日本人の約9割の人が罹っている可能性が高いリーキーガット症候群について知ってますか?!知っておきたい危険性をまとめてみました。
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国内でも認知度が高まりつつある
「リーキーガット症候群(LGS)=腸漏れ症候群」
のことをご存じでしょうか。
国内でLGSの診断を受ける事が可能なクリニックは少数ですが、
実は、欧米や欧州圏の先進医学においては、既にその存在や危険性が認められています。
この記事をご覧のみなさまも、
その存在や危険性については、ある程度ご存じなのではないかと思います。
一説によれば、日本人の8~9割はLGSに罹っているとも言われていますが、
その危険性についてはまだあまり知られていない部分もあります。
そこで、今回はこの場をお借りして、LGSについて改めて皆さまにお伝えしてまいります。
食事療法でアルツハイマーが改善?
食生活とアルツハイマー病の因果関係
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米のブレデセン医師が考案しているリコード法のことをご存じでしょうか。
これは、アルツハイマーの予防法として公開されているものですが、
その内容の骨子となるのは「食事療法」であり、
栄養療法とも言えるものです。
つまり、食生活を改善し、身体を健康的な状態に戻すことができれば、
アルツハイマーが改善することが分かっているということですね。
また、その逆に“食生活によってアルツハイマーに罹っている”可能性も
考えられるのではないでしょうか。
ブレゼテン博士は、リコード法の中で「リーキーガット症候群への対処も」行うように勧めています。
そもそも、LGSの場合、腸の機能が少なくとも健常な状態ではなく、
腸内細菌叢の状態が著しく悪化しています。
栄養価の吸収効率の低下、血管内部への有害物質の流入など、
あらゆる面において悪影響の出る恐れがあるのです。
そのため、治療を行う上で「LGSへの対処は避けられず、必要である」と考えられています。
もちろん、この他にも多数のプログラムを体質毎に実施するわけですが、
いずれにせよLGSが何らかの形で強く関与していることは間違いないものと言えるでしょう。
リーキーガット症候群(LGS)がもたらす危険性とは
LGSとは一体何か
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LGSは、端的に表現するなら「腸の壁に隙間が出来て、
本来入るはずのないものが血管内部に流入する」状態の事を指します。
未消化の食物、カビや歯周病菌を始めとする細菌やウイルス、
化学物質や重金属などは、通常であれば体内に吸収されないよう
腸がブロックしているのですが、LGSになってしまいますと、
これらの「病気の原因物質」がそのまま体内に入ってくるようになります。
身体を守るはずの腸が機能しない状態に
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本来、腸でブロックされていたはずの有害物質が
こぞって血流に流れ込むようになりますと、過剰な慢性炎症、
アレルギーや自己免疫疾患、動脈硬化、血栓などが引き起こされるようになります。
歯周病菌や乳酸菌が何故か血流や癌の患部、
血栓の部分から検出される事案が多数報告されていますが、
このような状態が起きる経路の1つとしても、LGSの関与が考えられているのです。
また、脳に有害な物質が入ってこないようにする血液脳関門という場所があるのですが、
小麦グルテンに含まれるゾヌリンやその他の物質がこの機能を破壊し、
脳で炎症が発生しやすい環境を作るという内容を海外の医師や研究者が報告しています。
脳に真菌が侵入している?
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アルツハイマー病の患者の脳内には、真菌類(白癬やカンジダ等)が
見られることがわかっています。
どうして脳にカビが?と考えてしまいますが、
血液脳関門などのバリア機能が破壊されていれば、
様々な物質が脳に入りやすくなっているため、
真菌類や重金属類が蓄積していると言われても納得がいきます。
また、カビ等に対し脳が防衛反応として
「アミロイドβ(アルツハイマー病の原因と言われる物質)」を産生することも分かっているため、
今後はリーキーガット症候群と認知症の因果関係についても、
より研究が進められていくことでしょう。
LGSに至るメカニズムと解決法
大半の原因は、私たちが口に入れるもの
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LGSは、私たちが口にするものが主な要因となって起こると考えられています。
中でも、特に危険と言われるものは
・食品添加物(特に甘味料)
・小麦グルテン
・カゼイン
・白砂糖
・抗生物質など
甘味料や抗生物質に至っては、
腸内細菌叢の構成を大きく変えてしまうという事実が、
数々の研究によって明らかとされています。
もちろん、上に挙げたような物質の他にも、残留農薬を始めとする、
様々な化学物質や重金属などの害もあります。
このような有害とされるものを継続的に摂取することで
「腸内環境が悪化していき、LGSへと繋がる」のです。
腸内環境の悪化についてもう少し詳しく言いますと、
腸内細菌の死滅、慢性的な炎症、カンジダ菌の増殖、PHが変化することにより
“カンジダ菌が酵母型から菌糸型へ変化し、組織を侵すようになる”と言った内容が、
報告されています。
なんとなく眠気が続く、頭がほんやりする(ブレインフォグ)、快便でない、
疲れやすい等の不調は、LGSが関与する代表的な症状とさえ言われます。
該当するような症状に心当たりがある場合は、少し気をつけてみた方がいいかもしれません。
※上記症状に関しては、LGSだけではなく、重金属障害や副腎疲労による可能性も考えられます。
LGSは生活習慣病?
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LGSは、その性質上“食生活に起因する生活習慣病”と
言い換えることができるかもしれません。
そのため、結果的に子や孫に同様の性質を伝えてしまう可能性が高いものです。
つまりは、ご家族の習慣を改めない限りは
「代を経る毎にアレルギーや精神疾患、癌を始めとする様々な疾患に罹る確率が高くなる」のではないか
と考えられます。
LGSから逃れるためには、身体に良いとされるような特定のサプリメント等に依存することなく、
食生活を率先して変える必要があります。
最低限、加工食品(レトルトやお惣菜)や薬剤を避け、
ご家庭で日頃お使いになられる調味料は
できれば全て無添加(できればオーガニック)のものにされた方がいいでしょう。
また、まずは食生活から“グルテン、カゼイン、白砂糖、甘味料”を除去することをお勧めします。
最後に
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LGSを火事に置き換えてみると分かりやすいのですが、
LGSは火事を引き起こす様々な原因物質(グルテンやカゼインを始めとする様々なもの)によって
生じています。
既に火事が起きている所に水をかける(LGSに良いものを取り入れる)というのも1つの選択と言えますが、
その一方で、原因物質が継続的に投入されていたら、水を幾らかけてもキリがありませんよね。
これはLGSに限りませんが、私たちは、不調になればつい「身体に良いものを摂れば良い」と考えてしまいます。
もちろんそれも良いのですが、
それよりも「身体に悪影響を与えるものを摂らない」という選択の方が重要なのではないでしょうか。
というのも、やはり避けるべきものを避けた上で、
良いものを摂ればその効果も倍増するのではないかと考えられるからです。
免疫の85%を担うとされる腸を、”土壌のように”大切に扱うことで、
私たちの健康は初めて守られるのです。
多くの方々の腸内環境が悪くなっている今、少しでも元気になるために、
ぜひ改めて有害物質の危険性、腸を大切にする重要性について、
改めて目を向けて頂ければと思います。
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