良かれと思って買っているその高級シャンプーは、体に有害物質を吸収・蓄積する原因です。今からでも遅くない安全なシャンプーの選び方。

合成シャンプーで髪の悩みが急増

近年、髪の悩みが急増している？

こんにちは。
オーガニックビューティセラピストの岩﨑亜美です。

近年、頭皮がかゆい、髪がよく抜ける、髪の分け目が白く目立つ、
フケが出る、髪が細くてハリがない、乾いてパサパサする、まとまりにくい、ツヤがない、枝毛が多い、、など髪の悩み・トラブルを抱えている人が急増しています。
さらに毛が薄い、細いという問題は、以前は年配の男性特有の悩みでしたが、今や若い女性の間にも広がっています。

最近では男性だけではなく女性のウィッグのCMを見る機会も多くなりましたよね。


読者の方の中にも上記のような髪のトラブルに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな髪のトラブルをなんとかしようと、
ドラッグストアや、ヘアサロンで１本数千円から１万円くらいする育毛シャンプーや高級シャンプーを定期的に買っている人も多いのではないでしょうか？

しかし、残念ながら良かれと思って購入している、それらの９９パーセントは合成シャンプーです。

合成シャンプーの恐ろしさはIN YOUでも過去に何度か伝えてきました。

子どもの頭髪の健康、ママが奪っていませんか？一見安全そうに見えるのにそうでない商品も出回っています。私がイメージでシャンプーを選ぶのを辞めた３つの理由。

毎日使っている日用品。少しずつ肌に入り込み蓄積される恐れのある、出口のない毒とは？

実は口から入る、経口毒よりも肌から入る経皮毒の方が影響が大きい

経口毒と経皮毒の毒性を考えたときに、口から入った方が毒性が強いように感じませんか？

食べるものは気をつけているから大丈夫。

と思っていませんか？

しかし、実は経口よりも経皮の方が毒性が強いのです。

経皮の方が体内に蓄積されやすい理由は、物が口から入った場合は体が選択して消化したり、無害化したりします。
栄養になるものは腸から吸収し、栄養にならないものは血液を通して排泄し、有害なものは肝臓に持って行って分解し、水溶性の有害物質は腎臓から尿として排泄します。

基本的には、角質層と皮脂膜の上にとどめ、皮膚からは体の中に物を入れない仕組みになっているのですが、
合成界面活性剤はこの肌の有害なものを入れない防御装置を壊してしまい、有害なものを入れない防御装置を壊してしまい、
有害なものを内部に入れてしまいます。

つまり合成シャンプーや毛を染めるヘアカラーを頻繁に使っている人たちは体内に有害な毒素をどんどん吸収している可能性があるのです。

実は、以前は私も常に髪のトラブルを抱えていました。

毎日シャンプーでしっかり髪を洗っているのに頭皮が痒くなったり、
しっかりお手入れしているのに髪はいつもパサついてしまったり。

数々の髪の悩みは合成シャンプーが原因？

日々使うシャンプーには、強い合成界面活性剤と数多くの合成成分が使われています。
そのほかへコンディショナー、へアオイル、スタイリング剤、ヘアカラーなどヘア用品はまさに石油から作られた合成成分の集合体なのです。

特に合成シャンプーは強力な洗浄成分である合成界面活性剤が基本の成分になっています。

合成界面活性剤は浸透性が良いので、シャンプー後も頭皮に残り、皮脂を奪いながら大切なこと頭皮のバリアを壊してしまうのです。

その結果、頭皮が荒れて薄くなり、フケやかゆみが引き起こされます。
さらに毛根も壊していくので、細毛や抜け毛などのトラブルも引き起こすのです。


また、合成界面活性剤は、素肌や髪に害があるだけではなく、血管を通じて体内に運ばれます。

直接的、間接的に深刻なアレルギー・ガンなどの深刻な病因ともなりうるということです。

合成シャンプーが髪、頭皮そしてからだに与える影響

合成界面活性剤を使ったシャンプーによる悪影響は主に３点になります。

キューティクルの消失


髪の保護層であるキューティクルを溶かして、乾燥した細い髪にしてしまいます。
合成シャンプーにより、キューティクルがなくなってしまった髪は、ツヤがなく、茶色っぽく、細いなどの状態になります。
また、合成シャンプーは台所洗剤よりも皮膚障害が起こりやすい傾向にあります。

その理由としては、合成界面活性剤以外の合成ポリマー、合成香料などの他の添加物が多いためです。
例えば、防腐剤として、フェノキシエタノールやジブチルヒドロキシトルエンなどが配合されています。

合成界面活性剤はこれらの添加物も皮膚に入りやすくしてしまいます。通常は皮膚から侵入しない物質も、
浸透性がいい合成界面活性剤があることによって入りやすくなってしまうのです。



ハゲ・薄毛の原因：頭皮へのダメージ

　
頭皮は、他の肌と同じように、皮脂、表皮、真皮からなり、常にターンオーバーを繰り返しているのです。
しかし、合成シャンプーを使っていると、まず皮脂がなくなり、表皮の細胞層が壊されて乾燥していきます。

正常なターンオーバーができなくなってくると、フケやかゆみなどの問題が発生し、真皮内にある毛根が小さくなっていき、生えてくる髪が細くなっていきます。
さらに毛根がしだいに壊されて死んでいくので毛根と毛根の間が広くなり、薄毛になっていきます。
そうなると若いにも関わらず、髪の分け目が目立つように。

頭皮がダメージを受けると、毛がよく抜けたり、頭皮にかさぶたができてかゆくなって、かゆいからまた洗う、洗うからますますひどくなる、
という悪循環に陥ってしまいます。



アレルギーやがんなどのリスク：からだへのダメージ


頭皮のバリアが破壊されると、合成シャンプーに含まれる有害な成分が皮膚の奥に入りこみ、血管を通じて、体内に蓄積されてしまいます。
頭や生殖器など、本来は体を守るために脂肪層が厚くなっている部分ですが、怖いことに、現在多く使われている合成成分はその脂肪層と馴染みが良いので、そこに蓄積されやすいのです。

石けんシャンプーを上手に使って髪の健康を取り戻す

髪と頭皮の健康を考えるのであれば石けんシャンプーに変えるという選択肢があります。

２、3回の使用で頭皮のかゆみがなくなったり、髪の抜け方が少なくなったり改善を感じる人の事例も多くあります。
実際私も石けんシャンプーを使い始めて髪のトラブルが解消されました。

石けんシャンプーのきしみ感の２つの原因

しかしながら石鹸シャンプーは軋むからいやだ、という意見が目立ちます。

合成シャンプーから石けんシャンプーに切り替えたときにひどいきしみ感を感じる人も多いようですが、このきしみ感は2つの理由からきています。

１つは、合成シャンプーを使い続けてきたことによって髪を保護するキューティクルが壊れていることです。

もう1つは、合成シャンプーによって頭皮がダメージを受け機能が壊れているためです。

本来、頭皮から出る皮脂も出ていないことからきしみ感がひどくなります。
しかし、だいたい２週間くらいすると、石けんシャンプーの使用によって皮脂分泌力が回復し、きしみ感がだんだん和らいできます。
また、新しい髪が生えてくる際にはキューティクルがしっかりあるのできしみ感がなくなってきます。

さらに石けんシャンプーのきしみ感はアルカリ成分で髪のキューティクルが開くためというのもあります。
これは酸性のリンスで中和することで開いたキューティクルが再び閉じるので、洗い上がりの髪はサラサラ、艶やかになります。

石けんシャンプーの多少のきしみ感は髪がきれいに洗えている状態と考えるといいでしょう。
頭皮のダメージが大きくて石けんシャンプーも刺激がある方や
きしみ感が慣れないという人に適しているのは自然素材の吸着力で界面活性剤を使わずに汚れを起こすクレイシャンプーや海藻シャンプーもオススメです。

肌のPH値を変えないので、肌の敏感な人だけでなく、赤ちゃん、子どもにも安心して使えます。
また石鹸シャンプー対策には以下の方法もオススメですよ。

石鹸シャンプーでも、もうきしまない夢の裏技。気になる匂いも無問題。今すぐ毎日使える「酢リンス・トリートメント」の作り方

最後に

髪の毛は女性の生き方を映し出す鏡とも言われています。
だからこそ、合成成分が入ったシャンプーではなく、石けんシャンプー、クレイシャンプー、海藻シャンプーなどを選択し、自然の力を使って艷やかで健康な髪を育んでいきましょう。

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