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次のステップに進む「Organic3.0」って何?パッケージだけで判断せずに本当のオーガニック製品をぶために今私たちができること

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オーガニック食品を選ぶとき、あなたの一番の理由はなんですか?



健康に良いから?
より安全だから?


その、

オーガニック食品は安全、健康という考えはどこから生まれるものなのでしょう。


商品についているラベルや安全性、社会的公正を証明するロゴが目安になるのかも知れません。

でも今、世界にはもっと直接的に消費者が自分で商品の安全性を確かめられる取り組みを実施しているところがあります。

今回はその取り組みについてご紹介していきたいと思います。

オーガニックの発展

Organic3.0って何?

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国際有機農業運動連盟(IFOAM)は2015年にOrganic3.0を提唱しました。


Organic3.0とは有機栽培の発展を段階的に説明するものです。

Organic1.0は19世紀から20世紀の終わりにかけて既存の農業の問題に対してオーガニック・ファーミングによる革新的な変革の必要性を訴えるもので、オーガニック・ファーミングを世界に広める先駆的なものでした。

社会的にオーガニックの定義が生まれたのもこの頃です。


Organic2.0は1970年代にオーガニック・ファーミングが国際的に標準化され、法的にも規制システムが生まれた段階を示します。
このオーガニック・ファーミングを法的に見る考えから、オーガニックを証明するラベルなどが普及しました。

オーガニックでもラベルがないために出回らないものも


実際には先進国での普及が中心で、発展途上国では有機栽培を行っていたとしても、証明するラベルがついていないために市場ではオーガニック商品として出回らないという商品がたくさんあります。


個人的にはこのオーガニック商品の規制システム化は
マーケティング要素が強すぎて、途上国などの本当の意味でのオーガニック栽培をしている農場などにとって不利になってしまうのではないかと思っています。

Organic2.0に続き、Organic3.0ではオーガニックを現在のニッチ市場からメインマーケットへと発展させ、
世界が直面している問題(気候変動や食品ロス、持続可能な開発など)に対する一つの解決策として有機栽培を位置づけようとしています。

オーガニック商品が一部の人のものにとどまらないように、
世界全体に広めていこう!そしてオーガニックの特徴を活かして現代の国際問題解決を目指そうという考えです。

Organic3.0ではオーガニック食品、有機栽培を促進するための方針として生態学的に健全で、
経済的にも優しく、社会的公正、文化的多様性、透明性を大切にした政策を推奨しています。

その中でも有機栽培の透明性は消費者の信頼や安全性にも直接繋がるとても重要な要素と言えるでしょう。
これからのオーガニック市場の拡大にも透明性はとても有効なマーケティング・ツールとなりえます。

オーガニックを証明するラベルにとどまらず、消費者が心から安心して選べるオーガニック商品を作り出す必要があるのです。

日本は実はオーガニックに対して関心の強い国。

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実は日本は世界的に見てもオーガニックにとても関心の強い国と言えます。


国民の97%が「有機」という言葉を知っていますし、

5人に1人の日本人が日常的に有機食品を購入しているとも言われています。


意識が低いといわれている日本。

オーガニックという言葉は新しく感じるかもしれませんが、
過去をたどると有機という考えは日本でも長年親しまれてきたものなのです。

どのように有機栽培の透明性を高めるのか。


日本では最近スーパーなどで生産者の写真や情報が野菜などのパッケージにプリントアウトされているのを見かけたりします。

ファーストフードのお店でも、使用している野菜などの生産者の情報を店舗で掲示するなどの工夫をしています。
誰が作ったものなのか、写真を見るだけでも信頼度は飛躍的に高まるでしょう。

個人的にはすごく効果的な方法だと思います。

農場の生産者を身近に感じることが出来ますし、
自分で食品を選択することが出来るので信頼性も高まります。

ドイツのケース

直接畑に行って見学を行うシステム。


オーガニックに対してより関心の強いドイツでは、さらに直接的な方法で有機栽培の透明性を証明しています。

ドイツのオーガニック・ファームでは、定期的に「ファーム・ビジティング・デイ」を設け消費者が直接農場を訪れることの出来る日を提供しています。

どのようにして野菜などが育てられているのか、

どんな人がどのようにして生産しているのか、直接自分の目で見て確かめることが出来るのです。

実際に農家の人と会話をすることでより確かな情報を得られるかもしれません。

学生が実際に農場を訪れ食品の生産を学ぶ機会も多くあります。

社会全体で食に対する意識をあげていくことが大切なのかもしれません。

そしてこのようなサービスは農場にとっても消費者との信頼関係を強めるとても良い機会になっているようです。

北海道にある私の実家も有機農場(Land Mann)を経営しており、
栽培した野菜を併設しているカフェで提供することで、直接消費者が野菜を食べて確かめることが出来るようにしています。

また農場を見学することも出来、生産者と直接会って話をすることも可能です。

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フランスの場合

マルシェの文化が浸透。


またドイツのお隣フランスなどで親しまれている、
マルシェも生産者と消費者を繋ぐとても大切な場となっていると思います。

日本でも少しずつ都内を中心に盛り上がりを見せているマルシェ。
フランスではさらに日常のものとして浸透しています。

フランスではオーガニックのことをビオと呼び、
日曜日の午前中などにはパリ市内だけでもたくさんのビオ・マルシェが開催されています。

フランスやドイツなどヨーロッパなどで特にオーガニックの需要が高いのはこういった日常での人と人との繋がりの中に自然とオーガニックなものがあるという環境から生まれてくるものなのかもしれません。

マルシェ

オーガニックな社会を作るために

生産者たちとコミュニケーションを行うこと


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日々の生活の中で、自分が購入するものや利用するものこそきちんとその原点を知る必要があります。

その食品自体についての知識はもちろん、どのようにして生産されているのかを知ることが、安全性の向上またフリートレードなどの社会的公正に繋がるのです。

日本ではまだまだファーム・ビジティング・デイなど実践的に行っているところは少ないかも知れませんが、
休日に近くの農場へ足を運んでみたり、

自分が普段購入している食品の生産者の人とコンタクトをとってみたり自分からアクションを起こしてみるのも良いのかもしれません。
生産者の方たちも自分たちの商品にはきっと誇りを持っていますし、

その商品についてさらに詳しく知りたいと言われればきっと快く話をしてくれると思います。

オーガニックはあなたの生活を豊かにするだけではなく、
社会全体のコミュニケーションもより豊かなものにしてくれるはずです。

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廣瀬花
実家は北海道にある小さなオーガニックファーム。 大学を卒業後、現在はスペインに住みながらライター活動をしています。ヨーロッパと日本とを繋ぐ存在として、芸術やファッションに関わるコーディネート業務も。
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