古代から使われてきた現代人の救世主「粘土=クレイ」とは。クレイの正しい選び方と、クレイパックの作り方。
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現代の日本人の多くが抱える不調
現代の日本人に増加している、アレルギー疾患、慢性疲労、うつ等の精神疾患、生活習慣病。
昔はなかった疾患も増え、原因不明な不調で悩まされる人たちが増えてきています。
これには、様々な原因があると言われていますが、食べ物やコスメに含まれる様々な化学調味料や残留農薬が口から体内に入ることや、
大気汚染によって、呼吸器からが有害物質が体内に溜まってしまうことが一因であるのは確かでしょう。
身体に有害とされている物質は、通常であれば便や汗、呼吸からある程度排出されますが、
身体の排出能力が弱っていると、体内に蓄積され、体調不良の原因となります。
さらに、本来の人間としての生体に逆らった生活も一因でしょう。
ほんの100年ほど前までの日本人の多くは、農作業等で毎日身体を動かし、長距離を歩いて生活してきました。
太陽が昇って明るくなれば動き、日が沈んで暗くなれば眠りについていました。
現代では、昼夜逆転し、また都会での生活を送ることで、本来の体内バランスが崩れ、身体を狂わせていると言えます。
さらに、現代日本人の多くに共通した特徴として、土に触れる機会が圧倒的に少ないということがあります。
土に触れることは、五感を育み、土の中のミネラルに自然に触れることで体内バランスを整えるなど、
人間が健康な身体を維持するためにとても大切なことです。
しかし、現代日本、特に都会に住む日本人は、コンクリートに覆われた地面の上を歩き、
ビニールクロスの壁に囲まれた、土とは縁遠い生活をしています。
泥遊びをしている子供たちを「汚いから」と止めてしまう親も多いはず。
長年保育士をしている知人の60代女性が「小さいころから泥遊びをしてきた子は丈夫な傾向にある」
と話してくれたことが、とても印象に残っています。
土に触れることで五感を育み、土の中のバクテリアなどの菌に触れることで身体の免疫力を高める働きがあります。
さらに、土に触れることは、体内に溜まった電気を放電し、体内のイオンバランスを整える働きもあります。
本来は、化学物質が含まれない食物を食べ、毎日身体を動かして汗をかき、太陽の動きに従って寝起きし、
土に触れて生活することで、現代病の多くは防げると考えてもおかしくないのです。
しかし、現代の日本で、そのような生活を送るのはそう、簡単なことではありません。
では、何か良い方法はないのでしょうか?
現代人の抱える不調にお勧めの自然療法:クレイ(粘土)セラピーとは?
土に気軽に触れることのできるセラピー。
それがクレイセラピーです。
粘土を使用した自然療法です。
野生動物が、泥浴びをしている様子をメディアで見たことがある人は多いでしょう。
野生動物は、粘土の特性を本能的に活用し、粘土を使って傷を癒したり肌を保護したりしているのです。
太古の人類は、こうした動物に倣って粘土=クレイを身体に使うようになったと言われています。
クレイセラピーの歴史
人類がクレイを使ってきた歴史は、古代エジプトにさかのぼります。粘土板を活用していた古代エジプトの人々は、すでに粘土の特性を理解していたと言えます。
当時は、ミイラを作る際に、薬草と共にクレイが使われていました。
古代ローマでは、骨折や腫瘍の治療にもクレイが使われてきました。
19世紀、20世紀に入っても、結核やコレラなどの感染症の治療に、ヨーロッパを中心にクレイが使われてきたという歴史があります。
また、オーストラリアの先住民アボリジニは、宗教儀式の際にクレイでボディペイントを施します。
アメリカンインディアンも、クレイを身体に使ってきました。
このように、太古から世界各国で使われてきたクレイを使った自然療法が、近年「クレイセラピー」として注目を浴びています。
クレイの身体への働き
クレイには、身体に作用する幾つかの特徴があります。
・肌の汚れを取り除く吸収・吸着作用
・細胞間の水分バランスを整える作用
・体内の老廃物を吸着する作用
・クレイに含まれる各種ミネラルを体内に取り入れる作用
・クレイに含まれるマイナスのイオンが、体内のミネラルバランスを調整する作用
これらの働きを活用して、クレイは主に美容目的のフェイスパックとして活用されてきました。
さらに、身体にパックすることで、体内の老廃物を吸着し、身体の排出機能をサポートする働きがあります。
マイナスイオンが豊富に含まれるので、体内のイオンバランスの調整にも役立ちます。
土に触れる機会の少ない現代の日本人にとって、気軽な土いじりと言えますね。
クレイの選び方
クレイは、世界各地で採掘されています。
粘土層は、私たちの身近な場所にもあるものですから、そういう意味では粘土は私たちにとって大変身近なものでもあります。
ですが、上に書いたような、身体への働きを期待した「クレイセラピー」として使用するクレイを選ぶ場合は、幾つかの点に注意が必要です。
・汚染されていない土壌から採掘されたもの
・成分分析がなされているもの
・乾燥させ、パウダー状になったもの
最も大切なことは、汚染されていないことが確認できているものということです。
農薬などの化学物質や過度の重金属が含まれたクレイを使用してしまえば、逆に身体へ悪影響を及ぼしてしまいます。
そして、成分分析が第三者機関で行われているかどうかも重要です。
さらに、採掘されたクレイは、水分をたくさん含んでいますので、そのままでは細菌が増殖してしまう恐れがあります。
天日干しや低温オーブンなどで十分に乾燥されたものを選びましょう。
身体に使いやすいパウダー状になったものが安心です。
クレイを選ぶ際は、最低でも上記の点について確認できるメーカーの商品を選ぶようにしましょう。
クレイパックの作り方・行い方
クレイパックは、クレイと水さえあれば、自宅でも簡単に行うことができます。
パウダー状のクレイに適量の水を加えて置いておくと、マヨネーズのような滑らかなペーストができあがります。
【レシピの一例】
ホワイトクレイ 大さじ2杯
水(精製水、ハーブウォーター、ミネラルウォーターなど) 大さじ1杯弱
※必要な水分量は、クレイの種類によって異なるので、水を少しずつ加えるのがコツです。
肌が乾燥する場合は、少量のキャリアオイル、はちみつなどを加えると良いでしょう。
クレイペーストを顔に塗り、10分ほど置きます。
クレイペーストが乾き始めたら、水やぬるま湯で、しっかりと洗い流します。
※完全にペーストが乾ききる前に、洗い流しましょう。
乾ききってしまうと、肌にクレイペーストが張り付いてしまい、取り外すのが容易ではなくなります。
パック後は、肌の皮脂が取り除かれるので、乾燥防止のためにキャリアオイル等で十分に保湿しておきましょう。
ペーストを作リ始めてから洗い流すまで、慣れれば30分で完了します。
パックの頻度は、週に1~2回程度が適当です。
フェイスパック以外にもクレイパックは使えます
顔にパックするのと同じように、身体の他の箇所にもクレイパックをすることができます。
・筋肉痛で痛い箇所
・肩こり
・腱鞘炎
・ムクミの気になる足
こうした箇所にクレイパックをすることで、楽になったと実感できる人はとても多いです。
クレイを生活に取り入れてみましょう
高品質のパウダー状のクレイと水があれば手軽に作れるクレイペーストは、日々のスキンケアから不調の緩和にまで、活躍する場面がたくさんあります。
特に、小さなお子さんのいるお家では、「トラブルが起きたらまずはクレイに手が伸びる」というくらい、日常的に役立つアイテムとなるでしょう。
土に触れる機会の少ない現代人の体調を整えるのにお勧めな「クレイセラピー」を、日常のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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フランス各地より選りすぐられたクレイを厳選しています。
クレイは、美容大国フランスでは薬局・薬草販売店や自然食品の店で売られていて、
さまざまな病院やクリニックで粘土療法が行われ、化粧品の原料としても注目を浴びているなくてはならないものです。
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