手作り和菓子はオイルも卵も小麦粉もなし。餡パフェの作り方
手作り和菓子はオイルも卵も小麦粉もなし。餡パフェの作り方
朝夕の暑さが和らいぎ夏の疲れが出て体調を崩す人を見かけるようになりましたが、
皆様はいかがですか?
そんな疲れ取りができるおやつに餡子の和菓子はオススメです。I
N YOU オーガニックエキスパートのLelienルリアンです。
夏の暑さに体が対応するのに沢山のエネルギーを使います。
このエネルギーの元は糖質ですが、
これをエネルギーに変えるのにビタミンB1が必要です。
しかし、このビタミンB1はどの年代も不足気味で、
特に30代女性が1日に摂取したいビタミンB1は
0.8〜1.1mg(日本人の食事摂取基準(2015年版))ですが、
平成27年「国民健康・栄養調査」によると0.75mgしか摂れていません。
今は意識して摂った方が良い栄養素ですね。
だからと言って、サプリメントより食べ物で摂りたいものですが、
オススメは小豆を使った和菓子です。
京都の実家では来客が多いので、和菓子がいつも用意されていました。
また、近所の方から手作りの季節にあったちまき、
水無月やおはぎなどをいただくこともあり、和菓子はとても身近なものでした。
糖分が多いのがきになるところですが、
手作りの和菓子なら糖分は調整ができます。
小豆の栄養素
餡子に使われている小豆には、ビタミンB1以外にもタンパク質、食物繊維やポリフェノールも豊富に含まれています。
ビタミンB1
糖質からのエネルギー作り、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。
基礎代謝の低下や女性ホルモンの乱れに影響の出る40代以降の女性は、
ビタミンB1が不足すると疲れやすく、太りやすくなりますから、注意が必要です。
水溶性ビタミンのひとつで、加熱すると水に溶けやすいので、
煮汁を捨てないようにしましょう。B1は摂り過ぎても排出され、
貯めておくこともできないので、毎日摂取したい栄養素でもあります。
ビタミンB2
糖質やたんぱく質の代謝、脂肪の分解を促し、細胞の再生、発育に不可欠な栄養素です。
不足すると成長や発育不全になったり、
口角炎、口内炎のような粘膜の炎症がおこりやすくなったりします。
B2も水溶性のビタミンですから、煮汁もそのままいただきましょう
食物繊維
小豆には水に溶けない不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は水分を吸収して数倍から十数倍に膨らみ、
腸壁を刺激して腸の蠕動運動を高めます。
便秘解消、腸の病気や肥満の予防などの効果が期待できる。
サポニン
利尿作用があり、むくみに効果があり、去痰作用、便秘予防、抗酸化作用、溶血作用が知られています。
母乳の分泌増進などの効果があるとされています。
ポリフェノール
光合成により生成される色素や苦みの成分であるポリフェノールは、活性酸素を抑制する抗酸化作用や殺菌作用があることが知られています。
アンチエイジングの栄養素として有名ですね。
赤ワイン100g中のポリフェノール量は300mgであるのに対して
小豆100g中には460mg含まれています。
亜鉛
DNAやたんぱく質の合成、酵素の構成に働き、新しい細胞を作るのに関与しています。
ビタミンCと共にコラーゲンの合成やビタミンAの代謝に関わります。
不足すると味覚障害、成長障害、貧血などの原因になります。
鉄
酸素を体の組織に運んでくれる赤血球のヘモグロビンや筋肉のミオグロビンをつくる成分です。鉄が不足するとめまいや貧血の原因になります。
カリウム
ナトリウムと共に働くことで、細胞内の浸透圧の維持を図ります。増えすぎた分の水分を細胞外へ、
そして尿として体外へ排出し、むくみを緩和します。
不足すると食欲不信、疲労感などの症状がで、
過剰摂取は血圧上昇の原因となります。
美味しいけど健康的な水羊羹のパフェ
甘味もできるだけ少なくして、腎臓を助けてくれる小豆を使いさらに食物繊維の多い寒天や体を温める葛を使って
作るおしゃれなおやつを作って見ました。
おしゃれな盛り付けをしてSNSに投稿してください。
材料
* 小豆餡
有機小豆 100 g水 240 g(2カップ)
有機昆布 5 ✖️5cm位
有機甜菜糖 30g
自然塩 ひとつまみ
* 水羊羹
有機小豆餡 150 g自然水 300 cc
有機粉寒天 小さじ1(2g)
有機甜菜糖 50 g
自然塩 ひとつまみ
有機吉野葛 小さじ1
* 抹茶寒天
有機粉寒天 小さじ2(4 g)自然水 450 cc
抹茶 大さじ1
有機甜菜糖 30 g
作り方
① 洗った小豆を水、昆布を入れて圧力鍋で炊く(圧力が上がったら8分を目安)。または、鍋で沸騰したら豆が踊らないような中火にして30分ほど煮る。
昆布を入れることで、豆は柔らかくなります。
② 小豆を煮ている間に 別の鍋に抹茶寒天用の水と粉寒天と甜菜糖を入れて煮溶かす。
③ ②が沸騰した状態で1分ほどそのままにしてよく寒天を溶かし、粗熱を取る
④ ③の粗熱が取れたら抹茶を加えてよく混ぜて溶かし、バットかタッパーに流し入れて固める。
⑤ 煮上がったら150 gを取り分けハンドミキサーにかけて滑らかにする。
⑥ 残したに小豆に甜菜糖を加えて火をかけ溶かす。
⑦ 鍋底が見えるくらいにまで煮詰める。
⑧ 新しい鍋に羊羹用の水と粉寒天、甜菜糖を加え、煮溶かす。
⑨ ⑧に⑤を加えて滑らかになるまで火にかけたままよく混ぜる。
⑩ 粗熱が取れたら、器に入れて冷まして固める。
※ 豆腐型でもお弁当箱を使っても固まると簡単に外れます。
⑪ 抹茶寒天は固まったら1.5cm角位に切る。
⑫寒天や白玉、フルーツなどを飾る。
プラスα
白餡は白インゲン豆を使って作ることができます。この場合は6時間以上浸水させて、水を取り替えてから煮てください。アレンジを加えて、白餡にモリンガを加えても美味しくできます。
甘味は、塩を加えることで味が締まり甘味の量を抑えることができます。マクロビオティック的にも陰性の甘味と陽性の塩でバランスを取ることができます。
アンコを一度にたくさん作った時には、
ご飯を半殺しにしておはぎを作ってもいいですね。
バナナを乗せた餡トーストは食べ盛りのお子さんにも満足してもらえるはずです。
一般的に洋菓子、和菓子共に「糖分」が多いのですが、
「脂肪」は明らかに差があります。
ケーキなどは20〜30%が脂肪ですが、
羊羹や上生菓子などはほとんど含まれていません。
脂肪の消化には時間もかかりますし、
糖分と同時に摂取すると、体脂肪になりやすいです。
手作りすることで糖分を調節することもできますから、
ダイエットをしている人にも、ストレスのないおやつに手作り和菓子をオススメします。
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