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がんと糖質の関係性。がん予防やダイエットに「糖質制限食」を行うことは果たして正しいのか?

最近多くのニュースやブログでがんについて言及されるようになり、また現代人の間ではがんへの注目が高まっているように思います。

一般的に糖質はがんの餌、と言われて、中でも糖質になる「ごはん」が目の敵にされつつあるようですが
実際のところ、がんと糖質にはどのような関係性があるかご存知でしょうか。

白砂糖が体に悪い、ということはご存知の方も多いと思いますが、根菜類やごはん、そうしたものも糖質の一種です。

がん予防のため、またはアンチエイジングやダイエットのために砂糖や甘味料だけでなく、そうしたものを一切絶っている、という方もいらっしゃるのではと思いますが今回はがんと糖質の関係性、そして糖質制限の問題点について解説していきます。

「がんは糖質が大好き」から見えること

砂糖3
以前記事でもお伝えしたようにがん細胞は、エネルギーを作る効率が私たちに比べて非常に悪いです。
その理由が、ミトコンドリアを活かした酸素を材料に取り入れたエネルギー作りをしていないからです。
そのため、がん細胞は自分の生存のために糖質を欲するように生きています。

参照
がんが大好きなものと,大嫌いなものを知ろう!死因理由一位の「がんに負けない体を作る方法」教えます。

また、糖質を取り込むには、膵臓から分泌されるインスリンが必要です。
糖尿病患者の糖尿病薬使用で発ガン率が上がる記事も書かせていただきました。
体に取って過剰なインスリンは、脂肪を増やすだけでなく、がん細胞へ糖質を周しやすくしてしまうのです。

参照
メタボ体型を軽く見てはいけない!肥満・糖尿病予備軍は「がんのリスク」に直結するという事実。

これらのことからがん細胞の発言率を下げて、増殖を抑えるためには

・がんに糖質を与えないようにする
・インスリンを大量分泌するのをやめること


糖質もインスリンも血液から流れてくるものです。
血液をきれいな状態にすることが、最終的には、がん予防、がんからの生存につながるのです。

糖質制限の有効性

がん細胞は糖質を欲しがるので、糖質を抑えてがんを抑制する、という考えについて。

img_0 出典:MARBLE

抗がん剤や手術、放射線療法の西洋医学的がん治療とは別で、近年で注目されている「ゲルソン療法」や「食べない健康法」の石原結實医師の食事のデトックス療法が有名です。
その1つとして「糖質制限」も取り上げられています。
がん細胞は、糖質を欲する欲求が強いので糖質をこちらから摂取することを抑えることで、がんの増殖を抑えようという考えかたです。

糖質を抑えますので、米、小麦、砂糖、その他甘味を食品だけでなく、飲料もすべて排除することになります。

糖質制限の落とし穴

誤った糖質制限方法で逆に不健康になるリスクも

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近年では、女性がダイエット目的に行っているこの糖質制限ですが、私たち専門家の間では一般の方たちの糖質制限の認知がしっかりと理解できていないことに頭を抱えております。

また、この糖質制限そのものに注意を呼びかけています。

糖質制限をしているからと、寿司屋のネタだけを食べて、ご飯を大量に残して帰るという内容の記事がネットであげられていたときには、衝撃的すぎて何も言えませんでした。

糖質制限をすると痩せます。
その痩せるまでに起きる落とし穴をご紹介します。


体臭が出るようになる

糖尿病では、血液中の糖分をうまく利用できなくなり、またインスリンが適切に分泌されなくなるため細胞で利用することも難しくなります。
そんなときに体は、糖質からケトン体と呼ばれる物質を肝臓で作り始めます。
このケトン体は、糖尿病の指標にも使われ口からの「アセトン臭」です。
口から甘ったるいような臭いがします。

これが糖尿病の指標となっているのですが、糖質制限は同じことを誘発します。
このケトン体による臭いは、進むにつれて口だけでなく、甘ったるい体臭を出すようになります。

糖質制限は、血液を酸性にする。
血液が酸性になればがんになりやすくなる。

糖質制限で、ケトン体の量が増えると血液が徐々に酸性に傾き始めます。
血液が酸性に傾くことを「アシドーシス」といいます。
糖尿病で起きるこの症状を「糖尿病性ケトアシドーシス」といい「糖尿病でケトン体が増えて酸性になった」という意味で名前が付いているほどです。

血液が酸性になるとがんが住みやすい環境に近づくことになります。
体の機能も全体的に低下します。


症状として空腹感、口渇、頻尿、吐き気、呼吸が苦しい、発熱、果実臭(アセトン臭)があります。

また、3か月~半年ほど経てば、血液中のケトン体濃度が高くても、筋肉が速やかにエネルギーとして利用できるようになり腎臓で再吸収する力も上がることで尿や呼気に排出されなくなります。

ケトン体は酸性の物質ですので、アルカリ性食品を食べることにより、体を弱アルカリ性に傾けると改善する可能性があります。野菜、果物、海藻類、大豆製品などをいただいてみると良いでしょう。

参照
がんが大好きなものと,大嫌いなものを知ろう!死因理由一位の「がんに負けない体を作る方法」教えます。

糖質制限の落とし穴
低品質な動物性脂肪中心の食生活から考えられるリスク


また、糖質制限をすると、必然的に乳製品や肉や油中心の食事をとることになります。

肉類もすべてのものをオーガニックにすることは難しいとなると、汚染された低品質な安価な肉や卵なども当然口にする機会が多くなります。そうなると、不本意にも有害物質を同時に摂取してしまいます。

そのような食生活は悪玉コレステロール値が高くなりやすいとも言われており、
動物性脂肪や油分の摂取過多は、中長期的にみると血管が詰まって脳や心臓などの血管疾患を引き起こすリスクも考えられます。
特に疾患のあるかたや、高齢者はリスクが高いといえます。

痩せたのは筋肉痩せ


私たちの細胞は、糖質がないとエネルギーを作ることができません。

糖質制限するということは、エネルギーを作る材料を取り入れないということになります。

それでも私たちは、普通に体を動かしたりできます。
その理由は、体の中で「糖新生」と呼ばれる反応が起きて、糖質を体の中で作ってエネルギーの材料にしています

その材料が、脂質とアミノ酸です。
私たちがエネルギーを作るためには、糖質の代わりに脂質とアミノ酸で糖質を作っているのです。

このときに、女性たちのダイエットに注意喚起しています。

女性は、自分の体にすごく敏感です。

脂肪がそこまで付いていなくても「◯kg太った!」「痩せたい!」と言ってダイエットを始めます。

この食事制限によるダイエットで真っ先に減るのは脂肪ではなく、筋肉と水分です。

「体温を上げると健康になる」の齋藤真嗣医師も書かれています。
筋肉は、タンパク質ですのでアミノ酸に分解されて糖分になり、ミトコンドリアでエネルギーを作る材料になるのです。

サルコペニア肥満 出典:高橋医院

そのため、筋肉が減ることで、手がほそくなったり、足がすらっとなったりするのです。

この筋肉痩せが原因で、生理痛や頭痛、体温が低下して冷えの症状が現れたり、そこからリバウンドして体重が増えると筋肉よりも脂肪の割合が増えてしまいます。

中年以降に「サルコペニア肥満」と呼ばれる、見た目は太っているようには見えなくても、よく調べると筋肉よりも脂肪の方が多いという状態になってしまいます。

これは、一般的なメタボよりも危険な肥満であるとされております。

このサルコペニア肥満予備軍が20代、30代女性に急増しているのです。


糖質制限は、これを促してしまう要因となっています。
しっかり、脂肪とアミノ酸を糖質がない分多めに食事から摂取するようにしましょう。

糖質制限に変わる「低インスリン療法」

ご飯を食べなきゃいいというものでもない。

GI 出典:酵素ダイエットコラム

糖質制限は、本来ならば糖尿病患者に行われる食事療法です。
一般の方がダイエット目的にやることや、がん予防目的でも、気軽にやることは不適切な食事療法のように思います。

同様のことをやるのであれば、「低インスリン療法」を行うことをオススメします。
コース料理の前菜から甘味までの流れで、少しずつ血糖値を上げてインスリンの過剰分泌を抑えて緩やかに出していくことが大切です。

これは食べる順番でも同様の効果が得られますし、近年ではGI値(グリセミック・インデックス)と呼ばれるブドウ糖の血糖値上昇を100として、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値です。

これが、インスリンの分泌量と関連しており、60以上のGI値の物は後に食べるか、少量に抑えるようにするとインスリンの分泌を緩やかにすることができます。

【測定基準】

食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。
血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。

GI値 = 「食品」摂取時の血糖値上昇曲線の面積 ÷ 「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積 × 100


インスリンの分泌が緩やかだと、満腹感がしっかりと感じられて少食になったり、脂肪がつきにくくなり、低血糖によるイライラがなくなります。それは最終的には、糖質を抑えることにもつながります。

有名な「ジョコビッチの生まれ変わる食事」にも掲載されております。


IN YOUのジョコビッチの記事
【ジョコビッチの生まれ変わる食事】あなたも2週間で生まれ変わる!

また、カロリー制限の食事(カロリス)は、65歳以上の高齢者でないと良い効果がでにくいと「体温を上げると健康になる」の齋藤真嗣医師も書かれています。

サーチュイン遺伝子との関連も、低インスリン療法を行えば自ずと少食になりますので問題ないと考えられます。

参照
メタボ体型を軽く見てはいけない!肥満・糖尿病予備軍は「がんのリスク」に直結するという事実。

最後に

大事なのは糖質制限ではなく、インスリン分泌を緩やかにする食事です。

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糖質制限をするのではなく、インスリンを出しすぎない食事ができるかが、がん予防にもなり健康と美容にもつながることが理解していただけたら幸いです。

お菓子類のような甘味には大量の砂糖が入っているため控えることは良いことです。
ただ、ご飯のような炭水化物を抜くことは、私たちのエネルギーすらも失ってしまうことになります。

予防する時点から全く食べないようなことはせず、毎日の食事の重要性を再度確認してみましょう。
そして、このような健康関連情報は、これからもっと増えると予想されます。

そんな時に、なんとなくの流行りで取り入れるのではなく、もっと体の細かい部分をご自身でも勉強して理解したうえで選択していただけたらと思います。

また、お子さんをお持ちの方は、あまり成人になる間の食事制限はオススメしません。
悪い物とわかっていても、食べないことによる過剰なアレルギー反応を起こすことを避けるために、適度に食べさせることも経験させる意味で必要です。

糖質制限は、成長期の成長を止めるようなことをしてしまう可能性もありますので、毎日の食事にお母さんたちが自信を持って出せるようにだけしていただければと思います。

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