えっこんな食品までオーガニック?進化が止まらないアメリカのオーガニック市場の凄さとは?!まずはそろえたい基本の、オーガニック食品。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
急成長し続けるアメリカのオーガニック市場の実態は?
日本はまだまだオーガニック後進国
オーガニックトレード協会によると、2015年米国における
オーガニック市場は433億ドル(前年比11%プラス)に達したという発表に。
一方で、日本の規模はアメリカの 1%以下だという統計に。
イタリア8.6%、ドイツ6.1%という数値と比較しても先進国の中では圧倒的オーガニック後進国と言えるでしょう。
実際に暮らしていく中で感じたこと…
日進月歩のスピードで、その時のトレンドや常識も刷新されていきます。巧みにマーケティングされた商品は、物凄いスピード感で川下である私達消費者にリーチする印象を受けます。
特に私が住んでいたカリフォルニアや、在住中のニューヨークというエリアは新たなオーガニック産業やヘルシートレンドが生まれる本拠点。
アメリカ在住5年目にして感じること
それは 「すそ野の広さ」すなわち、身近なスーパーでもごく普通にオーガニック商品が購入でき食品から生活雑貨までジャンルを問わずした網羅性とも還元できるかもしれません。
予め誤解がない様お伝えしておきますが、米国のオーガニック商品のバリエーションの豊富さのみをフォーカスしたいわけではありません。
メディアが伝える情報は、時に限定的で断片的なことがある
時に真実は必要以上に誇大表現され、不都合な真実に至っては歪曲した形で伝えられることもあるでしょう。
アメリカという国に対して、正しい情報を持っていなかった私自身がまさにその一人です。
「この食品や日用品も、有機で生産できるのね」
日本では見たことのない安全な商品が世界にはあるという事実に
渡米当初の私はカルチャーショックを正直受けました。
だからこそ、知らないことで機会損失をされている人がいるなら、もっと幸せに心地よく生活できる選択肢があることをお伝えしたいと願うのです。
それでは、実際にどのようなオーガニック商品が生活に根付いているのか見ていきます。
◎調味料類 (ハニー、トマトケチャップ、オリーブオイル)
今回ご紹介する商品群は全て、近隣スーパーやオーガニックスーパーで
手軽に購入したものが中心です。
生産者さんや産地にこだわったハチミツやオリーブオイルは
比較的日本でも容易に入手できると思います。
トマトケチャップにも有機素材使用品が存在するのですが
原材料はこのようなリストです。
有機トマトピュレ
有機シュガー
有機白ビネガー
有機オニオンパウダー
有機スパイス類、塩
塩以外は全てオーガニックという徹底さ。
子供が大好きなケチャップ、市販品の中には着色料
保存料が含まれたり糖類(ぶどう糖果糖液糖、ぶどう糖)で
甘みを加えたものも多いのでチェックして下さい。
IN YOUおすすめのオーガニック調味料をCHECK♬
◎サンドウィッチやフレンチトーストに欠かせないブレッド類
朝食やスクールランチに欠かせないブレッド。
主人や娘は朝食時にパン食を好むので、ブレッド類は常時しています。
こちらも原材料に多くのオーガニック原材料が使用されています。
有機小麦粉
水
有機きび砂糖
有機大豆オイル
有機オート麦粉
有機モラセス
有機ポテト粉
有機サンフラワーオイル
有機サフラワーオイル
有機キャノーラオイル
有機ソイレシチン
塩
イースト 等
アメリカのブレッドはパサつきを防ぐため、ショートニングやマーガリンを
使用する代わりにオイル類を多用する傾向にあります。
完全無添加品は日持ちしないため、スーパーマーケットではあまり見かけません。
もしくは、通常の倍値で高級食品カテゴリーで取り扱いがあります。
保存料無添加のブレッドは、ベーカリーショップやベーグル屋さんで購入可能。
(翌日には水分を失い硬い状態に。今すぐ食べきれない場合は
冷凍保存がおすすめです)
IN YOUおすすめのパンをCHECK♬
◎スムージーやドレッシングにも活用!種類豊富なナッツバター
良質なたんぱく質源として大人気のナッツバター(アーモンドやピーナッツ、ヘーゼルナッツ、ウォルナッツと何でもあり!)
有機も非常にポピュラーです。
大概のスーパーでは、「オーガニック」「レギュラー」の2種類が同じ場所に陳列され、消費者は購入の選択を迫られます。
例えば、最近スムージーの甘味付けで脚光を浴びるアーモンドバターも
①「粒あり・オーガニック」
②「粒あり・非オーガニック」
③「粒なし・オーガニック」
④「粒なし・非オーガニック」
と選択肢の多さが尋常じゃありません。
海外のスーパーマーケットで買い物をする際は、売り場面積の広さに加え
取り扱い商品数の多さ、原材料表示のチェックと買い物時間が長くなる傾向があります。
また昨今のインドブームの影響を受け、グラスフェッド牛から作られた
有機ギー も需要が高まっています。
非有機品の約3倍近いお値段ですが、未来の自分への自己投資として考えると
自然に手に取ってしまいます。
(実際、味も濃厚なキャラメルバターで美味!)
アーユルヴェーダでおなじみ!世界でもっとも健康によい食品50に選定された農薬不使用・グラスフェッド・ギー
◎海外ですっかり市民権を得た 肉代替食品”TOFU”
ベジタリアンやビーガンのプロテイン源として欠かせないTOFU製品。
「NO GMO=遺伝子非組み換え」「オーガニック」はチェック項目の一つ。
ミートの代用品として炒める事が多い豆腐は、日本の木綿より遥かな硬さが特徴です。
下味をつけて20分程トースターでカリカリに焼くと
自家製ベーコンやクルトンにも調理できる便利品。
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◎エスプレッソマシーンにもオーガニックの選択肢
コーヒーが大好きで、1日2杯までOKというルールにしています。
フレンチプレスでじっくり抽出したコーヒーも美味ですが
ネスプレッソという家庭用エスプレッソマシーンも保有中。
コーヒーカプセルは本家本元が最高!というユーザーさんも多いのですが非有機を中心に商品展開されています。
同カフェマシンで使用できる代替カプセルの中には
「フェアアトレード」「オーガニック」 の商品も存在。
毎日繰り返し口にする飲み物(ハーブティー等含む)は、なるべく生産方法にこだわった商品を選びたい所です。
IN YOUおすすめのオーガニックコーヒーはこちら
◎チップスやポップコーンにも有機の波が!
ジャンクフード扱いされがちなスナック類も良質素材なら、罪悪感なく楽しめますよね。
◎グルテンフリーで注目される”お豆&雑穀”パスタ
日本でも小麦アレルギーの方やグルテンを控えている方に米粉パスタが浸透していますね。
最近のトレンドで人気が高いのは
「BLACK BEANS(黒豆)」
「LENTIL BEANS(レンズ豆)」
「GARBANZO BEANS(豆)」
「キヌア」
等を主原料にした脱小麦パスタ。
豆類から作るパスタはアレルギーっ子にも
フレンドリーですし何よりたんぱく質が豊富。
パスタが大好きな子供にも積極的に作ってあげたいおすすめ品です。
◎目移ろいする程のバリエーション!ベビーフード
特にすそ野の広さを実感できるのが「ベビーフード売り場」です。
話題のスーパーフードから原材料にこだわった離乳食は
大人も食べれそうな程栄養価も抜群。
大人より農薬や添加物の消化排出が未熟な子供たち。
少なくとも彼らが無事に成人するまでは親である私たちが正しい知識を身に付け、育んであげたいものです。
ベビーフードと鹿児島の広葉樹を使ったファーストスプーン
◎もっと日本にも手軽に利用できるオーガニックマーケットを!
この数年で学んだこと…
「どんな食品やプロダクトであっても、地球にも人間にも優しくて安全なオーガニック商品が生産できる」
という当たり前だけども見過ごしがちなこと。
娘が1歳の時に渡米したのですが、そこで初めて「紙おむつ」にも
オーガニック商品があることを知りました。
”Made in Japan” というブランドは確かに高品質で信頼を寄せてはいたものの
赤ちゃんの素肌に直接触れるおむつがどのような生産地で収穫され
どのように製造されているのか…考えることもありませんでした。
「アメリカ産牛肉は危険だ」
「輸入品フルーツには有害な農薬が多用されている」
外国の野菜や畜産品=危ない
という刷り込みが少なくともありました。
しかし、暮らしていく中で
「多様な選択肢が存在し、消費者の正しい知識や選択が極めて重要」
になることを学んでいくのです。
どんなものを優先的に「オーガニック」へシフトしていけばいいの?
気軽に買えるけど、健康リスクは否めない「非オーガニック」
お値段は張るけれど、健康な身体への先行投資と考えて「オーガニック」
全てを有機に変えることは現実的に不可能です。
だからこそ、自ら得た信頼できる情報を元に優先順位を決めて先行投資していくことが極めて重要だと感じます。
私の場合
①調味料類(しょうゆ、オイル、味噌)や米類
②野菜・果物
④飲み物(ハーブティー等)やミルク代替品(アーモンドやソイ)
⑤ミート類 といった感じで優先投資しています。
あとは直観!自分の経験や情報知識を羅針盤に「これ良さそう」という商品を手にするのです。
情報にがんじがらめになり、生活に息苦しくなるなんて本末転倒ですから…
最後にお伝えしたいこと
それは「もっと消費者のための開かれたマーケットを創造して欲しい」という点。生活の質を上げたい健康志向の消費者達がもっと気軽に利用できる環境を
生産者・企業が三位一体となり実現していくことが理想ではないでしょうか?
国内調達が困難な場合は「輸入」という手段もあるのですから市場を開放してもいいと思うのです。
どこかでねじれ現象が生じているのであればそれは時間を掛けてでも解消されるべき国家的優先課題。
私たちの自身の英知と行動力が、今後の日本の農業や産業を変えるきっかけとなり
将来的な国家医療費の削減にもつながるのではないでしょうか?
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