パンとチーズと肉が大好きだった私が子宮筋腫を患ってわかったこと。やっぱり和の食事が女性の体に適している本当の理由
パンとチーズとお肉が大好きだった私
私たち女性のからだはとてもデリケート。食事や生活習慣の変化、ストレスの影響を受けやすくさまざまな不調を起こしがちです。
私がイギリスに渡って暮らし始めた時ちょうど30歳を超えたばかりでした。
私はもともと乳製品があまり合わない体質ですがパンとチーズは美味しいし(!!)ラムやビーフも大好きでしばらくはずっとイギリスの食事をしていました。
というのも外国で食べる日本食はあまり美味しくないからです。
食いしん坊の私は美味しくない日本食を食べるよりはその土地の美味しいものを食べたい人間だったのです。
1年間で子宮筋腫が3つ
しかし、一年後に一時帰国した際に検診を受けたところ突然3つの子宮筋腫ができていました。
まだ小さな筋腫でしたし遺伝の関係や(私の母も筋腫がひどくなり子宮を摘出しました)年齢から言っても特別珍しいことではないと言われましたが、引っかかったのは1年前には何もなかったのにあっという間に3つできたということでした。
月経困難症の嵐
それからしばらくして今度はひどい月経困難症に悩まされるようになりました。生理前1週間から10日ほどは頭痛、関節痛、腰痛に悩まされ度々微熱が出て寝込んでいる状態。
月に半分は鎮痛剤を飲まなければ日常生活は送れないくらいの状態でした。
月経困難症は気分が落ち込んだりイライラしたり精神症状にも出るし、人によってさまざまな症状が出るので診断が付きにくいのでとても辛い思いをしながら症状を抱えている人が多いのです。
生理は病気じゃないし。
仕事も家事もサボれないし。
月経困難症とはどんな病気??
月経困難症は血液や尿の検査でホルモンの状態を調べたり超音波やCTスキャンで調べれば原因がすぐにわかります。そもそも月経困難症とは
1、器質性月経困難症 子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などの異常が原因のもの
2、機能性月経困難症 器質的異常を伴わないもの
と二種類あります。
1の場合は治療が必要になる場合もあります。
2の機能性月経困難症は女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(エストロゲン)のバランスが崩れて起きる諸症状です。
もう二度と飲みたくない!経口避妊薬ピル
それでよく婦人科で勧められるのがホルモン療法。いわゆるピル療法です。ピルは避妊用に使われることで知られていますが
排卵を止めて黄体ホルモンの分泌を抑えることで症状を抑えることができるというわけです。
それで試しました、私もピル療法。人並みの生活ができるなら何でも試そうという勢いです。
それどころか!
以前よりももっと辛い目に遭ってしまいました。
自前の生理前のイライラとは比較にならないくらいのイライラに悩まされ
(夫がそのせいでどんなに辛い目に遭ったことか!)関節痛、吐き気、めまいなどのオンパレード!
種類が合わないのでは?と言われピルの種類を変えてみました。(もうここまでくるとチャレンジャーですね)
まったく改善されませんでした!!!
もちろん体質によって何も副作用はなく、生理痛からも解放される人もいるようですので一概には言えませんが
私にとってはピル体験は人生で二度と経験したくないもののひとつです。
ハーブ療法士に勧められた和食
ピル療法ですっかりお医者さん嫌いになってしまった私はハーブ療法のセラピストのドアを叩きました。まずセラピストの彼女は最初の面談で私の一週間の食事を詳しく尋ねました。そしてこう言いました。
「わお!こんなにヘルシーに野菜をたくさん食べる人は他に知らないわ!」
でもこう指摘しました。
「気になるのはあなたは日本人なのに日本の食事をしていないことよ。」
彼女はイギリスでもいかに日本の野菜と魚中心の食事が高く評価されているかを説明してくれて
特に豆腐などの大豆製品が婦人科系のトラブルにとても良いことを説明してくれました。
大豆のイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするのでからだの中でホルモンバランスを整えてくれるのだ、と。
「特にあなたのように日本で日本の食事を食べて育ってきた人には絶対にそういう食事が必要だと思うわ」
からだにも風土がある?
そう言われてみれば私の周囲の友人や知人の日本人女性で、ヨーロッパやアメリカで長く暮らしたことで若くしてひどい婦人科系の病気を患っている人がたくさんいます。
ある人は知らないうちに子宮筋腫が20個以上できていて(!!!)妊娠をあきらめざるを得ない悲しい結果になってしまった人もいました。
渡英して一年間の間に突然3つもの子宮筋腫ができていたのも食事のせいに違いないと私は確信を持ち
イギリスではイギリスの美味しいものを、というモットーを改め、豆腐や味噌を使って和食を作って食べるように心がけました。
欧米でも注目を浴びる和の食事
欧米でも大豆製品が女性のからだに良いことは広く知られ始めていると同時に動物性脂肪と婦人科系病気の関連性も指摘されていてスウェーデンなどで詳しい研究も進められています。
動物性のものを一切口にしないいわゆるヴィーガンという完全菜食主義は
動物愛護精神から始める人もいますが健康問題から始める人も多いのです。
(実際に30代で閉経し更年期障害に苦しんでる女性に会ったこともあります!)
イギリスの人気シェフ、ジェイミーオリバーなども沖縄を訪れて日本の食材をたくさん取り入れたレシピをたくさん紹介していますし意識の高い人には和食はすっかり馴染みの深いものになっています。
私たちのからだに西欧の食事は合わない!
日本では戦前と戦後を比べると乳製品と赤身の肉を食べるようになった戦後に圧倒的に乳がんや卵巣がんなどの婦人科系の病気が増えていることが指摘されています。また、私もそうですが日本人の85%は乳糖不耐性といって乳製品を消化する酵素を体に持っていない体質です。
そもそも農作物の育たない寒冷地に暮らし長い時間をかけて乳製品や動物性たんぱく質を消化できるように変化した彼らの食事が私たち日本人のからだに良いわけはないのです。
さらに最近の酪農牛や肉牛には成長ホルモンを使用しているケースも多く健康に与える影響はますます深刻です。
子宮筋腫は、甘いもの、乳製品、油っぽいもの、粉物が一因になるほか、女性ホルモンであるエストロゲンが悪さをして起こるとも言われています。
ホルモン剤の含まれる海外産の肉は特に子宮筋腫や婦人科系疾患や乳がんのリスクを上げるので注意が必要なのです。
その後の私の子宮筋腫
さて突然3つ出現した私の筋腫に話を戻しましょう。こうして外国でも日本食を作り始め乳製品と動物性たんぱく質を抑えた食事に変えてからかれこれ20年近くが経ちました。
その後一度の出産を経て私の筋腫は何と一つも増えていません。
月経困難症もいつしかぴたりと止まりました。
それでも付き合いで食事が乱れてくるとすぐに生理の時に少し不調が出ます。
からだが「おいおい、ちょっと食事に気をつけてね」と教えてくれるのですね。
補足。カルシウムの摂取はご心配なく!
「乳製品を摂らないでカルシウム不足にならない?」とよく尋ねられます。
カルシウムは小魚や青菜、ゴマ、大豆から摂れます。乳製品よりももっと効率的に摂れます。
乳製品は今は一切摂らない私の骨密度は測るたびに「大変優秀!」とお墨付き!!
もしあなたが婦人科系のトラブルに悩まされていたらぜひ和の食事を見直してみてください。
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