第7の栄養素として再注目される植物固有のファイトケミカルを使った自然治癒力に働きかける自然療法『フィトセラピー』の威力とその効果。
一般的な化粧品や洗剤の合成香料がちょっときつく感じることはありませんか?
または、
顔やお肌がつっぱって、きしむように感じたことはありますか?
逆に、そのキュッキュッとした爽快感がお好きですか?
または、
肌のキメがあらい、肌がかさかさ・・など悩みをお持ちの方はいますか?
これらすべて、もしかすると一般的な化粧品や洗剤に使われている、
合成香料や合成界面活性剤が原因かもしれません。
合成香料は、天然香料から一部のみを取り出す場合もありますが、自然界に存在しない香りを石油・石炭などから作って、香りの需要を満たすために大量生産することで増えてしまったのです。
しかし本来、人間には全て必要のない成分であるということを忘れてはなりません。
合成香料が苦手な方は、この自然界にない香りに身体が反応したのかもしれません。また、お肌がキシキシとつっぱってしまったり、
パリっと爽快感ですぐに化粧水をつけたくなるほどの場合は、もともとお肌に備わっている、肌を守るバリアの層にある油分を不必要に取りすぎてしまっているかもしれないのです。
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実は一般的に販売されている化粧品や洗剤の多くは、往々に合成界面活性が使われています。
化粧品の中に入っている場合は、肌に良い成分や水分を吸い込ませるために、肌のバリアを突き通って、肌の奥まで浸透させる役割として使われています。
中でも、洗顔やクレンジング、クリーム、洗剤に入っている場合は、肌の皮脂膜の下にある角質層の細胞間脂質まで流してしまい、もともと肌にあった水分がどんどん蒸発していってしまうことになります。
洗いたての爽快感はあっても、なぜか万年乾燥肌、というのは、
ほとんどの方が一度は経験したことではないでしょうか?
石油・石炭から作られた合成界面活性剤はもう使いたくない!という人々のなかで、
再度注目されているのが、「フィトセラピー」。
たまに聞く、「フィトセラピー」ってなんのこと?
オーガニックやナチュラルなものを生活を意識していると、
店頭やネットでたまに目にする、フィトセラピー、またはフィトテラピー。
英語の『Phytotherapy』のカタカナ読みで、読み方がふた通り存在していますが、意味に変わりはなく、
ギリシャ語の【フィト/ファイト(phyto)=植物】と【セラピア(Therapeia)=治療、奉仕】で、「植物療法」という意味を表します。
ファイトケミカルという言葉は有名ですが同じ語源です。
今回は、「フィトセラピーって何?」から、
「今日からすぐに始めたいフィトセラピー」まで、
気になること、知りたいことをひとまとめにしてみました。
フィトセラピーとは
一般社団法人日本フィトセラピー協会によると、「フィトセラピー」とは、
『植物の癒しの力を用いて、私たちが生まれながらにもっている自然治癒力に働きかけて心身の健康を保ちながら、美しく日常を過ごすための自然療法』
ギリシャ医学、ユナニ(イスラム)医学、アーユルヴェーダや中国医学など世界各地の伝統医学も積極的に植物を使ってきた自然療法の代表例。その効果が長年の人の経験と今日の科学によって実証されたことにより、今日まで受け継がれてきたんですね。
フィトセラピーというと、ヨーロッパで根付いたものと思いがちですが、
日本でも知らず知らずのうちに取り入れられてきました。
例えば、怪我や火傷をしたときにつけるアロエも植物療法のひとつ。
また、日本発祥と言われ、海外では『Shinrinryoku』と言われる『森林浴』も植物療法のひとつの形。
最近の研究では、植物療法の効果の秘密は、植物の中にあるファイトケミカルまたはフィトケミカルと総称される植物固有の成分だということが分かっています。
ファイトケミカルとフィトケミカルも読み方がふた通りあるだけで同じものを差します。
ここでは、より一般的に呼ばれる「ファイトケミカル」と呼ぶことにします。
第7の栄養素として今再注目されている、植物固有の成分「ファイトケミカル」
ファイトケミカルとは、ギリシャ語で【ファイト(phyto)=植物】、【ケミカル(chemical)=化学物質】という意味で、植物由来の化学物質のことを指します。
野菜、果物、穀物、豆類、芋類、海藻などに、
色、香り、苦味、辛味などの成分として自然界に数千種類存在しているといわれています。
実は、このファイトケミカルが今再注目されているのをご存知ですか?
ファイトケミカルは、5大栄養素の【ビタミン】【ミネラル】【脂質】【糖質】【たんぱく質】や、第6の栄養素と言われる【食物繊維】とは違い、「栄養素以外の成分(非栄養素)」として、第7の栄養素とされています。
植物しか作り出せない物質で、人間にとっては非栄養素。
摂取しなくても欠乏症になることはありません。
私たちの生命維持活動には必須栄養素ではないんですね。
しかし、様々な病気を予防したり、身体を整える効果があると言われ、今、再注目されています。
■ ファイトケミカルについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
調味料不使用!野菜の味だけでできる、病から身を守る最強「ファイトケミカルスープ」の作り方。
ファイトケミカルに期待できる作用とは?
ファイトケミカルは、本来は、植物が外からの刺激(害虫、外敵、紫外線、有害物質など)から、自身を守るために作り出す物質。
その作用は、
● 抗酸化力
私たちにとって酸素はなくてはならないものですが、過剰な酸素は活性酸素となり、老化を促進させます。
ファイトケミカルの強い抗酸化力は、活性酸素の害を抑えてアンチエイジングの働きをしてくれます。
● 解毒力(デトックス)
私たちのカラダには、食べものの添加物や環境ホルモンなどの有害物質などから取り込まれた老廃物が体内にたまります。
ハーブにはそのような老廃物を排出する働きがあると言われています。
● 総合作用
1つの植物には何百から何万ともいわれるファイトケミカルが含まれています。
そのため、ピンポイントで働きかける薬と違って、身体に総合的に比較的穏やかに作用することが期待できます。
さまざまな成分が入っていることによって、相乗効果が生まれ、バランスを調整しながら働きかけてくれます。
これらの大まかな作用の他に、
● 免疫細胞を増やしたり働きを高めたりする作用や、
● がんの発生や増殖を抑制する作用
などもあると言われています。
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なぜ、今フィトセラピーが注目されているの?
「体調が悪くなったら薬を飲んで、治す」という考え方はもう古いものとなりつつある現代。
これまでは、体調が悪くなれば、病院に行って薬を飲む、というのが当たり前でした。
病院から薬をもらって、あっという間に効いて治った!という実感は誰にもあると思います。
一部の不調を治すには即効性がありますが、多くの西洋医学的な薬には「根治治療」するための作用はほとんどありません。一時的に痛みや痒み、きになる症状を緩和させているように見せたり、無理やり抑えるためのものが多く、体の自然治癒力を引き出すための効果は期待できないものがほとんどなのです。
さらに副作用や、中長期的に服用した場合の合併症などのリスクも伴います。
つまり、一時的に解決しているように見えても、根本的には治っていないこともあり、その病状を繰り返したり、副作用として、また別の不調が生まれることもあるということです。
身体が薬に依存してしまい、かえって身体に負担がのしかかることも・・。
このようなことに気づき始めた国内外の一部のヘルスコンシャスな人たちは、
薬だけに頼るのではなく、生活全体を見直すことこそが、病気の予防になることを知っています。
日本ではまだまだ遅れていますが、海外ではもはや当たり前の知識として普遍的に活用されてきています。
生活習慣に気をつかわなかった挙句、病気になる人たちを目の当たりにし、「本当の健康」とは何かという疑問を持つ方々が世界中でも増えているのでしょう。
そこで、今フィトセラピーが改めて注目されているのではないでしょうか。
副作用の少ない、比較的緩やかな漢方を利用したり、
薬ではなく食事や習慣、環境を改善する人も増えてきていますよね。
明日からできる!簡単フィトセラピーの取り入れかた。
● ハーブティー
もっとも一般的で簡単なフィトセラピー。
今は、不調の悩みや予防したい病気などの目的別に売られているハーブも販売されるようになりました。
ヨーロッパでは昔ながらの薬局に、独自のブレンドがあって、遠くから買いにくる人もいるのだとか・・
● ハーブチンキ
ハーブをウォッカやホワイトリカーなどの無臭蒸溜アルコール液に浸し、ファイトケミカルがしみ出した濃縮エキスのこと。
アメリカやヨーロッパではドラッグストアなどでも買うことができます。
お湯や水では抽出できない脂溶性のファイトケミカルもアルコールには溶けだすため、
ハーブの力を一度に効率よく取り入れることができます。
● コスメ、湿布剤
抗酸化作用、保湿作用など、植物や果物、海藻からの成分が入ったコスメは、もうおなじみですよね。
また、アロエを傷口や火傷の鎮静のために湿布剤として使用することもあります。
● アロマセラピー
古代から存在していたと言われるアロマセラピーは、
植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の不調を穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法。植物の香りは、私たちの心や身体に働きかけることが分かっています。
● 入浴剤
今や珍しくないハーブの入浴剤。
実体験で、効果を実感された方も多いはず。
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● フラワーレメディ
1930年代にイギリスの医師・バッチ博士が生み出したフラワーレメディもフィトセラピーのひとつ。
心や感情のバランスを取り戻すために、植物や岩清水から作られたものです。
現在では、広く世界70カ国もの医療関係者から一般の人々にまで使われているのだとか。
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このように様々な取り入れ方があり、からだの内外から総合的に働きかけるのが特徴です。
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