あらゆる凄い薬効がつまった「びわの葉」のチカラとは?
びわの葉をご存知ですか?
オレンジ色をした果実「枇杷 びわ」。
家でも育てることができる、その葉には驚くべき効能があると言われています。
実を言うと私の両親も一時期自然療法について勉強していたことがあり、
実家には年中びわの木が家の中にありました。
そのため、私も風邪をひいて高熱を出した時にはびわの葉湿布でデトックスをしたり、
お茶にして飲んだりするなど、幼いころから決して遠い存在ではありませんでした。
びわは、数千年も前から中国やインドでは貴重な薬草として長年重宝されてきました。
現在でも自然療法では、
病気予防と万病治癒において欠かせないアイテムとして認知されています。
あの自然療法で有名な東条百合子先生もビワの葉療法をおすすめしています。
出典:「やさしいお母さんの栄養学」東条百合子
びわの葉のパワーは、自然療法でおなじみの通り、
挙げだしたらキリがありません。
因みに現在でも一部医療機関では、
びわの葉由来のエキスを点滴するなどのガン患者向け治療を行っているところもあるようです。
今回はファーマーズ・マーケットで、
農薬不使用のオーガニック乾燥びわの葉を手に入れました。
農家の方いわく、ファーマーズマーケットでもやはり、
深刻な慢性病改善目的にびわの葉を求めてはるばる買いに来る方もいるのだそう。
ちなみにそのオーガニック農家の生産者によると
「知人が末期がんで余命半年だと宣告されたにもかかわらず、びわの葉を粉上にして飲んだり、
毎日料理に混ぜていたらがんが消えてなくなった」というから驚きです。
もちろん、これはあくまでも一つの例にすぎませんから、信じるかどうかはご判断にお任せします。
こうした効果を求めて飲む人ばかりではなく、
単に美味しいからといって飲むファンも多いですね。
お好きなハーブティーとブレンドしても美味。香り高い優しい味わいがくせになります。
びわの葉使い方 おすすめ6通り
お好きな使い方で試してみて。
そんなわけで今日はびわの葉の使い方をご紹介します。
どの取り入れ方が自分に合っているのかを考えて生活に取り入れてみて。
1びわの葉茶の作り方
1 1リットルの水に1パック分粉状にした完熟したびわの乾燥葉を入れ、沸騰させます。2 弱火にして20分ほど煮出したら、色が出て、びわの葉茶の完成です。
2お家でびわを育てた場合
1 完熟したびわの葉を軽く水洗いし、水気を切ったら、
葉を適度な大きさに刻み、天日干しをして乾燥させます。
2 乾燥させたら、ミキサーで撹拌して粉状にしてください。
3ビワの葉のお手当(外から治す)
びわの葉を使ったびわの葉療法には、
肌に直接塗りこんだり、湿布として使うお手当もあります。
両方行うとさらなる効果が期待できるでしょう。
期待できること
・現代病の万病対策や緩和ケア
・各種疾患
・アレルギー対策
手順
1 緑の生の葉のつるつるしたほうの表面を焦げないようにろうそくなどの火であぶります。
2 二枚合わせて両手で10回ほど擦り、一枚ずつ手に持って熱いうちに(やけどをしない程度に)
肌に密着させ、押し揉みます。
※撫でる順序としては最初は腹部を中心に数分、その後背中と肩、腰まわりとおしり、患部の順に全部で10数分ほどマッサージします。
4びわの葉しっぷもつくれる。
肌の弱い方やお年寄りの方、小さなお子様にはあまり向かないため、心配な場合は茹でたこんにゃくの下にびわの葉を挟んでつるつるした面を
患部に置くというびわの葉湿布がおすすめ。
5粉にして料理にまぜる。
天日干しにした葉を粉にして様々な料理に入れると、普通に食事をしながら解毒することができます。これなら自然にデトックスできていいですね。
6お好きなお酒につけておけばびわの葉酒・びわの葉エキスが。
3か月以上35度以上の高濃度のお好きなお酒に葉を漬けておくと、ビワの葉エキスができます。
少量ガーゼにしみこませて患部にあててつかったり、
はちみつとお水で割ってお酒として飲んだり、お風呂に入れて使うこともできる万能アイテムです。
アミダグリンが入っているため「危険だから使用しないほうがいい」という見解について
びわの葉や生のアーモンドにふくまれるアミグダリン。
この成分にはがんを殺す抗がん作用があるといわれる一方で、
アメリカにおける医療機関での研究ではアミグダリンには「中毒性がある」とされています。
事実、未熟な葉や種を一度にたくさん食べた場合は危険を伴いますが、
完熟したものですとそのリスクは低下することになります。
同医療機関が発表する、重篤な症状を引き起こしたケースをふりかえると、
アミグダリン抽出物単体をサプリメントや薬として一時的に多量に飲んだ場合が主です。
また枇杷のタネは危険であり、健康的にメリットが特にないという記述が最近ある
ニュースサイトで取り上げられていましたが、使用する部分によってもリスクの度合いは異なるようです。
個人的には、飲み物、そして食用として常識的な範囲内で使う分には、
健康被害の危険性は少ないのではないかと思われます。
また、びわの葉にとどまらず、何か一つの健康法を取り入れるとき、また何か新しいものを買うときに、
みなさんが必ずやったほうがいいことは、まずは疑ってかかることと、
いい面と悪い面、両方を調べることです。
これはその健康法自体を疑うことばかりではなく、
反対にそれを全批判している人たちが何者なのか、誰なのか、
なんのために発信しているのか・・ということも含めて疑ってかかることをお勧めします。
これは、米国の大きな医療機関が大々的に発表した内容であっても同様です。
本質を知るためには自分が納得するまで調べることが重要です。
そして、調べるばかりではなく、安全なものであれば、
一時的に、やってみて体感として得るのもいいでしょう。
これを読んでいるあなたも、記事を読んですべてを信じこむのではなく、
ご自分でもしっかり調べたうえで納得をしてから使うことをおすすめします。
中毒性があるから危険だと思う方へ
「中毒性?じゃあ使わないほうがいいじゃないか」と思ったあなたへ。中毒になる可能性がゼロ%かときかれたら、決してイエスとは言えません。
しかし考えてもみてください。
どんな食べ物やお茶であってもそのほとんどが、
毎日たくさん食べたりガブのみすることは
カラダにとってプラスにならないのが普通です。
植物にふくまれる毒性は、びわに限らず知らないだけで、
いたるところに本当にたくさんあります。
中毒という観点ではアミグダリン以外にも、
身近なところでは最近のニュースが記憶に新しいですが、
みなさんが大好きなコーヒーや緑茶に代表されるカフェインであっても適量を守らず
高濃度のカフェイン飲料を一度に飲めば簡単に致死量に達してしまいます。
それだけ、中毒というのは、日常にごく身近にあふれているものです。
重要なのはその使い方や、摂取量。
使い方によって薬にも毒にもなるのが食べ物です。
個人的見解を述べるのであれば、日常にあふれる化学的に配合された着色料や甘味料、
化学調味料、添加物の入った食、農薬の残った食品、石油でできた洗剤と石鹸を
毎日欠かさず体内にいれていることのほうが、よっぽど恐ろしいことではないかと思います。
まずは毎日当たり前に食べているものは、どうなのか。
一つの健康法を批判することは簡単ですが、
何よりもまず、今生活において当たり前に取り入れている
食べ物や日用品から疑ってみるべきではないでしょうか。
びわの葉を使う時に考えてほしいこと。どんな効果効能があったとしても。
びわの葉さえ使っていれば絶対病気にならないとか、
がんが完治する!というつもりは毛頭ありません。
むしろ、「これさえしていれば大丈夫」という偏った考えこそが
本当に危険だということを一人一人認識すべきです。
もっとも重要なことは、病気になりにくい、体づくりです。
土台=丈夫なカラダ。と考えましょう。
ご参考までに下記の点をご覧いただければと思います。
・1日コップ1.5杯~2杯程度まで。必ず一日あたりの用量を守ること。
・農薬不使用のものを選ぶこと。
・未熟なびわの葉を使わずにしっかり熟成したものを使うこと。
・食べる(飲むときは)生で食べずに加熱をするまたは天日干しにする。
・心配であれば入浴剤やシップとして使う。
・タネをそのまま食べるなどの行為は控える。
びわの葉だけじゃない「びわ」の栄養とエネルギー
楽器の琵琶に形が似ていることから名付けられた「びわ」。古来では大薬王樹と呼ばれているほどで、葉っぱだけでなく木も実も重宝されていました。
今も高い生産率を誇る長崎県で、中国からやってきた「びわ」の種を庭に捨てて、
木がなったのが日本のびわの始まり言われています。
体内でビタミンAに変換されるβ-カロテン、、βクリプトキサンチンが含まれ、
更には抗酸化性のポリフェノールが多く含まれていることもわかっています。
ポリフェノールは巨峰と同じくらいの含有量だそうです。
乾燥させると強度が増すビワの木でつくった杖は丈夫で長持ちすることから、
「長寿杖」と呼ばれ縁起物としても活用されているほど、びわの木の効能は強いということです。
さいごに
びわの葉療法は、自然療法の一つですので、お家で手軽にできるケアという見方が妥当です。
これまで多くの方がこれによって何らかの症状や状態の改善が見られたという報告がありますが、
その人の症状や体質によってどのくらいの影響があるかは大きく異なります。
これは医療行為ではなく、代替療法・民間療法・自然療法の一種となりますので、
信じる・信じない、やる、やらないも人それぞれであっていいと思います。
注意点を踏まえたうえで試すか試さないかは、個人の自由であることは言うまでもありません。
実践される際はこれだけをやり続けるのではなく、食事改善やほかの療法とかけあわせながら、ご自身の状態をよく観察しながら実践されてみてくださいね。
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