オーブンも不要で短時間で完成!「酵素玄米パン」の作り方。ヘルシーを謳う米粉・グルテンフリー製品の罠にハマらないで!
自分が子供だった頃には口にした記憶がない、
パンなどの小麦で出来た食べ物を、グルテンフリーや米粉で作られたもの。
欧米で小麦アレルギーやリーキーガットなどの増加が社会問題となり、グルテンフリー製品が急激に増えました。
日本でも、まるでそのトレンドが輸入されたかのように、一気に増えましたよね。本当にこの数年の出来事です。
パンに至っては、様々なパン屋さんや製パンメーカーからも、グルテンフリーパン・米粉パンが発売されていて、わざわざネットでお取り寄せしたり手作りしたりしなくても、気軽に手に入るようになりました。
グルテンフリーパン・米粉パンって本当にヘルシーなの?
マーケットに製品が溢れると、賢い消費者になる為に求められるのが、「粗悪品でないかの選別」です。今回は市販のパンミックス粉を例に挙げて、果たして本当に健康的なのか、製品の安全性を考えていきたいと思います。
大手メーカーの米粉パンミックス(グルテン含)
原材料:米粉、小麦たん白、砂糖、食用油脂、脱脂粉乳、麦芽糖、食塩、でん粉分解物、イースト、ビタミンC
米粉以外全て、食品添加物などの「自然ではないもの」ではないでしょうか。
また、市販の小麦たん白(=グルテン)の品質についてご存知でしょうか?
グルテンの価格って、お高くありません。例えば私がパッとインターネット検索してみたところ、200gで約300円。
小麦のグルテン含有率はだいたい10%前後なので、10%と仮定して計算すると、200gのグルテンは2kgの小麦から抽出されたものということになります。
2kgの小麦が300円・・・!?
遺伝子組み換え含めて、とても食べられない小麦が化学的な工程を経て抽出されたものだということが、お分かり頂けるかと思います。これだったら、
良質な小麦を天然酵母の自然の力で発酵して焼き上げられた小麦パンを楽しむ方が、余程健康的だと思いませんか?
大手メーカーの米粉パンミックス(グルテンフリー)
原材料:米粉、もち粉、増粘剤(グァーガム)、乳化剤、酵素
こちらも添加物たっぷり。
グルテンの害を逃れる為に良かれと思って選択していても、これでは何だか別の病気を呼んでしまいそうです。
どうして小麦以外でパンを作ろうとすると、このような化学の力が必要になってしまうのでしょうか?
それは、パンについて理解すると分かります。
パンが膨らむ原理を理解した上で、グルテンフリー・米粉パンをみると、その安全性が判断できるようになる!
そもそも、どうしてパンは膨らむの?
基本的に、パン作りに最低限必要な材料は、小麦粉・酵母・水・塩。
酵母が粉に含まれる糖分を餌としてガスを発生します。小麦粉を練ると形成されるグルテン膜により、そのガスが中に留まることができるので、どんどん膨らみ、あのふんわり食感となるのです。
グルテンがない米粉などの粉でパンを作る場合には、ガスを中に封じ込める壁であるグルテン膜の代わりが必要となります。
なので単純にグルテンや、増粘剤が別途添加されているのです。
原材料表記がない、パン屋さんの米粉パン・グルテンフリーパンも同じです。
何が入っているのか、どうやって膨らませることができているのか、訊いてみることをおススメします。
私が知る限り、安全で美味しいと思える米粉パンを販売するお店は、1つしか見つけられていません。
安全で美味しいグルテンフリーパン・米粉パンはどこに!?
一番手っ取り早いのは、家で作ってしまうことです。グルテンフリー。ケミカルフリー。
糊化した米のでんぷん質でガスを中に封じ込めて膨らみを実現させた、「酵素玄米パン」の作り方をお伝えします。
こちらはオーブンなど、いわゆるパン作りに必要な道具はほぼ不要です。
こねなどの技術も不要です。
一次発酵も不要なので、通常のパンよりもウンと短い時間で完成します。
オーブンの代わりに、炊飯器を使用します。
何ヶ月か愛用していますがとても便利です。以前も記事を書いていますので見てくださいね。⇩
玄米を食べる時に注意した方が良いこと。玄米のデメリットを解消した正しい玄米の食べ方とは?発芽〜炊飯まで全自動でお任せの炊飯器「なでしこ健康生活」で健康を叶えよう!
オーブンも技術も不要で超簡単!
短時間で完成「酵素玄米パン」の作り方
材料
作り方
1.酵素玄米とお湯を混ぜて、糊化させておく。
(その後ブレンダーやミキサーにかけておくと、出来上がりの食感がなめらかになります。)
2.水にオーガニックシュガーと塩を入れてよく混ぜ、その上から白神こだま酵母をまんべんなくふり入れておく。
5.4に、2を加えてへらでよく混ぜ、まとまったら馴染ませる程度に手でまとめる。
(手を水で濡らすと生地がくっつきにくいです。)
6.約40度で30分発酵させる。
(発酵前と発酵後)
完成〜!
ご飯を、いやそれよりは少しだけ手間がかかるから炊き込み御飯、を炊く要領で作ってみてください。
今までパン作りを敬遠されていた方に、ぜひお試し頂きたいです!
「酵素玄米パン」の良いところ
✔️製パン道具不要!パン作りというと、コネ台やスケッパーなど基本の道具だけでも数多くあり、普段作らない方にとってはこれだけでもハードルが上がってしまいますよね。「酵素玄米パン」では、どの家庭にもあるものしか使いません。(ボール1つとへら位です。)
✔️製パン技術不要!
パン作りの要となる、こねや丸めの技術が一切不要です。一度だけ手でまとめる際は、通常の小麦パンと違ってグルテンがないので、そーっとまとめてくださいね。
✔️一次発酵不要なので短時間で出来る!
グルテンを鍛える必要がないので、一次発酵不要、あっという間に出来上がります。朝ちょっぴりだけ早起きすれば、焼き立てパンを朝食に食べることも難しくなくなります。
✔️洗い物がとっても少なくて楽チン!
パン作りやお菓子作りって洗いものがたくさん出るのも億劫です。こねや成形をしない「酵素玄米パン」は、驚く程少ない洗いもの。
また、グルテンがないのでべとべとしない点も嬉しいところです。
焼き上がり上がりのお釜の、ツルッと具合をご覧ください!
残り物であっという間に完成するから楽ちん!
玄米の状態から発芽玄米や酵素玄米を全自動で炊飯できる「なでしこ健康生活」を使用すると、パン発酵・焼成機能もついていてパン作りも機械にお任せしながらお手軽にできます。酵素玄米を炊いたら、その残りを使用してそのままお釜を使用して作れるので、「パン作るぞ〜!」という重い腰を上げるような気力が一切いらないのです。
なので、お米を研いで炊飯よりはちょっとだけ手間が必要な炊き込み御飯くらいの意気込みで
いつでも手軽に、お家で身体に優しくて美味しいパンを作れます。
何事も「考える癖」を身につければ、自分で最良の選択ができるようになる
新しい健康法の情報を得たり、何かの生活習慣の変化で体調が変わったりしたり、どんなことにも常日頃から「どうしてか」と根本を捉える意識を持つよう心がければ、いわゆるビジネスの餌食とはならないでしょう。
人の心と体に優しいことは、地球にも優しい。
「正しい選択」を出来る人が増えますように。
IN YOUおすすめ食材で、美味しい酵素玄米パンを焼いてみよう!
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