2017/04/20

商品パッケージのキャッチコピーの罠にはまらないで！「無添加風」加工食品の実態。化学調味料不使用＝体にやさしいは間違いです。

〜身体にやさしく地球にやさしく。子どもたちの為に美しい地球を〜Ａ＆Ｔ（株）代表取締役。オーガニックライフコーディネーター。オーガニックライフの実践により、学生時代より慢性的だった生理不順と不正出血を克服し、自然妊娠・出産。母となってから、子供を育てるだけでなく、地球を未来に繋いでいくことも親の役目ではないかと考えるように。前職での経験を活かし不動産投資事業を営む傍ら、オーガニックライフの心地良さを伝えながら消費者と、良質なオーガニック製品・生産者を繋いでいる。オーガニック製品の広告をはじめ、オーガニック製品メーカーのオンラインショップ運営代行、小売り代行、また多くの人にオーガニックライフを気軽に体験してもらえるワークショップ開催などを手がけている。夢は、オーガニックな不動産開発・オーガニックな町おこし！東京都在住。食生活アドバイザー。 Instgram ブログ

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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ

「無添加」と記載されているものを選べば安心と思っていませんか？

バタバタとした生活の中で自炊を心がけているとついつい
自分で調味する必要がない、たれやソースなどの調味料の力を借りたくなる時がありますよね。

最近では、「化学調味料不使用」「無添加」などパッケージに大きく書かれた、
何だか安心して使えそうな製品が身近なスーパーに増え、気軽に購入できるようになりました。

しかし、大事なことを見落としてはいませんか？

化学調味料不使用＝安心ではありません。

IN YOUでは、言葉の裏側にある実態がしばしば取り上げられているので、読者の方は見抜く力をお持ちであるのではないかと推察します。

それでもやっぱり、「無添加」と記載されているものを選べば安心と、
どこかで思ってしまいませんか・・・・？

言葉のあやですよね。

今回は、ある加工食品の実態を取り上げます。

IN YOUでもたびたび取り上げられているので、ご存知の方も多いかもしれません。
どうしてもネガティブな印象となってしまうかもしれませんが、決して何かを否定したい訳ではありません。
あくまでも事実を伝え、皆さまの商品選択の１つの参考となりましたら、幸いに思います。

市場にたくさん「化学調味料不使用」カレーや、シチュー等の商品

家庭でカレーを作るとき、どのように作りますか？
例えば、みんな大好き、カレー。

私は少し前まで、ルウに頼りきり。
というか、家でカレーを作る時はルウを使うものだ、と思っていました。

人々の健康志向の高まりから、カレールウも「無添加」や「化学調味料不使用」のものが増え
一般的なスーパーでも、手軽に買い求めることができるようになりましたよね。

でも、そのニーズを逆手にとった、安心とは程遠いカレールウが市場にはたくさんあるのです。

家族の為に、と「無添加」製品を選択する方も多いはずです。

正しく理解する方が増えることを祈りながら、その実態をお伝えします。

「化学調味料不使用」カレールウの実態

パッケージのフレーズで安心していませんか？

商品A（化学調味料不使用・動物由来原料不使用・100%国産小麦粉使用）

原材料：小麦粉、植物油脂、砂糖、食塩、オニオンパウダー、トマトペースト、アプリコットペースト、酵母エキス、カレー粉、マンゴーチャツネ、中濃ソース、ソテーオニオン、生姜、にんにく、赤ワイン、ココアパウダー

こちらのカレーでまず気になったのは、「酵母エキス」。

安心「食材」？〈酵母エキス〉

酵母エキスは、酵母の成分を人工的に抽出したエキス。
食品として扱われるため食品添加物としては分類されませんが、
化学的に製造された、うま味成分です。

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元々は、ビール製造の過程で出る酵母の残りカスを用いて作られたモノが主流だったようです。
しかし現在では、遺伝子組み換え操作により酵母エキス目的の酵母が製造され、
グルタミン酸ナトリウムや肉汁などの培養液によって培養されています。

いかにも身体に良さそうな名前がつけられているところも、トリッキーですよね。

安全だと、思いますか？
味覚障害のリスクが、指摘されている「食品」（？）です。

製造方法など、酵母エキスの詳細が書かれた過去記事はこちら。
酵母と酵母エキスは全く違う！酵母エキス＝カラダに良いは間違い！市販物に含まれる危険な酵母エキスの実態と真実。

知れば知る程、可能な限り、摂取を避けたくなります。

次に、子供用として売り出されている製品を挙げます。

商品B（化学調味料不使用）

原材料：動物油脂（豚脂）、小麦粉、粗糖、コーンスターチ（遺伝子組み換えでない）、チキンエキス、脱脂粉乳、フルーツパウダー（プルーン、オレンジ、パイナップル）、食塩、たんぱく加水分解物、香辛料、バター、野菜パウダー（トマト、人参、かぼちゃ）、酵母エキス、醤油パウダー、カレー粉

まず気になったのは、チキンエキス、たんぱく加水分解物、酵母エキス。

安心「食材」？〈チキンエキス・たんぱく加水分解質〉

酵母エキス同様に、化学の力を用いて抽出されたうま味成分です。
チキンエキスは名の通りチキンの、たんぱく加水分解質は肉・魚・大豆・小麦などのたんぱく質が原材料です。

酵母エキス。チキンエキス、たんぱく加水分解質。
大元が食品だから、化学調味料や食品添加物としては分類されないということでしょうか。

しかしいずれも、コスト軽減を図って生み出された、アミノ酸の代替となるうま味成分です。

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元の食材は一体どのようなものなのでしょうか。

直接食べるものでないのではないので、上質な食材など使用されてはいないでしょう。

できる限り避けたいと思ったのは、私だけでしょうか？

使用されている食材への不安

今回挙げた２つのルウに共通することですが、野菜や果物が多く用いられており、
あたかも自然で安心できそうですが、果たしてその食材は安心できるものなのでしょうか。

動物性油脂に植物性油脂、トランス脂肪酸を懸念します。

野菜や果物は一体、どこでどう育ったものなのでしょうか、残留農薬が心配です。
例えば中国産野菜の輸入量は、年々増えています。でも、スーパーなどで直接目にすることは減ったと思いませんか。
外食や中食、そしてこういう加工品に用いることでオブラートに包みながら、消費が加速されているのです。

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２つめのカレーについては、小麦粉について何も記載がありません。
遺伝子組み換えでなければ、アピールの為にそう記載しませんか？

メーカーは売ることに必死なので、規定の枠をすり抜けながら、
ヘルシーな商品に魅せながら、消費者の購買意欲を掻き立てます。

「こどものための」と唱い、「１歳から安心してお召し上がり頂ける」と宣伝している製品の実態がこうなので、胸が痛くなります。

農薬不使用の季節の野菜セット
熊本県の自然の恵みを詰め込みました！　１人用【数量限定】

¥ 4,800 (税込)

>　商品の詳細はこちら

正しい選択をする為には、消費者である私たちが、知識をつけて賢くなる他ないのです。
踏まえて、どういう選択をするかは各人の自由。
知るということが、まず何より大切だと思います。

家族の健康をサポートできる、安心のカレールウも存在しますよ。

在庫がなくなる程大人気のカレールウ。

IN YOUでも大変話題になった以下のカレー。

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グルテンフリー！添加物フリー！安心食材カレー

原材料

米粉、ココナッツオイル、米油、キヌア粉、デーツピューレ、トマトペースト、香辛料、カレー粉、ガラムマサラ（香辛料）、粉末たまねぎ、ウスターソース、インカベリーピューレ、天然塩（ヒマラヤ岩塩、天日塩）、醤油（小麦粉不使用）、ホワイトソルガム、バオバブフルーツパウダー、粉末昆布

食品添加物不使用、トランス脂肪酸フリー、グルテンフリー。

本当に安心できる製品となるよう、有機のウスターソースや低農薬のりんごピューレに、国産の米粉、米油、醤油、昆布。
細部の素材選びまでこだわり抜かれています。

１袋500円なので「無添加」風カレーとおよそ100円程度の差。（しかも送料無料なので安い・・）
私はたったの100円しか変わらないんだ！と思いましたが、皆さまはいかがでしょうか？

外食など楽しみを制限しすぎるとつまらなくなってしまうけれど、
素材の選択を自分で行う家庭食はせめて、安心できるもので家族の笑顔をつくりたいものですね。