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私たちの思考や感覚はどこから来るの?知っているようで知らない腸内細菌と私たちの関係。

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腸内細菌に関するニュースは近年様々な形で取り上げられており、
IN YOUの読者の皆さまのみならず、多くの方に注目される分野となりました。

脳と腸の関係については実に多くの研究結果が発表され続けており、その相関関係は既に疑うことのできないものとなっています。

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研究結果に関する一部の成果は、既にインターネットやTV等の各メディアを通じて多くの方々に広まりつつありますが、
実際には「腸内環境を整えれば病気は治るし、性格も変わる。だから腸活をしよう」と、少し安易な考えが流れているようにも思います。
もし本当にその通りだとすれば、原理を応用した特定のメソッドが開発され、もっと心身共に健康な人々が増え続けるのではないでしょうか。

もちろん、腸内環境を改善することによって病気を改善させ、性格を変化させる事も可能でしょう。
しかし、一般的に言われているほど、人と腸内細菌の関係はそう単純なものではないようです。

そこで、今回は私たちが知っているようで知らない人と腸内細菌との関係とについて、
様々な研究結果や事例などを元に、お話をしてまいりたいと思います。

腸内細菌叢の状態と「私たちの思考や感覚」はリンクしている

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特定の菌類と感情との関係性が報告されている

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カリフォリニア大学ロサンゼルス校の研究において、特定の細菌群が感情に影響を与えているという事実が報告されました。
この研究では、プレボテラ属の細菌を多く保持していた被験者はネガティブな画像を見たときに「不安・苦悩」などの、ネガティブな気持ちが強く生じたといいます。

また、この被験者たちの間では脳領域に特有の傾向がみられています。
それは、感情や注意、感覚などに関係する領域の繋がりが強くなっており、逆に「感情の制御」や「短期記憶を長期記憶に定着させる」ことに関連する器官「海馬」が小さく、活動自体も低下していたといいます。

一方、バクテロイデス属の細菌を多く保持していたグループの被験者たちにおいては、
同様の実験をした結果としてネガティブな感情に苛まれることは少なかったとしています。

また、このグループの被験者たちでは、小脳や前頭葉、海馬の灰白質が前述のグループと比較して大きく、活動も活発だったという結果が出ています。
これらの実験結果からは、特定の感情、あるいは感情の制御機構と、腸内細菌群とが強い相関関係にあることが分かります。

「トラウマ・愛着形成」と「腸内細菌群」の関係も指摘されている

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キャスリン・マコーリフの著作「心を操る寄生生物:感情から文化・社会まで」という、微生物と心の関係性について様々な記述を連ねた名著があります。
この著作の中には実に興味深い内容が多数記載されているのですが、その中の一つに「トラウマが腸内細菌を自然選択する」とした内容が書かれています。

現在では腸内環境を変化させることによって、脳(思考)を変えることができるという考え方が一般的なものとして広まっているようですが、
この著書の中では「健康な若い動物にストレスを加えながら育てていくと、動物は不安を抱いた大人に成長していく。

しかし、その動物の腸内細菌は、穏やかな環境で育った動物とは大きく異なることが分かった」と、実験による成果が報告されています。

つまり、子供の頃、もしくは若い時期に経験した強いストレスが恐怖的な記憶(トラウマ)としてインプットされていた場合、
腸内細菌の組成が大きく変わってしまう
、ということです。

マウスの実験において「愛着の形成に腸内細菌が必須」であることや「腸内細菌叢を入れ替えると性格が変わる」事実は既に明らかとなっていますが、このストレスの実験からは「私たちは環境に適応するため、必要な腸内細菌群を自ら選択している」という可能性を垣間見ることができます。

運動等により腸内細菌群に変化が起こるという事実も。

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食事以外の方法を用いることでも、腸内細菌に影響を与えるとする報告が上がっています。
一つは、運動することによって脂肪を分解する腸内細菌が増えるという事実。
これは、農学博士である福田真嗣氏が既にテレビなどでも発表されており、既知の事実と言えます。

また、瞑想に関して研究を行うある機関によると「瞑想など、特定の脳に影響を与える活動」を行うことによっても、
腸内細菌に影響を与える可能性があると報告がなされています。

つまり、私たちがどのような活動を行うのか、その内容に応じて腸内細菌叢に一定の変化が起こるという可能性も考えられるということになります。

腸内細菌叢と「ストレスやうつ」の関係

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以前より、動物実験においては、腸内細菌の有無あるいはバランスの状態などが、行動や性格に強い影響を与えることは確認されていました。

乳酸菌を摂取させることによって、腸内環境をコントロールするとストレス耐性が向上することや、
うつ状態が改善するといった事実も既に明らかとなっているのですが、近年ではこれらの事実について「健康な人間」においても、同様の事象が発生するであろうことがUCLAの実験を始め、様々な形で裏付けられ始めています。

体内外に共生しているマイクロバイオーム(微生物叢)の組成は、まるで指紋のように各個人がそれぞれ異なるものを持っていると考えられていますが、脳の構造に関して言えば、腸内で最も優勢である微生物に影響を受けるとみられています。

また、腸内細菌によって強い影響を受ける部位が「脳の報酬系」であるとされているという事実は注目しておきたい所です。
前頭葉などの報酬系と呼ばれる機構は私たちの達成感や喜び、幸福感などに通じる大切な部分であります。

この報酬系が正常に機能していない場合「努力による達成感を感じる機能」や「自尊心の向上」に悪影響が及ぼされるため、
「頑張れない・無気力」といった鬱症状が引き起こされる恐れがあります。

また、アイデンティティの形成にも影響を与える為「自分自身として生きる」ことに難しさを感じてしまうかもしれません。

今では、頭部のMRIスキャンを見れば個人の体内における微生物の庭が予測できるとも言われており、
腸内細菌と脳(とりわけ精神や感情など)の関係性については、もはや疑う余地はないと言えるでしょう。

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集団での交流によって腸内環境を整えることもできる。

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デューク大学によるチンパンジーを用いた研究によると、集団内で交流を行うことは「腸内細菌群の多様化を促す作用がある」と結論付けられています。

実験では、食物だけに関連付けた場合、食物が豊富な雨季、食物が少ない乾季があるにも関わらず「腸内フローラの構成は季節ごとに一貫性がなかった」とし、
この要因としては「腸内細菌の多様性を促すのは食物だけでなく、季節毎に行っている様々なメンバーとの交流が関連している」のではないかとも述べています。

血縁関係がなくとも、グループ間で腸内細菌群を共有する可能性も

上記の実験において、その他にもとても興味深い内容がありました。
それは、血縁関係にないメンバー間においても腸内フローラの構成が、親子同然と思えるほど似ていたという事実です。

通常、腸内細菌は母から子へ受け継ぐものとして考えられていますが、「腸内細菌の状態は群れのメンバー同士が水平的に共有することができる」という事実を示唆しているものと考えられます。

共に行動をすることによって、肉体的接触、生殖行為、グルーミングや仲間の排泄物に触れる機会などもあります。
このような行動を共に行うことにより、個々のマイクロバイオームが徐々に共有されていくのかもしれません。

腸内細菌のバランスをとることで「嘘のように穏やかになった」体験も。

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私の知人で、腸内細菌の研究等を行っている方がいらっしゃるのですが、
その方からは常々「腸内細菌群のバランスを正常化すれば、性格が変わる。

怒りっぽい、すぐ感情に任せて動いてしまう人は腸の状態を改善しないといけない」と教えて頂いていました。

私は、その点に関しては知識こそ持っていたものの、実感が伴っていませんでしたので、
いつも「そうなんですね」と話し半分に返していたのですが、ある日を境にその方が物凄く変わったのです。

それまでは、なんとなく「短気な人」という印象を持っていたのですが、突然「穏やかでよく笑う人」に変わったので、これには大変驚きました。

その方は、以前から腸内細菌を増やすための健康食品を継続して摂られていたのですが、
最近になって「微量栄養素もしっかり摂らないといけない」と思い立ち、腸内細菌群の餌となるビタミンやミネラル、ファイトケミカル等も併せて摂取するように切り替えたとのこと。

確かに、腸内細菌群を増やすためには菌類を摂り入れるだけでなく、「餌となるものをバランスよく摂ること」が重要とは聞きますが、
目の前で人の性格がコロリと変化すると、実際には驚きます。

その姿を見てからは、私自身も腸内細菌群を増やすためのお手当だけでなく、
ご飯となるもの(例えば、日々摂取する食材の種類を増やす等)をしっかりと摂り入れるように切り替えました。

ぜひ皆さんも、腸活をする際には「発酵食品だけでなく、バランスよく様々な食材を摂り入れる工夫」をするように、心がけて頂ければと思います。

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心身を作る基本は「摂り入れるものを変える為の努力」から始まる。

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私たちが心身の不調を癒そうとする時、その癒し方は様々ですが、大別すると「物理的なアプローチ」あるいは「非物質的なアプローチ」の2種類に分けることができます。後者は実に様々な手法がありますが、物理的なアプローチに限定した場合は「身体に摂り入れるもの」をどのように選択するか、
この部分に大きなウェイトがかかるといっても過言ではありません。

食材、調味料にコストをかけることが難しいという考えはまだまだ国内でも強く、
日本がオーガニック後進国と言われる一つの所以となっていますが、食材や調味料にコストをかけるというのは、そのまま「自身の健康に投資する」ことに繋がります。

ランニングコストは少々上がりますが、それによって「将来的なリスクを軽減することができる」のだとすれば、選択する余地は十分にあるのではないでしょうか。

病気になってしまってから「あの時、食生活などを改めていれば」と後悔することができればまだいいのですが、
中にはそのような考えを持つ暇もなく「物事を正常に判断する能力が低下してしまう恐れ」もあるのが、国内における食生活の実情です。

食するもので腸内細菌叢が変化し、性格・人格にまで影響が出ることが分かっている
今、できれば「心身共に健康でいるために、できるだけ安全で美味しいもの」に手を伸ばすことは、
現代社会に生きる皆さまにとって、大切な選択となるのではないでしょうか。

意識が変化すれば、自ずと行動が変わります。

行動が変わることによって、腸内細菌叢にも変化が現れます。

腸内細菌叢を変化させるために行動を変えなければいけないのであれば、
それは結局のところ「今までとは違う生き方をしてみよう」という想いこそが、
心身の状態を変化させるためのスタート地点になる
ということではないでしょうか。

各々が新しい生き方を模索していなかければならない、
そんな不安定さが付きまとう現代ですが、毎日を健やかに生活するためにも、まずは「食べるもの」から、より良いものに変えてみることをおすすめします。

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