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添加物が年々増加する「添加物大国日本」の実態。多くの食品に大量の添加物が使われる理由とは?

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ユネスコ無形文化遺産に登録された、日本が誇る「和食」。

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2013年12月、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
無形文化遺産というとピンとこない方ももいらっしゃるかもしれませんが、
要は世界遺産の「形のない文化バージョン」といったところです。

24ヶ国の代表による審査を通過し、晴れて無形文化遺産として世界から認められた和食。
日本文化では、その他にも歌舞伎や能楽など21件(2013年4月時点)が登録されています。

和食=自然を尊ぶということ。

無形文化遺産の登録申請の際、政府は「和食:日本人の伝統的な食文化」と題し、和食を料理そのものではなく「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた食に関する習わしと位置づけています。

<和食の特徴>

1.多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
2.健康的な食生活を支える栄養バランス
3.自然の美しさや季節の移ろいの表現
4.正月などの年中行事との密接な関わり

こうして改めて見ると、和食は本当に素晴らしいものですね。

でも現代の和食では、
これらの特徴をすべて反映できているでしょうか。


和食を食べていれば健康でいられた時代は去った。
添加物大国になってしまった日本では和食がヘルシーとは限らない。


日本人の健康のためには伝統的な和食が一番!
ご飯、みそ汁、漬け物、煮物を毎日欠かさないというみなさん、

食品添加物には気を遣っていますか?



ご存じの方もいるかもわかりませんが
残念ながら、現在市販の加工食品は食品添加物が使われているものがほとんど。

特に漬けものや梅干しなど、ヘルシーな見た目とは裏腹に着色料や人工甘味料、
保存料など様々な添加物が使われており、無添加のものは一般のスーパーにはまずないと言ってよいでしょう。

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健康のためにと思って食べていたものが、実は化学薬品のかたまりに等しいものだったなんてことも・・・・。

和食を食べて健康を維持するためには、
その材料ひとつひとつに何が入っているかを確認する必要があるのです。


日本ではどれだけの食品添加物が使用されているのか。

なんと454個もの添加物が出回っている。



食品添加物は以下のように分類されています。

・指定添加物(454品目)

食品衛生法第10条に基づき、厚生労働大臣が定めたもの。
安全性については食品安全委員会により個別に評価される。(ソルビン酸、キシリトールなど)

・既存添加物(365品目)

我が国において広く使用されており、長い食経験があるため例外的に指定を受けずに使用・販売等が認めらているもの。(クチナシ色素、柿タンニンなど)

・天然香料(約600品目)

動植物から得られる天然の物質で、食品に香りを付ける目的で使用されるもの。(バニラ香料、カニ香料など)

・一般飲食物添加物(約100品目)

一般に飲食に供されているもので添加物として使用されるもの。(イチゴジュース、寒天など)

指定添加物については「ケトン類」「脂肪酸類」といったように項目ごとにまとめられているため、具体的な物質をすべてカウントすると4500種類以上にもなると言われています。

国が認可しているから大丈夫とは限らない。


国内で使用されている食品添加物は国が認可したものだから食べても大丈夫、と思っていますか?
しかし、国が認可したものだからといって必ずしも安全とは限りません。

・食品添加物の安全性評価

食品添加物は、物質ごとにADI(一日許容摂取量)が設定されます。
これは「人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても健康に悪影響がないと推定される一日あたりの摂取量(mg/kg(体重)/日)」のことです。

ただ、その添加物が含まれる食品を食べる量は人により異なるため、大量に摂取した場合の影響については不明です。

・体内で複数の食品添加物が化学反応を起こす可能性もある

これだけの数の食品添加物が認可されているので、そのすべてについてどれとどれを同時にどれだけ摂取したらどのような作用がある、と確認することは不可能です。

表示義務がない食品添加物もある。

でも、和食に使うしょうゆやお酢に添加物が入ってることなんかないんじゃないの?


と思う方もいるかもしれません。

食品添加物の落とし穴


実は、「加工助剤、キャリーオーバー又は栄養強化の目的で使用されるものについては、
食品添加物の表示を省略することができる」
というルールがあります。

たとえば油を抽出する際に有機溶剤を使用していても最終製品に残留する量がわずかである場合、
保存料の入ったしょうゆで味付けされたおせんべいもその保存料がおせんべいの保存料として効果を持たない量の場合は表示されません。

一つの製品に含まれるのは微量でも長期的に見れば健康に影響を及ぼす可能性がある食品添加物。
それらを避けるためには、伝統的な製法で生産している生産者さんから購入することが大切です。

お菓子も海外の製品より
日本の製品の方が添加物まみれ。


また、食事だけでなく市販のお菓子を見ても、
たとえば日本のメーカーのおせんべいは化学調味料、人工甘味料、着色料など食品添加物が盛りだくさん。
原材料の中で食品よりも食品添加物の方が多いくらいです。

一方、海外製のクッキーは小麦粉、バター、砂糖、食塩のみなど、食品添加物が入っていないシンプルなものも多く見かけます。

クッキーよりもおせんべいの方がヘルシーそうに見えますが、
実はおせんべいの方が不自然なものから作られているということが珍しくないのです。

日本はそもそも、
なぜこんなにも食品添加物があふれる国になってしまったのか?


そもそも、なぜ日本はこんなにも食品添加物が当たり前に使われるようになってしまったのでしょうか?

歴史をたどると、かつては伝統的な発酵食品一つとっても
昔ながらの製法で丁寧にじっくり作られている食品には不要な添加物はいっさい含まれていませんでした。
ところが、科学技術の発展が進むとともに、昔ながらのシンプルな原材料のみで作られたまっとうな製品はどんどん姿を消してゆきます。

当然のことながら職人が作る発酵食品や調味料の生産は最低でも三年かかるものなど、大量生産できないものも多いのです。


はじめは小さな商店規模だった老舗のみそ業者も、しょうゆ業者も、酒みりん業者も・・・
売上拡大し、規模が拡大するにつれ、大量生産、大量消費向けの商品へと変わっていってしまいます。

そして、安価に効率よく、より多くの人たちに供給するため、
丁寧に作られていた日本の調味料には本来使っていなかった添加物を次々と導入してゆきます。

本物の調味料を生産する業者はぐんと減っていったというわけです。

また、食品添加物により原材料のコスト削減や加工過程の簡略化、
保存性の向上などが実現することの他にも大きな理由があるのです。

諸外国が日本に食品を輸出しやすくするために
指定添加物が増えているという事実。


指定添加物の数は、

2001年に338品目
2005年に357品目
2013年に436品目
2014年に445品目
2016年に454品目


右肩上がりに増加しています。


他国では日本で認可されていない添加物も使用されているため、
それらを含んだ食品を輸入するためにはその添加物を日本でも認可しなければなりません。


認可されている添加物は各国で異なるため、それが貿易の障害にならないよう添加物を広く認めて国際的に共通化しようという動きにより、様々な添加物がリストアップされました。

これは「国際汎用添加物」と呼ばれています。

通常食品添加物は認可されるまでに数年を要しますが
、国際汎用添加物の場合、海外のデータが使用されるため国内での試験は行わず、短期間で認可が下りるのです。

もしTPPが締結されたら
さらに国際汎用添加物は増える?


現在指定されている国際汎用添加物は、添加物45品目と香料45品目(いずれも指定添加物に含まれる)

。TPPの目的は自由貿易を推進することであるため、締結国間での食品の輸出入をスムーズに行うためさらに国際汎用添加物が増えることが危惧されます。

私たちはどうしたらよいのでしょうか。


「自然を尊ぶ」という和食本来の姿を未来につなげるために、
本物の素材を使って和食を作ろう。


和食とは、本来素晴らしいものです。

低カロリー、低脂肪、腸内環境を整える多種多様な発酵食品、ミネラル豊富な海藻、そして四季折々の素材とそれに合わせた様々な調理方法。

しかし昨今では、「自然を尊ぶ」ということに反した不自然な製法、食品添加物の使用が当たり前になってしまいました。

「食材の持ち味の尊重」
「健康的な食生活を支える栄養バランス」、

こういった特徴も添加物まみれの偽物調味料では実現しがたいでしょう。

材料を厳選することが、本当の意味でヘルシーな和食につながる。


一般家庭のみならず、ちゃんとした料理人のいる和食屋さんでも、
特別こだわっているお店でない限り食品添加物の入った調味料も使用していることでしょう。

食品添加物が入っているのは本来当たり前ではない。


食品「添加」物という名の通り、本来は原材料として使われていなかったものが添加されているわけで、
それらは伝統的な製法では必要のないものです。

みなさんは、家で料理を作る時に香料や保存料を入れますか?

自分の手でそれらを入れるとしたら、なんだか不自然で体に悪そうな感じがしませんか?

目の前で見ていないとなかなか実感が湧きませんが、
加工食品はそういった不自然な工程を経て製造され、私たちの食卓に上がり、そして体に入るのです。

世界で愛される和食。
今後は味だけでなく、材料の質にも注目される時代が来る可能性も。

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私は海外に住んでいますが、
日本食はヘルシーでおいしいというイメージを持つ人が多く、お寿司が嫌いな人は未だに見たことがありません。

アボカド寿司などのなんちゃって寿司がほとんどですが、
少なくともカロリーや油分をカットできるという点では欧米食よりも優れているのでしょう。

しかし、中には食品添加物が使われているものも多く、その点を考慮すると寿司などの日本食でも必ずしもヘルシーとは言い切れません。

海外では健康志向の人も多いため、チェーンのテイクアウトのお寿司屋さんでも玄米寿司のオプションが選択できるところもあります。
今後は無添加のお寿司を売りにするところが出てきてもおかしくありません。

無形文化遺産だということ以前に和食に良いイメージを持つ人は世界にはたくさんいます。
せっかくこんなに愛されているのだから、日本国内外問わず食品添加物を使わないよりヘルシーな和食が普及すると良いですね。

無添加で質の高い商品を作る生産者さんを応援しよう。


添加物を気にしていたら食べる物がない?
いえいえそんなことはありません。


もしそうなら、私とっくに飢え死にしてます(笑)。

添加物大国となってしまった今の日本でも、
無添加で素材の味を活かした素晴らしい商品を作ってくれている生産者さんはたくさんいます。

いつものスーパーにはそういった商品は置いていないかもしれませんが、最近は自然食品店の数もどんどん増えています。
自然食品店が近くになくても、インターネットが使える方なら何でもすぐに取り寄せできる時代です。

無添加の食品は高いから家計に響くのでは。


調味料を良いものに変えたところで、月の出費が1万も2万も増えるわけではありません。
飲み会を1回減らしたり、買う服を1着減らすだけで充分まかなえる。

他の楽しみにかけるお金を減らすのは一見惜しいですが・・・

人間、体が資本です。
体にやさしいものを食べて健康でいることは、それらの楽しみをこの先何十年も続けていくためにも大切なこと。

何より、伝統的な製法で作られた本物の調味料は、おいしい!

次に切れる調味料を買い替える時は、ちょっと良いものを買ってみませんか?

<参考URL>
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/03/s0323-3e.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/hanyo/index.html
http://healthpress.jp/2014/12/post-1362.html



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まどか
ニュージーランド在住。 大学で食品の研究後、食品衛生の仕事をし、有機農業を学ぶ。 現在はシェフとして働く。 食品表示診断士(中級)とニュージーランド調理師資格保持。 暮らすのに困らない程度の英語と挨拶程度のトルコ語ができます。 日本のおいしいお米が恋しい今日このごろ。
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