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人々の病は実は利用されていた?甜菜糖の製造、発ガン性も懸念される人工甘味料。「甘さ」への果てなき欲求の知られざる歴史とは。

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甜菜糖の登場以来、私たちの甘味料・砂糖市場はどうなっていったのか。


前回記事で、「砂糖」という観点で歴史を見た時に、
結局は昔も今も砂糖への依存は変わっておらず、多くの人が依存状態に置かれることで利用されてきたこと、
しかしその流れの根本はその人々の砂糖への依存であって、それが現在も引き継がれていることで砂糖が巷に溢れかえっているという事実をお伝えしました。

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→数々の害がささやかれ、体に悪いと言われる砂糖が、これほどまでに巷に溢れるようになった恐ろしい事実をご存知ですか?その裏側を調べてみました。


今回は、甜菜(てんさい)糖の登場以降の流れについて俯瞰し、私たちの取れる道を考えてみましょう。

ナポレオンがきっかけで広まった甜菜糖。

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ナポレオン登場以前の1747年、あるドイツの化学者が甜菜を刻んで乾燥させ、それを粉末にしたものから甘み成分を抽出することに成功しました。

それから細々と工場で生産が続けられていたことに目をつけたのがナポレオンでした。
当時のフランスはイギリスと戦争状態にあり、ある海戦でイギリス軍に負けたナポレオンは、その報復に1806年にイギリス製品をヨーロッパから排除することにしました(大陸封鎖令)。

しかし、イギリス製品が入ってこないということは、砂糖も入ってこないことを意味します。
この解決法こそが、寒冷なヨーロッパ北部でも育つ甜菜の栽培を奨励し、甜菜糖を大規模に生産することでした。

ナポレオンは早速甜菜の大規模栽培を命じ、1814年までには300以上の生産工場ができていましたが、
ヨーロッパの国々はこの規制を無視してイギリス製品を密輸するようになったため、彼の計画は失敗に終わりました。

しかし、この流れはロシアに波及し、ウクライナ地方で甜菜の栽培が始まったことで、サトウキビの砂糖がまだ貴族だけのものだったロシアの状況を一変させました。

1899年には、甜菜糖が世界の砂糖生産量のうちのなんと65%にまで増えたのです。

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「甘さ」を手に入れるのに、もう奴隷はいらない、サトウキビもいらないということが実証された時代でした。


その後、次から次へと登場する、工業的な甘味料。

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このあたりから、皆さんも耳にされたことのある工業的な甘味料がどんどん登場します。

実は、こうした甘味料は意外と古くから見られたものであり、1811年にはロシアでジャガイモのデンプンからシロップを作る方法が発見されて大量生産されるようになっています。(これは異性化糖とは違って100%ブドウ糖です)

以下、主な甘味料の登場を時系列で並べてみます。

甘味料の登場の時系列


1878年…アメリカでサッカリン発見(ショ糖の約300倍の甘さ)

1884年…ドイツでズルチン発見(ショ糖の約250倍の甘さ)

1937年…アメリカでチクロ発見(ショ糖の約30~50倍の甘さ)

1965年…アメリカでアスパルテーム発見(ショ糖の100~200倍の甘さ)

1967年…高果糖コーンシロップ(異性化糖)開発。 ドイツでアセスルファムカリウム発見(ショ糖の約200倍の甘さ)

1976年…イギリスでスクラロース開発(ショ糖の約600倍の甘さ)

2002年…米企業が開発したネオテームがFDA(※)に認可される(ショ糖の約7,000~13,000倍の甘さ)

2014年…日本企業が開発したアドバンテームがFDAに認可される(ショ糖の20,000~40,000倍の甘さ)


※FDAとは米国食品医薬品局のこと

いかがでしょうか。

この強烈な甘さには閉口してしまうものがあります。

特に、ネオテーム、アドバンテームに至っては狂気の沙汰じゃないかと感じてしまいます。

また、「発見」という言葉が多いのに驚きますね・・・。

化学者が、何か別の薬品などを研究していた時に偶然見つかったものが多く、
その「偶然の産物」を、安全性を十分検証しないままに国や企業が利用したとも言えます。

甘味料が普及するには必ず背景があります。

サッカリンは、戦後に砂糖の代わりに使われた

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たとえばサッカリンですが、第一次世界大戦で砂糖が不足した時に代用品として広く普及します。

製造コストも砂糖に比べて安かったため都合がよかったのですね。

1960~70年代にはダイエットにも使われるようになります。

ズルチンチクロも同様で、製造コストが安く、戦後食糧難だった日本でも広く普及しました(後に禁止となったのは有名ですね)。

また、異性化糖はキューバ革命で砂糖の値段が高騰したために大量生産されるようになりました。

戦後の食糧難が落ち着き、採れ過ぎた作物の利用方法として生産された例もあります。

一見これらは良い事のようにも見えますが、
そもそも戦争など人為的なことが原因なのではありませんか?



都合の良い人間の欲望。多くの人の病気や肥満は実は利用されている?

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こうして人工甘味料が普及してくると、「甘さ」はさらに当たり前のものとなります。

砂糖より製造コストが安く抑えられ、

「ダイエットしなくちゃいけないけど甘いものを食べたい」
「糖質制限しなくちゃいけないけど甘いものを食べたい」


などという、都合のいい人間の欲望が人工甘味料の開発にさらなる拍車をかけ、そのうち安価で甘いものが巷にあふれるようになったとも見えます。

人工甘味料のメーカーのホームページを見ると、このようなことが書いてあります。

「味質の改善やコストダウンなど、食品や飲料など幅広い分野に新しい価値を提供」

つまり、この甘味料を使って低コストの製品を作り、より安くたくさん売りましょうと言っているようにも受け取れます。


食品に添加されるだけでなく、今や消費者が自ら進んで業務用サイズの甘味料を買う時代。

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恥ずかしながら、私は人工甘味料の類は清涼飲料水やお菓子など、製品に添加されているだけのものと思っていました。

しかし、近年ではネット通販が当たり前となったせいか、

業務用サイズの大袋入り人工甘味料を、消費者自らが大人買いする時代


なのです。

大手通販サイトで何か1つ人工甘味料の名前を検索してみてください。

レビューの数を見れば、どれだけ多くの人が自ら進んで人工甘味料を購入しているかがわかります。

糖尿病、糖質制限の人たち、ダイエット中の人たちが数多く購入し、「糖分は摂りたくない」とコーヒーに入れ、煮物に使い、ケーキを焼き、さまざまなシーンで手放せなくなっているようです。

少し入れるだけで甘くなり、カロリーもなく、値段も手ごろなので、一人で業務用をいくつも買うケースも見られます。

病気や肥満などでこれらの商品を購入する人々は、メーカーにとっては非常にありがたい顧客です。



ポジティブに人工甘味料を遠ざけよう!

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私が人工甘味料を摂りたくない理由は、とてもシンプルです。

安全性がはっきりしない中、実験用マウスになりたくない。


危険性を叫ぶ声が圧倒的に多い中、

「動物実験は量を与えすぎている。体に必要なものだって食べ過ぎれば毒だ」
「異常の見られた実験結果は、被験者が少なすぎる」


などといった反論もたくさん存在します。
正論であれば、しっかり受け止める必要があります。


考えてみれば、

「私たちが今食べても安全と言われているものは、
数えきれないほど多くの祖先が、これまでに元気になったり毒にあたって亡くなったりしながら、何を食べるべきかが選り分けられた結果」

なのです。

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人工甘味料も、ちょうどそういう最中にあるようです。

「安全性の検証がしっかり行われていない」と言う人は多いですが、

おそらく私たちの身体をもって、まさに今現在、実験観察されているところなのでしょう。


ならば私は実験用のマウスにはなりたくありません。

選択は、結局個人にゆだねられています。


シュガーフリーを目指していくのを、純粋にポジティブに楽しんだらいい。

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「○○は危険」「恐ろしい」などといった考えだけで何かを避ける事は、ネガティブではありませんか?


もちろん、理由なくいきなり良い習慣を始められない大人も大勢います。

「これは体にいい」と言われたって体に悪いものをやめる理由にはならない。

ですので、大前提で、悪いものを断ち切るためには、危険性を知ることは、とても大切です。

でもその一方で、たとえば

干し柿や甘酒の濃厚な甘さ、
シンプルに塩蒸ししたさつまいもやかぼちゃの自然な甘さ、
酸味と甘みがうまく調和した果物


など、

体も心も満たされる甘さを感じると、細胞の1つ1つまで染み渡るような幸せいっぱいの気分になりませんか?

そこには人工的な甘み、不必要に強烈な甘さが入り込む余地はなくなります。


「食べてみておいしいのはこっちだから私はこれを選ぶ」
と、ポジティブに選択できれば、
そもそも人工甘味料の安全性云々を心配する必要がありませんね。


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純粋に、

シュガーフリーのお菓子やおかずを試作するのが楽しい。

失敗も勉強になってありがたい。

食べてくれた人が喜んでくれると、さらに嬉しい。

マクロビ、ヴィーガンカフェに出かけるのが楽しい。刺激を受ける。


楽しい、嬉しい、幸せ。
そのサイクルに入れれば、砂糖や人工甘味料は勝手にどこかへ行ってくれます。


私も、その過程を日々楽しんでいます。

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うちゅう
地方在住、現在5人の子供を子育て中。 学生時代に、食糧自給・食品の安全などがコンセプトのNPO活動に参加したことや、環境政策が専門の教授に師事したこと、自然食品店でのアルバイト、援農ボランティアなどをきっかけに、食について興味を持ち始めました。しかし勤務時代の不摂生により産婦人科医から「不妊症予備軍」と診断されることに。菜食になったのは、なんと結婚後の「経済的困窮」がきっかけ! 動物性食品を買わなくても食いつなぐ方法を求めたところ学生時代に耳にしたマクロビオティックを思い出し、日々図書館通いをしマクロビオティック、精進料理、自然食など本を読み漁って実践。以降食生活の改良を重ねてきた結果、健康も子宝も手に入れ、2015年には第5子を自宅自然出産にて迎えることができ、今も元気に育ってくれています。 格差社会と言われる今日ですが、お金に困った人間ですら食の方向転換をしたことで体も心も健康に向かうことができたのですから、多くの人に希望を持っていただきたいです。
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