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嗅覚機能とサイコパス度は比例する可能性も。子供の将来を左右する「人格形成」に大きく関わる「嗅覚」を健全に育む方法とは

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人格形成と嗅覚機能が大きく関わっている?

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あぁこの匂いなんだか学校の教室を思い出して懐かしい!とか、この匂い嗅ぐとなんかわからないけど嫌な気持ちになる。


といった経験、皆様にもきっとあると思います。

人間の嗅覚が「記憶」と結びついている理由は、
五感の中でも嗅覚だけが直接中枢神経に繋がり、「感情」や「自律神経」を司る辺縁系という箇所と大きく関わり合っているからです。

嗅覚障害の原因は慢性副鼻腔炎でありその他は風邪によるもの、外傷性や薬剤によるものによって占められています。
視覚や聴覚と異なり「先天性嗅覚障害」というのは症例数的に見ても非常に稀なケースであるように、
腐敗物、ガス漏れや毒物などから瞬時に身を守る役割を担う嗅覚は人間が自らを守るためにとても大切な機能です。

匂いが子供の人格と関係!?

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この、脳の辺縁系と大きく関わっているこの嗅覚ですが、嗅覚機能をしっかりと働かせて育てることが子供達の「人格形成」を育てることとも繋がってくることはご存知でしょうか?

視覚や聴覚などの「感覚教育」については古くからルドルフ・シュタイナーやマリア・モンテッソーリの教育理念においても提唱されてていますが、
当時嗅覚においては科学的に解明されておらず深く掘り下げられてきませんでしたが最近になり「視覚」よりも「嗅覚」の方がより記憶に残りやすいと言われるようになりました。

また2012年にはシドニーにあるマッコリー大学の心理学部の2名の研究員によって「人格障害」と人間の嗅覚に大きな関わりがあるという論文が学術誌「Chemosensory Perception」で発表され話題を呼びました。

研究は犯罪歴のない19歳〜21歳の79名の被験者を対象に彼らのライフスタイルの動向や共感性などをテストして
サイコパスレベルと嗅覚機能をテストしたところ、最も重大な人格障害があるグループと嗅覚能力が低いグループが一致したという結果に至りました。

研究報告ではその具体的な関連性は明言されていないものの、前頭葉にある行動を司る
眼窩前頭皮質」が嗅覚能力と大きく関連していることを示したものであることになります。

10代のうちからたくさんの匂いと出会わせて嗅覚機能を育ませた方がいいワケ

人格は16歳までに決まる?

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マッコリー大学で発表された、嗅覚に問題がある人間=サイコパス度が高いということを示すものではありませんが、
冒頭に書いたような昔を思い出して嬉しかったり悲しかったりする思いが蘇ることがあるように、脳の記憶や行動パターンが私たちの「嗅覚」が強く結びついているというのは実際の感覚でなんとなく理解できることだと思います。

例えば少し縁起が悪いですが「死」の匂いと感覚。

幼い時にお葬式に参加して、お線香の匂いやお花の匂いを嗅ぎながら、たくさんの人が泣いて悲しんでいる姿を見たことがある人は
「死」=「お線香の匂い」=「悲しい」と脳のシナプスが繋がり死への感覚がとても重いものに変化して、
この感覚を脳に覚えた子供は簡単に殺人を犯すことはできなくなります。

よく「三つ子の魂百まで」と言われますが、人間の脳は3歳までに80%が出来上がり、その後10歳〜12歳までに100%完成されると言われます。

後発的な経験によってその人の性格や性質が形作られる「人格形成」は16歳くらいまでとされています。

この期間に色々な匂い(臭い)に出会っていくことで、嗅覚機能と関わる脳の神経伝達物質は刺激され続け、「人間らしさ」を育んでいくことになります。

簡単なようで意識しないとなかなか難しい。子供達の嗅覚を豊かにして育てるためにできること

●できるだけ自然に触れながら遊ばせて免疫力を育もう

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数十年前までは日本でもそこら中に草木があり簡単に自然に触れることができましたが、
治安の問題や遊び場の減少によって子供達が外で遊ぶ時間は減り家の中でゲームをして過ごすことが多くなりました。

例えば週末だけでも時々緑の多い公園に子供と足を運んで土の匂いを覚えさせたり、
草花の香りが強くなる春や夏には家族で近くの山に登山に行くなどすることでも豊かな嗅覚に育ちます。

この幼い頃に脳で覚えた匂いの感覚はしっかりと体の免疫となり、花粉症やアレルギーなどにも負けない体を作ることができるようになります。
毒草や蛇など、安全面で不安な方は子供たちも参加できるような薬草学校も春や秋に開催していることもあれば、
そういった機会を活用して慣れていくのもオススメです。

●離乳食は加工品や添加物の入った食事ではなく本当の食材で料理を作りましょう

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IN YOUの読者の皆様であれば加工食品や添加物のたくさん入った食べ物の恐ろしさについての記事をたくさん読んできていらっしゃると思いますが、
小さなお子様をお持ちの方やこれからお子様を産む予定のある方は

子供たちが中毒性のある添加物の入った食事に惑わされずにどう「食育」をしていけば良いのか悩むところだと思います
五感の中でも食育に必要なのは「味覚」と「嗅覚」ですがそのうち生まれた当初から敏感に機能するのは「嗅覚」の方だと言われています。

それはまだ視覚が十分でない赤ちゃんが母乳の匂いを探すための「生きるすべ」であり、
早くから機能している「嗅覚」をフル活用するためには、離乳食のタイミングから加工品や添加物は使わないで本物の食材の匂いを脳に覚えさせてあげること。
それが、子供に無理強いせずに自ら自然食を受け入れてもらう一番の手っ取り早い「食育」方法になると思います。

●様々な人の匂いに慣れさせることが人を差別しないオープンマインドな心を作る

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核家族化が当たり前になってきた現在、祖父母と孫が同じ屋根の下で過ごす機会も少なくなってきました。
赤ちゃんが甘いミルクのような匂いを放つのと同じくお年寄りにも年齢を重ねた特有の匂いがあります。
そして最近、この年月を重ねたお年寄り特有の匂いが生理的に受け付けられないという10代の子供たちが増えているそうです。

例えば大好きなおばあちゃんやおじいちゃんに頻繁に接していて老人の匂いに慣れている子供は、
その匂いをしっかりと受け入れて年頃になってもお年寄りを大切にして敬う心が自然と生まれます。

しかし身近にお年寄りがいない場合はどうなるでしょうか。
「年齢臭」に限らず色々な遺伝子によって微妙に異なってくる様々人の匂いが存在します。

幼いうちから家族だけでなく様々な年代の人や国籍の人と交流させてあげる機会を作ってあげることができれば子供たちに差別感情を持たないオープンマインドなを心を育て、また社会適応能力も自然と育つことに繋がってきます。

●柔軟剤や洗剤など身に付けるものに化学的な香り使って脳に刺激を与えないように気をつけましょう

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近年は日本国内でも香りの強い輸入柔軟剤が普通のスーパーで販売されていて、香りが強く残るような商品をあえて選んで使っている主婦も多くいます。
でもこれらの柔軟剤の香りはあくまでも合成化学物質の香りであり天然の香りとは全く異なります。

実は洗濯洗剤より怖い柔軟剤。あなたと家族の肌に染み込む『良い香り』は本当に安全なものだと思いますか?


以前の記事でも書かれているように柔軟剤の香料にはアレルギー反応を引き起こすものもあり、
また香料以外のその他の成分も様々な健康被害の可能性があるとされています。

もしも子供やその両親の衣類にこの合成化学物質の香りがあり、
柔軟剤の香り=お母さんの匂い=大好きな香りと脳で認識してしまったらどうなるでしょう?

体に害ある可能性のある化学的な匂いは非常に刺激が強く、時に嗅覚に刺激を与え過ぎて嗅覚機能を麻痺させてしまうこともあります。
洗剤や柔軟剤は匂いのなるべく少ない自然派で無添加のものを選ぶようにして、子供の身に付けるものが嗅覚に影響を与えないように気をつけることが大切です。

● 嗅覚を狂わせない植物の力だけで洗浄できるナッツの洗剤


自然が身の回りにない環境でも、未来を作る子供たちのために今大人たちができることはあります。

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最近は住宅事情もあり庭のないお家に住む子供の比率が圧倒的に多くなってきました。
また都心部ではタワーマンションが多く立ち並びベランダがなく自然の空気を感じにくい住宅も増加しています。

でもこういった時代による環境の変化のなかでも親たちが子供たちの健全な嗅覚を養うことは十分可能です。

ご自宅にお庭がなくてもベランダやお家の中でハーブや草花を育てて土いじりを一緒にすることはできます。
もちろんベランダがなくてもお天気の良い暖かい日は家族で自然の中に遊びに行くことはできますよね。

ありがたいことに私たちの住んでいる日本は春夏秋冬と季節がはっきりと分かれているおかげで多くの草花に出会うことができます。
地域によってたくさんの種類の野菜や果物を作ることができます。

しかも、これらの種類の豊富さは世界一と言われています。


この豊かな恵みに感謝しながらうまく利用して、幼いうちから自然の香りを脳に十分に覚えさせていくことで免疫力も育ち情緒豊かな感覚を育てます。
ご自宅で直接触れる家具、おもちゃなどにも自然の木材のものを使うように意識して、体に優しいものと害があるものの感覚を早くから養っていきましょう。

今の子供たちの未来は大人たちがどんな環境を与えているかにかかっています。


子育てする親だけでなく、今を作る私たちが目先の便利さや利益ではなく、将来への影響をしっかりと認識して愛を持って行くことが今必要とされていると思いませんか?

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mamiko
幼少期より喘息で入退院を繰り返す病弱な幼少期を過ごすが高校時代に留学したニュージーランドでの生活で喘息の発作が激減し、健康な学生時代を過ごす。 20代半ばに再び喘息に悩まされ、30代前半には癌が見つかりそこから初めて「食養」に興味を持ち始め体が喜ぶと感じたままに体に過ごした結果、抗がん剤治療を行わなかったのにもかかわらず癌細胞が壊死していたという不思議な体験をする。 現在は主婦業をしながら日本の食物を中心とした日本の薬膳を学んでいる。 保有資格:国際薬膳食育師
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