その小麦と揚げ油には有害物質が使われているかもしれません。酸化したドーナツは食事の代わりにはなりません。
朝ごはんの時間がないから、今日はドーナツを一つかじっていこう!
昼ご飯の代わりに、ドーナツを2個とコーヒーにしてしまおう!!
なんていう方はいらっしゃいませんか?
これ、まったく食事としての意味は成していません。
それどころか肥満の原因、成人病予備軍への入り口です。
ドーナツに栄養はありません
ドーナツの材料は、大体の方は何となくご存知ですよね。
強力粉
薄力粉
砂糖
塩
バター(無塩)
牛乳
卵
ドライイースト
揚げ油適量
店舗によってその他隠し味などもあるかと思いますが、大体の材料は上記のものでよいと思います。
さてここで問題です。
ドーナツの主材料は何でしょう?
答えは…そう、小麦粉です。
小麦粉については以前の記事
「小麦粉は白い」という間違った常識に潜む真実。日本の小麦の自給率は15%という驚愕の事実あなたはご存知ですか?
において書かせていただきましたが、
白い精製された小麦粉には栄養がほとんどありません。
そのほとんどが脂質と炭水化物です。
そしてその小麦粉は、ほぼ輸入されたポストハーベストの小麦粉なのです。
そんな輸入小麦粉を使用したドーナツ
そして、ドーナツのサクサク感を出すために使われる『ショートニング』
揚げ油に含まれる『トランス脂肪酸』が、あなたの健康を壊すのです。
トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸については、聞いたことのある方も多いと思います。
食べるプラスチック
と言われる油です。
トランス脂肪酸は、食品に含まれる油成分の一種。菓子などに使われるショートニングやマーガリンをつくるときに、植物油に水素を加えて固形化する過程などで生成される。悪玉コレステロールを増加させるため、とりすぎると狭心症や心筋梗塞などの冠動脈性心疾患(CHD)のリスクを高めるとの研究機関などの報告がある。
参考;HUFFPOST
このトランス脂肪酸については、アメリカ食品医薬品局が2015年に食品の使用に関し「一般的に安全とは認められない」と結論付け、2018年6月18日よりトランス脂肪酸の直接の発生源である「部分水素添加油(PHO)」の使用が禁止になりました。
では、日本のドーナツメーカーのトランス脂肪酸への取り組みの現状はどうなっているのでしょうか?
大手各社の取り組みを見てみましょう
- ミスタードーナツ 2007年12月から全店でトランス脂肪酸値を大幅に抑えたオイルを採用。
- クリスピークリームドーナツ フライ用オイルをトランス脂肪酸を抑えたオイルに切り替えるなど、トランス脂肪酸の低減に取り組んでいる。
- セブンイレブン 揚げ油や練り込み油脂をトランス脂肪酸を抑えた専用の原材料に切り替えるなど、原材料メーカーとともに継続的にトランス脂肪酸の低減に努めてきた。特に、オリジナルパンは他社に先駆けて取り組みを始め、定番人気の「メロンパン」は2008年に100gあたり平均0.18gあったトランス脂肪酸を2017年には平均0.09gまで低減した。
- フロレスタ 原点のドーナツ「ネイチャー」の原材料を明記します。
ドーナツ・パイ全アイテムに含まれるトランス脂肪酸を平均約0.25gに抑えている。
オリジナル・グレーズド®は、1個当たりトランス脂肪酸をおよそ0.23g(100g当たりおよそ0.46g)に抑えている。
原材料:国産小麦粉、三温糖、卵、北海道産大豆の無調整豆乳、バター、植物油(菜種由来)、自然塩、ベーキングパウダー
トランス脂肪酸の含まれる、マーガリンやショートニングの使用は認められません。
ここに挙げた各社におきましては、健康に配慮し、トランス脂肪酸の低減に努めています。
が、しかしまだまだ、安価で使用すれば誰でもサックリ作れるショートニングが入った品物が流通しているのも実情です。
子どもが大好きなドーナツだからこそ、安心なものを選びたいものです。
ドーナツと肥満
先にも述べましたが、ドーナツ(小麦粉)には栄養はありません。
また油で揚げて、砂糖をまぶすという、トリプル糖分の塊です。
ここで、ごはん一善とドーナツ1個分の三大栄養素を見てみましょう。
御覧のように、ドーナツの脂質は突出しています。
当たり前のように言われていますが、なぜ脂質の取り過ぎが体にいけないのでしょうか。
脂質=脂肪を取りすぎることにより肥満になり、生活習慣病を引き起こします。
また血液中の脂肪が増え中性脂肪値が上がることにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳こうそくなどを引き起こしてしまう可能性があるのです。
また糖分の取りすぎも、体内に吸収されるときに中性脂肪として蓄積されてしまうのです。
劣化した脂質は体に悪影響を及ぼします
もう一つ注意してほしいのは、長く放置した油脂は空気中の酸素により劣化し、過酸化脂質という有害物質に変化してしまうということなのです。
過酸化脂質は腎臓から排出されることなく体内に溜まっていきます。
この蓄積された過酸化脂質は、内臓や細胞に浸透し、細胞そのものを傷つけ、生活習慣病である動脈硬化や糖尿病、痴呆の原因と考えられます。
またこうした油の長期摂取により免疫機能の低下を引き起こし、癌の原因になるとも言われています。
さらに、過脂化したより色の濃いメラニンが生成され、シミの原因になることも報告されています。
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:岩
﨑泰夫)は、生体内に存在する過酸化脂質がメラニン産生過程に影響を及ぼし、より色調
の濃い過脂化したメラニンが発生することを明らかにしました。
参考;http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20121120_2.pdf
ドーナツだけではなく揚げ物全般は、作ってそのまま放置すると酸化することを覚えておきましょう。
私たちの体には、カロリーだけではなく栄養が必要なことは言うまでもありません。
食事は満腹感だけではなく、体に必要なものを与えてあげてください。
「体に良いもの」「避けたいもの」などを知ることによって、是非より健康に日々を過ごすための糧にしてください。
IN YOUMarketでおいしいトランスファットフリーのドーナッツやおやつを買おう!
「グルテンフリー低糖質ドーナツ」は、子供にあげるのがもったないと思ってしまう、むしろ自分のためのお菓子かもしれません。
いつもは甘いお菓子を食べても、ツンと頭にきたり、
食後の感覚が悪く、やっぱりやめておけば良かった、と思ってしまうのですが、
このお菓子はなぜか「また食べたい!」と思えるのです。
こだわりの原材料、丁寧な製造方法と、オーナーさんの気持ちがつまっているということが大きく関係してるのではないかと思います。
一切の妥協が見られない原材料選び
マクロビスイーツや、オーガニックをうたったお菓子は他にもありますが、ここまで妥協をせずに選んでいるお菓子はなかなか見つかりません。隅々まで、痒いところに手が届くかのような感覚です。気にしていなかったような材料まで、厳しい目線で選ばれているから、このお菓子なら安心、と思うことができます。ぜひ試してみていただきたいおすすめスイーツです。
卵やバターを使わないお菓子は食べるとポロポロ崩れてしまったり、
甘さがぼやけてしまったり。体に良くても、マクロビオティックやヴィーガンスイーツの中には
正直言って美味しくないものや見た目がイマイチなものがけっこうあると思いませんか?
ご紹介する「5種類の有機木の実のヴィーガンタルト」は
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もともと料理人だったご主人とパティシエだった奥様が二人でレシピを考えています。
マクロビオティックやヴィーガンのスイーツの中には体には良いけど、決して美味しいとは思えないものも多かったり。こちらのタルトは、肉食の人も満足できる味を目指しています。
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