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5万個以上の化学物質であふれる日常の中で私たちは生きている。まだマイナーな化学物質過敏症とは何か。

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一部の人達が排除されてしまうサービス

名鉄バスの事件

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こんにちは、あゆゆです。
先日、名鉄バス(名古屋市)が昨年11月から運行している「香りバス」に疑問の声があげられているというニュースを聞きました。


夜行バスの乗客にリラックスしてもらおうと、車両の出入り口付近にアロマ発生器を設置したバスを計3台導入。ドアの開閉と同時に香りが生じる仕組みで、昨年11月19日から運行を始めたそうです。

このバスに「化学物質過敏症のあいちRe(り)の会」(名古屋市)が、「化学物質に敏感な乗客が利用できない」、「深夜バスは代替がきかない」など再考を求める質問書を提出したとのことです。


そもそも化学物質過敏症とは何か?

非常に微量の薬物や化学物質(主に揮発性有機化合物)の暴露によって引き起こされるとする疾病概念とされています。

お気付きでしょうか?

そう、まだ日本では病気として認知されていないのです。

化学物質過敏症の歴史


化学物質過敏症は、1950年代にアメリカの医師セロン・G・ランドルフが化学物質への暴露によって発生する過敏反応の可能性を提唱したのが始まりです。

そののち、1980年代にマーク・カレンによってMCS(Multiple Chemical Sensitivity:多種化学物質過敏状態)という概念が提唱されました。

その後日本では北里研究所病院がMCSの概念を導入し「化学物質過敏症」として研究が行われてきました。

2009年10月1日に厚生労働省は病名リストに化学物質過敏症を登録し
カルテや明細書に記載できるようになりました。

まだまだ最近、認知されてきたばかりの新しい失病なのです。
周りに理解されないがために、苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

日本の化学物質の現状は?

五万種以上の化学物質であふれる日常

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私たちの身のまわりには、5万種以上の有害な化学物質があるといわれています。

日本では毎年数万件に及ぶ中毒が発生し、報告されなかった中毒を含めると、年間60万件にのぼり、死亡者も年間6000人に達しています。

これは交通事故による年間死亡者数の役1/3にあまり、いかに多いかが分かります。

病気の種類も、中毒、アレルギー、免疫病、精神性の病気などあいまいで、実際はさらに多い数になるでしょう。

身近なものの健康被害状況


厚生労働省による、モニター病院と公益財団法人 日本中毒情報センターからの情報をもとにとりまとめた「平成27年度家庭用品等に係る健康被害モニター報告」が公表されました。

これは「皮膚障害」、「小児の誤飲事故」、「吸入事故」の3つで構成されています。


皮膚障害

皮膚障害では装飾品が47件で31.3%と最も高い割合を占めました。
次いで、ゴム・ビニール手袋が8.7%、時計が8%、めがねが4.7%。

皮膚障害に関しては、女性が81.3%と大半を占めました。
アレルギー性、刺激性化学物質による健康被害を受けやすいのです。

小児の誤飲事故

小児による誤飲事故では、タバコが22.0%と高い割合を占めました。
次いで、医薬品・医薬部外品が16.8%、プラスチック製品が14.0%。

事故全体の87.9%は子ども本人にのる誤飲ですが、「兄弟姉妹の処方薬との間違い」「容量の間違い」など大人の過失による事故も12.1%発生しています。

実際に医薬品誤飲事故または誤飲未遂を経験した保護者に実施したアンケート調査結果によると、35.1%の保護者は「子どもによる医薬品誤飲事故が発生していることを『知らなかった』」と回答しているのにも驚きです。

吸入事故

吸入事故では、殺虫剤が22.4%で最多を占めました。
次いで、洗浄剤(住宅用・家具用)が18.5%、漂白剤が10.2%。

年齢から見ると、0~9歳の子供の被害報告事例が275件(37.1%)で、前年度と同様、最も多かったそうです。

スプレー式・ポンプ式による吸入事故が多いそうです。病院でもほとんどは経過を見る等の処置が多いので、小さいお子さんには辛いですね。

過敏症に関する対立する意見

肯定的な意見


化学物質の人体に及ぼす影響については未だ解明が進んでいませんが、一部の専門家の間では、近年激増の傾向にある自律神経失調症やうつなどを含めた現代病は、化学物質の曝露が原因である、という意見があります。

ドライアイ、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、自律神経系の病、うつ病などの様々な病名の診断がなされ、手術や投薬を重ねても改善されなかった、または逆に悪化した症例で、化学物質過敏症としての診断と治療によった後、改善及び社会復帰に結びついた例があります。

懐疑的な意見

微量の化学物質が多彩な症状を引き起こしているとする客観的な証拠がなく、
においや先入観により引き起こされていると考えられることなどから
「化学物質過敏症」という名称自体が適当でないとする意見もあります。

患者本人が精神疾患であることを認めず、身体疾患であることに固執したり、精神医学的な治療、あるいは祈りなどが功を奏した例が報告されています。

海外では化学物質過敏症を特定の疾患と認めることに否定的な意見が大勢であり、
心身症と考える意見が強いとされています。

化学物質過敏症になりやすい人は?

バスタブのように化学物質は体内に蓄積され続ける。

過敏症になりやすい人とそうでない人は何が違うのでしょうか。

物質に触れる機会が多い環境、ストレスが溜まり免疫力が落ちている体調、体質や遺伝が原因であることが多いようです。

バスタブをイメージしてみてください。

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バスタブが化学物質の許容量として、摂取と排出を繰り返しています。排出量を上回る摂取をし続けた結果、水が溢れた状態が化学物質過敏症となります。

摂取する化学物質を少なくし
蓄積した化学物質を排出しやすい体質を作ることで症状が緩和していくことができます。

シックハウス症候群との違い

シックハウス症候群とは、化学物質に汚染された建物内の空気が原因で起こる病気の総称です。

厚生労働省は2004年に傷病名として認定しました。

特定の化学物質に反応し、建物内での発症に限られるため、進行すると過敏症になるというデータもあります

シックハウス症候群になる人は化学物質過敏症になる可能性もあるため、早めに対処することが必要になります。

化学物質とうまく付き合っていく方法

改善するには?

発展していく世界と増える発病者。
うまく付き合っていくにはどうすればいいのでしょうか。

①化学物質をなるべく避ける。

一番はなるべく物質に触れないことですね。
使っている洗剤や家具、食べ物なども注意する必要があります。

しかし、これには周囲の理解も必要になります。理解を得るために全エネルギーを使わないことが大切です。

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②体外に排出する

完全に化学物質を摂取しない生活は、この時代には不可能に近いです。
毎日適度な運動をして汗を流したり、代謝を高める努力をしましょう。
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③物質に耐えられる体力をつける

特に必要な栄養素良質ビタミンC(アスコルビン酸)を取りましょう。ビタミンには体の機能を調整する働きがあります。自然の力を借りて、化学物質より強い体を作ることも大切です。

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④体重を落とす

化学物質は脂肪に溜まります。
余計な脂肪を溜めないことも対策になります。

終わりに

便利になっていく社会と比例して化学物質や薬品に悩まされる人が増えるのも
これからの世界の課題になっていくでしょう。

課題に気付いていながらまだ発症者が少ないという理由で病気と認知されていない現状に疑問も持つべきです。理解してもらうことばかりに一生懸命になって
心やエネルギーをすり減らしてしまっては別の健康被害になってしまいます。

まずは身近なものから、自然の恵みや元々私たちが持っている浄化作用に感謝しながら、
次世代に健康とは何かを伝えていけたらいいなと思います。


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上村 歩
1990年生まれ/マクロビオティックセラピスト/高校卒業後、青森から上京。水や化学食品にアレルギーを持ち、過去に水商売で摂食障害と鬱を発症。体調を崩した経験からマクロビと出会い、資格を取得。調理師としてイタリアン、西海岸、ハワイアン、和食、マクロビ、ヴィーガンの飲食店で経験。ライター、レシピ開発、出張シェフなど個人でも活動。 ✩あゆゆBLOG✩
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