余ったおせち料理をアレンジリメイク! ほっこり有機黒豆蒸しパンと黒豆あんみつの作り方
あけましておめでとうございます。
昨晩は私が住んでいる所も雪が降り、今朝は家の裏にある野原は雪がうっすらとかかっていました。
その中をいたちが元気よく、雪がかかった草地をもぐったり出てきたりして駆け回っていました。
元気だなぁ…ああでなくっちゃ!と思えたひとときでした。
新しく新年を迎えると、何となく気持ちも一掃されて新しくなっているようでうれしくなります。
そのお正月の楽しみのひとつ、おせち料理。
最近は、おせち料理を年末にたくさん仕込んでお正月にいただく、
というご家庭も減ってはきていると思います。
が、まだまだその風習は今も残っており、
私も実家に帰って母親の作ってくれたおせち料理をいただくのを楽しみにしています。
私は小さい頃、酢のものがたくさん入っているおせち料理が苦手でしたが、
中でもとりわけ口にするのが「黒豆煮」でした。
ぴかぴかと光って、つるんとした黒豆は、見ているだけでも「わぁ~」と、うきうきした気持ちです。
私の子どもも、私と同じように「わぁ~」と言って、黒豆煮だけは率先して食べています。
その様子を母親が見て、実家から私たちが帰る時は「持って帰り」と、どっさり持たせてくれます。
でも、甘い黒豆煮だけを毎日そんなに食べられないのが現実です。
日持ちがするとはいえ、日にちが経つと鮮度も失われてくるので、
食べる気持ちも失われがちになってきます。
そう残念な事になる前に、残り物をアレンジして美味しいおやつを作りましょう!
「黒豆入ほうじちゃ蒸しパン」と「黒豆でお餅あんみつ」の2つをお伝えします。
毎年失敗を重ねるアレンジレシピ
実は、何年も黒豆は残念な事になる前に、黒豆の美味しさを活かしてデザートにしようと、毎年、黒豆の残り物のアレンジレシピにチャレンジしていました。
ですが、いつも失敗していたのです。
その失敗の原因は、「黒豆煮はもう充分甘い!」のに、
それを汁ごと固めて、ゼリーのような物を多く作ってきたからだと思います。
汁ももったいなからと黒豆煮を全部使い過ぎて、「黒豆煮として完成されたお料理」に手を加えて失敗した、
という事ですね。
また、お正月明けてたくさん食べ過ぎている時は軽いおやつの方がいいですよね。
それなのに、ずっしりと重い粉もののアレンジレシピのパウンドケーキも不評でした。
今回はその試行錯誤の結果、美味しい黒豆煮が活かせられたレシピ二つをご紹介します。
それは「黒豆入ほうじちゃ蒸しパン」と「黒豆でお餅あんみつ」の2つです。
お正月明けで、あまり手のこんだ物は作りたくない方にオススメです。
黒豆って?
黒豆煮
黒豆のいわれは、「元気に働けますように」「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめまめしく」とか言いますね!
おせち料理の「黒豆」は見た目はともかく、
各家庭で味の差があまりない食べ物だと思うのは私だけでしょうか。
自分の好みに合う甘さかどうか?と言う点だけだとアレンジレシピ向きですね!
黒大豆
黒豆って、黒大豆なのです。私はその事を知らないで30年近く生きてきましたが、
ある時近所のおじさんが黒豆を干していていました。
そこで、大豆の収穫の時期が違うと、
大豆と枝豆と黒豆にそれぞれなるという事をお聞きして、「えー?!」の驚きでした。
大豆って何という立派な食べ物なのでしょう。
そして、「黒い物を食べると良い」の黒い物を食べると良いと聞きますが、本当にそうでした。
下に書き出した成分を見てみると、黒豆って女性の味方なのです。
黒大豆の栄養
黒大豆ポリフェノール
皮に含まれる黒大豆ポリフェノールは抗酸化作用により、
老化防止・血流の改善・血圧の抑制などの効果をもたらします。
内臓脂肪を減らし高血糖を抑えるなど抗メタボ効果があることも明らかとなっています。
イソフラボン
大豆の一種である黒大豆は、普通の大豆と同様にイソフラボンを含んでいます。
イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをし、更年期障害、骨粗しょう症や乳がんの予防に効果があります。
また、体脂肪量の低減効果や血中脂質の改善効果などがあります。
レシチン・コリン
あらゆる細胞の新陳代謝に不可欠なレシチン。
このレシチンから生成されるコリンは脳の情報伝達物質の材料であり、
脳を活性化し記憶力や集中力を高めるなどの健脳効果を期待されている成分です。
たんぱく質
大豆たんぱく質は、血中コレステロールを下げる働きがあるため動脈硬化や高血圧の予防効果が期待されます。
カリウムなどのミネラル
黒大豆は植物の中でもカルシウムやカリウム、鉄分といった生理機能に重要なミネラルを豊富に含んでいます。
老廃物の排出を促し、むくみをとる作用もあります。
食物繊維
余分な脂肪や老廃物を体外に排出し、便秘解消にも効果的な成分です。
黒大豆には不溶性食物繊維が豊富に含まれておりデトックス効果も期待できます。
オリゴ糖
ビフィズス菌などの腸内善玉細菌の活性化作用を持つことや、
虫歯の原因になりにくいこと、低カロリーであることがあげられます。
ビタミンB群、ビタミンE
ビタミンB群は糖や脂質、アミノ酸やたんぱく質の代謝に補酵素として働き、
エネルギーの産生や細胞を作るといったことに関わっています。
ビタミンEは活性酸素によるストレスから生体を防御し、
ポリフェノールなどと互いに補い合うことで、より高い抗酸化作用を示します。
参考:『黒大豆の機能性研究会』
栄養がたっぷりの大豆というひとつの素材から収穫時期をずらして他の素材にする、
そして、さまざまな料理やみそなどの保存食なども展開するなどをしてきた日本人って、
本当に素晴らしい民族ですね!
黒豆入りほうじちゃ蒸しパンの作り方
材料
作り方
1 鍋にお水と蒸し器を入れ、蓋をして火にかけます。
2 ボウルに小麦粉とベーキングパウダー、てんさい糖、ほうじ茶を入れ、泡立て器で混ぜます。
3 2の粉類に豆乳を入れて、泡立て器で混ぜます。
4 3になたね油を入れて混ぜます。
5 黒豆も入れてゴムベラで混ぜ、油を塗った蒸しパンの型に入れます。
(生地のグラムはお使いの型にもよりますが、私はプリン型で60g~70g前後を入れています。)
6 1の蒸気が出るくらいになった鍋に5の型を入れ、
乗せ用の黒豆をそれぞれ2粒乗せて、指で押します。
7 蓋をして10分~13分蒸します。
8 取り出して、型から外し、ザルなどの上で冷まします。
粉ものを焼いたりするよりは、「蒸す」ことは体に優しい食べ物になります。お正月にたくさん食べ過ぎてるみんなのほっこりおやつ。
お餅で黒豆あんみつの作り方
材料
作り方
1 黒豆の煮汁をココナッツミルクを足して混ぜる(黒豆ソースの完成)
ここで、部屋の温度が低いとココナッツミルクと黒豆汁が混ぜても分離しますが、そのまま使います。気になる方は黒豆汁とココナッツミルクを混ぜながら湯煎すると、溶けます。
2 フルーツを食べやすい大きさにカットしておく。
3 お餅を小さくカットして茹でて、柔らかくなったら取り出す。
4 器にフルーツとお餅、黒豆を入れて、黒豆ソースを回しかける
簡単過ぎてレシピと言って良いものかと思うくらい簡単です!
残り物の黒豆煮とお餅を活かすレシピです。
余ったココナッツミルクはどうすれば良いの?
「使用したココナッツミルクの余りをどうすれば良いのか分からない」と言う声を耳にします。確かに1缶丸ごといっぺんに使うことは、ココナッツミルクが大好きな私もあまりありません。
冷蔵保存でも数日経てば、味が変化してきます。
そこで、私がしている方法は「製氷器に入れて凍らせる」です。
そして凍ったら、ぱきっっと割って小分けにし、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍しておきます。
そして、使う時に少しずつ取り出します。
それでも余る場合は?
製氷器四角の形は決まっているので、お料理用に取り出した後、少しくらいは余ってしまうと思います。私は、
・カレーやシチューにいれる
・パンケーキに入れる
・バナナをカットし、ココナッツミルクをかけ、ココアを振る
です。
どうぞ元気で楽しい新年をお過ごし下さい。
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