私が家庭で実践している、子どもの発熱を1日で下げる薬を使わない家でできるお手当の知恵。
風邪に薬はいらない?
「 人間にとって病気になることが必要なこと」
私自身は風邪を引いたら、風邪薬を飲むことが普通でした。
仕事が休めない時などよく薬局に駆け込んでいましたが治るのに時間がかかっていました。
山田先生は著書の中でこんな風に書いています。
今、もっとも新しい医学の考え方の1つに「進化医学」という考え方があります。それは簡単に言えば、「人間にとっては病気になることが必要なことであり、
また病気になったとき何か症状が起こるのも病気を治すために必要なことなのだ」
という考え方です。(中略)ともかく今、進化医学的な見方でこれまでの対症療法を見直してみるということが
行われ始めているのですが、そうした見直しの中でもっとも有名なのが「発熱という現象の見直し」です。引用「子どもに薬を飲ませる前に読む本」山田真著
発熱の際に子どもに薬を飲ませることに違和感を感じていました。
ある程度体力があれば我慢することもできますが、
熱の下がり方がおだやかなアセトアミノフェンを使っても良いと言っています。
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命の振り子
船瀬俊介さんは、自然治癒力や薬物療法について
「命の振り子」という表現をしています。
風邪という「病気」をひくと、それを治すため「発熱」します。
それは、体温をあげてウィルス、バクテリアなど病原体を殺し、弱らせるためです。
さらに「咳」が出る。
これは、病原体の毒素を排泄するため。
「下痢」も同じ。
これら「症状」は「病気」を治すための”治癒反応”です。
「命の振り子」では、振り子を下向きに引っ張る力です。
振り子を下に引っ張るのが自然治癒力です。
だから、「発熱」「咳」「下痢」などの「症状」は、病気を治すための治癒反応なのです。
引用「ロックフェラーに学ぶ 悪の不老長寿」船瀬俊介著
命の振り子の図解がわかりやすいのですが、
症状がツラい時には薬を使うこともやむをえませんが、薬自体は振り子を上向きに引っ張る力です。
私自身、子どもが40度発熱した時に解熱剤や点滴などのお世話になったことがありますが、
治るのに時間がかかったという経験があります。
40度前後の熱が4〜5日続いた
子どもの自然治癒力を引き出すおうちでできる手当
風邪を引いたら食べられるものを食べて薬を飲んで寝るというのが一般的ですが、
食欲がない時は食べない方が治りが早いです。
ドイツの医科大学でガンの自然療法を行なっていたイセルス教授の言葉に
「世界には2人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ」
というものがあります。
食欲不振も発熱も、治癒反応の1つ。
消化に使われるエネルギーを治癒反応に費やそうとしています。
発熱の時に食欲がない場合は食べないことをお勧めしますが、
お子さんに食欲がある場合はりんごの葛煉りをお勧めします。
解熱りんごゼリー
子供が発熱した時にオススメなお手当は、葛粉を使ったりんごの葛煉りです。
くずのもつ整腸作用に、りんごの代謝促進パワーをプラス。
甘酸っぱい味で、とくに子供に人気です。
りんごは胃腸の働きを高めて消化を促進し、疲労を回復します。
また、せきや痰、のどの渇き、下痢などの改善にも効果的です。
「くず」は葛根湯の「葛根」のこと。
熱を冷まして、筋の緊張を緩めます。
材料
無農薬りんご(りんごジュース)・・1個(ジュースなら約200ml)
無添加葛粉・・・・・・・・・・・・大さじ1
ミネラルウォーター・・・・・・・・・・・・・くず粉と同量
天然塩・・・・・・・・・・・ひとつまみ
作り方
りんごジュース、水にといたくず粉、塩を入れて、火にかけます。
りんごがあれば薄くいちょう切りにして入れても美味しいです。
ぐつぐつしてきたら練ります!
透き通ってきたら完成。
ゼリーの容器にいれます。
粗熱が取れたら食べられますがトロトロです。
ゼリー状にするには冷蔵庫で冷やします。
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マッサージ
子どもが発熱すると、体の痛みでツラくて眠れないことがあります。
ツラくて泣いてしまうこともあり、薬を飲ませた方がいいのかな…
と悩んだこともありました。
月齢、年齢にもよりますが、赤ちゃんならベビーマッサージ、
2歳以降なら足裏マッサージをしてあげるとスーッと眠れることがあります。
東洋医学では、人の体には体を潤す経脈という皮が張り巡らされていて、
川と違って1つの環のようにしてつながって、「気」が流れています。
風邪を引いた時は、この川がつまっていて、気が滞っている状態だそうです。
からだに触れてみると頭だけアッチッチだけど足は氷のように冷たいということもあり、
気を下げてあげるイメージでマッサージをすると子どもも楽になる感じがします。
経絡やベビーマッサージについて詳しい知識があるわけではありませんが、
経験的に、熱を出した時にマッサージをすると子どもも喜びますし愚図っていてもスーッと眠れます。
子ども風邪を上手に経過させる
少し話はそれますが、山田先生の本にこんな一節があります。
高熱が出て激しい耳の痛みがある時はたいてい、急性中耳炎です。
そして急性中耳炎の場合、原因はほとんどが細菌で、
だからペニシリン系などの抗生物質での治療が必要とぼくはずっと思ってきました。ところが近年になってアメリカやヨーロッパで、
急性中耳炎の治療法が見直されるようになってきています。急性中耳炎になった子どもに対して抗生物質を使わないで経過を見るということが試みられ、
その結果、急性中耳炎の多くは自然治癒することがわかったのです。「急性中耳炎の子どもに対して抗生物質を使った場合と
プラセボ(偽薬)を使った場合とを比較した多数の研究の結果は次のようにまとめられる。抗生物質を使った方が治療効果はまさっていたけど、その差はわずかだった。
治療しない子どもの80%は7〜14日で症状がなくなった。
抗生物質で治療した子どもの場合は95%が治った」80%の子どもが自然に治ったというのは驚異的ですが、
治るのに7〜14日かかっているというところにちょっと引っかかります。これだけの長い期間を薬なしで待っていられる親は、
日本には少ないと思われるからです。「子どもに薬を飲ませる前に読む本」山田真著
この一節が頭に残っていたので、
長女が3歳半、次女が1歳の頃に続けてインフルエンザにかかりましたが、
どうにか薬なしで治るのを待ってみようと思いました。
子どもがツラそうにぐずっている時は、マッサージをしたりりんごの葛煉りを作ったり。
姉妹で治るのに2週間以上かかったので親も体力勝負&自宅軟禁状態でしたが、
かかりつけの山田先生も一緒に治るのを見守ってくれて、
「やっぱりインフルエンザは薬なしで治るんだね」というお話をしていました。
この後から、発熱してもパッと高熱を出して1日ほどで下がるようになりました。
「母子手帳のワナ」の高野先生は「内なるドクター」という言葉で表現していますが
風邪を薬なしで経過させることで、
子どもの持っている内なるドクターを引き出すことができた実感がありました。
インフルエンザの2ヶ月後に長女がおたふく風邪にかかりましたが、
ほとんど腫れることなく、痛みもなく、軽く済ませることができました。
おたふく風邪の予防接種は打っていませんでしたが、
これだけ軽く済んで免疫をつけられるならその方が良いのではないかと感じました。
風邪や発熱の時に、子どもの内なるドクターを引き出すような経過させ方をすることが、
感染症を軽く済ませることもできるという確信があります。
自分自身もフルタイムで働いていましたが、
子どもの風邪が自然に治るのを待てる親になりたいと思い仕事もグッとペースダウンしました。
INYOUの読者には予防接種に慎重な方も多いと思いますが、予防接種を打たないことに不安を感じているママもいると思います。
こうして風邪を経過させて、子どもの内なるドクターを引き出すことが感染症を軽く済ませる方法の1つであることを、頭の片隅に置いていただけると幸いです。
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