透明だからと言って子供に与えすぎていませんか?甘い水に含まれる糖分は角砂糖5個以上です!
幼児が日常生活で必要とする水分補給の量は成人とさほど変わりません。
しかし、たとえ寒い日であっても炎天下の中、疲れを知らずに走り回る幼児は全力疾走の大人のようなもので、
脱水症状の予防をするには、適切なタイミングで適切な量の水分補給が必要です。
大人と違い、30分で水分補給などという理性的行動ができない幼児にとって、その予防は保護者や周りの大人たちに託されているのです。
では、水分補給は何で行えばよいのでしょうか。
米国医学研究所(U.S. Institute of Medicine:IOM)による
一般的な水分補給ガイドラインでは
4~8歳の健康な小児が必要とする1日の水分量はコップ約7.5杯分
9~13歳の小児、および14~18歳の女子ではコップ約10杯分
14~18歳の男子はコップ約14杯分の水分量が必要であるといいます。
成人と同じように、ほとんどの小児は摂取すべき水分量の約80%を飲料から、
約20%を食品から摂っており、喉の渇きを目安に必要な水分補給を行っています。
水、牛乳、ジュースやその他の水分を含むすべての飲料によって、
小児に必要な水分補給量を満たすことができるのです。
コカ・コーラ『飲料アカデミー』小児への水分補給で気をつけるポイント。
すべての飲料とはありますが、基本は水かお茶です。
飲み物にも色々種類がありますが、ジュースなどは一見して糖分が高いことが分かるので、保護者の方も幼児に与える際には気を付けることと思います。
しかしここで気を付けていただきたいのは
無色の糖分入り飲料
です。普段飲んでいる飲料の糖度を知っていますか
ここに普段から幼児が良く飲んでいる飲料の糖度をまとめてみましょう。
飲料名 | 糖分(500ℊ中) | 角砂糖相当 |
---|---|---|
100%果汁ジュース | 40~60g | 約10~15個 |
炭酸飲料 | 40~65g | 約10~16個 |
スポーツドリンク | 20~34g | 5~8個 |
乳酸菌飲料 | 66g | 18個 |
天然水(水) | 0g | 0個 |
果汁入り天然水 | 21.5~37.5g | 約5~9個 |
上記の表を見ていただければ分かるように
果汁入りの水は、水ではないのです
こどもの砂糖摂取量は25ℊ未満とすべき
世界保健機関(WHO)は4日、肥満や虫歯を予防するために、砂糖などの糖類を一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだとする新指針を発表した。平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯分)程度。従来は10%までと推奨していたが、各種の研究結果から基準を引き下げた。
WHOが摂取量の制限を推奨するのは、糖類のうち単糖類と2糖類のショ糖(砂糖)に限る。主に加工食品や清涼飲料に加えられる砂糖のほか、蜂蜜や果汁飲料などに含まれる。
日本経済新聞
25ℊと言えば、上の表の水以外はすべての一日の摂取量を軽く超えることになってしまうのです。
また、WHOでは『肥満や虫歯を予防』するため砂糖の摂取量の制限を設けていますが
砂糖の取り過ぎによる弊害はそれだけではないのです
ここに興味深いドキュメンタリー映画があります。
砂糖の摂りすぎは本当に身体に悪いのか?
この疑問に自らの身体をかけて挑みその過程をまとめ上げた
話題の映画『あまくない砂糖の話』が3月19日から公開される。
この映画は、自国製のドキュメンタリーとしてはオーストラリア史上最高の動員記録を達成している。
ヘルスプレスより
この映画は、60日間砂糖を1日ティースプーン40杯取り続けることによって起こる体の変化を、自らの身で行ったドキュメンタリー映画です。
今まで企業が否定してきた様々な症状を、被験者となった監督が正直に映像に表してくれています。
体内のカルシウムを奪う
砂糖の原料はサトウキビやビート(大根)であり、元々はミネラルが豊富に含まれています。しかし、白砂糖にするために様々な薬品で精製していきます。
その過程で白砂糖はビタミンやミネラルなどを失った酸性食となるのです。
酸性食品が体内に大量に入ると血液を酸性にしてしまいます。
そこで体は中和するために体内のミネラルが大量に使います。
この時大量に使われるのがカルシウムなのです。
カルシウムが不足することで骨が弱くなるだけではなく、虫歯の原因にもなります。
またカルシウムには体内への脂肪吸収を抑制する働きがあります。
慢性的なカルシウム不足は、肥満の原因にもなるのです。
ビタミンBが欠乏する
砂糖は分解す時にビタミンBを必要とします。しかし、白砂糖は前述にもありますように、大量の薬品で精製しているために、ビタミンやミネラルは全く含まれていません。
なので、白砂糖自体が分解しようとするときは、体内のビタミンBを消費するのです。
体内からビタミンBが減るとどんなことが起きるでしょうか。。。
ビタミンBは、神経を正常に働かせるために必要な栄養素と言われています。ビタミンBが欠乏すると、疲労・精神的不安定・イライラ・癇癪症状が出ます。
またカルシウムの不足もイライラなどの精神的不安定の原因になります。
白砂糖は細胞を緩めてジャム状にしてしまう
ジャムを作るとき、果物と砂糖を入れて煮込むだけで、果物は崩れていきますよね。これは、砂糖が細胞を緩めてしまうという特性を表しています。
胃や腸の粘膜が緩むと、胃炎や胃潰瘍を引き起こします。
呼吸器系の粘膜が緩むと風邪をひきやすくなったり鼻炎になります。
最悪は脳の細部が緩んでしまい、情緒不安定やキレやすくなることです。
砂糖には依存性がある
様々な砂糖の害についてお話ししましたが、私が一番怖いと思うのは、砂糖の依存性です。砂糖を摂取すると、血糖値が急上昇します。
すると血糖値を下げる働きをするインスリンが大量に分泌され、逆に低血糖の状態になります。
低血糖の状態では脳が「エネルギー不足」だと感じ、空腹でもないのに
「甘いものを摂取して血糖値を上げろ!!」と命令を出すのです。
これが恐怖の糖分スパイラルなのです!!
また、糖分を摂取することにより脳内にドーパミンやセロトニンなどの脳内神経伝達物質が分泌されます。
これらはいわゆる幸福ホルモンを出す物質で
糖分を摂取=幸せな気分になる
という習慣を作ります。
これが砂糖の依存性の怖さなのです。
麻薬のように依存していき、知らないうちに体を蝕んでしまうのです。
これらの糖類を、大人ではなく理性も定まらない子供のうちから与え続けられたら…
こんな恐ろしい頃があるでしょうか。
明日の子どもの未来は、私たち大人の心の持ちようで全く変わっていきます。
では どうしたらいいのか?
市販ジュースや清涼飲料水を選ぶ前に。
では、どうしたらいいのでしょうか?
市販に溢れかえる安価なものを選ぶのではなく、
有機のストレートジュースなど、できる限りオーガニックでナチュラルな製法で作られていて濃縮還元でないジュースを選ぶことをオススメします。
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