野菜くず活用でいつもの料理がワンランクアップ!ベジタブルブロスの作り方と2つの使い回しレシピ

毎日料理をしていると、野菜の芯や皮、へたなどのクズがたくさん出てしまいますよね。
無農薬の野菜であれば皮ごと食べられるのが嬉しいですが、やっぱりどう頑張っても根菜類のヒゲとか種とか、多少は残ってしまいます。
でも、そこには栄養も旨味もたっぷり含まれていて、そのまま捨ててしまうのは、とてももったいないんです!
毎日少しずつ出るこの野菜クズを集めて、じっくり煮出してできるのが栄養たっぷりのベジタブルブロス。
その時に使う野菜によって、出汁の風味も色も変わってくるので楽しみながら作ることができます。
今回は、そんなベジタブルブロスの魅力と、毎日の料理がとっても楽しくなる活用方法についてご紹介していきます!
野菜を無駄なく使い切る!ベジタブルブロスの魅力とは?

まずベジタブルブロスの一番の特徴は「普段捨ててしまうものからできる」ということです。
皮やヘタ、芯など、調理には向かない部分を有効活用でき、野菜を丸ごと無駄なく使い切ることができます。
野菜の栄養を余すところなく摂取できる

野菜の皮には栄養分が多く含まれていることをご存知の方は多いかと思います。
野菜や植物には、自分の身を守るために自ら作り出す色素や香り、苦味などの成分があり、それらはファイトケミカルと呼ばれています。
このファイトケミカルには抗酸化作用を持つものが多く、老化予防や代謝促進、免疫力向上などの様々な効果が得られると言われています。
野菜に含まれるファイトケミカルを効率的に摂取できる

ファイトケミカルには栄養が豊富に含まれていますが、これらは細胞にしっかり守られており、普通に食べるだけでは胃腸に吸収されにくいという難点があります。
ベジブロスは「コトコトゆっくり煮出す」という調理方法で、野菜の細胞壁を壊すことができます。
ファイトケミカルは熱に強く、時間をかけてゆっくり煮出すことで栄養分を出汁に溶け込ませることができるので、
まさにファイトケミカルを効率的に摂取できる調理方法と言えます。
無添加で美味しい野菜のお出汁が簡単に!

野菜の風味のコンソメ顆粒などはスーパーなどでも手軽に手に入れることができますが、添加物が気になりますよね。
その点ベジタブルブロスであれば、添加物は一切なしで野菜だけの美味しいお出汁を摂取することができます。
毎日の料理で出てくる野菜のヘタや皮を集めてコトコトと煮出すだけ。
本当に簡単です!!
基本のベジタブルブロスの作り方の作り方

材料
・2〜3日分位の野菜の皮やへた、芯など。(野菜の種類が少ない時は出汁の出るもの(煮干し、椎茸、干しエビなど)入れると良い。)
・鍋に野菜クズを入れて、被るくらいの水。
・料理酒 大さじ2
・ローリエ、黒胡椒など(香りをプラスしたい時)
作り方
1、野菜の皮はよく水で洗う。
2、鍋に材料を全て入れ、鍋の蓋をあけて弱火でじっくり1時間煮出していく。


冷蔵であれば3日、冷凍保存も可能です。
製氷皿に入れて冷凍しておけば必要な分だけすぐに使えるので便利ですよ!
野菜の皮やヘタは流水でよく洗って!
流水で30秒ほどすすげばほとんどの農薬は洗い流せると言われていますが、やはり気になるものですよね。そういう場合はぜひ無農薬野菜を使用してください。
セロリの葉や玉ねぎの皮などの香味野菜を入れると香りがアップします。
野菜くずを活用したベジタブルブロスを使った美味しいレシピ
ここからは、ベジタブルブロスを使った簡単で美味しいレシピをご紹介していきます。ベジブロスープで作るあんかけ炊き込みご飯の作り方

材料
【A】・無農薬米・・・2合
・ベジブロスープ・・・炊飯器2合分目盛りまで
・有機コーン(缶詰)・・・お好み量
【B】
・フリーレンジ卵・・・2個
・ベジブロスープ…大さじ1
・自然塩…少々
・無農薬オリーブ油…適量
【出汁あんかけ】
・お好みのだし・・・1/2カップ
・無農薬醤油・・・小さじ2
・有機みりん・・・小さじ2
・冷凍有機枝豆・・・15g程度
・水溶き本葛粉(なければ有機片栗粉)・・・適量
下準備
お米は研いで30分ほど浸水し、ザルにあげて水気を切っておく。
冷凍枝豆は解凍し、皮をむいておく。
作り方
1.炊飯器にAをセットし炊飯する。
3.2の鍋を弱火にし、混ぜながら少しずつ水溶き片栗粉を入れてとろみがついたら枝豆を入れ混ぜたら火を止めておく。
4.炊き込みご飯が炊けたら、お皿に盛っておく。

6.最後に3を5にかけて完成。お好みで花椒をふって。

炊き込みご飯に使用するベジブロスープはほんのり色づいていると綺麗なので、玉ねぎの皮など色の出やすいものを煮出すのがおすすめです。
あんかけには出汁のみ使用していますが、ここにもベジブロスープを少しプラスするといいです。
ベジブロキーマカレーの作り方

材料
・無農薬オリーブオイル…大さじ1・無農薬ニンニク…1/2かけ分(みじん切り)
・無農薬生姜…1かけ分(みじん切り)
・有機クミンシード…小さじ2
・無農薬白ネギ…1/2本
・無農薬人参…1/2本
・無農薬新じゃがいも…中2個
・自然栽培の蒸し大豆…30g
・有機大豆ミート…150g(そぼろ状のもの)
・ベジブロスープ…1/2カップ
【調味料】
・有機ケチャップ…大さじ2
・有機中濃ソース…大さじ1
・無農薬醤油・・・大さじ1
・自然塩・・・適量
・生胡椒・・・適量
・有機カレー粉・・・大さじ1/2
下準備
大豆ミートは15分ほど水に浸して、水気を切っておく。
作り方
1、白ネギはみじん切り、人参、じゃがいもは1cm角のサイコロ状にカット。
2、浅めの鍋に、米油、ニンニク、生姜、クミンシードを入れ弱火で香りが出るまで熱する。
3、2の鍋に白ネギ、人参、じゃがいも、塩少々加え炒め、ベジブロスープを入れて蓋をして蒸し煮にする。(5分ほど)
5.調味料を加えて、汁気を飛ばしながら味をみて、足りなければ塩胡椒で味付け。

ベジブロの優しい出汁の味を活かした甘めの味付けですが、お好みでカレー粉、クミンの分量を増やしてスパイシーにしても美味しいです。
栄養と旨味がたっぷりの野菜クズを活用しよう
普段の食事でなかなか摂りにくい栄養素を簡単に摂取できるベジタブルブロス。
栄養が豊富なだけでなく、とにかく美味しいです!
煮物やシチュー、パスタなど、和洋中問わず色々な料理に活用でき、味に奥深さを出すことができます。
無駄をなくすことで、エコにも繋がります。
ぜひ毎日の料理で出る野菜クズを活用してください!
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参照:
だしとスープがあれば 文化出版局 有本葉子
一般社団法人ホールフード協会 ホームページ

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