自律神経が乱れやすく食欲が落ちる梅雨に食べたい。栄養たっぷり!簡単「雑穀 しるこ」の作り方。
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日本列島は梅雨の真っただ中
沖縄から東北まで日本列島は梅雨の真っただ中。
北海道には梅雨がない事をご存知ですか?
この時期、日本列島上空に約1月半居座り続ける梅雨前線のお蔭で、しとしとと続く長雨は本当に鬱陶しい・・と思ってしまいますよね。
梅雨を起こす梅雨前線は、北海道にあるオホーツク海高気圧と、南からくる太平洋高気圧の間にでき、冷たい風と暖かい風がぶつかり合って、
上昇気流となり雲をつくって雨を降らせます。この2つの高気圧がせめぎ合って、微妙に北へ南へ押したり戻したりしつつ日本列島上にとどまっている訳ですが、
北海道はこのオホーツク海高気圧の勢力下にあるため、梅雨前線が北海道まで伸びてくることはほとんどないため、梅雨前線による梅雨のようなお天気の崩れはないのだそうです。
この時期の心身の不調は気候のせいかも・・・?
日本で暮らす限り梅雨は毎年やってきます。この時期だけ北海道で暮らすという方法を取らない限り・・・
この季節になるとなんだかよくわからないけれど、気分がすぐれず、頭痛・肩こり・めまいや耳鳴り、食欲不振に神経痛や筋肉痛といった体の痛みなど失調症状が出て日常生活にも支障をきたすという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
梅雨は雨で湿度が高く、気温も上がってむしむしするかと思えば、肌寒さを感じることもあったり、
晴れ間が少ないせいで太陽の光を浴びる時間も減ります。そろそろ台風も発生して、大きな気圧の変化も見られます。
こういった湿度・気温差・気圧といった気候の変化が、私たちの心身のストレスとなって、様々な不調を起こします。
目に見えない原因・不調。私たちの身体の中で何が起こっているの!?
ホメオスタシスとは
人間の体には、様々な環境の変化に対応して行くための自律神経という調整機能=ホメオスタシスという機能が備わっています。ホメオスタシスとは 「生体恒常性」ともいわれ、体を一定の状態に保つはたらきのことです。
例えば、自動車には必ずアクセルとブレーキとが備わっています。
アクセルしかない車、ブレーキだけしかない車では運転し続けることはできません。
体の中でアクセルとブレーキの働きを受け持つのが自律神経です。
アクセルにあたるのが交感神経でブレーキにあたる副交感神経である。
具体的な働きとしては、体温や血圧、体液の浸透圧やpHのほか、病原微生物やウイルスといった異物の排除、創傷の修復など幅広いです。
寒くなったり、暑くなったり、低気圧になったり、雨が降ったり、湿度が高くなったり。
環境はつねに一定ではありません。その環境の変化に体が対応できなければ・・・
• 夏、暑くなれば体温もどんどん上がって、36度、38度、42度、・・・
• 冬、寒くなれば体温もどんどん下がって、15度、10度、5度、・・・
こうなってしまっては、人間は生きていけません。
• 夏、暑くなったら、汗をかいて熱を逃がして体が熱くならないように
• 冬、寒くなったら、筋肉をブルブルッとふるわせて熱を作って体が冷えないように
環境の変化に反応して体をはたらかせて、健康な状態を維持し、生命を維持しようというのがホメオスタシスです。
ホメオスタシスは、外の環境の変化に対応するだけではありません。
• 食べ物が必要になったら、空腹感を感じさせる
• 水分補給が必要になったら、のどの渇きを感じさせる
など、常に動的平衡の中で一定の状態を保とうとしています。
夜眠っているときにも心臓が動き、呼吸が途絶えたりしないのも、ホメオスタシスによって無意識のうちに自律神経が働いているためです。
日中は交感神経が優位になって血管を収縮させ、脈拍が上がり、呼吸数も増え、仕事や勉強に精を出すことができます。
逆に、睡眠や食事をしているときには副交感神経が優位になって血管を拡張させ、脈拍や呼吸数を減らし、消化を促します。
自律神経がホメオスタシスによりバランスよく働くことで、毎日の生活を健康で元気に送ることができるのです。
人間の体は一定の生体リズムに沿って、一定の収縮(活動)と弛緩(休息)を繰り返していますが、社会環境の変化、
不規則な生活習慣やストレス状態が続くと生体のリズムの誤差が大きくなりホメオスターシスの修正ができず不調を感じたりして、健康維持が難しくなってくるのです。
ホメオスタシスは、異常を正しくする防衛力で、活性酸素の害やストレスにより乱される自律神経の調整、免疫の働き、やる気や睡眠を誘導する脳内ホルモンの分泌等、様々な働きをします。 生体リズムを正し、ホメオスターシス機能を発揮して、健康が保てる生体リズムを誤差範囲内にとどめることが大切です。
ストレスなどによって自律神経が乱れると、ホルモンバランスや生体リズムにも悪影響が及びます。
どれかひとつでも乱れが生じれば、連鎖的に他の2つにも影響が出て、ホメオスタシスの機能が崩れてしまうのです。
免疫系の貧食細胞やNK細胞が細菌などの病原性微生物を排除するために出す活性酸素は体にとって有益に働いていますが、
活性酸素が過剰発生になると各細胞に炎症を起こしたり、動脈硬化の引き金になったりと老化の最大要因にもなりうるのです。
活性酸素制御は、ストレスや喫煙習慣のような生活習慣の中では、免疫系の機能に混乱がおき、
多量の微生物を貧食したにもかかわらず少しの活性酸素しかでなくなり、結果感染症が治りにくくなったり、
あるいは、少量の微生物しか貧食していないにも関わらず、多くの活性酸素を出すことになって、各種の炎症のの引き金になってしまったりするのです。
多くの現代人が陥っている体の生体リズムを乱す生活は、健康維持のメカニズムである体の仕組みを無視した生活をしていることになるのです。
また、生体リズム、自律神経、ホルモンはすべて連帯しているため、生体リズムが乱れると自律神経やホルモンバランスにも悪影響が及んでホメオスタシス機能を乱す結果になるのです。
セロトニン不足がストレスをより大きくする!?
「ドーパミン」「ノルアドレナリン」と並んで、体内で重要な役割をしている三大神経伝達物質の一つが「セロトニン」です。
「セロトニン神経」は、「ドーパミン神経」と「ノルアドレナリン神経」の両方をコントロールし、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを取っています。
セロトニン=副交感神経(内臓神経、リラックス神経)、ノルアドレナリン=交感神経(緊張)をつかさどっています。
「ドーパミン神経」は、人間が生きていく上で必要不可欠な本能行動に関係しています。
もしもセロトニンの量が減少すると、自律神経のバランスが乱れ、ストレス反応が大きくなります。セロトニン神経は、
ストレスで生じる様々な症状、不眠・不安・心の緊張・マイナス思考・痛みや姿勢などにも深く係わっています。
ネガティブなフィーリングをリセット。幸せな気持ちになるセロトニンを増やすために今すぐ出来ること
■太陽の光を浴びる
・・・梅雨の晴れ間の晴れた日には朝起きたらカーテンを開けて部屋に太陽の光を取り込みましょう。太陽に代わる2500~3000ルクス照度のある光を放つ機械も発売されています。
■必須アミノ酸トリプトファン
・・・セロトニンを作る材料となる。人間の体内で作りだせないため、食事などから摂取する必要がある。■エステ・鍼・マッサージなど癒し系
・・・リラックスした状態で、信頼できる人の手によってふれあい癒される施術。■リズム運動
・・・同じ動きをリズムよく繰り返す「リズム運動」が効果的です。ウィーキングやカラオケ・咀嚼・腹式呼吸など意識して行う呼吸がお薦めです。ヨーガやマインドフルネス・自律訓練法もこれにあたります。(因みに、夫が週16本のTV・ラジオのレギュラー番組を抱え過労で倒れた体験をもとに腹式呼吸をベースに自律訓練法をアレンジしたこんな本を14年前に出して10万部売れました。同じような悩みに苦しんでいる人の少しでも役に立つことができたらとの思いから、患者側の立場から書いた対処法・解消法は少ないことから多くの人から共感をいただいたようです。)
「リズム運動」でもある大切な、咀嚼
意外に思われたかもしれませんが、咀嚼もリズム運動なのです。
食事中の噛むという行為は通常一定のリズムを持って行われています。
マクロビオティックでは1口100回、最低でも50回は噛むようにと勧められました。
よく噛むという行為は消化吸収を助け、栄養を吸収しやすくするだけでなく、満腹中枢にアプローチして食べ過ぎを予防したり、
脳を刺激することで認知症予防なるなど様々なメリットが挙げられています。
顎の筋肉の発達維持も考えると、硬いものをしっかりよく噛んで咀嚼することが大切です。
夫の家系は胃腸が弱く、義父は若いころ体質改善の為、1年間集中的に毎日鍼とお灸の先生の下に通ったと言います。
お腹をこわしたり体調が悪い時こそお粥ではなく、しっかり握ったおにぎりを何度も何度もよく噛んで食べなさい。
90歳近くまで現役でかくしゃくと施術をしていらしたその鍼灸の先生が、おっしゃっていました。
必須アミノ酸であるトリプトファンを取り込むことも忘れてはなりません。
ただ、トリプトファンは単独でセロトニンを作りだすわけではありませんので、
ビタミンやミネラル・炭水化物や脂質などを豊富に含んだ食べ物を、バランスよく摂取することが必要です。
毎日に雑穀を取り入れることの重要性
でも、忙しい日々、食物繊維ばかりではなく、ミネラルやビタミンを満遍なく摂取するのは、なかなか難しいですよね。
今日お伝えするレシピでも使う、雑穀や豆類・海藻が9種類ブレンドされた無農薬の雑穀ブレンドには、これらの栄養がバランスよく含まれています。
雑穀類は主成分である炭水化物を始め、食物繊維、植物性の必須アミノ酸であるたんぱく質や植物性脂肪、
炭水化物の燃焼に欠かせないビタミンB群、マグネシウムや亜鉛・鉄などミネラルや雑穀の色には抗酸化力を持ったポリフェノールも豊富です。
縁豆・レンズ豆・緑豆などの豆類にも、炭水化物にタンパク質、脂質、食物繊維、ビタミンB群やE、カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルが豊富に含まれています。海藻も、食物繊維を始めβ-カロチン・ビタミンCやKなどのビタミン類やミネラルが豊富ですので、これら全てお薦めです。
でも毎日雑穀を炊き上げて食べる食欲がなくなるこの季節。
デザート感覚ならば手軽に摂取できます。
農薬を使わない雑穀や海藻、豆などを9種類ブレンドした雑穀ブレンドで作る、雑穀冷やししるこの作り方
<材料>(4人)
・雑穀ブレンド・・・40g
・有機さらしあん・・・70g
・有機てんさいとう または無農薬のココナッツシュガー・・・70g(お好みで調整)
・良質な水・・・300㏄
・天日塩・・・少々
・有機白玉粉・・・100g
・良質な水・・・90㏄
<作り方>
①、雑穀ブレンドを1.5~2倍の水(分量外)に最低6時間以上つけて、お好みの硬さに茹でる(10分位)。
②、鍋にさらしあんと水・有機てんさいとうを入れて火にかけ、沸騰したら弱火で少しとろみが出るまで10分弱ゴムベラ等で混ぜる。
③、②に①の雑穀を加えて混ぜ合わせ、塩で味を整える。粗熱を取って冷蔵庫で冷やしておく。
④、有機白玉粉に水を加え耳たぶ位の硬さにになったら、12~16個くらいに丸めて、真ん中を指で少しへこませ、たっぷりのお湯で浮いてくるまで2~3分茹でて冷水にとる。
夏らしくガラスの器に冷やしたおしるこを入れ、白玉をのせて、ミントを添えて完成です、
雑穀おしるこレシピを試すなら、今すぐIN YOUMarketへ!
日々の栄養のバランスを整えるために農薬や化学肥料を使わずに栽培した大麦と大麦粉、雑穀ミックス
スコットランドで作られた大麦には
北海道の自社農苑でつくったもち米をはじめとして、
世界の農薬を使わない雑穀や海藻、豆などを9種類ブレンド。
自家栽培のもの以外も、思いを込めてつくっている人から直接購入し、
九州や海外の有機認証の材料を使っています。東アジアでは穀物のエッセンスを「精」と言い、特定の臓器を助けて体の調和を保つように働くものだと理解されてきました。例えば大麦は体を温め、胃の活動を助け、緑豆は体を引き締め、肝臓の活動を助け、
きびは体を緩め、腎臓の活動を助けるものだとされています。特定の食べ物の影響が強く働かないよう、
複数の素材を調合して使うように工夫することは大切です。見えない汚染環境から心身を守る大麦と考え抜いてブレンドされた雑穀ミックス。
心と体の免疫を高め、日々の栄養のバランスを整えるため、毎日積極的にいただきたい万能食です。
大麦や雑穀と豆と海藻の9種ブレンド、心身の活力の源となる深く美味しい味を毎日の食卓に取り入れてみてください。忙しい現代人に最も必要な食生活の助けとなるでしょう。
原材料 潮麦(スコットランド産大麦)、もち米(北海道)、黒米(鹿児島県)、えんどう豆(アメリカ)、レンズ豆(アメリカ)、緑豆(アメリカ)、きび(ヨーロッパ)[ それぞれ各地の有機認定、及び有機栽培品]、海藻(スコットランド、アイルランド、韓国)
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