さに調整を)
・ミネラルウォーター、またはだし汁 お玉3杯〜4杯
・昆布 10cm
※もし、だし汁が無くても大丈夫。
おいしい本醸造醤油とみりんを用意しておけば、ダシをとらなくても充分うま味が出ますよ。
作り方
1、豆腐は2等分する。ご飯は普通のごはんでもよいですが、濃いめのほうじ茶で炊いた茶飯を用意すると、より本格的。
2、豆腐がちょうどよくおさまる位の鍋に材料すべてを入れ火にかける。
(鍋が大きすぎると調味料がまんべんなくいき渡りません。)
3、煮立ったら火を弱め、アルミホイルやオーブンシートなどで落としぶたをして10分ほどコトコト煮る。
長く煮込む必要はありません。
煮すぎると濃くなってしまうので、煮詰めない程度でOK。
このくらいのコトコト加減で味を含ませます。
4、豆腐が茶色く色づいてきたら火を止めて、フタをしたまま完全に冷ます。
じ〜っと冷ましている間に余熱で味がしっかり染み込みます!
5、食べる時に豆腐を温め直し、炊きたてごはんの上にのせ、煮汁もかけていただきます。
お好みで山椒や、おろししょうがをのせて。とろふわ、しあわせ。
6、残った煮汁は保存びんに入れて、冷蔵庫で10日ほど保存可能。
煮物や肉じゃが、つけだれなど、色々な使い道ができます。
7、かつおだしで薄めれば、美味しいめんつゆに。
自家製のめんつゆ。もう買いに行かなくてもいいですね♪
コツは・・簡単すぎてありません!
しいて言えば、冷ますことがコツです。
ゆっくり煮含めて、しっとり味の染みたお豆腐を目指してくださいね。
自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。
IN YOU Marketのオススメオーガニック商品
この記事を読んだ方にオススメの記事
甘いものが無性に食べたくなるのは自分の意志ではなく、 腸内に潜むカビに洗脳されているから!?多くの人が陥っている糖質の罠 【オーガニックなうまくんシリーズ】ベジタリアン向け冷麺の作り方|暑い日にはひんやり冷麺で簡単に栄養を摂取しよう!
「葛」の秘められたパワーを生活に取り入れる5つの方法 |簡単に料理に使える葛切り〜 IN YOU Marketで出会ったオーガニックな世界vol.15〜
IN YOUライター募集中!
あなたの時間を社会のために有効活用しませんか?
年間読者数3000万人日本最大のオーガニックメディアの読者に発信しよう!
IN YOU Writer 応募はこちらから
この記事が気に入ったら
いいね!しよう