「小麦は食べるな」「小麦粉は体に悪い」は嘘・本当?|グルテンフリーの前に知りたい真実。
「小麦は食べるな」「小麦粉は体に悪い」は嘘・本当?|グルテンフリーの前に知りたい真実。
今や日本人の食卓の中心はパン・・
パンやパスタ、うどんなどの主食からクッキー、ケーキなどのお菓子まで私たちが口にしているものには小麦でできたものがたくさんあります。
朝ごはんに出てくる主食は、今やパン食がごはん食を超えるようになった日本。
少し古いデータになりますが、2009年の小麦の日本での消費量は630トンと言われています。
これは一人当たりでは32kgの小麦を食べていることになります。実は日本は世界でも有数の小麦大国なんです。
小麦は実は日本でもかなり古くから作られている作物の一つです。
その歴史は約1万年前にはすでに栽培が始められていると言われています。
遺跡や壁画などにも小麦栽培の様子や小麦の絵が残されています。
日本の小麦が追いやられている!!農薬・品種改良された低品質な小麦粉が主流に・・・・
小麦粉は本当に体に悪いのか。「小麦粉は体に悪い」は嘘・本当?
近年ではパンをはじめとした小麦は体に悪いから食べないほうがいい、と言った話が出回るようになりました。
実際「小麦粉は体に悪い」と言うのは本当なのでしょうか。
実は、小麦栽培の歴史の深い日本で消費されている小麦のほとんどは現在は輸入品になっています。
国内産はたった15%で、他85%が外国産です。
主な小麦の輸入先
アメリカ 60%カナダ 20%
オーストラリア 19%
となっています。
一口に小麦といっても小麦のとれる地域によって種類は変わってきます。
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それによって身体に与える影響にも差が出てきてしまうのです
。日本人に合う小麦 日本人に合わない小麦
現在は冷暖房の完備や、住宅技術の発達により様々な地域に人間は住むことができます。
しかし人間の本来の生活圏は温帯~熱帯と言われる比較的暖かい地域です。
この地域でとれる小麦は水分が60%~70%という水分量を多く含んだものです。
グルテンが少なく、パンなどを作るには不向きです。
そこで以前より日本でも食べられていたうどんやほうとう、きしめん、そうめんなどに適した小麦になるのです。
一方人間が本来住んでいなかった寒帯と呼ばれるところで作られた小麦は水分が30%と少ないです。
グルテンが多くパサパサとした小麦粉になるのでパンやパスタを作るのに適しています。
人間の身体はとても優秀で、その土地にあった体質になっています。
したがって小麦の種類で言えばもともとの日本の気候に合った水分を多く含む小麦のほうになります。
戦前より小麦は食べられてはいましたがうどんなどが主で、あとは米食が基本でした。
しかし戦後はパンやパスタなど日本人が昔は食べていなかった水分量が少ない小麦を使ったものが食卓に並ぶ機会が増えました。
そのため昔は見られなかった生活習慣病やアレルギー疾患が見られるようになったといわれています。
最近はグルテンフリーなどの言葉が出てきているので、小麦自体が悪者になりがちです。
しかし、小麦粉全般が悪いわけではありません。
小麦粉が本当の意味で体に悪いかどうかは、その質によっても異なるでしょう。
安全なオーガニック小麦も存在しているので、どの小麦を選ぶか、ということが、大切なんですね。
健康を脅かす現代小麦パン食の副産物 白砂糖や、添加物、ショートニングという不自然な材料。
パンが健康に悪いと言われるとみんなイコール小麦を悪役にしがちです。
しかしここで少しパンの中身を考えて欲しいと思います。
<パンの白砂糖・油脂の配合量>
食パン 白砂糖2~8g、油脂2~12g
菓子パン 白砂糖25~37g、油脂5~16g
デニッシュ 白砂糖10~30g、油脂5~15g
とパンの中にはかなりの量の白砂糖と油脂が入っています。
パンを焼くと美味しそうなこんがりとした焼き目ができるのはこれが理由なのです。
美味しいと引き換えに病気の引き金になりやすい白砂糖
甘くて美味しい白砂糖は現在ありとあらゆるものに使われています。
コンビニやスーパーに行けば白砂糖のたっぷり入ったお菓子もすぐ購入することができます。
最近は白砂糖の身体に与える影響について知られてきましたが、それまでは気にされることもありませんでした。
しかし白砂糖はみなさんが注意を払う食品添加物と同様に身体に対しての影響の大きなクスリのようなものです。
更に問題なのはその摂取量がどんな食品添加物よりもはるかに多いというところなのです。
なぜ白砂糖が身体に悪影響を与えるのか
白砂糖を摂ると、血糖値が急上昇します。
身体はこれに対応するため血糖値を下げるインスリンを大量に出すため、逆に血糖値が急降下します。
これが年中身体の中で繰り返されているので、日常的に低血糖状態になっています。
これにより自律神経やホルモンバランスが崩れたり、脳に影響がでていると言われています。
更に細胞の働きが低下するので細菌やウイルスへの抵抗力が弱まります。
このため様々な病気の引き金になってしまうのです。
美味しい白砂糖ですが、口にするときには身体に起きる影響も考えてから食べてもらえたら良いかなと思います。
お菓子は白砂糖が入っているという認識が結構ありますが、
パンに白砂糖が入っているという認識は薄い方が多いので注意べきポイントの1つかなと思っています。
安くて美味しいパンの裏側
パン本来の作り方は
・小麦粉
・水
・イースト(パン酵母)
・食塩
などをゆっくり発酵させて作ります。
しかしこれだと作るのに時間とお金と手間がかかるので生産性は良いとは言えません。
そこで安く美味しく大量生産するためにこのようなものを使っていることが多いです。
ビタミンC(L-アスコルビン酸)
石油から作られ、過酸化水素水を発生させるといわれている。過酸化水素とは消毒液の成分の一つである。
このアスコルビン酸は清涼飲料水の中にも入っています。
安息香酸ナトリウムと合わさると身体に有毒なベンゼンを発生させると厚生労働省からも発表がでている成分です。
乳化剤
混ざらない水と油を強制的に混ぜ合わせる界面活性剤のこと。
・グリセリン脂肪酸エステル
・ショ糖脂肪酸エステル
・ソルビタン脂肪酸エステル
・大豆リン脂質
・プロピレングリコール脂肪酸エステル
などがあります。
コーヒーなどに入れるコーヒーフレッシュなんかも、水とサラダ油を乳化剤で混ぜあわせてできています。
界面活性剤の別名・・あなたも知らずに毎日食べている、体に悪い「乳化剤」=「食べる界面活性剤」の危険性とその実態。
増量剤
油を抽出するための大豆に溶剤を加え脂肪分を取り出したあとのもの。
動物の餌にも、畑の肥料としても使い道のないもの。
大豆タンパク等と表記されてパンのみならず、ハムやソーセージなどにも広く使われています。
イーストフード
イースト(パン酵母)の餌と称して入れられているものです。・炭酸カルシウム
・L-アスコルビン酸
・塩化アンモニウム
・カゼインナトリウム
・臭素酸カリウム
など様々な合成化学物質が入っています。
ショートニング
パンを作る油脂として使われていることがあります。
ショートニングとは
液状の植物油を固形状にしたもの。焼き上がりや食感が良く安価であることから様々なものの油脂として使われています。
ショートニングは人工的に作られた人工油脂です。
液状の植物油を固形状にするために水素添加をして化学的に作られています。
この化学的な処理をする際にトランス脂肪酸が作られますので、多量のトランス脂肪酸を含んでいるといわれています。
マーガリンと同様な人間へ身体の影響がある海外でも規制のかかっているトランス脂肪酸は避けておきたいですね。
パンだけでなく、おかずも問題になる・・・・・!?
お米に合うおかずとパンに合うおかずはどのようなものがあるでしょうか?
パンにあうおかずはごはんにあうおかずよりも種類が少ないと言われています。
そしてさらに油っぽいもの、肉類なども多くなるのでその副菜のバランスも問題になってきます。
例えばハムやソーセージなどはパンと相性のいい副菜だと思います。
しかしこれらは添加物の塊のようなものです。
例えば
・亜硝酸ソーダ(発色剤、保存剤)
・エリソルビン酸ナトリウム(酸化防止剤・発色剤)
・グルタミン酸ソーダ(化学調味料)
・リン塩酸(接着剤補助剤)
・カゼインナトリウム(乳化安定剤)
・フマル酸(PH調整剤)
などの食品添加物が山のように使われています。
添加物って安全な量を使っているとは言われてはいるけど本当なの?
現代の私たちは1日11~20gの添加物を口にしていると言われています。
これは年間にして4~7kgというすさまじい量になるのです。
だいたいボーリングの玉1つ分くらいの商品添加物を食べているといわれています。
添加物は何ミリグラムまでは安全ですという規定は一応あります。
しかしそれが“長年蓄積したらどうなるか”、“ほかの添加物との相互作用や安全性”は確認されていないのが現状です。
ですから専門家や著名人が「安全だと言っている」というだけで、食べても良いことにはならないのです。
味が合うからというだけで、おかずを選ぶのは場合によっては身体にとっては良くない結果になることもあるのですね。
美味しく食べて、健康になろう。パンや小麦は食べちゃいけないわけではない!
安いものと、高くて良いものの値段の差は、健康への先行投資です。
ただ、知っていただきたいのは、パンや小麦がすべて食べてはダメというわけではないということです。
日本人に合ったオーガニックの小麦を使って、添加物を一切使わないパンを時間をかけて発酵して丁寧に作ってくれているものもあります。
もちろん値段は大量生産のものよりは割高になるものがほとんどです。
しかし昔はエンゲル係数が家計の5~8割を占めていたと言われていますので、現代の食の安さの方が実は異常事態なのです。
食は人を良くすると書きます。
その値段の差は自分の将来の健康への先行投資なのです。
本当にいいものを、適度にいただくぶんには問題ないのではないでしょうか。
値段のみに惑わされずに本当に自分の身体を良くしてくれるものを選んでみてください。
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