元総菜屋女将が教える、市販総菜の裏側。安心して食べられるお惣菜やお弁当の選び方をお伝えします。
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お惣菜やお弁当を買うとき、大切にしたいこと
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忙しい毎日、買って来たお惣菜やお弁当に
頼る機会が多い方もいらっしゃるでしょうか?
レストランでお料理を食べる「外食」、
手作りの家庭料理を自宅で食べる「内食」に対し、
調理されたものを自宅で食べる「中食」の市場が、
今ぐんと伸びています。
すぐに食べる外食と違って、
中食は持ち帰って時間が経ってから食べることが多いため、
食中毒などに対しての心配から保存料などがたっぷり使われているのが現状です。
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スーパーやコンビニエンスストアで
総菜やお弁当の原材料表示を見たことはありますか?
パック売りの商品には必ず原材料名を記入することが必要ですが、
原材料に占める重量の割合の高いものから順に記載されています。
必要にかられてお惣菜やお弁当を購入するとき、
まず、最低限のことから初めてみましょう。
原材料の中に、
自宅の台所にない、カタカナ素材が
含まれていないものを選ぶことが大切です。
中食の原材料でよくみられるのは、
保存料(ソルビン酸)、保存料(パラオキシ安息香酸)、
着色料(赤104号)、甘味料(サッカリン)、
発色剤(亜硝酸Na)、リン酸塩(Na)、
調味料(アミノ酸等)など。
自分でお料理に入れない素材を避けることから
心がけてみましょう。
そもそも中食ってなに?どうやって選べばいい?
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中食という言葉は、働く女性や社会に定着した1980年代ごろから登場し、
今では外食市場の1/4以上の市場となっています。
仕出しや出前などは以前からありましたが、
中食は核家族が進み、
家族の生活スタイルがバラバラになって個食化した家族や
未婚者、高齢の単身世帯増加といった社会背景とともに増加してきました。
スーパーやコンビニ、デパ地下、弁当惣菜店、ファーストフード店などで
テイクアウトすることのほか、
デリバリー、ケータリングなども中食に含まれます。
仕事帰りや、子供と出かけて遅くなったとき、
色とりどりに並んでいるお弁当やお惣菜を購入して
家で食べられるのは、本当に便利ですね。
色々考えて、慎重にヘルシーそうなお惣菜を選んだつもりで、
家に帰ってみてみたら、添加物だらけだった
という経験はありませんか?
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量り売り惣菜には表示の義務はありませんが、
パックに入った惣菜には、必ず原材料の表示が記入されています。
私は、手にとって選べるものなら裏側を見せてもらい、
ケースに入っているものは、
「添加物が入っているか見てもいいですか?」とお店の方に断って
見せていただくことにしています。
お店の方にも、添加物を気にする人がいるんだなということに
気がついてもらえたら、という気持ちもあって。
何かすぐ食べるものを買ってかえるしかない、という状況でも、
食品売り場の中に一つは、なんとか買えるものがあったりします。
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手作りのおにぎり屋さんや自然食品店、天然酵母のパン屋さん、
オーガニックカフェのテイクアウトなどで
割と良質なお弁当やお惣菜を買えることも。
また、デパ地下でも、自然食コーナーや
ごくたまに催事などで添加物のない食品に出会えることもありますね。
老舗でずっと人気のあるお弁当や銘菓の中には
無添加のものが割とあったりするので、
探してみるのも楽しいものですよ。
お惣菜に含まれる、体に影響のある素材について
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例えば、豆腐のハンバーグについて考えてみましょう。
油
特に明記してなければ、圧搾ではなく、化学的に精製された油が使われていることがほとんどです。精製油はトランス脂肪酸が含まれていたり、シリコンが添加されていることも。
また、新しい油を使っているとは限らず、劣化した油を使っている可能性もあります。
豆腐・大豆加工食品
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特に明記していなければ、農薬や化学肥料が使われた
外国産大豆を使用している場合がほとんど。
豆腐については、
原料の50パーセント以上が国産なら、原材料表示に国産と表示できるのです。
表の表示に100%国産と書かれていないものは、外国産の原料が使われている可能性があります。
また、遺伝子組み換え大豆が使われたり、
放射線を照射した小粒大豆やくず大豆で豆腐が作られていることも。
豆腐を固めるために、海水から作られるにがりではなく、
化学的に作られた凝固剤が使われたり、
本来の豆腐づくりには必要のない消泡剤が使われていることも多いです。
野菜
国産野菜をうたうお店も増えてきましたが、中食にこそ、外国産の野菜が使われていることが多いのです。
スーパーで中国産と書かれていたら買う人は少ないかと思いますが、
中食では明記の必要がないので、安価な外国産の野菜を使うことが一般的です。
特にオーガニックという明記がなければ、農薬や化学肥料も使われています。
添加物表記のからくり
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無添加とうたっていても、保存料と着色料が入っていないだけで、
その他の添加物が含まれることもあるので、ラベルの表でなく、裏側を見ることが大切です。
キャリーオーバーと言って、
最終的に食品に残っていない食品添加物や、
残っていても量が少なく、効果が発揮されない食品添加物については
表示しなくてもよいことになっています。
また、複合原材料の製品の原材料に占める重量の割合が5%未満である場合や、
複合原材料の名称からその原材料が明らかである場合には、その複合原材料の原材料名の表示を省略できます。
例えば、豆腐バーグに含まれるケチャップに砂糖が入っていたとしても、
ケチャップにおける割合が5%未満の場合は表示の義務がありません。
また、含まれる量が少なく、かつ、その成分による影響を及ぼさないものは表示の義務がありません。
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例えば、野菜を次亜塩素酸で殺菌した場合も、
表示には書かれていないのです。
また、豆腐バーグに添えられる醤油に含まれる保存料など、
効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないものについても表示の義務はありません。
表示されない添加物は、効果が少ない少量のものではありますが、
そういったものが含まれているかもしれないということは
頭に入れておきたいことです。
みんなでよりよりものを買えば、中食業界もより良くなるはず!
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テイクアウトのお総菜やお弁当で、添加物が含まれていないものを探すのは大変難しいのが現状。
さらに、お砂糖や異性化糖などの糖類が含まれない、という食品はなかなかないものです。
それでも、普段からアンテナを張って
より良い商品があるということを知って入れば、いざという時に、そのお店の商品を買うことができます。
お金を出して買うものだから、
どうせなら美味しくて体に良いものがいいですよね。
みんなが良い食品を選ぶようになれば、
真面目にお惣菜やお弁当を作っているお店が盛り上がり、
そういう商品が普通になっていく世の中になるかもしれません。
あなたの身近にも、そういうお店がきっとあるはず。
私がオーガニックライターとしてかかわっているIN YOUMarketもそんな優良店の一つ。
業界の中から本当に信頼できるもの・・
具体的には、
「自分が口に入れてもいいもの」
「家族にプレゼントしてもいいもの」だけを厳選した超こだわりのショップなので、
きっと見たことのないお気に入りのグッズとも出会えること間違いありません。
私も、良い食品がスーパーやコンビニエンスストアにも並ぶ、そんな日が来ることを願ってやみません。
みんなで選べば、きっと夢ではありませんよ!
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