経皮毒の恐怖から解放される布生活で大人も子供も快適に。布ナプキンも布オムツも使ってみて分かったこと。
![おむつ](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/406e778c0312c5fecfc3ff643e21583b.jpg)
以前の私はケミカルナプキン、タンポンを使用し、
生理痛も重く、鎮痛剤を飲む生活をしていました。
見かねた友人から「騙されたと思って使ってみて!」と勧められ、布ナプキンを始めました。
始めてすぐに感じたことは「暖かい!」
ケミカルナプキンには独特の冷たさがあるように思います。
また、徐々にですが生理痛も軽くなりました。
自分が布ナプキン生活を送っていたこともあり、
娘が生まれてしばらくしてから、布おむつ生活にも突入。
その娘は現在、オーガニックコットンの使い捨てナプキンと布ナプキンを併用しています。
そのおかげか、娘は一度も重い生理痛に悩まされたことがありません。
大人も子供も安心して使える布ナプキンや布おむつ。
あなたの選択肢に入れてもらえませんか?
市販の紙ナプキンや紙オムツに潜む経皮毒の怖さ
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/sanitary-napkins-2688294_640-1.png)
紙ナプキンの不快感、感じたことはありませんか?
長時間つけても気にならない、という謳い文句でサラサラ感を持続させるあまり、
長時間使用によるかぶれや匂いの体験がある方もいるでしょう。
使い捨てが効き、便利な分、生理が続く約30年から40年もの間、
大量の生理用品を使用することになります。
紙ナプキンとは言いながらも素材は紙ではなく、石油系素材やポリプロピレン、
高分子ポリマーや香料、塩素漂白剤・・
ほぼ化学物質で出来ていると言っても過言ではないでしょう。
こうした物質を陰部に当て続ける事による一番の懸念は経皮毒です。
経皮毒(肌から有害物質を吸収してしまう事)の危険性
体の部位による吸収率が違うのはもうご存知の方も多いと思います。
腕に比べ、陰部は42倍の吸収率があります。
そこへ毎月、紙ナプキンやタンポンを使用しているとどうなるのでしょうか?
経皮毒が怖いポイントはいくつかあります。
口からの吸収に比べ分解率が2%しかない
口から体内へ入った場合には肝臓が有害物質の分解を行うため、24時間以内に90%以上が体外へ排出されます。
しかし、皮膚からの場合は分解率が低いため、10日たっても10%程度しか排出されません。
残りはどうなるか?
体内に蓄積していくことになります。
ほとんどの有害物質は脂溶性の為、皮下脂肪や脳などに蓄積されると言います。
また男性の場合は前立腺、女性の場合は子宮にも蓄積されやすいとも言われています。
妊娠時には胎児にも移行
子宮へ蓄積しやすいことから、羊水・胎盤を通り胎児にもその影響が出ると言われます。アトピーやアレルギーなどの増加の原因になっていると考える専門家もいます。
腎臓を経由する事でホルモンに関連する不調がありうる
経皮吸収された有害物質は腎臓からも排出されますが、この腎臓機能が弱まるとホルモンバランスに異常をきたし、
子宮内膜症や月経トラブルなどの不調が出るとも言われています。
この経皮毒の怖さから布ナプキンに移行する人が近年増えてきましたね。
成人よりも小児のほうが吸収率も高いので、
オムツを使うお子さんや初潮を迎えるお子さんには特にオーガニックコットンの使用をお勧めします。
布ナプキンと一口に言っても色々なタイプがあります。
タイプ別の特徴を知り、自分に合ったものを使用する事で
色々な不安に対するハードルを下げると思います。
一体型
複数の布を縫い合わせ、ホルダー本体と中身のライナーが一つになったタイプ。菱形で、両サイドにスナップがついており、スナップで固定。
市販のナプキンと使い方が似ているので、初心者には使いやすいタイプ。
ズレにくく、モレなどにも強い。デザインや色などカラフルなものが多い。
折り畳み型
四角いハンカチのような形状で、折りたたんで好みの厚さにして使える。同じ布で折り替えることで肌に当たる面を変えられ、1枚で2度は使える。
固定するものがないので、ズレも起こりやすいため、少し上級者向け。
中に他タイプのライナーを入れ重ねられることや、薄くて乾きやすく手入れがしやすいので、
他のタイプと併用で使うのもおすすめ。
ライナー交換型
ホルダーとライナーが別になっており、ライナーだけを交換出来るタイプ。一度ホルダーを付ければ、後はライナーのみを交換するだけなので外出時など携帯するには便利。
経血の量に合わせてライナーを重ねる事も可能。これも初心者には使いやすい。
このタイプから自分のスタイルに合ったものを選んでください。
初心者向けセットなども出ているので、それから試してみるのも良いと思います。
多い日、普通の日、少ない日などにあわせて使い分けられるよう、
サイズ違いのものを数枚用意しておくと良いと思います。
使い捨てナプキンを使い分けるように、布ナプキンも使い分けましょう。
その際はオーガニックコットン使用のものを。肌触りがとても柔らかです。
デザインで選ぶのも一つです。洗う作業が入るので、
少しでも自分の気に入ったデザインや気分が明るくなる色などを選ぶのもおすすめです。
気になるお手入れ方法
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/74b50525d1e6c50bbe35eef19738e724_t.jpeg)
お手入れ方法は全タイプ通じて、3工程です。
下洗い
まず水やぬるま湯で軽く押し出すようにもんでください。経血をライナーの吸収剤から出しやすくします。
外出先などで出来ない時は、つけ置きにも使用できる、
アルカリウォッシュを薄めたスプレーなどをかけておくと便利です。
ビニール製のジップバッグや専用消臭袋などに入れて持ち帰ることが出来ます。
つけ置き
つけ置きにはアルカリウォッシュあるいは重曹を使用します。3時間程度から1日を目安にしてください。
市販のもので手軽に行いたい方にはオーガニックの酸素系漂白剤も便利です。
洗濯機
あとは洗濯機が綺麗にしてくれます。干す場合は日光にあてると殺菌効果もありますし、シミなども軽減されます。
布ナプキンの洗濯は思っているより大変ではないな、というのが個人的な感想です。
赤ちゃんのオムツにも取り入れてみました!
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/406e778c0312c5fecfc3ff643e21583b.jpg)
布ナプキンと同様に布オムツには一体型と交換型があります。
使い方は布ナプキンと同じです。
ライナーは昔ながらのさらしや、一枚布になったものがあります。
さらしタイプは畳み方や重ね方次第で子供の成長に合わせられる事と、
洗濯時の乾きやすさは一番です。
一枚布タイプはさっと変えられる点、持ち運びもかさばりにくい点があります。
私は両方使い分けていました。
メリットとして
「子供自身が出た感じがわかるので、すぐに教えてくれ、トイレトレーニングが短くて済む」
という意見もみられます。
ちなみに我が家は全く関係ありませんでした…
びしょ濡れになっても何も教えてくれることもなく、平気な顔で遊んでました。
オムツが取れるには、トイレトレーニングを始める時期や、
その子供の体の機能にも大きく左右されます。
なので、ここで一概に「トイレトレーニングが短くて済みます!」と大声では言えません。
また、一日に何枚も替える為、洗濯は凄い量になります。
布ナプキンのように生理時のみだけではなく、四六時中使うことになり、
枚数も多くなる布おむつの方が紙からシフトチェンジするにはハードルが高いように思います。
うんちのしみなど取れない時には洗濯板を使って下洗いをし、昭和の母の気分でした。
こんなにして頑張る必要はないんじゃないか・・・と自分自身も周りからも言われました。
それでも続けられたのは自分が布ナプキンで感じた暖かさ、
紙ナプキンを使用する時の不快さを知っていたからだと思います。
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/489378dc9f613bf0d741bd39907bf3e4.jpg)
もしかすると紙だと赤ちゃんも同じように冷たく感じてるんじゃないか?
そう思うと、何だか自分だけ快適に過ごしてる事に少し罪悪感を感じました。
紙を使っていた時よりも、こまめに子供のオムツをチェックするようになり、
洗濯物は増えましたがゴミは減り、気付けば布おむつ生活が当たり前になっていました。
我が家はライナー交換型を使っていたため、本人が不快でライナーだけを抜き取り、
濡れたオムツが畳に落ちていたことも度々ありました。
そこからオムツが取れるのは早かったように思います。
どうしてもマイナス面にばかり目がいきがちですが、
例えば在宅時は布、外出時は使い捨てにしたり、
昼は布で夜は使い捨て、と使い分ける事でストレスも減ります。
使い捨てオムツでも化学物質を使用していない物やオーガニックコットン製もあります。
オムツを付けている期間も数年。
どれだけ大変でも、育児の思い出として後々必ず笑えるようになりますよ。
安全なものを赤ちゃんに使いながらも、
お母さんの負担にもあまりならない範囲で選ぶのがコツだと思います。
ちなみに最後は雑巾として活躍してもらいました。
布ナプキン生活のメリット・デメリット
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/belly-3186730_640-15.jpg)
メリット
紙ナプキンのようなムレ、かゆみが起こりにくい嫌な匂いがしない
冷たさを感じず、暖かい
ゴミが出ない
長い目でると経済的
デメリット
漏れの心配初期投資にお金がかかる
携帯時に汚れた物も持ち歩くことになる
洗濯の手間がかかる
突然の時にすぐに手に入らない
私も体感した、「生理痛が軽くなる」というのは布ナプキンそのものというよりも、
布にする事によって冷えが解消されるからかもしれません。
実際、紙から布にすると体感してもらえると思いますが、暖かいんです。
また、紙のメリットはサラサラした感じが何時間も続くことですが、
それはメリットなのでしょうか?
不快感が少ないといえば良いのかもしれませんが、
時間を測って交換のタイミングを見るのではなく、
そろそろ交換した方が良い感じがする、
など自分の体に耳を傾けられるようになるのは布でしょう。
『できる所だけ』布生活でもいいんです
いきなり紙生活から100%布生活にシフトチェンジするには、
紙と布の併用から始めるのも良いと思います。
私自身、布ナプキンも子供の布おむつも、半々のところから始めました。
自分に負担がかからない程度、自分に出来る程度で行う事で
少しでもストレスを減らしたかったからです。
また、合うかどうかもわからなかったというのも正直なところです。
合う・合わないは人それぞれです。
絶対的に布ナプキンや布おむつがおすすめです!とは言いません。
私は体感できなかったけれど、
布おむつでトイレトレーニングが短くて済む人もいるかもしれません。
布ナプキンで体の調子が変わる事を実感する人もいるかもしれません。
それは、まずやってみなければわからないのです。
『できる所だけ』でいいなら、
経皮毒の影響をいきなり100から0は無理でも、50くらいなら出来そうな気がしませんか?
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