日本は世界一の貧血大国！？日本人の約６割が隠れ貧血。あなたはいくつ当てはまる？貧血チェック！貧血を改善するための食べ物と対策方法。

日本という国は「世界一の貧血大国である」と言うのをご存知でしょうか？

（著書：貧血大国・日本、著者：山本佳奈 参照）


今、女性の6割がこの隠れ貧血だと言われております。

厄介なのが自覚症状がなく、誰も貧血による不調だと気づかないで生活を送っているのです。
目眩やふらつきなど分かりやすい症状が出たり、病院で貧血と診断されない限り自分が貧血だと思う人は少ないかと思います。

貧血とは、血液が薄くなり血液中のヘモグロビン濃度が減少する事である。 要は鉄分不足です。
隠れ貧血は貧血とは違い、まず検査では引っかからない・自覚症状が出ない＝本人に自覚がない・血液 の在庫が不足している状態なのです。

血液の在庫とは何でしょうか。

私たちの体内には3～4gの鉄が存在しています。
その内の60～70％が赤血球中のヘモグロビンに含まれているのですが、のこりの30～40％はヘモグロビ ン以外の形で存在します。

ヘモグロビンの次に多いのが「フェリチン」とういうタンパク質で主に肝臓細胞に存在しており、鉄を貯蔵する役割を担うタンパク質です。
私達の体内にある鉄の約25％がここに貯蔵鉄として蓄えられています。

「貧血を予防するには、レバー（肝臓）を食べる」 とよく言われているのは、この貯蔵鉄を食べるように勧めている事になります。

他、約3～5％は「ミオグロビン」として筋肉に存在しています。
ミオグロビンはヘモグロビンが運んできた酸素を受け取り、筋肉に貯めておく事が出来ます。
筋肉量が増えれば、それだけ鉄の需要も高まります。

ゆえに食事からしっかり十分に摂取しなければ簡単に貧血になってしまします。
水中で生活しているクジラやイルカ、アザラシなどは大量の酸素を貯蔵しなければならない為、これらの筋肉には特に豊富に含まれています。
成長期の子供やスポーツをしている人、筋力トレーニングをされている方の中にも貧血が急増しており、現在、男性も1割もの人が貧血だと言われています。

一般的な血液検査ではフェリチンやミオグロビンと言ったタンパク質量は調べられないので、ヘモグロビン量が足りていれば貧血とは診断されないのです。
そうなると、今感じている不調が貧血からくるものとは思わないので放置されてしまい、長く不調と付き合う事になります。

特に女性は月経もあるので隠れ貧血を放置すると本格的な貧血へ、そして思わぬ病気を引き起こしてしまう可能性があります。
癌、婦人科系疾患、認知症、心疾患や動脈硬化などの循環器疾患も。

女性は貧血になる事でお肌への影響も大きく、細胞が酸欠状態＝老化を招くことになります。
これが女性をブスにすると言われる由縁である。

私達の体内には3～4gの鉄があり、毎日約1mgは汗・尿・便・抜け毛・上皮角質（垢）などによって排泄されています。
この1mgを毎日の食事で補わなければ行けませんが、ダイエットや偏食により鉄分摂取量が不足したり、腸内環境が悪い人はうまく吸収されなかったり、摂取していても消化吸収の悪い非ヘム鉄ばかりだ ったりすると、気づかない間に鉄不足に陥ります。

ではここで、隠れ貧血チェックをしてみましょう！

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

	疲れやすい、肩がこりやすい
	頭痛、頭が重い
	吐き気がある
	下痢をしやすい
	立ちくらみや目まい
	顔色が悪い
	口の端が切れる、舌が赤くてつるつるしている
	寝起きが悪い
	風邪を引きやすい
	爪のアーチが平たく、割れやすい、二枚爪
	胸が痛むことがある
	食欲があまりない
	体を動かすと動悸や息切れしやすい
	むくみがある
	鼻づまりがある
	歯ぐきから出血がある
	体にアザができやすい
	注意力が低下しやすい
	神経過敏、イライラしやすい
	髪が抜けやすい
	皮膚が青白い
	まぶたの裏が白い
	湿疹ができやすい
	喉に不快感がある

いくつチェックが入りましたか？

３つ以上チェックがついた方は立派な隠れ貧血です！

不調が悩みになりストレスになり、うつ症状を引き起こす方もいらっしゃいます。
貧血から来るうつ症状は「フェリチン」の欠乏の可能性が高いので、向精神薬では全く改善されません。

体は食べた物が吸収されたもので出来ている

貧血を改善するにはやはり普段の食生活が大切です。

チェックシートに３つ以上チェックが入った方は普段何を食べていますか？

最近は食事に拘りを持っている方も増えてきましたが、そういう私も普段は酵素食を意識しており、たまにファスティングも取り入れております。

これを書いている今まさにファスティング中です！
食事は本当に大切です。

隠れ貧血だから鉄分が多いものを食べたらいいかと言うとそう簡単なものでもなく、体内に重金属（有害ミネラル）が多い人は鉄分が吸収されません。
体内に保持されるミネラル量が決まっている為です。

まずはその重金属をデトックスしつつ鉄分を補給しなければなりません。
特に金属アレルギーの方は重金属が多い人ですから、鉄分の多い食材＋有害ミネラルに拮抗する排泄ミネラルを摂る必要があります。

有害ミネラルと排泄ミネラル

　 　 　 　 　 　 　 　

有害ミネラル	汚染源	過剰蓄積による疾病・症状	主な排泄ミネラル
鉛(Pb)	喫煙・殺虫剤・ 鉛管による水道水	貧血・めまい・不安感 骨や筋肉の痛み・頭痛・ 脳発達遅延（胎児・小児）	カルシウム 亜鉛 鉄
水銀(Hg)	魚介類・乾電池 歯科用アマルガム（歯の詰め物）	うつ病・皮膚炎・眠気 しびれ・情緒不安定	セレニウム 亜鉛
カドミウム(Cd)	喫煙・ 排煙（ゴム・プラスチック製品） 米・農作物・貝のウロ	腎臓障害・骨粗鬆症 骨軟化症・貧血・脱毛・食欲不振 疲労・血圧上昇・神経過敏	亜鉛
ヒ素(As)	防腐（木材）・肉類・殺虫剤 穀物類	色素沈着・皮膚がん・疲労 手足の灼熱感・胃腸障害	セレニウム
アルミニウム(Al)	アルミ器具・乾燥剤・ 膨らし粉・野菜類・ワクチン	腎臓障害・食欲不振・息切れ 筋肉痛・胃腸障害	マグネシウム・鉄
ベリリウム(Be)	肉類の加工食品・半導体 プラスティック金属	呼吸器障害・皮膚障害	セレニウム
ニッケル(Ni)	化学工業製品・ゴム製品 ニッケル乾電池・コーヒー豆・カカオ マーガリン	下痢・皮膚病・不眠・めまい 吐き気・頭痛・胃痛・乾燥肌 無気力・疲労	マグネシウム

カルシウム・亜鉛・鉄・セレニウム・マグネシウム・を含む食材。
（国立循環器病センター、循環器病情報サービス参照）

・カルシウム

小魚・海藻類・大豆製品・野菜類

・亜鉛

かき・肉類・小麦胚芽

・セレニウム（セレン）

肉・魚・獣鳥肉・小麦・大豆

・マグネシウム

緑黄色野菜・海藻類などの植物性食品に広く分布

また、便秘の人もせっかくの栄養素を分解吸収しにくいですから、腸内環境を整える食材、発酵食品・酵素・酵母と共に鉄分を含む食材を一緒に摂取されて下さい。

鉄分を多く含む食材と注意点

「日本食品標準成分表2015年度版（七訂）」（文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会作成）を参照しつつ鉄を含む食品と注意点をご紹介致します。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。

ヘム鉄は、肉・魚・卵・乳製品といった動物性食品に。
非ヘム鉄は、野菜・海藻・大豆といった植物性食品に。

ヘム鉄は小腸で消化吸収されやすいですが、非ヘム鉄は消化管から吸収されるには動物性たんぱく質に含まれる消化酵素やビタミンC、
胃酸の力を借りてヘム鉄に変換されなければ吸収されません。

吸収率で言うと、ヘム鉄は15％～25％なのに対して非ヘム鉄はわずか2％～5％です。
だからと言って動物性食品ばかり摂ればいいかというとそういう分けでもなく、他にも摂取しなければいけない栄養素はたくさんありますので、あくまでもバランスが大切という事になります。

豆類、ごま、海藻類、野菜、果物、魚や肉、きのこ類、芋類。バランスが大事。

鉄の吸収を阻害する食品

・フィチン酸：豆類・ナッツ類・穀物　

・ポリフェノール：紅茶・ココア・ハーブティー・コーヒー

・カルシウム：重金属の拮抗排泄ミネラルでもありますから鉄分を含む食品と分けて摂取される事をお勧めします。

通常何気なくお食事と共に摂取しやすい食品に含まれるものです。

じゃあ摂取しない！ではなく時間をずらして摂取したり、摂取量を注意したりするように気を付けて頂くといいかと思います。
特にヴィーガン食の方は鉄摂取が非ヘム鉄でしか摂っていないので、くれぐれも摂取量を気を付けて下さい。


私のクライアントは20代から70代まで幅広くいらっしゃいますが、食生活も内容も環境により様々です。
貧血になりやすい食生活を例にあげてみました。

例えば、一人暮らしの仕事バリバリ女性は朝食抜きで、ランチは定食、夜は仕事終わりで遅めの外食で好きなものを。
小さいお子様がいらっしゃる方は朝昼は簡単に済ませ（炭水化物メインの食事が多い）、夜は先に子供と少し食べさらに旦那様と遅めのご飯。

育ち盛りのお子様をお持ちの方はどうしても糖質・脂質が高めのお食事に。

高年齢になって子育ても仕事も落ち着いてきてからは、体の機能が落ちるのと同時に不調が一気に増し食事制限を余儀なくされる方も。
逆にヴィーガン食、ケトン食、酵素食と食生活に拘りがあり栄養素が偏る方も。

何が正しいかを結論づけるのは難しいですが、今感じている体の不調の多くは食生活から来ています。
鉄分は意識して積極的に摂取しないと不足する栄養素です。

貧血大国日本！ですからね。
いつまでも若々しくいるには鉄は必須です！

あなたの爪には、不調ありませんか？　ミネラル対策グッズを買ってみよう！

ミネラルは体内で作ることが出来ないため食物から摂取する必要があるのですが化学肥料や農薬などで合理的な農業を実現してきたため
農作物のミネラル含有量は減少傾向にあり 普通に食事を摂るだけでは、ミネラルが不足しがちになっています。
また国が推奨する一日の野菜の摂取量は350gですが 年代別の野菜摂取量を調べても、どの年代も一日の野菜摂取量350gには達していません。 米国の量子化学者、生化学者であり1954年ノーベル化学賞、1962ノーベル平和賞受賞した ライナス・ポーリング博士はこう言っています。
「すべての病態、すべての疾病、すべての病気を追求するとミネラル欠乏にたどりつく」
ミネラルを補うことが体の調子を整え 病気になりにくい体をつくる上でいかに重要かわかります。
ミネラル(無機質)は、五大栄養素の一つで体内で生成することは出来ません。
人の身体には約70種類のミネラルが必要と言われています。
ミネラルは単体で長期間にわたり摂り過ぎた場合に 他のミネラルの吸収を阻害し、健康に悪影響を招く恐れがあり ミネラルを総合的にバランスよく摂取することが重要になります。 このフルボ酸は70種類のミネラルのハーモニーが整っているもので調和のとれた形の天然水ですから安心です。
キレート作用によりミネラルのイオン化を続けることで 体内への吸収率は98%と高く 人体にとって調和のとれた理想的なミネラルの集合体となっています。 非常にバランスが取れており特定のミネラルの過剰摂取になる心配もありません。 医療現場でも紹介をされるなど確かな品質を保っています。

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