日本にも平気で出回る遺伝子組み換え作物や発がん性物質使用の偽物ビールに騙されないで!ドイツに学ぶ安全なビールの選び方。
ビール=冷たいは当たり前ではない。
ビアガーデンやビールの広告など、いたるところでビールが飲まれる時期となりました。
冷やしたグラスに冷たいビールを入れて飲むのが日本では一般的です。
普段あまりアルコールを飲まない皆さんも、この時期は飲み会に誘われることが多いのではないでしょうか。
しかし、ビールは冷たいものとしているのは世界の常識ではないのです。
常温でもビールを飲むのが、常識なドイツ
もともと、ホットカクテルやホットワインなど温かいお酒のバリエーションが豊富なヨーロッパでは、
毎回ではありませんが、ビールも常温で飲まれていることが多いといいます。
なかでも、ドイツではビールのバリエーションも豊富で常温で親しまれています。
日本のビールはどうなの?遺伝子組み換え、添加物も不安なビール市場
日本のビールを販売する企業では、早く商品を出荷して大量に販売するため高温煮沸したり急速冷却したり酵母を取り除いているところも少なくありません。せっかくビール酵母に豊富な栄養素があっても、それを壊しかねない温度で製造し更には酵母を取り除いては台無しです。
また、温度だけでなくその根本である原料も多くの日本のビールでは問題があります。
添加物だらけの劣悪なビールを販売する日本企業
法令で守られ劣悪なビールを禁じているドイツ。
それに対し日本では日々劣悪な商品が生産されています。
今年の4月から酒税法改正で粗悪なビールがはびこるように・・・
今年の4月、国税庁により酒税法が改正されました。
これにより、それまでビールの麦芽使用割合は67%以上のものからから50%以上のものに引き下げられました。
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-beer.htm
純粋令がしかれたドイツと違い、これでビールの品質劣化はまぬがれないものとなりました。
安価なビールは様々な添加物や危険な原材料にまみれています。
なかでも危険とされるのは、カラメル色素です。
カラメル色素には4種類あり、カラメルⅠは砂糖を水で加熱しながら作る昔ながらの天然色素で無害です。
しかしながら天然由来のカラメル色素は時間とコストがかかるため殆どの企業で使用されていません。
カラメルⅡは糖類に亜硫酸を加えて作るもので、日本ではその危険性から製造を禁止しています。
日本で最も多く使用されているカラメルⅢは、糖類にアンモニウム化合物を加え加製造します。
カラメルⅣは糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えて製造します。
また、カラメルⅢは、糖類にアンモニウム化合物を加え製造しており、カラメルⅢとⅣには使用基準があります。
アンモニウム化合物は毒性があることで知られており、発がん性の危険性があります。
カラメルⅢとカラメルⅣを製造される際に発生する4-メチルイミダゾールはリンパ球の減少や免疫機能の抑制、
DNA損傷、染色体異常誘発の可能性が指摘されていて、そのいずれも勝つがん性のリスクを高めるものです。
アメリカでは2007年にNTRによって発がん性物質として指定されました。
マウスに2年間にわたり4-メチルイミダゾールを170mg/kg.b.w与えたところ、殆どのラットにがんの生成が認められたことによるもので、アメリカやヨーロッパでは使用量の規制がありますが、日本では安全性に問題はないとし使用量の規制もありません。
参考:林純薬工業株式会社
http://www.hpc-j.co.jp/standards/797/
また、原材料そのもので見逃せないのは、GM作物の使用についてです。
コーンスターチや糖類といったトウモロコシ由来の原材料や大豆たんぱくの大豆など輸入にほぼ頼っている作物は
GM作物が殆どであることは知られていますが、酒税法改正でビールの原材料の使用の幅が広がったことから、さらなるGM作物の使用も懸念されます。
たねと食とひと@フォーラムでは、大手ビールメーカー4社にビールの原材料についてGM作物の使用を調査した結果、2017年には4社ともGM作物に切り替えていることがわかったとしています。
GM作物使用の理由は安定した調達のためとしていますが、安価な原材料で大量生産をするために
DNA損傷や発がん性の危険があるとされ海外では禁止や規制が進むGM作物を使用していいものでしょうか?
更にビールよりも使用原材料の幅が広い発泡酒では粗悪な原材料の使用率が高いことや
アセルスファムKの使用など、安価であればあるほどその危険性は高いといえます。
シンプルな原材料で粗悪品を禁止し美味しさの品質を守るドイツ。ここでもレベルが高かった!
ビール大国ドイツには、醸造所が約1270もあり、合計で5000種類を超えるビールが造られています
世界的に流通している銘柄もあれば、その地方だけで飲まれているビールや、
パブやレストランでのみ樽から飲ませるだけのビールなど様々な飲まれ方があり、味や香りも豊富です。
そんな豊富なバリエーションを持つドイツのビールですが、材料はとてもシンプル。
麦芽・ホップ・水・酵母のみで作られています。
これは劣悪なビールを造ることを禁止するビール純粋例によるものです。文書で確認できる最古の条例では1156年にアウクスブルグで「劣悪なビールを作るものあるいは量をごまかすものは処罰に値する」と定められ、
各都市でもその後条例が定められます。
1516年にはビール純粋令が発令され、麦芽・ホップ・水のみで作られることを定め、16世紀半ばにはそこにビール酵母も加えられました。
このビール純粋令は500年以上も受け継がれドイツビールの伝統と文化、品質を維持しており、食品に関する条例としては世界最古と言われています。
参考:ドイツ食品普及協会
http://doitsushoku.com/about/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
さすがはオーガニック先進国のドイツ、食の品質へのこだわりは長い伝統として守られています。
それは発酵食品の健康効果を守ることにつながります。
発酵食品ビールの力
ビール酵母には女性には特に嬉しい肌の状態の改善につながるとされる研究報告もあります。
森之宮医療大学と同志社大学が発表した論文では、32例の平均約37歳の女性に対して8週間ビール酵母を投与した結果を公表しています。
http://www.anti-aging.gr.jp/english/pdf/2010/jpn/J7_4.pdf
肌質改善や冷え性改善など女性に特に嬉しいビール酵母の有効性
その結果として、
・肌の水水分量・弾力性の増加
・冷え症スコアが有意に改善
・QOL向上の有用性が示唆された
としています。論文の中ではビール酵母の有用性について、動物実験およびヒト臨床試験では糖尿病改善効果、鉄分吸収促進、LDLコレステロール低下など脂質代謝の改善、抗潰瘍・腫瘍作用がこれまでにも報告されているとしており、ビール酵母の豊富なビタミンやミネラル、核酸やアミノ酸、食物繊維といた栄養成分について触れています。
酵母の力を引き出すには温度が重要です。
それを生かすも殺すも温度が大きくかかわります。
ドイツの北の方の地域では、エールと呼ばれる常温で短時間発酵させる甘みと香ばしさが特徴のビールが主流で、
南の方ではラガーと呼ばれる10度程度の低温でじっくり発酵させる爽快な喉越しですっきりした口当たりのビールが主流です。
ドイツでビールを楽しむ温度はビールの種類によって異なりますが常温の10度前後とされ、日本のように0度や氷点下、フローズンといった温度ではありません。
それは酵母の生育可能な温度が0度~40度、至適温度は27~30度であること、それによって美味しさが変わってくるからです。
参考:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
ホンモノのビールを飲むには
暑いこの時期、ビールを飲む機会は多いと思いますが、粗悪な商品には気をつけなければなりません。
オーガニックな原材料で作られた商品を選ぶことを大前提として、ポイントをご紹介します。
表示を見るだけでなく安全性を実際に確認する
日本のビールは大手4社も含めてドイツと比べ劣悪なビールが多く流通しています。
その数は非常に多く、表示を見るだけで安全かどうかを確認するのはとても困難です。
企業のホームページを確認したり、お客様センターに問い合わせて確認しましょう。
また、あまりにも安価な商品は価格を抑えるために添加物やGM作物のリスクがそのぶん高いので、最初から購入しないほうが賢明です。
適温でドイツビールを楽しむ
ラガーやエールといった種類にもよりますが、ドイツビールは常温で10度前後が一番おいしく飲めます。純粋令でまもられたドイルビールは、発酵食品として美容や健康にも期待ができるので、女性にもおすすめです。
お店やインターネットなどでも流通していますが、ビアフェスなどでも近年ドイツビールを飲む機会が増えているので、屋外で楽しむのもおすすめです。
日本と違いドイツはオーガニック先進国なので、オーガニックなビールの種類も豊富です。
安全な選択をするために
食料自給率が先進国最低レベルの日本では、食品の輸入にたよらざるを得ず、GM作物の輸入にも甘いのが現状です。
そんな日本で作られたビールでは、発酵食品として健康にいいというメリットを享受するどころか病気のリスクまであるのです。
オーガニック先進国のドイツでは品質を法令で守ることで食の安全性を守っています。
日本でそうした措置がとられていないのは、安価な商品を好む消費者に合わせて企業が安価で劣悪な商品を販売し、
国もそうした企業や輸入の外圧に負けて添加物の認可や農薬のやGM作物の使用に規制をかけていないからです。
種子法廃止など食の不安が叫ばれる現代社会、私達消費者は、受身でいるだけでは、もはやこの日本で生き延びていけません。
ビールだけでなくオーガニックな製品を選択するため、自分自身で安全なものかどうか見極めていく必要があるのです。
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