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遅れ過ぎた日本の農薬規制と海外先進国とのギャップ。蜂の減少が世界的食糧危機を引き起こし、あなたの食卓にも影響します

Yumi
大阪出身、カナダ在住の2児の母。詳しく調べてもらうには、かかりつけ医を通さないといけない医療制度を目の当たりにし、セルフメンテナンスの大事さを痛感し、予防医学や健康、添加物、自然療法などについて考えるようになり出来る事から実践中。

遅れ過ぎた日本の農薬規制と海外先進国とのギャップ。蜂の減少が世界的食糧危機を引き起こし、あなたの食卓にも影響します


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蜂というとどんなイメージがありますか?
刺されるから怖い?
美味しい蜂蜜を作る昆虫?

蜂がいなくなる事は世界的な食糧難を引き起こすことに繋がります。
それは私たちが蜂の受粉による恩恵をとても多く受けているからです。

2006年にアメリカで蜂が大量に忽然と姿を消す現象が各地で発生し、
話題となりました。

ウィルスなどの病気では?と説は色々ありますが、
その一つに農薬が絡んでいるのです。

世界的食糧危機を回避するには農薬規制が大きな役目を果たす、
と考える研究者は少なくありません。

農薬規制が世界の食糧難を救う?知らなかった蜂の力

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スーパーに並ぶ野菜のほとんどは蜂が作っていること、知っていましたか?

彼らがいなくなれば、私たちも食べられるものが大幅に減ってしまいます。
それほど蜂は私たちの生活を支えている縁の下の力持ちなのです。

人間が受けている蜂からの恩恵

家にはちみつ関連の食品はありませんか?
天然の甘味料としてよく使われますね。

また、健康志向の方ならプロポリスやローハニー(非加熱はちみつ)、
ローヤルゼリーなどもあるかも知れません。

免疫力を高めたり、抗菌力があるなど、
様々な効能がある事で知られています。

蜂は樹液と自身の唾液などを混ぜプロポリスを生成します。
プロポリスは天然の抗生剤の役目をし、バクテリアを殺したり、
カビの繁殖を防いで巣を清潔に保つ役目をします。

それだけではありません。

蜂は世界の作物の1/3の受粉を担っています。
人の手ではとても時間がかかることを蜂はあっという間にやってのけます。

トマトなどは花を振動させることで花粉が飛ぶようになっており、
これに最適なのがマルハナバチです。

彼らは体を振動させ、花粉を出させることが出来る唯一の種なのです。

蜂は世界数万種の受粉昆虫の中でも最も重要な役割を担う

2018年、カリフォルニア大の研究チームは

・多くの受粉を行うためには植物界全体で花粉媒介種が必要
・ミツバチがいる地域では他の花粉媒介昆虫は
受粉を必要とする植物のほぼ半分を訪れることはできない


と発表しました。

ミツバチの花粉媒介率の高さが群を抜いていること、
かつ生態系において花粉媒介種の中で
最も重要な存在であることが示されています。

参考 http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/285/1870/20172140

世界には20000種以上の蜂が存在し、
その最も有名なのがミツバチです。

その他の蜂はミツバチの保険となり、
蜂全体で花粉媒介を行っています。

ミツバチは一つの巣に数万匹、
女王蜂は一日2000個ほど卵を産む大家族で
巣を軸に社会生活を送っています。

花から蜜を取り、花粉をまとい、巣に帰る。

彼らが花から花へと飛びうつる様子は、
お店に行き、栄養となる食べ物を買い、
家に帰る人間の行動と同じようなものです。

近年話題になっている蜂群崩壊症候群は、
この家に帰る行動ができなくなっているのです。

蜂群崩壊症候群

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2006年頃から世界中のあちこちで報告され始めた蜂群崩壊症候群。
これには共通した特徴があります。

1.働き蜂が急激かつ短期間に減少

2.巣箱に密、蜂児、女王蜂が残っている

3.働き蜂は数百匹程度しか残っていない

4.死虫は巣の中や周りでは発見されない

5.広範囲で大規模に発生

日本では蜂の減少報告が見られるも、
蜂群崩壊症候群ではないとの見方が現況です。

上記の共通特徴がみられなかった事も一因でしょう。
しかし、それとは別の共通事項が見つかりました。

それが農薬です。

農薬規制で蜂の減少を止められるか?

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農薬と蜂の関係を探った研究は世界中で記事となり、
論文となり報告されています。

また海外では近年、農薬規制が厳しくなり、
登録・使用禁止が増える一方です。

しかし日本は残留農薬基準を大幅に緩和するなど
規制の緩さが目立ち、
世界に逆行する政策を行っているように見えます。

蜂の死因は農薬だけではないが非はゼロではない

ミネソタ大、昆虫・養蜂学のマーラ・スピヴァク教授は、
蜂の死因は

・殺虫剤
・病気
・寄生虫
・開花植物の減少
・単一作物の増加


これらが複雑に絡み合っているといいます。

アメリカでは第二次世界大戦以降、
蜂は半数になる一方で単一作物栽培が激増する
という反比例が見られます。

栽培面積をどんどん広げた今では、
蜂の授粉が必要な作物は3倍に膨れ上がっています。

蜂の減少に関して、理由は2つあるとみられます。

1つは被覆作物(クローバーなどは蜂にとって栄養源となり天然の肥料でもある)をやめ、
人工肥料に移ったこと。

そしてもう1つが農薬使用です。

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ペンシルベニア大学の研究チームが、
蜂が持ち帰る花粉内の残留殺虫剤を調べました。

すると収集する花粉すべてに
少なくとも6種類の殺虫剤が検出されました。

ネオニコチノイド系は植物内に取り込まれ、
葉を食べた虫は致死量に達し死んでしまいます。

もし高濃度で土壌に巻かれた場合は花粉や蜜にまでその成分は達し、
蜂は神経毒に侵され痙攣を起こし死んでしまいます。

ほとんどの農家では、このネオニコチノイドは種の部分だけにかかっています。
つまり低濃度なので、食べてすぐには何も起こりません。

が、徐々に体に浸透していきます。
そして帰り道で中毒症状が出始め、巣に帰れなくなっているのです。

たくさんある農薬で話題なのがネオニコチノイド系

ネオニコチノイド系農薬はニコチンに似た物質を主成分とし、
殺虫剤として使用されます。
少量で高い効果が長期間続くことから普及しています。

家庭用殺虫剤などのラベルを一度見てみてください。
以下の表記がある場合はネオニコチノイド系です。
ガーデニングやペットのノミとりにも使われています。

・ジノテフラン
・イミダクロプリド
・クロチアニジン
・チアメトキサム
・アセタミプリド
・ニテンピラム
・ニチアジン


もちろん害虫駆除の面ではとても役立つのですが、
同時に自分たちの食べ物や健康も危険にさらされているのです。

ネオニコチノイド系農薬の人への影響

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ネオニコチノイドは浸透性が高いため、
作物へ農薬が残りやすく、
体内に入りやすくなります。

そして体内に入ると
神経伝達を狂わせてしまう働きをします(神経伝達かく乱物質)。

人と昆虫の神経系はとても似ています。
しかも蜂の帰巣本能を狂わせるほど
神経伝達に影響するとしたら?

人間にはどれほど影響するのでしょうか?

急性中毒は麻痺やけいれん、意識障害を起こします。
作用がニコチンと似ているため、
胎児から幼児期に強く影響すると言われます。

環境はもちろんのこと、
自閉症やADHDなど子供の脳の発達に悪影響を及ぼす可能性を
指摘する専門家もおり、
世界では禁止の流れへと動いています。

出典 http://www.com-info.org/news/pdf/news_vol048.pdf

日本は農薬先進国!?農薬規制の現状と海外とのギャップ

ネオニコチノイド系農薬の規制の波が世界では起こっています。
使用禁止や新規登録の停止など、
対応は各国により様々ですが方向は同じです。

日本を除いては。

日本の許容摂取量と残留農薬基準値

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残留農薬基準値は「ポジティブリスト制」という制度で定められます。
これは基準値内であれば、
残留していても流通が可能になります。

それと共に一日の許容摂取量(毎日とっても害にならない)も設定されます。
これは日本も欧米とほぼ同値ですが、
問題なのは残留農薬基準です。

食品ごとに設定されていますが、農薬残留値を大幅緩和し、
EUの20-500倍の基準値となっている品目が多く見られます。

日本人なら毎日口にするであろうお茶(茶葉)は
EUの10-50倍の基準値となっています。

つまり一日の許容摂取量は欧米とほぼ同じ設定だが、
残留基準ははるかに日本が高い。

ということは、同じ量を食べても
日本人の方が残留農薬を多く取る形になります。

参照 http://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2017/04/neonicover3-1.pdf

農林水産省は農薬と蜂の減少に関連があるとしつつも、残留農薬基準は大幅緩和

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平成28年7月、農林水産省は蜂の減少被害の実例調査報告をしました。
3年間に及ぶ被害状況の調査の結果は

1.被害の77-90%は水稲が栽培されている周辺

2.80-85%はカメムシ防除が行われる時期(開花前から開花後2週間程度)で、
その周辺は果樹園、畑作物、野菜栽培が多くされていた地域だった

3.2ではカメムシ防除にネオニコ系3種を含む7種類の殺虫剤が散布され、
どれもミツバチに対し毒性が高い

という事を明記しています。
参考 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/pdf/160707-02.pdf

また結果として、この殺虫剤が直接死因ではないかと示唆しています。

農家と養蜂家が連携し、蜂を退避させたり、
時期を選んだ農薬散布するという対策を推奨しています。
が、野生の日本ミツバチに対しては確認できていません。

しかも日本ミツバチは西洋ミツバチより毒性に弱く、
日本の野生生物による受粉効果はその価値の70%に達しています。

これは養蜂家と農家の管轄外となり、
農薬による影響の大きさは計り知れません。

政府はこの間にも新規承認と同時に、
大幅に残留農薬基準値を緩和する政策を取りました。
ほうれん草は10倍以上の緩和率となった成分もあります。

世界の農薬規制の状況

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2014年、浸透性農薬タスクフォース(TFSP)から
「浸透性殺虫剤の生物多様性と生態系への影響に関する世界的な統合評価書(WIA)」
が発表されました。

その中で、

ネオニコチノイドは蜂などの受粉昆虫だけではなく、
鳥、魚類、両生類、微生物にいたるまで
様々な生物類に影響が及ぶ


と結びました。

参考 http://www.tfsp.info/wp-content/uploads/2016/01/WIAJapanese2015.pdf

世界の農薬規制への動きの一覧はこうです。

<EU>
欧州食品安全機関(EFSA)が蜂の維持にとってリスクが高いとして
ネオニコチノイド系の成分
(イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム)
の屋外使用を禁止(温室はOK)

<アメリカ>
・州、あるいはそれ以下の自治体レベルでの使用制限中
・連邦レベルでは詳細な評価を終えるまでは
ネオニコチノイド系農薬の登録や新規承認を中止

<カナダ>
・イミダクロプリドの段階的禁止
・2018年、3年から5年にかけて屋外使用禁止

<ブラジル>
綿花の開花時期の散布禁止

日本が大幅基準値緩和を行う間にも使用禁止の波はあちこちで起こっています。
多くの国が予防原則に基づき措置を取りはじめています。

その一方で日本は科学的確証を基に未然に防ぐ考えが根強くあります。
環境基本法第二章四節四章

規制を強化するには長期を要するため、
海外に比べ対応が遅く見えるのが現状です。

<農薬量比較>2014年統計
※アメリカは2015年にネオニコ系4種の新規登録停止

日本

アメリカ

(国内出荷量)

(推定使用量)

ジノテフラン

450t20t

チアメトキサム

250t

5669t

チアクロプリド

200t

9t

イミダクロプリド

170t

907t

アセタミプリド

110t

36t

クロチアニジン70t

1587t

日本の遅れた農薬規制に危機感を持つ事が変化への一歩

農薬といえば農家が使う物、と思うかもしれませんが
私たちの身の回りにある害虫剤は
濃度の差こそあれど農薬の一種です。

ネオニコチノイド系の農薬を使い続ける事で、
耐性をもった害虫が出始めます。

またそれを駆除するため強い作用の農薬が開発・散布され、
また耐性を持つ害虫が出るという悪循環に繋がります。

小さな事でも大きな変化に繋げるために、私たちが出来る事があります。

誰もが簡単で直接的な方法で蜂を救える

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それは開花植物を植え、殺虫剤を使用しない事です。

春から秋に花を咲かせる多種多様な花は
蜂の為だけではなく、野鳥や蝶など野生動物の為になります。
土壌や蜂に栄養を与え、開花植物を増やす事で土壌を多様化させます。

蜂の存在の重要性が大きいことも考えると、
世界的に野生生物が生息するためには、

蜂の減少の原因となった食糧システムの機能不全と
花の咲く大地の減少を食い止める事。

蜂に栄養が行けば、その他の植物、動物へと回り回って
私たちにも栄養となる食物が回って来ます。

農薬などの情報に敏感になる

ネオニコチノイド系のみならず、
海外では承認されていない農薬も日本では未だに使用しています。

洗えば取れる、と言った情報も見かけますが、
ネオニコチノイド系は浸透率が高く、
洗っても内部に残っている確率は低くはありません。

自分が口にする物に対し、意識すること。

それだけでも見えてくるものは変わると思いませんか?

 

ニュージーランドで昔から薬効の高い食品として知られてきたマヌカハニー。
最近では日本でもその効用が取り上げられるようになり、人気が出てきています。
マスコミで取り上げられる頻度も上がっていますが、知名度が上がってくると
品質もピンからキリまでさまざまになってくるものです。
こちらでご紹介するマヌカハニーは
ニュージーランド政府の認定を受けた抗菌表示であるMGを採用。
以前INYOUマーケットでご紹介したMG100+、MG300+に続き、
今回ご紹介するのは、より抗菌性の高いMG500+のマヌカハニーです。



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