活性酸素はあらゆる現代病の原因。抗酸化物質ファイトケミカルやビタミンミネラルを摂取して活性酸素を撃退しよう。
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私たちは空気を吸い、酸素を身体に取り込むことによって生きています。
その酸素が、身体で活性酸素に変化し、身体のあらゆるところに害を与えることがわかってきました。
活性酸素の害を除くことは、若々しい人生を過ごせるようになるのです。これまでの栄養や健康に対する知識に、不足している活性酸素撃退法をお伝えします。
活性酸素とは?
私たちは、約60兆個の細胞で生命活動を行っています。この細胞が正常に働いていれば、健康で過ごすことができます。
しかし、大気汚染、土壌汚染、紫外線、放射線、食品汚染、タバコ、お酒、ストレスなどに取り巻かれています。これらの条件によって、身体で作られるマイナス因子を総称してフリーラジカルと呼びます。
(「食べ物があなたを作っている」より)
フリーラジカルは「化学的に不安定になった分子」で、その代表格が活性酸素なのです。この活性酸素は、私たちが空気から取り入れている酸素が身体の中で変異し、攻撃性が強くなった酸素を指します。
活性酸素はウィルスや細菌など外敵の侵入を撃退し身体を守ってくれるものでありながら、一方で増えすぎると老化や生活習慣病の原因になるといわれている強敵です。
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¥ 16,205 (税抜)若々しい人とそうでない人の違いとは‥‥
年齢を重ねても若々しい人が多くおられます。その反面、年齢は若いのに老けて見える方もおられます。人は平等に年を取りますが「年齢を重ねること」や「若々しさ」は、必ずしも一致していません。
一般的に「老化」とは、年齢と共に身体の状態が悪くなり、
やがて正常な生命活動を維持できなくなることをいいます。この老化スピードは、
人によって異なり先天的な体質よりも、ライフスタイルや社会環境によるものが大きいとされています。
その原因として特に注目を浴びているのが「活性酸素説」です。
私たちが生きていく上で欠かす事ができない酸素が原因となっている説です。
酸素が存在するところでは、“酸化”反応が起こります。
例えば、鉄がサビたり、リンゴの切り口が変色するのも、この酸化が原因で起こる化学反応です。
活性酸素は、これと同じ反応を体内で引き起こします。
私たちには、活性酸素に対抗する機能を持っていますが(後ほど説明)、
年齢と共に衰え、次第に細胞が酸化される過程が老化なのです。
すなわち、活性酸素の発生をできるだけ抑え酸化を防ぐことが、若々しさを保つことになるのです。
動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞の原因にもなる酸化。
大量に活性酸素が発生すると、細胞の酸化を防ぎきれず身体のトラブルになっていきます。代表的なのが、全身的な血流障害である「動脈硬化」。
これが心臓で起こると心筋梗塞や狭心症、脳で起こると脳出血や脳梗塞の原因になり活性酸素が深く関わっています。
ガンも活性酸素による酸化が原因の一部に
そして、日本人の死亡率1位になる「ガン」も活性酸素による細胞の酸化が原因の一つになっています。
私たちの身体の中には、ガン細胞は常に存在しますが、その増殖を抑えているのがガン抑制遺伝子です。このガン抑制遺伝子が活性酸素によって傷つけられると、ガン細胞の増殖が始まります。さらにガン抑制遺伝子を修復するDNA修復遺伝子まで傷つけられるとガン細胞は、どんどん広がり病状は進行します。このように今や病気の90%は、活性酸素による影響とわかってきました。
活性酸素が増えると起こる身体のトラブル
冷え性・肩こり、肌荒れ・シミ・しわ、老化、白内障、リウマチ、肝炎・腎炎、痴呆、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、ガンなど
(「マイベスト神戸 ベストヘルスパートナーHealth&Fine 加藤 晴之
ベジタリアンで肉を食べない人は免疫力が低下し病気になりやすい」より)
活性酸素の発生
口から摂取された食べ物の中には、タンパク質やブドウ糖や脂肪が含まれています。この栄養素は、腸で吸収され血液を通して各細胞に運ばれます。
そして様々な反応過程を経て細胞内のミトコンドリアでエネルギーに変換されます*。
この変換過程は、灯油やガソリンが燃えるのと同じ酸化反応です。
すなわち体内では、タンパク質やブドウ糖などに含まれる炭素が酸化されて二酸化炭素と水、エネルギーに変わっていきます。吸い込む息よりも吐く息の方に二酸化炭素が多いのは、このような過程によるものです。
そしてこの時に使われた酸素の1~2%が活性酸素となります。したがって私たちが生きている以上、活性酸素の発生量を0(ゼロ)にすることは不可能なのです。
*タンパク質やブドウ糖などと酸素だけでは、酸化反応は起こりません。
酸化反応を起こさせる物質・各種の「酵素」が必要です。
活性酸素の種類
活性酸素は、何らかの理由で普通の酸素と比べると電子が欠けた不安定な酸素の事です。このような状態になると他の物質から電子を奪う反応が起こります。
電子を奪われた物質は「酸化」されたことになり、さらにこの物質は、
他の物質から次から次へと電子を奪う連鎖反応を起こし酸化が進みます。
細胞レベルで起こると、細胞の電子が奪われ酸化し損傷、破壊されます。
このように電子を奪う力が極めて強いのが活性酸素です。この活性酸素に4つのタイプがあります。
スーパーオキサイドラジカル(O2―)
ミトコンドリアでエネルギーを作る時に、酸素分子から最初にできる活性酸素で大量に発生します。これは、白血球などの免疫に関わる細胞が侵入してきた細菌などを殺すときにも大量に発生します。
過酸化水素(H2O2)
スーパーオキサイドラジカルが水分子と反応して作られます。一般的に「オキシドール」と言われる消毒剤と同じで、極めて強い毒性があります。
一重項酸素(1O2)
放射線や紫外線を浴びると大量に発生し、皮膚ガンなどの様々なガンの因子となります。ハイドロキシラジカル(OH)
活性酸素の生成過程で最後にできる活性酸素です。
たった1個のハイドロキシラジカルがあるだけで、その人を50%の確率で死に追いやると言われている強力な酸化力があります。生活習慣病やガンを惹き起し、老化を早める最も強い活性酸素です。
話は異なりますが、最近はやりの空気清浄機(〇〇クラスターなど)では、このハイドロキシラジカルを電気的に発生させ応用した機器です。
活性酸素をやっつけよう!!
私たちの身体には、活性酸素を退治する機能が備わっています。この機能がなければ、私たち人間も含め全ての生物は生きていくことができません。
この機能を持つ物質が抗酸化物質(スカベンジャー)で、次の働きがあります。
①活性酸素が発生しないように、その発生源を抑える(予防)
②発生した活性酸素を捕捉し、その酸化力を抑たり除去する(除去)③活性酸素によって傷ついたところを修復し、元の正常な状態に再生する(修復)
このように活性酸素は、段階的に抗酸化物質によって分解され無害化されて最終的に酸素と水になります。
抗酸化物質の種類
抗酸化物質は「酵素」「ビタミン&ミネラル」「ファイトケミカル」の大きく3つに分けられます。抗酸化物質⑴‥酵素
細胞で作るタンパク質化合物の一種で、体内の様々な代謝に関わります。体内で約3000種類の酵素が作られますが、これは一つの酵素には一つの働きしかないからです。①SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)
‥スーパーオキサイドラジカルを過酸化水素と水に分解
②カタラーゼ‥水と酸素に分解③グルタチオンペルオキシターゼ・グルタチオン還元酵素
‥ビタミンA、ビタミンE、ファイトケミカルの存在下でハイドロキシラジカルを酸素と水に分解
酵素は食物として摂取できません。そのため酵素を体内でしっかり作るためには、その原料を良質なタンパク質で積極的に摂る必要があります。
☆良質なミネラルも抗酸化酵素の材料!Minery「飲むミネラル」
抗酸化物質⑵‥ビタミン&ミネラル
ここでは、ビタミンとミネラルをまとめて紹介します。①ビタミンC‥スーパーオキサイドラジカルを水と過酸化水素に分解
②ビタミンC‥過酸化水素を酸素と水に分解
③ビタミンA、B2、C、E‥一重項酸素を酸素と水に分解
④ビタミンA、B2、E、セレン
‥補助酵素としてグルタチオンペルオキシターゼの働きをサポートし
ハイドロキシラジカルを酸素と水に分解
ビタミンA(ベータカロテン)は緑黄色野菜に多く含まれ、一重項酸素の消去力に優れています。
そしてビタミンCやEともに摂取すると抗酸化力が強くなります。
ただビタミンAは、脂溶性ビタミンのため過剰摂取には注意が必要です。
このためベータカロテンとして摂られることをお勧めします。
ビタミンB群の中でもB2は、一重項酸素の抗酸化物質になると同時にグルタチオンペルオキシダーゼの補助酵素となります。
またビタミンB6、B12、葉酸は、動脈硬化の原因の一つホモシステインを減少させますので、
ビタミンB群は単独で摂取するよりも、まとめて摂る方が効果的です。
ビタミンCは、幅広い抗酸化作用があります。
特にハイドロキシラジカルに働き、さらにビタミンEや尿酸を還元する作用もあります。
ビタミンEは、“天然”と“合成”があり、活性酸素吸収力が高いのは“天然”で合成の約2倍と言われています。
SODの生成にはマンガン・銅・亜鉛、カタラーゼには鉄、グルタチオンペルオキシターゼにはセレンが必要です。
これらのミネラルもしっかり摂取することも大切です。
抗酸化物質(3)‥ファイトケミカル(Phytochemical)
近年、健康に関心の高い方が注目している成分がファイトケミカルです。植物は苦味、香り、色などの成分で自らを紫外線や外敵などからの防衛能力として作り出した、植物だけが持つスーパーパワー成分です。
(出典:http://www.wakasanohimitsu.jp)
ファイトケミカルとは植物に含まれる化学成分です。意味はギリシャ語の「ファイト(Phyto)=植物」と「ケミカル(chemical)=化学物質」の造語です。
野菜や果物にはビタミンやミネラルといった活性酸素吸収力を持つものもありますが、ファイトケミカルはこれらと協力し、優れた活性酸素吸収力を発揮します。
植物のどこに含まれているの?
ファイトケミカルは、私たちが日ごろ食べている野菜や果物に含まれています。
しかしながら多く含まれる部分は、私たちが普段捨てている皮や種子です。
しかも苦味や香りの強い植物に多く含まれるので、食事だけではしっかり補うのは難しいのです。
これもファイトケミカル?
ファイトケミカルは、植物のみが持つ有効成分の総称で、種類は何千~何万種もあると言われています。よく知られているのは、トマトに含まれるリコピン・大豆に多く含まれるイソフラボン・お茶に含まれるカテキン・赤ワインやコーヒーに含まれるポリフェノール・ブドウに含まれるレスベラトロールなどがあります。
第7の栄養素
6大栄養素といえば、タンパク質、炭水化物、脂質・ビタミン・ミネラル、食物繊維の事です。これに加えてファイトケミカルは第7の栄養素として注目されています。
高い活性酸素吸収力を持つファイトケミカルを食事やサプリメントでバランスよく摂取するのが、健康のキーポイントになります。
デザイナーフーズ
1980年代にアメリカで行われた「食生活とガンの関連性」の研究より、高脂肪の食事よりも野菜中心の食事にガン予防効果が高いことが報告されています。これを受けてアメリカ国立ガン研究所が中心となって「ガン予防のためにデザインされた食品(=デザイナーフーズ・プログラム)」の研究がスタートしました。
この研究では、ガン予防効果が高いとされる約40種類の植物性食品が発表され、その内容にはファイトケミカルを含む食品が多く選ばれています。
(デザイナーフーズ・ピラミッド)
ファイトケミカルの健康効果
代表的なファイトケミカルの働きと、多く含まれる食品を( )内に一部記載します。◆ アントシアニン‥視機能の改善(ワイン・ブルーベリー・ビルベリー・サツマイモ)
◆ レスベラトロール‥老化を防ぐ(ブドウの種子や皮)
◆ポリフェノール(チョコレートやコーヒー)
◆ ヘスペリジン‥動脈硬化の予防・血流改善(ミカンなどの柑橘類)
◆ エラグ酸‥動脈硬化の予防・抗菌作用(ザクロ・イチゴ・ブラックベリー・ナッツ類)
◆ カテキン‥生活習慣病の予防・改善(お茶の葉・ブドウやリンゴの皮・赤ワイン)
◆ テアフラビン‥糖分吸収抑制・LDL酸化抑制作用(紅茶・ウーロン茶)
◆ ビオフラボノイド‥血流改善・ガンの防止(レモン・オレンジ・サクランボ)
◆ セサミノール‥LDL酸化抑制作用・動脈硬化の予防(ゴマの種子)
◆ クルクミン‥肝機能改善・LDL酸化抑制作用・美肌(ウコン)
◆ ギンコライド‥アレルギー性鼻炎の改善・抗ガン作用(イチョウ葉)
◆ イソフラボン‥更年期症状改善(大豆・味噌・醤油)
◆ ショウガオール‥抗炎症作用・抗ガン作用・冷えの改善(ショウガ)
◆ リコペン‥動脈硬化の予防・抗ガン作用・LDL酸化抑制効果(トマト・リンゴ・スイカ)
◆ βグルカン‥免疫力アップ・抗ガン作用(アガリスク・メシマコブ・霊芝
IN YOUが厳選したファイトケミカルを含むお勧め食材リスト
・カテキンを含む無農薬緑茶
・イソフラボンを含む醤油
・アントシアニンを含む無農薬のロセラ茶
・薬品不使用99.9%カフェイン除去!無農薬無化学肥料のデカフェコーヒー
活性酸素対策は食事から
活性酸素対策用の特別なメニューはありませんが、
抗酸化物質を含む色々な食品を食べることが大切です。
抗酸化物質は、効果や働く部位が種類によって異なり、お互いを補うことで効力を発揮します。
一時的に特別なものだけを食べるより日ごろから食材をオーガニックにシフトしてバランスのとれた食事を心がけることが、活性酸素対策になります。
特に注目したいのが、お茶、味噌、醤油です。
IN YOUでもお勧めしている醤油や無農薬のお茶も、見てみてくださいね。美味し過ぎる!北海道産有機大豆と有機小麦でできた醤油
お茶にはカテキン、味噌や醤油にはイソフラボンが多く含まれます。
欧米化した現在の食事の中で、活性酸素対策のためにも伝統的な日本食を見直すのも大切なことでしょう!
私たちを取り巻く環境は、全て自然界の一部なのです。
すべてが生命(いのち)のつながりの中で生きて、互いが互いを必要としています。
環境を大切にすることは、自分自身を大切にすることと同じなのではないでしょうか?
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
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