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グリーンスムージーに使う葉物野菜は硝酸塩値が高くて危険? 巷の噂に流されず、自分の目で見て確かめればもう怖くない!

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グリーンスムージーに使う葉物野菜は硝酸塩値が高くて危険? 巷の噂に流されず、自分の目で見て確かめればもう怖くない!


スムージーが日本で話題になってから数年がたちますね。

・野菜や果物をミキサーにかければすぐに作れて、手軽に栄養を摂取できる
・ダイエットや美肌にいい
・抗酸化作用が期待できる

このようにさまざまなメリットがあるということで、日本でもすっかり定着しているようです。

これまで、IN YOUでもスムージーについて取り上げてきました。
★意外と知らない!スムージーを最大限効果的に飲むために知っておきたい5ヶ条。旬の果実を活用したデトックス・スムージーの作り方
★もう我慢しなくてもOK!無理なく、栄養素をたっぷり補える置き換え式「スムージーデトックス方法」をお伝えします。


ところが、やはりデメリットもよく目にしますね。

「アルカロイドを含む野菜に注意!」
「噛まないので吸収率が悪いのでは?」
「体が冷える。特に冬場は避けるべき」

色々ありますが、中でも気になる情報の1つ、

葉物野菜は硝酸塩値が高いので、摂らないほうがよい


といったものです。

「葉物野菜は硝酸塩値が高いので避けるべき」は正しいの?

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そもそも硝酸塩とは何なのか、おさらいしてみましょう。

硝酸塩は土壌など自然界に広く存在する物質であり、
植物が根から吸収することでアミノ酸やタンパク質が合成されます。

レッドビーツの例が有名ですが、
適度に摂取するなら血管が緩んで血液の循環がよくなることが証明されています。
なので、動脈硬化や高血圧などの予防が期待できることで知られています。

ところが、窒素肥料が過剰に使われている土壌から穫れた野菜には、
この硝酸塩が多く残留していると言われており、
過剰摂取によって体内の酸素濃度が低下するメトヘモグロビン血症が引き起こされるリスクや、発がん性のリスクが指摘されています。

こちらの記事でさらに詳しく取り上げています。
★農薬だけでなく化学肥料の使用状況にも要注意。発ガン性も危惧される危険な「残留硝酸塩」の有害性とは?
★特に注意したい危険な硝酸塩の多い野菜リスト。知っているかどうかであなたの3年後の健康状態に圧倒的な差が出ます!食べる前に簡単にできる硝酸塩対策法。

特に、葉物野菜には残留硝酸塩が多い傾向があることも知られており、
これによって、グリーンスムージーは危険だ、葉物野菜は控えたほうがよい、
という主張がネット上のあちこちで見られるのです。

それでは、

一体その主張はどこが情報源となっているのでしょうか?


農林水産省のホームページ内に、このような内容があります。
★日本の野菜の硝酸塩含有量

これだけ見ると日本の葉物野菜の硝酸塩値はひどく高いようにも思えるのですが、
データの新しさについては「昭和63年度の野菜を含めた~」という曖昧な記述があるのみで、
いつのデータなのかはっきりしません。

東京都の市場衛生検査所もあらゆる野菜果物の硝酸塩値のデータを公開しています。
★青果物中の亜硝酸根・硝酸根実態調査
しかしこれも昭和51年~平成17年度のものであり、お世辞にも新しいデータとは言えません。

あふれる情報に左右されない。
硝酸塩値は自分で測って確かめるのが最も確実。

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私たちは、ネット上の情報に振り回されすぎていないでしょうか。

公的なデータについては古いものしか見当たらず、
いまだにそれを根拠にグリーンスムージーをはじめ様々な食品の是非を言うのは少し首を傾げたくなります。

自分で確認せず、立ち止まって考えることもなく、
誰かからの情報だけによって決めつけてしまうこと。
それこそリスクではないですか?


あふれる情報に右往左往しないために、
硝酸塩値も自分で確かめることが一番です。

以前の私の記事でもご紹介してきた有害物質チェックマシーンを使って
葉物野菜の硝酸塩値を実際に測定し、
グリーンスムージーは危険なのかどうかを考察していきたいと思います。

チェルノブイリの原発事故を経験したことでロシアの科学者たちが開発した、有害物質チェックマシーン


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2000年初頭、ロシアではチェルノブイリ原発事故の影響もあって、さまざまな有害物質を含んだ食品が大量に出回りました。

そこで、一般市民であっても自分が口にするものの安全性を簡単にチェックできるようにということで、このデバイスが開発されたのです。

簡単…誰でも簡単に使える。
速い…測定結果が出るまでわずか3秒という速さ。
小さい…コンパクトなので持ち運びやすい。
安い…個人でも購入可能な価格帯。


この4点に徹底的にこだわって作られました。
本当に使いやすく、ぱっと見て結果がすぐに理解できます。

私も毎日何かを測っており(測らない日はないというくらい)、生活に欠かせない機器になっています。

実際に葉物野菜の硝酸塩値を測って
見えてきたこと。

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グリーンスムージーによく使われる野菜として、
ほうれん草・小松菜・レタス・チンゲンサイ・セロリ・水菜・春菊などが挙げられますが、
時期的に入手できない野菜もありますので、

7月~9月初旬にわたって、
小松菜・レタス・キャベツ・セロリを測定してみました。

それぞれの野菜につき複数測定しており、買った場所も普通のスーパー・宅配野菜・直売所とさまざまです。

全体的に果菜類よりは高くなるものの、
農水省の古いデータほど値の高い野菜は存在しませんでした。

まず総括として、トマトやナスなどが2ケタ台の値のことが多いのに対し、
確かに葉物野菜は高くなる傾向にありました。

しかし、「夏場は作物の吸水量が多いので、その分硝酸塩値も高い」と言われるものの、
買ってきてすぐに測定した結果を見る限りは農水省のデータほど高い値はあまり出ませんでした。

小松菜…1500~1800 (安全基準値:2000)
レタス…不検出~2000 (安全基準値:2000)
キャベツ…不検出~530 (安全基準値:900)
セロリ…150~1500 (安全基準値:2000)
(単位:mg/kg)
※この結果はあくまで個人で測定した結果であり、全国的に同じような結果が出ることを保証するものではありません。

鮮度の落ちた野菜はなぜか高い値になります!

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これは情報が見つからず、根拠が得られなくて非常に困ったのですが、
「鮮度が落ちてしなび始めている野菜は、値が高くなる」という傾向があるようです。
野菜内部の水分量が減少することによるのでしょうか。

このことに気がついたきっかけですが、
無農薬・無化学肥料で栽培されており、硝酸塩値も常に低い農家さんのキャベツを、あろうことか冷蔵庫内に1週間弱入れたままにしてしまいました。

測定が遅すぎた!と後悔しながら測ってみると、ものすごく高い値でした。
(デバイス画面が赤くなっている、上の写真のとおりです。)

「いやいや、この農家さんに限ってこんなことはありえない…」と思って、以下のような実験をしてみました。

近所のスーパーにて、
「見切り品のセロリ」と、「その日に搬入されたセロリ」の硝酸塩値を比較してみました。

P1020721
もちろんどちらも産地は同じです。

【その日に搬入されたセロリ】
P1020723
【見切り品になったセロリ】
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やはり、見切り品のセロリの方が高いのです。

「野菜は新鮮なうちに使うべきだ…」

という当たり前のことを痛感した日でした。

同じ野菜でも、測定する部分により値が違います。

これは先ほどのセロリとは別のセロリです。
根元部分と葉に近い部分では、測定結果が異なります。

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P1010854
一部だけ測定して「硝酸塩値が高いなぁ」と感じても、別の部分では低くなります。
これは他の野菜でも言えることですが、特にキャベツなんかも顕著です。

無農薬・無化学肥料の野菜であっても値はバラバラです。

下の3つの写真は、すべて無農薬・無化学肥料(有機肥料)の野菜です。

もちろん、このように検出されない場合もあります。
P1010695
一方、安全値内ではあっても高めの野菜も存在します。
P1010686
こちらはギリギリですね。
P1010693 チェルノブイリ原発事故を経験したロシアの科学者が開発! 農薬や空気中放射線量を測る「有害物質チェックマシーン」を見る今すぐこちらをクリックして購入する

こういった経験を通して、
「無農薬で化学肥料を使っていないからといって必ずしも低いわけではない」
「有機肥料や化学肥料を使ったからといって必ずしも高いわけではない」

ということがわかりました。

その野菜を栽培する時にどんな肥料を使おうと、結局はその野菜によりけりです。


季節により値が違ってくるようです。

私もまだ年間通じて同じ野菜を測定することができていないのですが、
先ほどの農水省や東京都の公開資料によりますと、
季節によっても硝酸塩含有量が変わってくるようです。

一度野菜を測ったら終わり、ではなく、
買うたびに測ることを地道に繰り返して記録していけば、
野菜ごとの値の変化の傾向をつかむこともできるはずです。


グリーンスムージーを作るなら、
硝酸塩値を測ってから
判断すればいいのではないでしょうか?

antioxidant-3483929_640 チェルノブイリ原発事故を経験したロシアの科学者が開発! 農薬や空気中放射線量を測る「有害物質チェックマシーン」を見る今すぐこちらをクリックして購入する

私の住む地域で購入した野菜、あるいは私の購入した宅配野菜について、鮮度がよいうちに測定した結果、安全基準値を上回る野菜はありませんでした。

なので、ひとくくりに「葉物野菜は危険だから避ける」というのは間違いであり、
実際は「その野菜によりけり」ということです。

野菜を買ってきたらまず硝酸値を測ってみて、
安全の範囲内であればグリーンスムージーにも使えるなとわかりますし、
たとえ安全圏内であってもまだ値の高さが気になるようであれば、
別の料理に回せばいいですよね。


また、生産者がわかっているなら、
買い続けて測定を重ねるうちに野菜の硝酸塩値の傾向がわかってきますので、
その野菜を買い続けるようにすれば安心ですね。

結局、

自分の目で確かめることができれば、
何も不安になる必要はありません。


硝酸塩値に限らず、噂に左右されないために
確かな武器や基準を持とう!

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今回はグリーンスムージーに関する硝酸塩のことをお伝えしましたが、
「目に見えないもの」についてはとかく他人の情報に左右されがちです。

先ほどご紹介したチェックマシーンは、私たちの非常に心強い武器となります。

巷で多くの人が言っていることは本当に正しいのかどうか。

私たちが皆、一度立ち止まって自分でしっかり確かめようという人間になっていけば、
その動きは必ず食をはじめとする様々な問題を、
「安心・安全」の方向へ動かす原動力になります。


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